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[34] “寝耳”のきびしいリストラ

2010/08/15

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      アクアタック研究室  mail magazine - 34  2010/8/15
             
              【 “寝耳” のきびしいリストラ  第1部 】

                  経営 ◇ エピソード
               
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「たぬきちの『リストラなう』日記」 が話題になっています。
http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/
大手出版社のリストラ組に入った たぬきちさん、
その経過がリアルタイムでアップされているブログです。

実は、私も、リストラの洗礼を受けたひとり、
アクアタック研究室もそこから始まっています。
そこで、当時の様子をお伝えするべく、筆を取ることにいたしました。

リストラに悩む方々の多い昨今、
多少の気休めにでもなれば幸いに存じます。

それでは、
『アクアタック研究室  エピソード1』
未公開シーンを含むディレクターズ・カット版でお届けします。


                           ☆    ☆    ☆


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  この物語はノンフィクションであり、
  登場する人物はすべて、そっくりそのままです。
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≪シーン 1≫ ――― 7月4日に呼ばれて ―――

1994年、私は、某クリニックで波動測定に携(たずさ)わっておりました。
(ここまでの経緯(いきさつ)は、“エピソード0(ゼロ)” となります。
  公開は未定)

そこへ、かつての同僚が、
「ある会社で波動測定要員を探しているから来ないか?」
と移籍の話を持ちかけてきたのです。
私は、考えるところあって、その話を受けました。

ところがこの時、
ひとつの恐ろしい予言が降ろされていたのです。
予言は、“アクアの女房” こと Y子氏の口をついて出ました。
その “お告げ” とは …

「移るのはいいけど、どうせ2年でやめるわよ」


予言は的中しました。

予告された1996年のこと、
私は、新しい会社で波動測定部門に籍を置いていたのですが、
7月のある日、社長に呼ばれました。

社長の前に座ると、こうおっしゃいます。
「あなたの測定は精度が落ちているから、もうしないように。
  営業の仕事ならあるけど」

青ざめました。
「営業の仕事なら」 と言われても、
営業なんて、世にある職業のなかで一番向いていない、
と思っていますから、道は退社しかありません。
といって、
測定技術を他社で活かそうにも、「精度が落ちている」 のなら無理。
43歳ですから、ほかの業種への再就職も難しい。
どうしようか …

しかし、Y子氏は平気でした。
その日は7月4日、
「今日はアメリカの独立記念日だから、ウチも独立!」
ということになって、帰りに赤坂見附の蕎麦屋で祝杯を挙げました。
Y子氏は、実家が自営業だったため、独立・自営に抵抗がなかったのです。


≪シーン 2≫ ――― 二日めの報酬 ―――

といっても、独立してなにをするとも決まっていません。
波動測定は無理そうだし …

というのは、
当時その会社の顧問をしておられたのが、波動で有名なAさんだったので、
「精度が落ちている」 という社長の言も、
てっきり、そのAさんの指摘だと思っていたからです。

しかし、“独立宣言” が天を動かしたのでしょうか、
次の日、それを覆(くつがえ)す事件が起きました。

Aさんの研究所でスタッフをしている方が来られて、
こうおっしゃったのです。
「測定の仕事、お願いします。A所長からです」
耳を疑いました。
「え? 測定が正しくないから辞めるよう、昨日言われたばかりなんですが …」
「そんなことないです。所長は片岡さんの測定を信頼してますよ」
要は、精度の話も、社長自(みずか)らのお見立てにすぎなかったのです。

これは大きな救いでした。
結局は波動測定で独立することになるのですが、
この一件がなかったら、その決心ができていたかどうか …
同時に、人がなんと言おうと自分を信頼することを教えられました。
人生、綱渡りですが、大事なところでは救いの手が差し延べられるようです。
(でも、保障はしませんよ。自己責任でお願いしますね m(_ _)m )


≪シーン 3≫ ――― 辞めた男の残したものは ―――

具体的にどうするかはともかくとして、独立が決まればあとは早い。
会社へ行くと、早速、自分の持ち物も、そうでないものも♪、
箱に詰め込んで自宅へ送りました。

一方、その日は、以前からビデオ撮影が予定されていました。
会社の資料にするもので、
ある製品を波動測定している様子を撮ることになっていたのです。
やめる人間がビデオに収まるのも妙な話ではありますが、
約束は約束です、白衣を着て臨みました。

とはいえ、
自分から好んで辞めるわけでもないのに素直に映るのも面白くありません。
せめて自分のいた痕跡を残してやろうと、
白衣の名札が映るよう、さりげなく体をねじってポーズを取りました。
しかし、それは編集でカット。
そのビデオに残すことができたのは、後頭部と手、それくらいでした。


・・・・・ (続く) ・・・・・


さて、いよいよ会社を離れることになり、話は勝手に佳境に入ります。
第2部は、9月1日公開予定です。


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