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[108] 医療ドラマは なぜ “外科医” なのか

2014/04/01

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            アクアタック研究室 - 片岡 章
            mail magazine - 108  2014/4/1

            【 医療ドラマは なぜ “外科医” なのか 】

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医療ドラマの主人公は、
昔から、必ずといっていいほど、外科医です。
仮に内科医が主人公だったとしても、
それは、医療ドラマというよりも、
人間ドラマの主役がたまたま内科医だった、
というくらいの設定です。

これを不思議に思ったことはありませんか?


                           ☆    ☆    ☆


◆ 外科医ならヒーローになれる

医療ドラマだけでなく、
名医として雑誌やテレビに取り上げられるのも、
大抵、外科医です。

なぜでしょう?

多分、医療ドラマにせよ、名医特集にせよ、
内科医では盛り上がらないからでしょうね。

    心肺停止で運ばれてくる患者。
    騒然となる病院内。
    そこに “神の手” を持つ外科医が登場し、
    数時間にわたる困難な手術を成功させる。
    医師や看護師は、満足げにほっと一息つき、
    患者家族は喜びに泣く。

それでこそ医療ドラマです。
ヒーローとしての外科医がくっきり浮かび上がります。

これが内科医だったら、
いくら薬の処方が見事でも、
「なんだかなぁ〜」 というドラマにしかなりません。
まして、
食事や生活指導で治療する医師なら、
企画以前にアウトです。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    聖ナオルノ会病院に勤める医師・糸長は、
    患者に納豆を勧めることにより、治療成果を上げていた。
    周囲からは、次期院長を嘱望(しょくぼう)する声も。
    
    だが、 その座を狙う黒原医師は、これを苦々しく思っていた。
    そして、糸長の治療を阻止するべく、
    派閥ぐるみで納豆業界に圧力をかけるのだった。
    
    そんなある日 …
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

視聴率とれませんわね〜。


◆ 外科医より凄い人

外科医に注目が集まるのは、
私たちが “見えるもの” に惹(ひ)かれるせいでしょう。
その外科医がどれだけ難しいことを成し遂げたか、
わかりやすいからです。

でも、ここでちょっと考えてみてください。
外科医よりはるかに凄(すご)いことをやってのける人がいるのですが、
誰だかわかりますか?
ヒント : すぐそばにいて、よ〜く知っている人です。

答え : 「わたしたち自身」 です。


◆ 奇跡の海

    口から入った納豆菌の酵素が、
    蛋白質や脂肪を分解する、腸内の異常発酵を抑えてがんを防ぐ。
    納豆に含まれるジピコリン酸が、放射性物質を排出する。
    腸内細菌は、
    ビタミンを合成する、コレステロールを調整する、免疫機能を発動させる。
    ・・・・・

食べた納豆や腸内細菌に限っても、
わたしたちの体内では、
とてつもなくダイナミックで広範囲なドラマが展開しています。
膨大な奇跡の海、一大スペクタクルです。

もし、様々なホルモンや血球の動きも含めたならば、
そして、それらが逐一(ちくいち)目に見えたならば、
世界一の外科医といえども、
とても太刀打ちできるものではないでしょう。

ですから、ほんとは、
食事や生活の指導をし、
わたしたちのなかの “奇跡” を手助けしている地味〜な医師のほうが、
外科医よりずっとドラマチックな治療をしているのかもしれません。

もちろん、
外科医が重要で大変な仕事をしているのは、いうまでもありません。
しかし、“ほんとのドラマチック” “ほんとの奇跡” は?  ということになると、
どちらに軍配が上がるでしょうか。


    *  *  *  *  *  *  *


わたしたちは、
“目に見えない” というだけで、日々起きている奇跡に無頓着です。

誰しも、
目に見えるもの、派手なもの、センセーショナルなものが好きです。
それはそれでいいと思います。
私も、おもしろがっています。

しかしながら、
それより凄いことが、見えないところでたくさん起きている、
という事実には、
もっともっと想いを馳(は)せてもいいのではないでしょうか。
でなかったら、もったいないです。

そういった見えない奇跡を嗅(か)ぎ分ける感受性、センス、
それがあれば、
普通の一日はいくらでもおもしろくなりますし、
自分が随分恵まれていることにも気がつくはずです。


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