雑学

勝ち神からの手紙

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「八朔」にある家康の心根

2019/08/12

大安吉日に送る勝ち神からの手紙
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   「八朔」にある家康の心根
              NO.624    令和元(2019)年 8月11日
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 皆さんこんにちは。
前回、「八朔」について書きましたが、実はこの八朔にはもう一つ大切なことがあります。
毎年私が、八朔の日に振り返って考える大切なことです。

江戸時代には、正月に並んで重要なお祝いの日は「八朔」です。
それほど江戸時代には、特別な「祝日」というわけです。
実は、8月1日は徳川家康が江戸に入城した日なのです。
天正18年、1590年のことです。

当時の天下人は豊臣秀吉です。
秀吉は小田原征伐に成功し、天下を統一しました。その時、関東八州を統治するように家康に命じました。
当時の関東は雑草が生い茂る相当な荒地です。
しかも、関東八州と引き換えに、家康の領地は全て取り上げられました。
家康の関東転封はこのように決定されました。

秀吉の意図はわかりませんが、家康の力を封じ込める意図があったことは想像できます。
天下人・秀吉の命令には簡単には逆らえません。
当然、家臣からは大反対を受けたでしょう。
家康自身も相当なショックを受けたに違いありません。
しかし、家康は決断します。
敢えて苦しく辛い道を進むことを腹に決めました。
愚痴や不平不満も表に出さず、このような移封を堂々と受け入れたのです。
そしてすぐさま、関東の調査をし、開拓の準備を着々と進めていきます。

実は、家康の参謀である天海僧正は、この移封について意見を述べています。
それは、関東八州こそ大きな可能性がある土地であるということです。
天海僧正は、関東のその後の発展の可能性を見極めていたのです。
そして、家康に対して移封をすすめ、この難題にチャレンジするように進言したのです。
家康は相当心強かったに違いありません。成功を確信して取り組むことができました。

当時は関東は京の都からは遠いので、家康の力はこれで減退すると見られていたかもしれません。
荒地を開墾し、整備して都市として作り上げるには相当な労力がかかるからです。
しかし、天海僧正の指揮のもとで、江戸がどんどん開墾されてきます。
家康の家臣である三河武士が大活躍したことは間違いないでしょう。
家康の決断に、家臣団が見事に応えたのです。それほど、徳川家康のリーダーシップは優れていたのです。

関東を見事に開拓した家康はその後、関ヶ原の戦いにおいて勝利し、天下人になります。
関東移封という難題に、堂々と立ち向かった結果です。
そして、江戸に幕府を開いた家康は、以後260年という泰平の時代を築き上げます。

現在の東京をはじめ関東地方の発展は、このようにして成し遂げられました。
2020年の東京五輪もこの歴史の上に存在するのです。
そしてその原点は、1590年の八朔、腹を決めた家康の江戸入城から始まっているのです。

不利を嘆くのでなく、不利に不満を言うのでなく、不利を不利のまま大逆転した家康の成功哲学がここにあります。
人生において、逆流はいつでもやってきます。その時の決断しだいで、大きく展開します。

逆流は避けるのではなく、逆流を昇りきることを決断することで、大きな力になることをこの八朔の出来事から学ぶのです。
逆流から逃げていては、未来は創造できません。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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創刊日:2009-04-14  
最終発行日:  
発行周期:大安吉日  
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