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[44] ビル・ゲイツが60億人になっても

2011/01/15

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      アクアタック研究室  mail magazine - 44  2011/1/15
             
              【 ビル・ゲイツが60億人になっても 】

                  ライフスタイル ◇ エッセイ
               
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伊達直人さんが大活躍ですね。

伊達直人さんというと、アニメ学校に勤めていた頃を思い出します。
タイガーマスクの作画監督をされていた○○先生が
講師として来ておられたのです。

この先生、プロレスラー並みの巨漢で、
その世界とは無縁なのに、
見知らぬ恐いお兄さんから挨拶(あいさつ)されることもあったそうです。

一方、一緒に飲みに行くと、
「ここは俺が」と全額支払っておいて、
店を出たとたん、「割り勘な、1人3,000円」 と徴収していた、という噂も。
(それがランドセルに …?)

こういう面白い人、最近はあまり見かけませんね。

さて、お金にも関係しますが、経済成長のお話。


                           ☆    ☆    ☆


みなさんは、ご自身の<成長>をなにで測っていますか?

収入や売上?
名刺や年賀状の数?
広い住まいへの買い替え?
自分のブログへのアクセス数?
ブランド品の数?
子供の学歴?

偉そ〜に言って申し訳ないのですが、
こういう人、
歳を重ねるにつれて人生がしぼんでいくと思います。
自分自身、60代以降を経験したことはないわけですが、
周囲の人を見ていると、ほぼ確信です。


■ どこまで “成長” すれば気がすむの?

昨今、テレビをつければ 「不景気、不景気」。
そこで、景気回復が叫ばれます。

たしかに、こちらも生活がありますから、
もう少し動いてほしい、というのが正直な感想です。

まあ、こんな時は経済成長も必要でしょう。

ですが、そうではない時でも、
私たちの頭からは、
「経済成長しなければ」 という “信仰” が離れないのではないでしょうか。
会社はいつも、「利益倍増」 「右肩上がり」 が合言葉です。

一体、どこまで経済成長すれば気がすむのでしょう?
国民の8割が年収1,000万になるまで?
全国民が中流意識を持つまで?

この調子で行くと、
世界中の人がビル・ゲイツになっても、
まだまだ経済成長神話は続きそうです。


■ “経済成長” は <成長> のすり替え

いうまでもなく、<成長>というのは大事なことです。
成長しなくなったら生きている意味がない、といってもいいでしょう。

でも、それは経済成長のことでしょうか?
経済以外の学歴や肩書きもそうですが、
成長というのは、ほんとうはもっと別なものなのだと思います。
それが、
経済成長を求める人たちのなかでは、きっとすり替わっているのです。

なにがどうすり替わっているのでしょう?


■ <成長>は内面の出来事

私は、<成長>というのは、
ほんとうは人の内面の出来事だと思うのです。

状況がよくても悪くても、いちいち左右されず、
その奥にある意味を見出して楽しく生きていける ――
路傍のなんでもない花に目を留めたり、
頬をなでる風に郷愁を感じたりできる ――

そんなふうにものの見方が変わっていくこと、深まっていくこと、
それがほんとうの<成長>だと思うのです。

ところが、
それを外の現象に投影し、ポイントをすり替えてしまっているのです。
理由は簡単。わかりやすいからです。

収入、売上、生産高などは、
数値で示されるので、モノサシとしてわかりやすいのです。

でも、それが曲者(くせもの)。ここから錯覚が始まります。
内側にあるべきモノサシを外側のモノサシにすり替え、
それが自分の<成長>を表していると錯覚してしまうのです。
しかも何十年も(あるいは死ぬまで)気がつきません。
こわ〜くないですか?


■ “精神世界” も外のモノサシ

では、
見えない世界を探求する “精神世界” ならば、
そんな間違いはないのでしょうか。

いえいえ、そうでもないですよ〜。

“見えない世界” だからといって、
それが 「内面」 であるとはかぎりません。
“見えないけれども外の世界” というのもあるのです。
(ここ、大事なポイントです! 多くの人が取り違えています)

たとえば、
チャクラがいくつ開いたか
オーラの色は? 大きさは?
運気がどこまで好転したか
宇宙意識のどのレベルまで進んだか
・・・・・・

これ、なにかに似てませんか?
つまり …

課長から部長に昇進した
給料が1.2倍になった
一流大学に入った
・・・・・・・

こういうのとソックリなのです。
まったく同じ発想です。
目に見えないだけで、実は立身出世物語なのです。

結局これらも、見えないとはいえ、“外にあるモノサシ” にすぎません。
オーラも宇宙意識も大事なのですが、
それは、“見えない世界” のなかでも “内” としての話。
能力評価のような “外のモノサシ” にしてしまったら、
大袈裟(おおげさ)ではなく、悲劇の始まりです。


■ ちょっと難しいけど “内のモノサシ” を

内のモノサシに目を向けるのはちょっと難しいです。
目盛りなんて、あってないようなものですから。
でも、だからといって外のモノサシで人生をごまかしていると、
やがて空虚な日々が広がっていきます。

若いうちは力ずくで外の目盛りを引き上げることができるので、
ほんとうの<成長>がどうあろうと、
そこから目をそらし、とりあえず満足できます。
しかし、その力が落ちてくると、たちまち化けの皮がはがれます。
そして、内側の空洞を見せつけられます。
特に、
人とつるんでいないと落ち着かない人、
自分を他人と比べて一喜一憂している人、
要注意ですよ。


ですから、少しの間(あいだ)でもかまいません、
内のモノサシに目を向けるひと時を習慣にしていただければと思います。
そうすれば、不安のない、足元のしっかりした日々が増えていくはずです。


ところで、嬉しい兆(きざ)しもあります。
いま、若い人たちのなかには、
車も持ち家もいらない、出世も望まない、
そんな質素な生活に満足する人が増えているとか。
しかも、無気力なわけでもなさそうです。
こういったいい意味での草食系は、新しい時代の予兆かもしれませんね。


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