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中小企業の羅針盤、人生も経営もやる気とやり方で決まる!

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相対評価も絶対評価も必要ない

2011/09/15


 
 
 
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■■  相対評価も絶対評価も必要ない
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殆どの企業は、社員の評価を過去の本人の成績とで比較する「絶対評価」か、
 
社員同士の成績により評価する、「相対評価」を活用し賞与や給与を決めている。
 
 

「相対評価」が良いか?
 
「絶対評価が」良いか?
 
意見が分かれるところだが、僕の意見は「どちらも必要ない」である。
 
 
 
ただし、社員20名ワンフロアの零細企業の場合である。
 
 
 
元々「相対評価」が主流であった。
 
学校の仕組みもそうだし、スポーツの世界でもそうだ。
 
順位が大事でタイムや何が出来るかは大事ではない。
 
オリンピックを見ても金メダルが重要であって、タイムはその次である。
 
勝ちは勝ち、とよく言われるように、その時代、その参加者で何位かが問題だ。
 
 
一方、その過度な競争評価がうつ病などの企業病を生み、いくら頑張っても報われない、
 
と思う負け犬をつくらないために、「絶対評価」なる過去の自分との競争を取り入れるようになった。
 
 
どちらもそれで上手くいっているなら良い。
 
だか一口に中小企業といっても、社員100名以上の会社から10名の会社もある。
 
「評価制度そのものが成功企業=それなりの社員数がいる企業」
 
が行っている仕組みなので、小さい会社には向かない。
 
これが僕の経験から出た答えだ。
 
 
昔は弊社も研修を受けて相対評価制度を取り入れた。
 
そしてどうなったか?
 
1位と10位の所得格差が出来た。
 
しかも順位は何度やっても余り変わらなかった。
 
 
田舎の零細企業の場合は、優秀な人材が中々入らない。
 
仮に入っていたとしたら、社内では1位や2位を独占する。
 
そして殆どが競争が苦手な社員ばかりである。
 
元々競争が好きで得意ならば、いい大学を優秀な成績で卒業し、田舎の中小企業には入らない。
 
 
では「絶対評価」ならどうか?
 
これならいくら優秀でも過去の自分との比較なので、全員上がれば結果業績も上がる。
 
それはそうなのだが、これも零細企業は向かない。
 
理由は、好成績を収めても資金繰りが苦しく、好成績に応じて所得をアップし続けれない。
 
無い袖は振れない、つまり資金に余裕がないのである。
 
 
仮に払い続けれたとしても、社員20人程度の会社の場合は、個人プレーを磨くよりも、
 
パスワーク、チームワークを磨き、総合力で勝つ方が向いている。
 
業績がいくら良くても、来期に大きな投資をして更に勝負したい場合もある。
 
評価制度に基づいて給料をアップし賞与を多く払い、
 
最終資金繰りに困り、借り入れをするようでは元も子もない。
 
資金ショートした時が倒産なので、内部留保も可能な限りしておきたい。
 
 
上場会社の様に、簡単に株や銀行から資金調達できる会社と、
 
我々のように担保無しでは実際借り入れが厳しい会社では、
 
やり方も考え方も違わなければならない。
 
 
なので僕は業績に応じて、12月と7月の決算前月に賞与で分配する。
 
昔は決算賞与を入れて、年三回賞与(12・7・8月)を支給していた。
 
でもこれだと、税金を納めた後になるので無駄がある。
 
だから決算前の時点で黒字額を大よそ把握し、決算賞与を兼ねて賞与を支給している。
 
賞与の時だけは現金払いとし、給料と一括で支給し、現金の重さを感じて貰っている。
 
 
日ごろ数千円か数万円しか財布に入れない社員が、100万以上の現金を手にする。
 
ここに感動があるし、頑張って良かったと思うだろう。
 
自宅に帰れば、親にはちょっぴり自慢でき、妻には喜んで貰える。
 
僕が会社員時代に一度も手にすることがなかった金額(賞与)を渡すとき、
 
自分が成しえていない夢も一緒に渡している感覚になる。
 
 
滅多に泣かないし、そういう世代の人間だが、まともに向き合い感謝されると、
 
感無量で時には言葉を失ってしまう。
 
そして絶対来期も業績を上げるぞ!
 
