<国際派時事コラム>またまた合意破りの韓国政府

2017/05/14

 
 
 あの国の人たちのことは、とっくにあきらめているけれど、
5月13日土曜日の産経1面の見出しにはクラッときた。

≪慰安婦合意 見直し勧告
 国連委報告書 日韓両政府に≫

 ジュネーブ発の共同通信報道に産経がつけた見出し。
 脳内は瞬時に2つの赤ランプだ。

「いまごろ築地は祭りだな」
「やれやれ。月曜にはまた蓮舫が口をぐんにゃり歪(ゆが)め
近隣国の代理人を務める姿を Facebook で見せられるのかね」

 あの国の人たちは、どうでもいい。
 いちばん不愉快なのは、日本人のフリをする人たちだ。


■サンフランシスコ平和条約も見直しか■


 共同通信の報道文を読んでみると、そもそもこれは韓国と
連合国組織(いわゆる「国連」)の間の話であって、日本政府
は当事者になっておらず、いわばトバッチリを食っている状態
にすぎないことが分った。

 以下、共同通信の報道。

≪国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会は5月12日、 
韓 国 に 対 す る 審査報告書を発表し、慰安婦問題をめぐる
2015年の日韓合意について
「被害者への補償や名誉回復、再発防止策が十分とはいえない」
と指摘、両国政府に合意見直しを勧告した。

報告書は、両国政府は被害者への補償と名誉回復が行われる
ようにすべきだと強調した。≫

 「最終的かつ不可逆的に解決され」たはずの日韓合意にも
かかわらず、韓国政府は早々に合意を破って連合国組織に審査
を申請したわけである。

 たとえて言えば、日本政府が「広島・長崎の被爆者への補償
と再発防止策が不十分だから」と、サンフランシスコ平和条約
の見直しを国連に審査申請し、これをうけて国連が平和条約の
見直しを勧告するようなものだ。


■ 韓国政府は提出資料全文を開示せよ ■


 この「審査報告書」の原文を見たいと思い、いろいろ検索
をかけてみたが、わたしの腕前ではムリだった。
 
 いずれにせよ、国連に審査申請したのは韓国政府だから、
審査資料は韓国政府の筋書きに沿って編んだものに違いない。

 月曜から日本政府が韓国にすべきことは

・韓国政府が国連に提出した審査申請の全文の開示要求
・それに対する容赦のない不備指摘
・日韓合意は「最終的かつ不可逆的」ではないのかを問い詰める

 状況を整理してみたら、なぁんだ、むしろ日本側の見解を
都大路(みやこおおじ)で堂々と主張する好い機会を韓国から
もらったようなものだ。
 
 韓国はまたまた墓穴を掘ったな。
 すやすや眠って翌朝の日曜、5月14日の産経を見たら、
案の定(じょう)である。


■韓国の筋書に沿って国連が審査した■


 5月14日の産経の1面トップの見出しは

≪韓国 10億円拠出触れず≫。

 やっぱりね。

≪韓国が国連拷問禁止委員会に提出した文書で日本政府の
10億円拠出に触れず、日本側の履行が十分でないため慰安婦
問題が解決されていないとの見解を示していたことが、
5月13日に分かった。≫

≪誤った情報に基づく勧告に日本政府は強い不快感を示して
いる。≫

 予想どおりだが、あらためて、あの国の政府には あきれる
ね。

 国連の Committee against Torture が出した審査報告書
のさわりの箇所が、5月13日の共同通信英文報道に引用され
ている。

http://www.japantimes.co.jp/news/2017/05/13/national/u-n-panel-calls-revising-comfort-women-deal-japan-south-korea-include-compensation/

≪The agreement should be modified to“ensure that the  
 
surviving victims of sexual slavery during World War II  
 
are provided with redress, including the right to  
 
compensation and rehabilitation and the right to truth,  
 
reparation and assurances of non-repetitions,”the  
 
committee said in a report.≫ 


■性奴隷か売春かハッキリせよ■


 あいかわらず sexual slavery である。
 日本政府は、「性奴隷」ではなく「売春 prostitution」で
あると、はっきりさせるべきだ。
 
 sexual slavery なり sex slave というキーワードが独り
歩きするうちは、堂々巡りが続く。
 この議論から、日本政府は逃げてきた。もう逃げないで
ほしい。

 sexual slavery と prostitution の違いは、何か。

・拉致されたのか
・本人(ないし家族)への対価を伴ったか

 この2点である。

 慰安婦は、拉致されたものではなく(じつは拉致した朝鮮
人業者もいて、それは総督府が取り締りの対象にしていた!)、
本人への対価を伴っていたから、明確に prostitution なの
である。
 この辺の議論をこれまで日本政府はちゃんとしてきたの
だろうか。

 さて、共同通信報道の上掲箇所を和訳すると

≪委員会は報告書のなかで、日韓合意は修正されるべきであり、
それにより「第二次世界大戦中の性奴隷制の被害を被った
生存者らに対する補償を確保せねばならない。確保されるべき
補償には、賠償金および名誉回復への権利、真実が明らかに
される権利、償い、そして再び繰り返されないことの保証が
含まれる」。≫

 上掲の 「 」 内の部分が原文である。

 共同通信報道の和文にある「再発防止策」は、この英文を
読む限り、第二次世界大戦中に慰安婦だった女性たちが再び
慰安婦として動員されることがないようにする、ということだ。

 世の中にいろいろな嗜好があるのは確かだが、さすがに
老齢の彼女たちが性産業に再び動員されることはないと、
これはもう100%保証できるのではなかろうか。

 国連に言うとすれば、まずは日本国民に the right to  
truth を保証してほしい。
 真実が明らかにされる権利を日本国民こそ望んでいる。
 真実から逃げ回っているのは韓国であり、踊る国連のほうだ。


◆◆ 後 記 ◆◆


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