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[99] おじさん きゃりーさんに学ぶ

2013/11/01

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            アクアタック研究室(片岡 章)
            mail magazine - 99  2013/11/1
             
            【 おじさん きゃりーさんに学ぶ 】
               
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きゃりーぱみゅぱみゅさんのファンのなかに、
あるおじさんがいました。
サイン会か握手会の折、
このおじさんがきゃりーさんにリクエストしました。

    グロテスクはやめて、カワイイだけの路線で行ってほしい

きゃりーさんはきっぱり言いました。

    ファンを失うことになっても、それはしません


                           ☆    ☆    ☆


● おじさん しぼむ

「さすがに、この業界で生き抜く人は違う」 と感心する一方、
おじさんの発想はちょっと残念でした。

その後おじさんがグロカワ路線を受け入れたのかどうかは知りませんが、
もしそうでなかったのだとしたら、
ここで、おじさんは世界をひとつ失ったことになります。
きゃりーさんならではの世界を。

自分の馴染(なじ)んだ枠(わく)に収まらないものや
見慣(みな)れないものが現れると、
そちら方面のシャッターを降ろしてしまう ――
これは、もったいないことではないでしょうか。


● シャッターの分だけ世界が消えていく

もちろん、おじさんにかぎったことではありません。
おじさんが一番重症かもしれませんが、
おばさんでも、あるいは若い人でさえ、ありがちなことです。

たとえば、
まったく縁のなかった世界の本を勧められたとき、
得体(えたい)の知れない料理を出されたとき、
自分とは考えやセンスの違う人に出会ったとき …

そんなとき、多くの人は、
「自分には関係ないや」 と遮断してしまいます。
本人も気づかないうちに、すーっとシャッターを降ろしているのです。


    そんなの当たり前でしょ

たいていの人はそう考えるでしょうね。
でも、それでいいのでしょうか。
だって、
もともと360度オープンだった世界が、
こうしてシャッターを降ろした分だけ、暗く狭くなっていくのですから。

この調子でいったら、

    わずかな隙間(すきま)からしか陽が差さないような
    暗〜い倉庫のなかで一生を送る

なんて人生になりかねません。
まるで、
サンルームをわざわざ牢獄風にリフォームして住んでるような … (-_-)

もったいない。
というより恐ろしい。


◎ わからないからつきあってみる♪

じゃあ、

    そうなりたくなかったら?


もし誰かが見慣れないものを勧めてくれたなら、
興味があろうがなかろうが、理解できようができまいが、
やってきたご縁と思って気楽につきあってみることをオススメします。

知らないからこそ、ちょっとだけ “試食” してみるのです。
いちいちまともに関わっていたのでは、いくら時間があっても足りませんから、
ほんのり触れるだけ。
それでOKです。

本なら、目次に目を通すだけでもいい、
映画なら、パンフレットを眺めるだけでもいい、
料理なら、ひと口つまんでみるだけでもいいのです。

    ふーん、こんなことを考えてる人がいるのか
    こんな世界があるのか …

そんな “未知の香り” を少しでも嗅(か)ぐことができたら、
それで十分なのです。
わかろうがわかるまいが、関係ありません。

大事なのは、

    シャッターを降ろさないでおくこと
    拒絶しないこと

そうするだけで、
自分の居場所はいつも光が入って明るいままですし、
目に見えないたくさんの世界やたくさんの人と
いつでもつながっていることができます。

広い世界とつながるために
インターネットで調べまわったり世界中を旅行したりする必要はありません。
そんなことをしても、
シャッターを降ろしたなかでのインターネットや世界旅行だったら、
結局、決まりきった狭い隙間から世間を覗(のぞ)いているだけのこと。

そうではなく、
やってきたものをちょっと “つまみ食い” する、
つまり、シャッターを降ろさずにいる、
それだけで、いつも360度のパノラマが確保されます。

こうして、
どんな人とでも話ができ、なんでも受け入れられる自由なフィールドのなかで
のびのびと過ごすことができるのです。


     *  *  *  *  *  *  *


葉の上にぽつんと載(の)った小さな水滴。
そこには、空も景色も、周囲のすべてが丸ごと映り込んでいます。

わたしたちも、本来はそんなあり方をしているはずで、
一匹の虫さんといえど、この点はきっとおなじ。

誰もが、
四方八方見晴らしが利(き)いて空気も清々(すがすが)しい、
そんな広々とした丘の上で生きていけるはずなのです。

しかも、なにも難しいことはありません。
《シャッターを降ろさない》 ―― それだけ。

おいしい話でしょ。


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