生活の知恵

見慣れた世界に “小窓” を開けて …

♪目にする景色がほんのり変わるメールマガジン。
4月29日最新号は 【 [155] 『題なし』が台なしに … 】

全て表示する >

[90] “神の声” の誤訳

2013/06/15

□ ========================================================= □
      アクアタック研究室  mail magazine - 90  2013/6/15
             
                         【 “神の声” の誤訳 】
               
□ ========================================================= □


神様のボヤキです。

    よくあるんだけどね、こないだも、ある男がこんなことを聞いてきたの。
    「神様、自分は人とどう接すればいいのでしょうか?」 って。
    そんでね、まあ、マニュアル通りなんだけどさ、
    「汝(なんじ)の隣人を愛しなさい」 って言ってやったわけよ。
    そうしたら、その男、なにを勘違いしたのか、
    隣の奥さんに手を出しちゃってさぁー、いやもう大騒ぎ。
    困るんだよねー、こういうマチガイ。


                           ☆    ☆    ☆


◆ “メッセージ” は正しく訳されているでしょうか?

直感(観)、高次元からのメッセージ、神の声、…
私たちは、こういうものに憧(あこが)れます。
そして、
それを取り次いでくれる “翻訳家” をありがたく思いますし、
それが自分に “降りて” くれば至上の喜びです。

しかし、
その “情報” が私たちの “意識” に届く途中で崩れていない、
という保証はあるのでしょうか?
というより、そもそも、
オリジナルの情報が完全にそのまま意識に届く、ということ自体、
ありえるのでしょうか。

私は、人間を通過する以上、
多かれ少なかれ変形されて届いていると思うのです。


このあたりは、ものが見える仕組みにたとえるとわかりやすいでしょうね。
そこで目の話。


◆ 脳が見ている

私たちにものが見えるのは、目玉だけのせいではありません。
目の網膜に映った光の情報が、
視神経を通って脳(視覚野)に送られ、そこで解読されてはじめて、
「これは赤いリンゴ、これは大きい犬」 という具合に “見える” わけです。

よく、
目の手術をして、はじめて視力を持った人は、
最初、ぼやーっとした光が見えるだけで、ものの識別ができない、
といわれますが、
これも、脳の解読がまだ追いついていないからです。


◆ 《メッセージ》 を受け取る 《知性》 が大事

“高次元からのメッセージ”  という類(たぐい)もこれと同じで、
直感的に受け取った情報は、その時点では、
まだ網膜上のぼやーっとした光の集まりにすぎないのです。

それが、脳・精神といった 《知性(思考)》 のところでどう解読されるか ――
オリジナルの情報が正しく伝わるかどうかは、
このフィルターにかかっています。

思考が欲にまみれていれば、天の声は欲望への誘いになります。
思考が下品であれば、天の声はイヤラシイものになります。
逆に、思考が高度であれば、
本人にも周囲にも幸せをもたらす情報が届きます。


要は、その人の知性や思考次第です。
メッセージや宇宙情報をありがたがる前に、
まずは、
自分の解読装置=知性・思考をアップグレードしておくことが
大切ではないでしょうか。

たとえば、

    ・ きまぐれでなく筋道の通った考え方ができる
    ・ 偏見なくものごとを見ることができる
    ・ 暖かいながらも情に流されない人間関係がもてる

こういったスタンスが身につけばつくほど、
天の声の誤訳は少なくなっていくのだと思います。


普通のカレーを作れない人が宮廷料理に挑んでもムリです。
ここでも基本が一番。
<地に足のつかない憧れ> ではなく、
<地に足のついた憧れ> をこそ大事にしないといけませんわね。


◇ おまけ (ちょっと硬いけど、読んでね)

神秘学のルドルフ・シュタイナーをご存知でしょうか。
作家のミヒャエル・エンデや俳優の斉藤工(たくみ)さんも学んだシュタイナー学校は、
いまでは一般の人にも知られていますが、
その元を築いたルドルフ・シュタイナーのことは、
精神世界に興味のある人以外、あまり知らないでしょうね。

そのシュタイナーが、
『神智学 超感覚的世界の認識と人間の本質への導き』 という本の序論で、

    低次の認識において無学なものは高次の事柄においても無学であるに留まる
                                                              (高橋巌 訳)

といっています。

シュタイナーは、霊的世界を探求しながらも “思考” を重視した人なのですが、

    人間に備わった最高の働きである知性や思考をおろそかにしては、
    その先にある直感(観)的メッセージをまともに受け取ることなんてできない。

といいたかったのではないでしょうか。

*********

R・シュタイナー : 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC


====================================================================
お読みくださっている皆様、ありがとうございます。
当メルマガ、切り口は毎回変わりますが、底辺には一貫した流れがあります。
そのあたりを ほんのり♪ とでも感じ取っていただければありがたいです。

■ バックナンバー一覧 : http://www.aquatack.com/home/writings_list.html
■ コメント・お返事一覧 : http://www.melma.com/backnumber_179959/

◎ 発行人 : アクアタック研究室/片岡 章
          url : http://www.aquatack.com
          e-mail : aquatack@msc.biglobe.ne.jp
◎ 登録・解約は、http://www.melma.com/backnumber_179959/
====================================================================

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2009-04-07  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。