雑学

勝ち神からの手紙

日本人として大切な文化・しきたり・習慣など、本来の意味を伝えます。日本が誇る伝統は日本人が最も大切にしなければなりません。

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松と竹の話

2019/03/05

大安吉日に送る勝ち神からの手紙
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  松と竹の話
                   NO.599    2019年 3月5日
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 皆さんこんにちは。
3月になって、花粉症の勢いが凄いです。
ぽかぽか陽気なのに、外に出るのが辛いので、少々残念です。
6日は二十四節季では「啓蟄」です。
土中に冬ごもりしていた虫が春の気配を感じて外に出だしてくることを表しています。
土の中まで春を知らせが届いているということは、桜の木もそれに反応しているはずです。
桜もあとわずかで蕾をつけ始め、花を咲かせる季節になります。

家の庭にある梅の木が花を咲かせました。
各地の梅園では、紅白の花をつけた梅が今満開です。
梅と並んで縁起のいいものといえば、松と竹です。
松竹梅は縁起のいいものとして、日本の文化に浸透しています。

禅語に「松無古今色」という言葉があります。
「松に古今の色無し」と言いますが、松は古葉も若葉も変わらぬ緑の色をしています。
季節の変化があっても、古木であってもどの木でも同じ色をしています。
誰にでも平等に持っているものがあることを表しています。

そして、この禅語には対句があります。
それが、「竹有上下節」で「竹に上下の節あり」と言います。
竹にははっきりと節があり上下の区別があります。

これを社会の仕組みに当てはめて考えてみれば、
年齢や経歴の違いはあっても、誰でも人間としての命はみな平等で差別はない。
しかし、上下の区別ははっきりとあるということです。
つまり、竹は大地に生えている時は、下から吸い上げた水を上にあげているのですが、
下の強さによって上を支えているのです。
竹が強く高くそびえているのは、下の見えない力によって成り立っているのです。
「下」は上に対して生きるための知恵や、精神をしっかりと伝えていく役目があるのです。
「下」に育てられた「上」は、正しい心根を持つことができるのです。

そして、竹を切って使う時には水を抜かないと使い物にはなりません。
その時、「下」を上にして、「上」を下にして水を抜きます。
そうすることで、竹は使い物になるのです。
つまり、「下」に育てられた「上」が下になって上を支えるのです。

上に立つものは、下を育て、育った下は上を支えるという社会の構造になるのです。

3月は終わりと始まりが起こる月です。
4月になれば会社や学校でも新しい社会が始まります。
今までは上級生だった者が、新たな社会では一年生になります。
「上」と「下」が入れ替わるのがこの社会の習わしです。
上になっても下になってもその役割を自覚することが大切です。
そのためには「上」は上らしく、「下」は下らしく、今なすべきことを行うことが、
新たな社会の発展には必要なことです。

「松無古今色 竹有上下節」はこれから始まる新たな社会の幕開けに是非知っておきたい内容です。

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創刊日:2009-04-14  
最終発行日:  
発行周期:大安吉日  
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