生活の知恵

見慣れた世界に “小窓” を開けて …

♪目にする景色がほんのり変わるメールマガジン。
4月29日最新号は 【 [155] 『題なし』が台なしに … 】

全て表示する >

[51] “良い vs 悪い”で見ているうちは…

2011/05/01

□ ========================================================= □
      アクアタック研究室  mail magazine - 51  2011/5/1
             
              【 “良い vs 悪い” で見ているうちは … 】

                  ライフスタイル・精神世界 ◇ エッセイ
               
□ ========================================================= □


このたびの “スーちゃん” のニュースは、寝耳に水でしたね。
私も、部屋にポスターを貼って毎日レコードを聴いていたひとり。
最後の肉声や、ミキさん、ランさんの温かい弔辞には、
思わず涙腺が緩みました。

ところで、スーさん最後の肉声メッセージには、
胸打たれた方も多いのではないでしょうか。
そのなかで、私の脳裏に残ったのは、
震災に遭(あ)われた方々への配慮もさることながら、
「幸せな人生でした」 と言い切ったひと言です。
悲しいなかにも、清々(すがすが)しい感じがしました。

微塵(みじん)も病気を恨むことなく、
良いことも悪いことも受け入れた上で 「幸せ」 といえる ――
このとき、スーさんは、
どんな視点から自分の来(こ)し方を振り返っていたのでしょうか?


                           ☆    ☆    ☆


◎ ――  “良い vs 悪い” の世界  ―― ◎

ここに、左右に伸びた1本の軸があるとします。
右方向は “良い” 、左方向は “悪い” 。
中央は、どちらでもない “ゼロ” 。
こんな感じです。

悪い ←―――――― 0 ――――――→ 良い

これは、私たちが普段生活している世界です。
「あの人、いい人ね。でも、この人はよくないわ」
「悪いことが起こりませんように」

良い/悪い だけではありません。
好き/嫌い、偉い/偉くない、きれい/きたない、などなど、
様々に色分けをしています。
しかし、いずれにせよ、
物事はどちらかに振り分けられます。

つまり、
“良い” の方向へいくか、“悪い” の方向へいくか、どちらかです。
物事を見る “目” は、
いつもこの軸の上のどこかにあって、それ以外にはありません。

では、ここでちょっと振り返ってみてください。
このような軸に沿って生活を送るなかで、
「しんどいなぁ〜」 と思ったことはありませんか?

そうです。ここは窮屈な世界なのです。
ちょうど、
1本の細〜いパイプに沿ってしか歩けないアリさんの世界と同じなのです。


◎ ――  ひとつ上の次元へ  ―― ◎

この 「しんどいなぁ〜」 から開放される方法があります。

横に伸びた軸の中央=ゼロのところに、上に伸びる棒を立ててみてください。
ここでは図が描けないのですが、
アルファベットの T の文字を逆さにしたような形になります。

棒を立てたら、今度は、その棒のどこかに自分の “目” を置きます。
すると、どうなるでしょう?
その “目” にはどんな景色が映りますか?

“良い” も “悪い” も、ひとつの視野のなかに収まってしまいますね。
「あ、そうか、同じことなんだ!」
植物に登って細いパイプを眺めるアリさんの世界です。

こうして棒の上から下に目をやると、
    「あれはいい、これは悪い」 とあくせくしている人は、
    実は、1本の軸の上を右往左往しているだけなんだ
ということがわかってきます。
目の前が広くなって、気持ちが少し(あるいは随分)楽になります。
丘の上から景色を眺めるときのような開放感。

<1本の軸に閉じ込められた普段の世界> から、
<1つ次元の高い世界> へ出たのです。


◎ ――  「次元を上げる」 ということ  ―― ◎

これが 「より高い次元から物事を見る」 ということではないでしょうか。

ところが、精神世界には、よくこんな先生がおられます。
「私は高次元と繋がっている」 と宣(のたま)った上で
ありがた〜いメッセージをくださるのですが、
結局、“良い vs 悪い” の軸の世界だけでものを言っている、
ということがあります。
「あの人と付き合ってはいけない」
「西へ行くといいことがある」

もちろん、時によって、便宜上それが必要なことはあります。
でも、それが世界のすべてだとしたら、
細いパイプのなかのアリさんと変わりありません。
「次元を上げること」 = 「 “良い” の方向へ行くこと」
という勘違いがあるのです。
“良い” の方向へいくら行っても、次元は変わらないのに。


◎ ――  すべては 大きな微笑のうちに  ―― ◎

“良い vs 悪い” “好き vs 嫌い” で物事を見ているうちは、
永遠に幸せにはなれないでしょう。

私たちが幸せになれるとしたら、
良い/悪い の区別がない ―― 
世界がそんな風景として見えた時だと思います。

いえ、「そういう風に見ましょう」 ということではありません。
世界は最初から、そういう風景として広がっていたはずなのです。
そこに私たちが勝手な陰影をつけて、
不幸という幻(まぼろし)を浮かび上がらせているにすぎないのです。

ですから、
世界を見る “目” を、頭より少し高いところに置いてみませんか?
そうすれば、あのことも、このことも、
なにもかも 「いとおしい♪」 と感じられる日がやってくるはずです。

すべてはきっと、大きな微笑(ほほえみ)のうちにあるのです。

v(^0^)v
そういえば、
キャンディーズが最後にレコーディングしたシングルは
『微笑がえし』 でしたね。


====================================================================
お読みくださっている皆様、ありがとうございます。
当メルマガ、切り口は毎回変わりますが、底辺には一貫した流れがあります。
そのあたりを ほんのり♪ とでも感じ取っていただければありがたいです。

■ バックナンバー一覧 : http://www.aquatack.com/home/writings_list.html
■ コメント・お返事一覧 : http://www.melma.com/backnumber_179959/

◎ 発行人 : アクアタック研究室/片岡 章
          HOMEPAGE : http://www.aquatack.com
          e-mail : aquatack@msc.biglobe.ne.jp
◎ 登録・解約は、http://www.melma.com/backnumber_179959/
====================================================================

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2009-04-07  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • aquatack2011/05/12

    キャサリンさま



    お懐かしゅうございます。

    いえいえ、私とて、「目の位置を垂直方向に」ということをただ思いついたにすぎません。実はこの記事、相対性理論の本で4次元空間の説明を読んでいたところにスーちゃんの一件が結びついたものなんです。

    それにしても、スーちゃんにはかないませんね。私はランちゃん派ですが、派閥は異なるものの、立派だと思います。

  • キャサリン2011/05/11

    スーちゃん 誠にあっぱれでした!!



    こんにちは、エミフロ(以前はネオルネ)のキャサリンです。

    おわかり頂けますでしょうか?

    スーちゃんの最後のコメントを聞いたとき、なんて魂の高い人だったのかしらと涙しました。「幸せな人生でした!」には身震いするほどでした。

    そして、あの可愛い女の子たちだったキャンディーズの3人は、これほどまでに素敵に年を重ねて豊かな大人の女性になっていたのかと感動しました。

    テレビを通してしか知らない人の死に、こんなに涙したのは初めてのことでした。

    キャンディーズの年齢を追いかけてる私は、果たしてどのくらい成長できてるのかしらと振り返りましたが、

    まさにものごとを「良い・悪い」で見て毎日を過ごしてしまって、しんどくなっていることの繰り返しのようです。

    幼稚なレベルで右往左往してしまっております。

    なんとかして、もっと高い次元で物事を見渡せるよう努力していきたいと思います。気づかせてくださってありがとうございました。