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[87] おばちゃんたちのフィフティーズ

2013/05/01

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      アクアタック研究室  mail magazine - 87  2013/5/1
             
               【 おばちゃんたちのフィフティーズ 】
               
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スピリチュアル系に人気の エイトスター・ダイヤモンド(東京四谷) では、
『フィフティーズ (50's) 』 と呼ばれるシリーズが設けられています。
(エイトスター・ダイヤモンド → http://www.eightstar-hq.com/ )
フィフティーズとは、
波動測定器EAVで値50(理想の中庸)を示した食品・化粧品などのことで、
エイトスターのショップでは、このような製品を取揃えて販売しています。
こちらは優(すぐ)れものの世界。

一方、陽が落ちたころ、巷(ちまた)のスーパーでは、
“おばちゃんたちのフィフティーズ” がにわかに活気を帯びはじめます ――


                           ☆    ☆    ☆


◆ おばちゃんたちのフィフティーズ

夕方7時のスーパー。
食品のところどころに 「20%」 のシールが貼られています。
それを横目に見ながら冷やかに通りすぎるおばちゃんたち。
百戦錬磨の彼女らは、
20%くらいで動じるようなシロウトさんではないのです。

やがて、店員さんがやってきて 「50%」 のシールを貼りはじめます。
突如、おばちゃんたちの眼光は鋭利な刃物と化し、
おもむろに、あるいは露骨に進路変更して “現場” へ向かいます。
あちらからもこちらからも無数の手が伸び、品物は次々とカゴへ …
その様子は、まるで千手観音降臨図の3Dバージョン。
なかには、まだ 「20%」 になっている品物を店員に見せ、
「これも50%よね!」 と詰め寄る強者(つわもの)もいます。

店員さんの目に映るおばちゃんたちは、
もはや、死肉を狙うハイエナ以外の何物でもありません。

おばちゃんたちのファミリーは、こうして維持されています。
庶民の生き抜く知恵。
そしてまた、「50%」 の文字を見つけるささやかな喜び。
それに、お店としても、
残ったものがはけるのですから、悪くはないはずです(たぶん)。


◆ 50 から 5000 へ

とはいえ、人生これだけでは魂が干(ひ)からびてしまいます。
基本は基本として、
時には、質を求め、
それにふさわしいお店で食事などしたいものです。

もっとも、それは、
高級店へ行くということではありませんし、
ランキング上位の店に行くことでもありません。
そんなところへ行っても、
「うま〜い」 と 「やわらか〜い」 で食い散らかすだけの “グルメ” では、
寒い風が吹くばかりです。
(ソフトクリームを食べても、
  「やわらか〜い」 なんて言いかねませんからねー (-_-;) )

やはり、
夕方のフィフティーズと互角の真剣勝負で
自分が納得するまでに “その店のこだわり” を味わう、
ということではないでしょうか。


私ごとですが、
最近、たまにはそんなこともしてみようかな、という気になりました。

それで、先日、
2駅先の、前から気になっていた居酒屋へ夫婦でデビューしてみたのです。
気楽な店ながら、普段行くところよりは少々お高い。
しかし、それに見合ったものがありますね。

カウンターに座ると、
正面には珍しいお酒のラベルが重なるように貼られていて、
こだわりを窺(うかが)わせます。
店内にはさりげなくジャズが流れ、
右の壁に目をやると、
酒井抱一(ほういつ)描く草花の日本画が一幅(いっぷく)。
(酒井抱一
     → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E4%BA%95%E6%8A%B1%E4%B8%80 )

カウンターのなかでは、マスターが黙々と調理しています。
お酒を口にしながら、その様子を見るともなく見ていると、
やがて、最初の一品が運ばれてきて、
おもしろい崩れ具合の器に、丁寧(ていねい)な仕事ぶりのひと盛りがあります。
器の選択、素材選び、刻み方、味付け …
いたるところに店の想いが反映していて楽しめます。

ほかにも、
料理を出す絶妙なタイミング、店の人との会話、
帰り際に外まで見送ってくれるもてなし、などなど、
スーパーのフィフティーズ生活ではとても味わえない趣(おもむ)きがあります。

そのなかで、意外な発見をしました。
飲みすぎたり食べすぎたりせず、
ほどよいおなか具合で店を後にしていたのです。
恥ずかしながら、これは、初めてといってもいい体験。
“安っぽい美味しい” だと食べすぎるのですが、
“品格のある美味しい” だと、不思議に、ほどよい食べ方になるのですね。
これも、プチ贅沢の効用です。

ちなみに、この居酒屋さんのメニューには
「裕次郎の愛したカレー」 というのがあって、最後にいただきました。
これがまた心憎い。
カレーの脇には、
ルーに触れないよう、茄子(なす)が2切れ添えられていて …


普段は “おばちゃんのフィフティーズ” で生き抜き、
(もちろん、おじちゃんも、おねえさんも、おにいさんも)
ポチポチ小銭を貯めれば、数か月に一度、こんな楽しみ方ができます。
それも、ひとり5000円あれば、十分に満足がいきます。

料理であれ、旅であれ、ファッションであれ、
こんな生活、いかがでしょうか?


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