名言

老子小話

老子小話@Mackyの続きです。
老荘思想の香りで世情を述べてみたいと思います。関心のおありの方はお付き合いをよろしくお願いいたします。

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TaoChat@456

2009/08/08

棄千金之璧、負赤子而趨、何也。
林回曰、
彼以利合、此以天属也。
(荘子、山木篇)

千金の璧(たま)を棄て、
赤子を負うて趨(はし)るは、何ぞやと。
林回曰く、彼は利を以って合し、
此れは天をもって属するなり。

林回が国から逃亡するとき、高価な宝石を棄て
赤ん坊を背負って逃げました。
あるひとは、「赤ん坊を売っても高い値段で
売れるわけでなく、何故小さくて高価な宝石を
持って逃げなかったのか」と聞いた。
林回は答えた。
「宝石とは利益、打算で繋がるものだが、
赤ん坊とは運命的な必然で繋がっている。
だから、利を以ってこの必然に代えるわけには
いかない」と。
打算で結びついた者は危機存亡に直面すると
容易に自分を見捨て離れます。
運命的な必然で結ばれた者は、危機存亡でも
最後まで自分をかばってくれます。
信じるに値する人間かどうかは、自分が本当に
困ったときに何をしてくれたかで決まります。
人生でのめぐりあいは大切にしても、
打算抜きの継続的なつながりが、信頼を深め、
運命的な必然を生んでくれるのでしょう。

記:有無相生

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創刊日:2009-05-02  
最終発行日:  
発行周期:毎週土曜日  
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