米大統領の懐事情 from「ガツンと一発」
発行日:2/10
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米大統領の懐事情
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平井修一
他人の懐事情を詮索するのは褒められたことではないが、CNNが「米大統領は辞めてから稼ぐ 元大統領たちの知られざる懐事情」を報じている。
総じて大統領は建国以来、大金持ちか、退任後に大金持ちになるようで、「インフレ調整をすると、最も金持ちだった大統領はトーマス・ジェファーソン第3代大統領とジョージ・ワシントン初代大統領の2人だ。
彼らの在職中の年収は2万5000ドルで、当時としては破格だった。ジョージ・ワシントンの当時の資産を現在の価値に換算すると5億ドル(1ドル76円として380億円)と推計されている」という。
現在の米国大統領の年収は40万ドル(3040万円)だ。1945年に就任したハリー・トルーマン第33代大統領の年収は10万ドルだったが、1969年のリチャード・ニクソン第37代大統領就任時に年収は20万ドルに増額された。
その後、30年間据え置かれたが、2001年の“小ブッシュ”ことジョージ・W・ブッシュ第43代大統領の就任時に議会が倍増を決めた。
現在では大統領を辞めた後も、公務員として国から年間約20万ドル(1520万円)の年金と医療保険、公務出張費、個人事務所が提供される。
「しかし、税金で賄われているこれらの特典も、元大統領たちが本の執筆で稼ぐ巨額の印税に比べたら、たいしたことはない」そうである。
ビル・クリントン第42代大統領は著書「マイライフ クリントンの回想」の執筆に際し、前金で1500万ドル(11億4000万円)を受け取った。さらに“演壇に君臨する国王”と言えるほど講演でも稼いでおり、1回の講演料は12万5000ドル(950万円)。これは元大統領に支払われる講演料としては極めて標準的な額だそうで、クリントンは世界中の企業や団体への講演で7560万ドル(57億4560万円)を稼いでいる。
小ブッシュは著書「決断のとき」の初版150万部で700万ドル(5億3200万円)を、講演で1500万ドル(11億4000万円)を稼いだ。
ジミー・カーター第39代大統領もこれまでに14冊の本を執筆しているから印税収入は大きいだろう。
「就任時にすでに大金持ちの大統領もいる。共和党大統領候補のミット・ロムニー氏も当選すればその1人となる。資産約2億ドル(152億円)のロムニー氏は、当選すれば米国史上3番目に金持ちの大統領となる」
日本の総理大臣が著書や講演で稼いだという話は聞かない。ここ数年は在任期間が1年だから書くことも話すこともないのだろう。米国大統領に比べれば総理の存在は軽くて、文字通り“お話しにもならない”ということだ。
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