<国際派時事コラム>チャンネル桜で紹介されました

2010/12/09



 12月3日のチャンネル桜のコラム番組「鈴木邦子の感々学
々」で、わたしの本を紹介していただきました。

 Youtube にアップされています。
 5分30秒ほどですので ↓ぜひご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=XK1CUAeBaDs
【感々学々】「愚かしい経済人の対中譲歩思考を斬る!」

 キャスターの鈴木邦子さんに取り上げていただいたのは
拙著 『中国人に会う前に読もう』(平成17年刊)です。

 鈴木さんは、岡崎研究所にお勤めのかた。

 11月22日のわたしの配信コラムに、与那国島の人口減のこ
とを書きましたが、冒頭の「ある国際研究所の渡辺さん(仮
名)」とは、じつは鈴木邦子さんのことでした。

 『中国人に…』の 35〜37ページの一部を、番組で読み上げ
ていただきました。
 こうしてあらためて耳で聞くと、けっこう痛快!



 『中国人に…』を書いた5年前の当時、いわゆる「中国もの」
の本として「チベット」について長々と書いた(98〜117ペー
ジ)ものは珍しく、これは今でも誇りに思っています。

 いっぽう、5年経ってみて状況の変化がもっとも激しいの
は、中国の特許出願数の世界ランキング。

 わたしの本のデータ(73ページ)は平成15年のもので、当
時の中国の特許出願数の少なさは異常な悲惨さでしたが、中
国はその後、想像をこえるスピードで追い上げてきました。

 そのあたりの明と暗、陰と陽を紹介しつつ、日本の企業や
学界・官界が中国にどう向き合ってゆくべきか、具体的な提
言にまで踏み込んだ名著があります。

 伊佐進一 著 『「科学技術大国」中国の真実』(講談社現
代新書)。

 「大使館書記官による衝撃のレポート!
日本の技術力はすでに中国に負けている!?」
という、編集者がつけた帯のうたい文句はいささか軽薄。

 しかし伊佐進一さん(昭和49年生まれ)は新世代の国士で、
中国の陽の部分を語るときも媚びへつらいの腐臭が皆無。

 日本と中国のそれぞれの強み・弱みや特性を見据えながら、
中国を一人勝ちさせぬにはどういう戦略で臨むべきか、考え
方の切り口を提示してくれます。
 
 必読の良書としてお奨めします。



 朝鮮軍の砲撃をうけた延坪島(えんぺいとう)に高校があ
ることを前号で紹介しました。

 その後の最新ニュースとして、
住民が島を出てしまわないよう、島の高校の授業料を全額免
除することにしたとの報道がありました。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=135556&servcode=400&sectcode=400

韓国 『中央日報』 平成22年12月7日 (和文サイトから)

≪黄海5島住民に“危険手当”を支給

韓国政府は6日、北朝鮮の砲撃被害を受けた延坪島を含む黄
海5島の住民に 来 年 か ら 毎 月 支 援 金 を 支 払 い、
高 校 授 業 料 も 全 額 免 除 す る こ と に し た。

また、砲撃被害を受けた延坪島住民のために、予備費 300億
ウォンを編成してすぐに執行することにした。

300億ウォンは破損した住宅・商店の復旧、生活安定支援、
待避所7ヶ所の新築などに使われる。

金滉植首相はこうした内容の「延坪島挑発後続対策」を発表
した。

これによると、政府は国会で「黄海5島支援特別法案」が通
過され次第、陸地と離れており物流費用などで不利な黄海5
島住民に毎月世帯別に一定額を支援する方針だ。

北朝鮮の軍事的脅威に動揺する黄海5島住民に一種の“危険
手当” を支給するというものだ。

これは住民たちが島を捨てて離れることによって黄海5島が
無人島になるのを防ぐための措置であると、政府関係者は説
明している。≫

 中央日報サイトでは「黄海」は韓国式に「西海」と書いて
あります。転載にあたり、正しい日本語の「黄海」に改めま
した。

 この記事を読むにつけ、国境離島への優遇政策は国策のだ
いじなポイントなのだと、あらためて感じます。


===

▲ 後記 ▼
 

 11月28日、シアター1010での朗読劇は、いい仕上がりでし
た。

 来年の読者イベントで、その発展形をご披露します。
 芥川龍之介の「杜子春」と、そのモトネタの中国・李復言
の「杜子春伝」を抜粋朗読して、比較文明論につなげてみた
いと思っています。

*   *   *

 最近のブログから ――

(全文は、アドレスをクリックしてブログ本篇でお読みくだ
さい。以下は抜粋です。)

Geoffrey Jones 著『イギリス多国籍商社史 19・20世紀』
(日本経済評論社、平成21年刊) 
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/201012050000/

 「総合商社」は日本だけにある企業形態だと、かねてより
さんざん言われてきた。

 この本を読んで、イギリスの大商社が貿易取引と投資を車
の両輪として企業経営をすすめてきた姿を知り、「総合商社」
という業態がそれなりの普遍性をもっていることを実感した。


≪「ひきこもり」は国民の多くが豊かさを共有できる社会で
ないと起こりえない。≫ by 斎藤 環さん 
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/201012050001/

 この逆説に、しびれた。

≪「ひきこもり」は国民の多くが豊かさを共有できる社会で
ないと起こりえない。
中国は、これからです。

ひきこもりは、未成熟のあらわれ。一般に、社会が未成熟だ
と個人は成熟しますが、社会が成熟すると個人は未成熟にな
る。

インフラが整っているから未成熟な個人でも生きていけるの
です。≫

 社会が成熟すると個人は未成熟になる。「社会」をひっく
り返して、「会社」としても通用しそうに思える。
 会社が成熟すると、社員は未成熟になる。

 あるいは、こうも言える。
 経済が成熟すると、未成熟な政党がのさばる。

 
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<泉 幸男 著>

   『中国人に会う前に読もう  第一線商社マンの目』 

『日本の本領(そこぢから)  国際派商社マンの辛口メモ』

               通 信 販 売 も 受 付 中
         http://homepage2.nifty.com/sai/mart/


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創刊日:2009-03-07  
最終発行日:  
発行周期:月に3〜4回  
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