名言

老子小話

老子小話@Mackyの続きです。
老荘思想の香りで世情を述べてみたいと思います。関心のおありの方はお付き合いをよろしくお願いいたします。

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TaoChat@850

2017/02/25

人上寿百歳。中寿八十。下寿六十。
除病痩死喪憂患、其中開口而笑者、
一月之中、不過四五日而已矣。
(荘子、盗跖篇第二十九)

上寿は百歳、中寿は八十歳、下寿は六十歳。
病痩死喪憂患を除けば、寿命のうち、
口を開けて笑って暮らせるのは、
月に四五日に過ぎない。

荘子に出てくる大泥棒の言葉である。
2000年前の言葉とは思えない。
まずは、「人間の寿命は、最高で百歳、
中ほどで八十歳、短くて六十歳。」
男性の平均寿命が八十超で、百に届けば大往生。
六十前後で亡くなれば、早く逝ったと言われる。
今も昔も寿命の相場は変わらないことに驚く。
病痩は病気、死喪は肉親の死、憂患は心配事。
それらの期間を除けば、口を開けて笑えるのは、
30日のうちで1割超である。
つかのまの人生で心の満足を得られずに死んでいく
のはもったいないという問題提起です。
そして、「小人は財に殉じ、君子は名に殉ず。」が続く。
今でいうなら、国民は財テクに走り、官僚は
天下りに走り、命を終えるということか。
そのどちらも、なすべきことを棄てて、なすべきで
ないことに身を犠牲にする点で同じと荘子はいう。
こちらも思わず苦笑する。
ではどのように生きるべきか?
身のうちから自然に出てくるものに従いなさい。
自分の生き方は人から教わるものではない。
教科書で学べるものでもない。
自分の意のままに自然に振舞えばよい。
気の抜けた結論だが、昔の人も我々と同じ悩みを
抱えたことがわかる荘子の言葉でした。

有無相生

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創刊日:2009-05-02  
最終発行日:  
発行周期:毎週土曜日  
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