雑学

勝ち神からの手紙

日本人として大切な文化・しきたり・習慣など、本来の意味を伝えます。日本が誇る伝統は日本人が最も大切にしなければなりません。

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青梅の季節

2019/06/03

大安吉日に送る勝ち神からの手紙
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    青梅の季節
              NO.614    令和元(2019)年 6月3日
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 皆さんこんにちは。
6月に入って、穏やかな日差しの日が続いています。
今日は旧暦5月朔日ですので、月は新月になります。つまり、闇夜です。
旧暦5月に降る雨のことを「五月雨(さみだれ)」といいますが、梅雨のことです。
日本列島も、南の九州から梅雨の季節に入ろうとしています。

さて、なぜ「梅雨」というのでしょう。
春先に咲いた梅の木に実がつくからです。
今年は随分暖かいので、梅の実が早くついたような感じです。
先日、名古屋城の梅園に行ってきましたが、梅の実はすでに刈り取られた後でした。
せっかく見に来たので、一つぐらい・・・と思って探してみましたら、長束という種類の梅の木に、ひとつだけ残っていました。
もう梅園にはこれだけしかないのか、と思い別の場所に移動です。
多くの観光客でにぎわっていた名古屋城内でしたが、ほとんど人が来ない場所があります。
人の流れから少し外れれば、涼しい木陰になっている場所があります。
縁側に座って、その前にある梅の木を見ると、たくさんの梅の実に出会いました。
ここの梅は花もきれいです。そして、今では青々とした実がなっています。
よく見ると、少し赤みがかった梅の実もあります。

この青々とした梅の実は「青梅」です。
青梅はそのまま食べることはできません。毒を含んでいるからです。
近くにいた修学旅行の中学生が、たまたま通りかかって私が青梅を見ているので近寄ってきました。
「実がなっている。食べてみたいね」などと話しています。
「毒があるからやめておきなさい!」と注意しておきました。
青梅はちょっとかじってみたくなるほど、可愛らしいのです。そして、甘い香りもします。

この青梅は梅酒になります。
我が家では昔、母親が梅酒を作ってくれました。
小学生の頃から、梅酒が大好きで、特にエキスが出て萎んだ梅を食べるのが好きでした。
焼酎でつけてあるので、この梅を食べると酔います。
小学生の頃、顔が真っ赤になってフラフラになったのを覚えています。
朝、どうしても梅が食べたくなって内緒で食べたら、通学途中ふらふらになったのを覚えています。
何度同じ目にあっても、フラフラになりながら、同時になんとも言えない気持ちよさを味わえます。
大人になってからはそのようにはなりませんが、小学生の頃は危険です。

青梅は焼酎につけるとその毒がうまみに替わります。
梅干しも、この毒素があるからこそ美味しくなるのです。
日本人は、青梅が危険な食べ物であることを知って、美味しく食べる方法を編み出したのでしょう。
梅酒と梅干を生み出した、執念ともいえる画期的な発明に改めて驚きます。

梅雨の季節は青梅に出会う季節です。
桜と並んで梅の花は日本人が好きな花ですが、梅は格別です。
万葉時代には花と言えば「梅」を指していたぐらいです。
その梅が青梅を実らせる頃、五月雨が降ります。
田植えを終えた後、五月雨が降って稲が育っていきます。
最近ではこの季節に豪雨の被害が出ています。田植えを終えた田んぼが豪雨に合えば、全てが流れてしまいます。
今年は大きな災害が起きないようにと祈って、青梅を愛でています。

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創刊日:2009-04-14  
最終発行日:  
発行周期:大安吉日  
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