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[146] 人工知能はどっちの味方?

2017/04/09

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          アクアタック研究室 (片岡 章)

          mail magazine Essay - 146  2017/4/9

          【 人工知能はどっちの味方? 】

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このところ、
人工知能(AI = Artificial Intelligence)の話をよく耳にしますね。

人間の代わりに “考えて” くれる、ということで、
ゲーム、ロボット、家電、翻訳、顔認識など、
様々な分野での活躍が期待されています。

ところが一方、

    人工知能に支配される … !

という心配も出始めています。


でも、ちょっと待ってください。
なにか おかしい。


               ☆    ☆    ☆


◆ 世界支配ができるのなら …

「おかしい」 というのは、
ありえない、という意味ではありません。
ありえる、と思います。
でも、「おかしい」 のです。

つまり、

    世界を支配する知能があるんだったら
    世界を平和にする知能もあるんじゃないの?


ですよね?
能力的にはおなじで、
一方ができるのなら、もう一方もできるはずです。
なのに、支配される話ばかり。
平和の話は聞きません。

おかしいでしょ?


それはたぶん、こういうことです ――

“知能” とか “考える” とか、そんな表現をしているせいで、
人間と混同してしまうのでしょうね。
メチャクチャにすごい頭脳の人間をイメージしてしまうのではないでしょうか。

しかし、人工知能といえども、
所詮(しょせん)、プログラム通りに動くシステムにすぎません。
人間そっくりの表情で会話するロボットができたとしても、
そう見えるように動いているだけです。

コンピュータプログラムを書いたことのある人なら
イヤというほど体験しているはずですが、
たとえばコンマ(,)が1個抜けただけでも、ちゃんと動いてくれません。
それくらい杓子定規(しゃくしじょうぎ)な仕組みなのです。

要は、見かけと裏腹に、ただの装置。
考えてなんかいませんし、
意志も希望も知性も善悪もありません。

    (・ε・) まあ、人形に魂が宿る、なんてことがあるのなら、
             AI さんだってそうなるかも。
             でも、プログラムを超えた暴走までするかどうか …


◆ 侵略と平和の分かれ道

ならば、
“ただの装置” が人類を侵略するって、どういうこと?


AI さんにはなんの意識も価値観もないのですから、
人類がどうなろうと、そんなの知ったことではありません。
包丁に料理の意識も犯罪の意識もないのとおなじです。

なので、AI さんがどう動いてくれるかは人間次第。

    とりあえず病気の症状が消えればいい
    自然を破壊してでも効率を上げたい
    自国にとって有利になればいい
    etc. etc. etc. 

人工知能を開発する人のなかに、
そんな種(たね)がポチッとでもあったら、
それがプログラムに反映され、
AI さんによって、どんどん増幅されます。

挙句(あげく)の果てに、人類は侵略されます。


でも逆に、人間が平和の種を持ってプログラムしたら、
AI さんは世界を平和にしてくれるはずですよね。

つまるところ、問題は人間です。
これ、分かり切ったことなんですが、
案外、棚上げされていませんか?
AI さんだけ悪者にするのは気の毒です。

AI さんは、“人間の拡大コピー” にすぎません。
人間の意識を超えるわけではありません。

ただ、拡大の倍率がとんでもなく大きいので、
《元原稿》 に間違いがあったとき、大変なことになるのです。

だから、
わたしたちにできること、しなければならないことは、
《元原稿》 をしっかりつくることですね。

といって、「世界に平和を!」 なんて話ではありません。
ひとりひとりが、
“毎日の生活のなかで” “自分のペースで”
淡々と進めていけばいいことだと思います。
それが一番確かなのですから。


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