雑学

勝ち神からの手紙

日本人として大切な文化・しきたり・習慣など、本来の意味を伝えます。日本が誇る伝統は日本人が最も大切にしなければなりません。

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神無月の楽しみ

2019/10/02

大安吉日に送る勝ち神からの手紙
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   神無月の楽しみ
             NO.633    令和元(2019)年 10月1日
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 皆さんこんにちは。
10月に入りました。
そして今月は神無月といいます。
秋も深まり、果実を収穫する季節になると、自然の力を感じざるを得ません。
人間が自分でできることは限られています。
天地の恵みがなければ、作物を収穫できないのです。
作物ができなければ、人間は生きていくことができません。

天地自然(あめつち)の見えない力を「神」とすれば、
神の力を大いに感じなければならない月が、神無月だと思っています。
しかし、見えない神の力だけでも作物は実りません。
人の手により、人と結び、初めて実りを迎えるのです。
天と地、そして「人」の三位によって、暮らしが成り立ち、進歩発展につながるということです。
自分一人だけの力に頼らずに、他者を敬い、力を認め、活かし合うことが「生きる」ことであると教えてくれます。
自力を過信し、何でも押し通そうとすれば、破壊が生まれます。
日本の国土は、天変地異がいつでも襲ってくる場所です。
一年中安らげる日はほとんどないといってもいいかもしれません。
そのような変化の激しい国土に暮らす日本人には、多くの生きる知恵が生まれました。
この国土で安心して暮らしていけるための知恵は、常に変化に対応するためのものです。
現代の私たちと、千年前の日本人との違いは、「知恵」の違いです。
この知恵が文化となり伝統となり、仕来りとなって暮らしの中に根付いています。

10月11日の十三夜の月は、「後の月見」と言われます。
日本独特の風習で、十三夜の月の美しさこそが日本人の美学だと感じています。
十五夜の月が満月で、完成された姿だとすれば、十三夜は未完成の月です。
なぜ、未完成の月が美しいのか・・・
今年の十三夜の月を愛でながら、是非考えていただきたいのです。
未完成の月に何を感じるのか、もしかしたら、とっても大切なことに気が付くかもしれません。
十三夜の月は少なくとも二千年以上前の日本人もここで見ているはずです。
十三夜の月を愛でながら、じっくりと人生を考えてみるのもいいかもしれません。

桜も満開の姿も美しいのですが、日本人の美学には「未発」の美学があります。
今にも咲きそうな大きく膨らんだ蕾や、咲き始めの花の姿に、美しさを感じます。
また、満開を過ぎ、散っていく花を見て、自分の生き様を投影することがあります。
咲き始めと散り際は、日本人の心をとらえてきました。
先人が詠んだ和歌の中には、様々な姿をする天地自然の姿の中に、思い思いの「美学」を見出しているのがわかります。

その美学に触れる時、それと全く同じ光景が目の前に現れ、時を超えて心が結ばれる思いがします。
日本語は素晴らしい。
日本語でなければ伝わらない美学があります。
日本で暮らす日本人が、日本語をなくしたら、日本人のアイデンティティーもなくなります。
日本の文化は、天地自然と「人」が結び合い、そして言葉を生み出し、文化を作ってきたのだということがわかります。
大いに日本の文化を楽しみたい・・・10月神無月の生きる楽しみです。

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創刊日:2009-04-14  
最終発行日:  
発行周期:大安吉日  
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