<国際派時事コラム>二者共存になごむ日本人

2013/07/31


 7月1日発刊の語学メールマガジン

       「英語のキモは句動詞だ」

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■◆■

二者共存になごむ日本人

■◆■


 7月20日の日本経済新聞の土曜別刷りが「並んでも食べたい
ふわふわかき氷」を特集していた。

 東日本の1位は神奈川県藤沢市の「埜庵(のあん)」。
≪旬の果実を使ったシロップも絶品≫で、≪天然氷を熟練の技
で削≫ってあり≪綿あめを思わせるふわふわの食感≫とある。

 西日本の1位は愛媛県今治(いまばり)市の「登泉堂」。
≪地元でとれたイチゴやイヨカンなどの果物をふんだんに使い≫、
≪自家製シロップはイチゴそのものを食べているよう≫とある。

 どちらも見た目は削り氷に色つきシロップをかけただけ。
 素材やパーツ(=ここではシロップ)の完成度で勝負して
いるところが、日本の産業構造そのものに通じている。

 組み立ては新興国に任せて、基幹部品の質で勝負する日本
の姿を、かき氷にまで感じてしまった。


■ かき氷の簡素とパフェの華麗 ■


 「かき氷」は台湾にも韓国にもフィリピンにもあるが、
たいていは氷の上に載せる具(=果物や豆の甘煮、ゼリー
など)の多様さで競い合う。

 全国区で名物になるようなかき氷で、日本のように氷の削り
方とシロップの品質だけで勝負する店は、他国にはまず無い。

 その一方で対極的な進化をとげているのが、日本の喫茶店
のパフェだ。
 こちらは、アイスクリームをベースに、さまざまな材料を
盛り合わせて装飾美を競う。
 これまた、他国にはまず無い。

 かき氷の簡素も、パフェの華麗も、それぞれに進化させて、
どちらか一方でなければダメなどとは言わず、共存させている
ところがいかにも日本なのである。


■ 対極的ペアの共存が好き ■


 神道と佛教の共存、漢詩文と和歌の共存、日本画と油絵の
共存、慶応と早稲田の共存、トヨタと日産の共存、などと
挙げていけばキリがない。

 対極的なものを共存させることを当然と思う。いや、むしろ、
対極的なものがペアで共存していないと落ち着かない気分に
さえなってくる。

 ひょっとして日本の政界のあり方もその延長なのだろうか。
 必要以上に対極的政策にこだわる無能な野党に、つねに身
の程以上の票を与えて、自民党と共存させてきた。

 いかに政治が停滞してもよい、与野党は拮抗するのがよい、
とまぁ、そういう心理が多くの日本人を支配してきたように
思えてならない。

 よく言えば「寛容」、悪くいえば「お坊ちゃん・お嬢ちゃん」。
 ひとつの色に染め上げないと気がすまない韓国や共産中国
とは対照的だ。

 日本人は対極的なものとの共存で なごみたがる。
 だから、国柄のちがう韓国や共産中国のことも好きで好き
でたまらない。
 さすがに最近、度を過ぎたポッポ的寛容は間違いだと気づき
はじめるひとが増えてきた。


■ 歴史を忘れた韓国人 ■


 「歴史を忘れた民族に未来はない」と横断幕を掲げて、
ようやく自分のことを反省しはじめた韓国人……、なわけ
ないか。

 国じゅうの経済があまりに貧しくて染料が工面できず、
白いままの衣服しか着られなかったのが日本統治以前の朝鮮
人の現実だが、韓国の歴史ドラマでは皆が色とりどりの衣服
を着ている。

 日本は豊かだったから、江戸時代の庶民も色とりどりで
模様もさまざまの服を着ていた。浮世絵を見ればわかる。

 李氏朝鮮時代の絵画や写真と、韓国がつくる歴史ドラマ
のなかのたたずまいは大きく矛盾しているから、そのうち
李氏朝鮮時代の図像資料は韓国で流通禁止になるのではある
まいか。

 慰安婦少女像の設置が反日愛国なりと勘違いしているのも
哀れだ。
「わたしたちの3代前の親たちは、かつて娘を売りました。
村の誰も、娘たちを助けませんでした」
と自虐的宣伝を繰り広げているにすぎないのだが。


■ 主戦場は米国、そして英語のウェブサイト ■


 二者共存が嫌いな隣国人たちと、二者共存が大好きでお人
よしの日本人が、実際共存するにはどうすればよいのでしょ
うね。

 こういうときの日本人の伝統的対応方法は、「無視する」
というものだった。
 さすがに今は、一段の戦略が必要だ。

 こと経済に関する限り、
「投資も技術移転もするな。モノだけ売ろう」と、わたしの
十数年来の持論を繰り返すしかない。シンプルである。

 問題は、広報活動だ。
 中国語や韓国語で隣国人に向けて広報を繰り広げようとし
ても、先方は全面拒否の構えだ。やれやれ……。

 やはり主戦場は米国であり、英語のウェブサイト上だ。

 「慰安婦少女像は、朝鮮の親たちが娘を売り、朝鮮人の業
者が娘を買った証です」くらいの毒々しいことを言い続けて
はじめて、韓国人の執念をへこませられるわけだが、日本政
府にそれをやってくれと言うのは酷だろう。


■ 広報戦にカネをかけよう ■


 官は官のやり方で、みやびな広報をするがいい。
 広報戦は、やはり我々のような民間の兵卒が頑張るしかない。

 政府は、民間の広報兵卒をカネで支援する方法を考えてほしい。
 桁ちがいの予算がつけば、民間の日本人は広報でも優秀さを
発揮するはずだ。


===

▲ 後記 ▼
 

 トム・プロジェクトという演劇プロダクションの芝居が
とても好きで、とくに昨年からは毎回観ていたのだが、
最近再演された演劇を観てがっくりきた。

 詳しくは、以下のブログに書きました。

「百枚めの写真 一銭五厘たちの横丁」 
浅薄な歴史観の台本が残念。役者陣は絶品なのに…
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/201307250000/



 英語学習のメールマガジンは、書いているうちにパターン
ができてきました。

 今のところ、The Wall Street Journal の記事に使われた
句動詞を次々と特集しています。
 
 気になる句動詞があると、いろいろな辞書を引いて例文を
読んでみる、ということは日ごろからやっていましたので、
いわばそれを公開の場でやっているのが「英語のキモは句動
詞だ」です。

 
==

 残部わずかとなりました。

<泉 幸男 著>

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  • 名無しさん2013/07/31

    ●このところの韓国

    お国の事情とはいえ解せない主張と行動に違和感越えてただただ呆れるばかり。旧年からの隣人ゆえに相応の尊敬の念を持っておりましたが....戦後のすさまじき努力の結果見事な近代国家に成長・躍進した大韓民国が一転かっての朝鮮国に先祖返りに転じているのでしょうかね。まさか....とは思いますが。次代を背負う若者たちもこうした現実を自己常識化しているのでしょうか。1970年代前半期所属会社の新規事業案件で深く関わって以来相応の尊敬を持っていただけにこうした急変化の深層を冷静に観察している。隣国中国(旧支那)とは地勢的にも歴史的にも深い関係と交流があったことは史実であり現実であるが...戦後の政治経済事情の激変を耐えてあらゆる苦難を超えての大韓民国宣言ではなかったのでしょうか。隣国の友人として心が痛むばかりです。Andy/CB