名言

老子小話

老子小話@Mackyの続きです。
老荘思想の香りで世情を述べてみたいと思います。関心のおありの方はお付き合いをよろしくお願いいたします。

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TaoChat@462

2009/09/19

世間でいう心が頑強になるということは、
本質的なことに対しサイキックナミング
(心理的感覚麻痺状態)になる
ということなのかもしれない。
(柳田邦男、犠牲)

次男の自死とその死の受け入れについて
柳田さんは、「犠牲(サクリファイス)」で語る。
余りにも恐ろしく悲惨な場面に遭遇すると、
心の眼をつむらないと気が狂いそうになる。
戦場で兵士が累々たる屍を見ても何も感じない
ように。 それをサイキックナミングという。
しかし、戦場に限らず、過労死が出るような
激務を与える職場もその例だろう。
激務を与える会社は、社員にその重圧に
耐え得る強靭な身体と精神を期待する。
社員は激務という戦場で戦う兵士となり、病んで
戦場から脱落する者に対し何も感じない。
サイキックナミングが、意識的な自己防衛か
無意識の反応かはわからない。
しかし、重圧にあえぐ者が自分の息子や恋人で
あったなら、そのままにしておかないはずである。
他人の死や苦しみをみたとき、第二人称の死や
苦しみとして捉える眼を持たないとこの世の中が
冷たい社会になってしまうと柳田さんは警告する。
柳田さんの死の捉え方を読んで、老子の
「死して亡びざるは命寿(なが)し」(第33章)
が浮かんだ。 死者の思い(命)を次の世代に
引き継ぐのが残された者の務めといっているようだ。

記:有無相生

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創刊日:2009-05-02  
最終発行日:  
発行周期:毎週土曜日  
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