そんな決意をもしかすると、社員が僕にさせてくれているのかも知れない。
 
 
何とかかんとか、黒字で決算を終え続けてこれたのは、
 
恐らくそんな感動の連続があったお陰だろう。
 
 
もう既に辞めた社員も含めて、社長を育てていたのは、社員かも知れない。
 
 
 
 
 

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  • 名無しさん2018/01/29

    賞与は社員のやる気を上げる術の一つであります。

    なので、上手く使っていったほうがいいし、社長個人の采配であったり、

    そのあたりは社長の決断に限ります。

    でも文の最後にも書いてあったように、

    賞与を渡した時の社員からの言葉で社長が成長するのであれば、

    それはそれでいいことです。

  • 名無しさん2016/11/14

    確かに賞与がいくら支給されたかというのは

    家族には働く姿は見えていないので

    会社からの評価として受け止めることになりますね。

    ましてや高額の賞与を家に持ち帰れば、株があがるというか

    家族の喜ぶ姿を見れば、受け取った自分はさらに嬉しくなりますよね。

    賞与の査定にも関係してくるのも知りませんでしたが・・

    「絶対評価」「相対評価」の比較といえば通知表をイメージします。

    最近は「絶対評価」が主流で、人との評価でなく

    その人がどんだけ頑張ったかで評価されるようになっています。

    個人的には凄く不明確で、どこか感情が入る評価なのかなと感じています。

    小学校は良くても、

    中学校・高校や大学に入るのも窓口は点数で評価されてしまうので

    あまりシックリこない評価に思えてしょうがないです。

    ゆとり教育も廃止された事もあるし、

    個性を磨く上でも私は昔のやり方のほうがいいように思います。

    評価も時代の流れがありますね。

  • 名無しさん2016/11/14

    全員の社員の顔を毎日見るような規模だと、

    感情が入って評価というものは難しくなるのではと思います。

    なので一定の基準を持つことは必要不可欠であるように感じます。

    しかし、規定で決めすぎても「目には見えない成果」が加味されづらく、

    どこか漏れているような感じがするというのもわかります。

    やはり目的を考えて改善し続けることが大事ですね。

  • 名無しさん2016/08/13

    評価をするということはとても難しいことだと思います。

    大企業のように評価のシステムが決まっているところは別として

    中小企業のように社長の考え方次第でどういう評価をも下せる場合は、

    余計に社員への評価の仕方は難しくなってくるのだろうと思います。

    誰もがwinwinになれるような仕組みであれば素晴らしいですね。

  • 名無しさん2015/04/02

    競争は一見、お互いに高め合ってどんどん上がっていくように見えますが、確かにそれは競争が得意な人たち同士に限るなと思いました。

    競争が苦手な人は、もうあきらめてしまい、逆に意欲が落ちるという可能性もあります。大企業なら人がいっぱいいるのでそれでもいいかもしれませんが、小さい会社では致命的です。しかし、意識しないでなんとなくするのも困る。経営者がどう、方針を社員に伝えていくのか、幹部社員がどう社員をモチベートしていくのか、それが大事なのだと思いました。

  • 名無しさん2014/04/17

    中小企業と大企業では賞与の査定も含め、真似をしてもうまくいかないと思います。

    やはり中小企業には中小企業にあったやり方があると思いますし、

    その中でも会社それぞれによってベストのやり方は異なるとさえ感じます。

    チームワークが重要な中小企業にとって賞与の査定はとても重要な内容だとは思いますが、

    社風が良い会社はそれも問題にさえならない気がしました。

  • 名無しさん2012/09/14

    賞与を現金支給っていいですね。

    現金支給の頃は少しばかり頂いてなんてこともできましたが、今は振込なのでそういうわけにもいきません(苦笑)

    今は振込で明細をもらうだけで、実際は妻からボーナス分のちょっぴりお小遣い上乗せはある程度。

    わびしいものです。

  • 名無しさん2011/10/17

    何事も個人プレーで上手くはいかないということですね。仮に自分だけ業績が良くても、私だったら逆に働きづらくなりそうな気がします。みんなで業績アップを意識して、協力しあっていきたいです。

  • 名無しさん2011/09/19

    手渡しで現金をもらうとまたリアルに実感がわいてきますね。

    またモチベーションにもつながり仕事の意欲になっていくんだと思います。

  • 名無しさん2011/09/16

    「絶対評価」「相対評価」を比較しても、

    いい面悪い面がありそうですね。

    会社にあったやり方でいいとは思いますが、

    本当に賞与を決めるのは難しいと思います。

    自宅に帰れば、親にはちょっぴり自慢でき、

    妻には喜んで貰える・・・

    そんな感動はいいですね。

  • 名無しさん2011/09/16

    今、封筒でもらうことってなかなか無いですよね。

    でも、通帳や明細に印字されている数字の並びを見るより、重みが伝わるし

    そのときの感動とか感情が大きくなる気がするので

    すごくイイですね。

  • 名無しさん2011/09/15

    自宅に帰れば、親にはちょっぴり自慢でき、妻には喜んで貰える。

    ・・・・・

    いいですね。振込み当たり前になった頃から亭主の立場が微妙に変化してきました!

  • 名無しさん2011/09/15

    最近は給料は振込で、昔のように封筒手渡しなんてなくなりましたね〜

    給料袋を妻に渡すときは誇らしげな気分でしたが、今は明細だけ渡してもそれほど大きなリアクションもなく・・・

    あの頃はよかったな〜となつかしくなりました。