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[7] 『ホ・オポノポノ』は便利ツール?

2009/07/01

『ホ・オポノポノ』のことは、きっとご存知でしょう。
・ごめんなさい
・許してください
・愛しています
・ありがとう
これらを自分のなかで言い続けると、
「現実」が変わり、問題が解決する、
というものです。

でも、『ホ・オポノポノ』が好きな方にはゴメンナサイなのですが、
この手の話を聞いたときはいつも、ちょっと違和感を覚えます。
いえ、マユツバだと言っているわけではありません。
これが日本で知られるきっかけになったヒューレン博士の話も、
本当にあったことなのだろう、と思っています。

ただ、日本での取り上げ方には、あまり爽やかでないものを感じるのです。
というのは、
自分にとって不都合なことを解消するための“便利ツール”として
利用しているにすぎないように見えるからです。
なかには、
効果が現れないと『ホ・オポノポノ』をけなしてしまう人もあります。
しかし、
もともとはハワイの少数民族に伝わっていたという『ホ・オポノポノ』は、
もっと豊かな世界観のなかで活用されていたのではないでしょうか。

『ホ・オポノポノ』には、
-----------------------------------------------------------------
「現実」は、自分のなかの「記憶」が作り出したもの。
だから、その「記憶」をクリーニングすることによって、
「現実」を変えることができる。
-----------------------------------------------------------------
というベースがあります。
つまり、
---------------------------------------------------
自分の内にあるものが外に映し出されているにすぎない
---------------------------------------------------
という世界観です。
ここが最も大切なところでしょう。
ところが、
≪「ごめんなさい」「ありがとう」で問題が解消するかどうか≫
というモノサシだけが一人歩きしています。
これでは、簡単に問題を消してくれる“便利ツール”や“魔法の言葉”を
探しているにすぎません。
世界観を単なるテクニックに置き換えてしまっています。

      ■      ■      ■   

“「ありがとう」何百回”や“引き寄せ”、
“天使のナントカ”もそうですが、
いま、こういったことの多くが、
“精神世界”と称して行なわれています。
違和感を覚えるのはこのあたりです。

といっても、これらを否定するつもりはありませんし、
時にはテクニックとして使うのもいいと思います。
また、見えない世界があることに気づくための入り口として、
一度はやってみる意味もあると思います。

けれども、
世界観やものの見方、思想を抜きにして、
小手先のテクニックを弄(ろう)することだけに終始するのなら、
もはや精神世界とは呼べないでしょう。
この世の欲を満たすために見えない世界を利用しているに過ぎません。
天使さんや宇宙人が出てきて、
おしゃれになったり現代的になったりはしても、
「○○を唱えれば救われる」という世界から
一歩も出ていないことになります。
相変わらずのご利益信仰です。

堅いことをいうつもりはありませんが、
“精神世界”というのは、
自分自身の内面や真理を見ること、深めることであるはずです。
都合のいいことが起きるかどうかではなく、
起きたことの意味を知ること、それを見る視点を持つことこそが、
大事なのではないでしょうか。
“精神世界”が、
これから少しずつでも、そういった方向に広がっていってくれれば、
と願っております。

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創刊日:2009-04-07  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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