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[18] ナイアガラの滝と節水

2009/12/15


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                               ☆    ☆    ☆

マリリン・モンロー主演の映画に『ナイアガラ』というのがあります。
みなさんご存知ですね。
文字通り、ナイアガラの滝が登場します。

さて、映画の内容とはまったく関係ないのですが、
この滝を見ていてゾッとしました。
あまりにも膨大な量の水がどんどん流れ去っているのです。
あたりまえです。巨大な滝なのですから。

しかし、
世界各地にある巨大な滝が、悠久の昔からこれほどの水を流し続けながらも、
地球環境はおかしくならずにいたのです。
それを考えると不思議です。
もちろん氷河期などの異変はありましたが、
滝の水量が害を及ぼしたわけではないでしょう。

一方、環境や資源の問題が喧伝(けんでん)されるこの頃、
節水が叫ばれています。
「必要な水を使ったら、すぐに蛇口を締めましょう」

なにか奇妙な感じがしませんか?
家庭ではコップ一杯の水も節約しようとしているのに、
各地の大きな滝では、
それを嘲笑うかのように、水をどんどん放出しています。
一体、私たちが節水している意味はあるのでしょうか?

確かに、家庭の水には水道料が掛かります。
経済的な理由から、節水せざるをえません。当然です。
ですが、経済的な問題ではなく、環境問題・資源問題として考えた場合、
「節水! 節水!」という呼びかけには“?”が付きまといます。

つまるところ、私たちは、
<環境・資源を守る=節約>というおかしな方程式を作り
適用してしまっているのではないでしょうか。
環境や資源を守ることと節約することとは、きっと別の話なのです。

再びナイアガラの滝に戻りましょう。
この滝は、「節水」のことなど微塵(みじん)も考えてはいません。
しかし、「循環」ということには貢献しています。
大量の水を流し続けることによって「循環」を保ち、
ひいては、地球環境を保っています。

私たちは、環境や資源のことを考える際、
ちょっと頭を切り替え、概念をリセットするべきなのかもしれません。
“環境(資源)を守るのは、「節約」ではなく「循環」なのだ”と。

話のついでにいいますと、これは、経済でも同じことでしょう。
「節約」が蔓延(まんえん)すると、経済は不健全になります。
心臓が血液の送り方を出し惜しみしているようなものです。
逆に、「循環」を活性化したならば、経済は健全になるでしょう。

このように、
「循環」という観点から環境も経済も捉え直してみることが
重要ではないでしょうか。
ただ、誤解のないように申し添えますが、
「モッタイナイ」は大切だと思います。
モノを最後まで活かしきることも、ひとつの循環だからです。
つまり、循環は、けっして無駄遣いのことではないのです。

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創刊日:2009-04-07  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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