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[113] 子供のころ 世界はほんとに広かった

2014/06/15

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            アクアタック研究室 - 片岡 章
            mail magazine - 113  2014/6/15

            【 子どものころ 世界はほんとに広かった 】

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大人になったある日、自分の通っていた小学校へ行ってみると、
誰もがこんな感想を持つのではないでしょうか。

    あれ?  こんなに小さかった?


                           ☆    ☆    ☆


◎ 目線を下げれば広く見える?

大人になってから目にする小学校の教室や運動場は、
当時と比べて随分小さく見えます。
なぜでしょう?

まず思いつくのは、「あのころは背が低かったから」。

では、しゃがんで子どもとおなじ目の高さから眺めてみたら、
当時のように見えるでしょうか?
きっと違います。
多少は変わるとしても、やはり、そのころの広さはないはずです。

となると、こちらが小さかったせいではなさそうです。


◎ ほんとに広かった

おそらく、
子どものころに住んでいた世界は、
わたしたちにとって、実際に広かったのでしょう。

“道理の分かった” 大人たちに言わせれば、
「子どもは未熟だから正しく見えていないんだ」
ということになるのでしょうが、
決して、錯覚などではなかったと思います。
子どもにとって、それは、ほんとうにあった世界なのです。

そもそも、
「大人は客観的にものを見ている」 なんて、
どこまで確かなことなのでしょうか。
結構アヤシイです。


◎ ファンタジーは立派な現実

子どものころに見えていた “広い世界” は、
立派な “現実” だったはずです。
そして、その世界こそは、“生きる意味” の源泉でもあったはずです。
いや、いまだって、
そこから辛うじて “源泉徴収” しながら生き延びているのに違いありません。

ですから、わたしたちは、
いくら大人になっても、この世界と縁を切ることはできないのです。
縁を切ることは、生きる意味を失うことであって、
実質上の死ですから。

これは、いってみればファンタジーの世界なのでしょうが、
だからこそ、
ファンタジーは、人間にとって、一番おいしい果汁なのです。


◎ いまのファンタジーはファンタジー?

ここで、ちょっと話が逸(そ)れますが、
『ハリー・ポッター』 の映画はおもしろかったですか?
たぶん、「おもしろかった」 という人が大半でしょう。

ところが、私は、ちっともおもしろくなかったのです。
「あれだけ人気があるのだから、おもしろいはず」
と思い直しては挑戦するのですが、
何度見ても、おもしろいとは思えません。

それは、『ロード・オブ・ザ・リング』 でもおなじでした。
(『ナルニア国』 は多少違いましたが)

要するに、どちらも、
テレビゲームの画面を見ている感じと変わらないのです。
空を飛んだりドラゴンが出てきたりはしますが、
それ以上のものが見えてきません。
これってファンタジーなの?

むしろ、
シリアスな戦争映画やスパイ映画、あるいはドラマのほうが
ファンタジックです。
原作を読んでいないので、本がどうなのかはわかりませんが、
少なくとも映画はそうでした。


ファンタジー好きな人のうち、
こんなふうに思っているのは、世界でひとりだけでしょうか?
いえ、妻Yもおなじ感想でしたから、少なくともふたりはいます。
だったら、ほかにも? …

やはり、いくら怪物や異次元が出てきても、
そこに見えているものを超える “なにか” がなければ、
ファンタジーではないと思います。

いま、巷(ちまた)には “ファンタジーもの” があふれています。
でも、わたしたちは、ほんとにファンタジーを呼吸しているでしょうか?

折に触れて子どものころの空気や香りを蘇(よみがえ)らせ、
再びあの世界を取り戻さないと、ヤバイかもしれませんね。

“ほんとに実在する” 広い世界を、です。


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