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[97] “哲学科” という人種

2013/10/01

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      アクアタック研究室  mail magazine - 97  2013/10/1
             
                   【 “哲学科” という人種 】
               
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何年か前のこと、
テレビでワイドショーを見ていたら、
コメンテーターのなかに、30数年ぶりの懐(なつ)かしい顔がありました。

    あ、伊藤くんだ!

なんと、“伊藤くん” が、ファイナンシャルプランナーになって出ていたのです。


                           ☆    ☆    ☆


■ 伊藤くんは哲学科

驚いたのは、
あの伊藤くんがテレビに出ていたから、というよりも、
ファイナンシャルプランナーになっていたからです。
彼は、大学で私とおなじ哲学科にいた人。
その人がなぜファイナンシャルプランナーに? という驚きです。

    伊藤くんのプロフィール : http://www.lpclub.com/member/ito.html

    なお、この伊藤くんは、
    《 [74] ジェームズ・ボンドと野菜スープ 》
    http://melma.com/backnumber_179959_5647272/
    にチラッと登場した 「たばこ屋の伊藤くん」 ではありません。

        (用語解説)  たばこ屋の伊藤くん : 小学校の同級生です。通称 「ピース」


■ タモリさんも哲夫さんも

哲学科といえば、タモリさんや笑い飯の哲夫さんもそうです。
そこに在籍していたのです。

では、なぜ哲学科だったのか、それについて、
タモリさんは、
ハナモゲラ語や空耳(そらみみ)ともリンクするような、
哲学特有のワケのわからない言い回しがおもしろかったから、と言い、
哲夫さんは、
自分の名前に “哲” の字が入っていたから、と言います。

まさか、それだけの理由で哲学科を選んだとも思えませんが、
それにしても、

    哲学科へ行く人って、一体、なにを考えてるの?

と首をかしげたくはなるでしょうね。

私と同期だった人たちのその後を見ても、そうです。
翻訳家にして洞穴探検家、ジャズシンガー、彫金師、…
そして私。


そこで、あえて共通点を探してみると、

    カタギの人間ではない

刺青(いれずみ)こそ入っていませんが、
銀行がお金を貸しそうな人たちではありません。
まあ、伊藤くんあたりは、まっとうな商売といっていいでしょうが。


■ 哲学科の使命は “正しいへそまがり”

結局、
哲学科に入ろうなんて考えるのは、
あえて常識路線から外れて冥府魔道 (-_・) を歩む、
そんな “へそまがり” なのかもしれません。

といっても、“正しいへそまがり” です。
常識は、いつも真理であるとはかぎりません。
その常識が切り取った枠の外には、
しばしば、真理の宝物が、気づかれずに取り残されています。
それを指(さ)し示してくれるのが、
“正しいへそまがり” こと哲学屋さんです。


■ 誰でも哲学者

ところで、そもそも、哲学で大事なのは、
〈存在〉 だの 〈認識〉 だのと小難しい理屈をこねる以前に、
常識を離れて、「ほんとはどうなの?」 と見方を変えてみること、
であるはずです。
その意味で、哲学は、誰にとっても、無縁ではいられないものです。

なぜなら、
どんな人でも、なにかを判断するときには、
必ず、その人の哲学、つまり生き方や考え方がベースになっているからです。

    この人を許すか、やっつけるか
    墓をつくるか、散骨にするか
    どの企業に投資するか
    結婚するなら、どんな人がいいだろうか
    ・・・・・・・

    あるいは、今晩なにを食べるか、という選択さえも

小さなことから大きなことまで、
すべては、その人の “哲学” が判断することで、
ときには、それが幸/不幸の分かれ道にさえなります。


そんなときに、“哲人たち” は、 
わたしたちの頭を常識のコチコチから解放する、
そのきっかけを提供してくれるのです。

いつもニコニコ、温厚だった伊藤くんも、
多くの人が目指す 「いかに得をするか」 ではなく、
「いかに幸福になるか」 を哲学するファイナンシャルプランナーとして
活躍してくれているのだと思います。


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