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仕事観は親の後姿で決まる!

2009/07/17








■■  仕事観は親の後姿で決まる!
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これは地元敦賀のある警備員の実話である。
 
 
 
 
ある人が定年退職をし、その後警備員として働くようになった。
 
その彼は保育園での警備を担当。
 
 
 
彼は以前の職場と同様の気持ちで、新しい職場では正面入り口に立ち、
 
保育園の先生方、園児のご両親、全員に分け隔てなく挨拶をした。
 
 
だが園の正面玄関は自家用車での出入りが多く、
 
相手は窓を閉めている。
 
その為彼が会釈をする姿を見ることはあっても、声までは聞こえてない場合が多い。
 
 
更に通常警備員が挨拶をすることも過去無かったので、
 
特に相手にされず挨拶は独り言のように消えていった。
 
 
 
 
月日は半年を過ぎた。
 
 
 
 
彼は最初の時と変らず元気に挨拶をしていた。
 
 
 
 
保育園内の父兄会でこんな話が出た。
 
 
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
新しく入られた警備員の方が、毎朝玄関に立ち挨拶をしています。
 
悪天候でも、暑い日でも変わらない、その姿に感銘を受けて、
 
いつの間にか園児たちも元気に挨拶できるようになりました。
 
非常に素晴らしいことです。
 
 
皆さんも是非元気良く挨拶をして下さい。
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
この話を人伝に耳にした時に、立派な方もいるものだ。
 
誰も挨拶をしない中、
 
ずーと継続するのは並大抵な精神力ではない。
 
 
 
 
そう愛想良く返事が返って来ない事は想像に容易い。
 
 
中々出来るものではないなあ。
 
と関心したものだ。
 
 
 
 
 
それから数ヵ月が過ぎて、僕はその園の門をくぐった。
 
 
 
 
 
噂どおり元気良く挨拶をする守衛さんがいた。
 
 
僕は満面の笑顔で窓を開け会釈をした。
 
 
 
 
「おはようございます♪
 
いつもご苦労様です♪」
 
 
 
 
 
「・・・・・・」
 
 
 
 
 
「何してんの?
 
おとうちゃん??」
 
 
 
 
 
そう、何とその噂の警備員とは僕の父だったのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そういえば僕が中学一年生の頃、
 
父と煙突掃除に行った事がある。
 
 
当時時給550円の時代に、日当1万円という事で非常に嬉しかった。
 
どんな内容かも聞かずに友人を誘い当日を迎えた。
 
 
行き先は工場でGWを利用し円筒にたまったカスや汚れをスコップ等で運び出すという作業だった。
 
煙突内の温度は丸二日空けても70以上の高温、
 
しかもチリとホコリが凄くマスクとメガネが必要。
 
 
長袖の作業服では、サウナを通り越して2分と我慢出来ない。
 
 
僕も含め2分〜3分で出て来て交代で出入りを繰り返す。
 
その中でリーダー的存在で働く父は一度入ると、20分程出て来なかった。
 
 
 
 
僕はそんな父を見て、不思議に思い帰りの車の中で聞いた。
 
 
 
 
 
「何故、1人だけそんなに長い事入っているの?
 
報酬が長い事居ると違うの?」
 
 
 
 
 
父は一言こう答えた。
 
 
 
「いや、何も変らないさ」
 
 
 
 
 
僕に対しては口数は多くない父は、特に説明する事は無かった。
 
 
しかし、今になり思うのは父親のそんな働き方を見て、
 
自然に僕も真似るようになった様に思う。
 
 
 
それ以後も僕は多くのアルバイトを経験するのだが、
 
休憩時間を惜しんで働いた。
 
何処で働いても仕事を怠る事は無かった。
 
 
 
 
あれから25年以上経過し、
 
今もそのたった3日のアルバイトの事を思い出すのは、
 
余程、僕の中で印象に残ったに他ならない。
 
 
 
 
ちなみに僕は父親を反面教師として生きて来た。
 
 
 
 
父親の様に真面目だけでは損をする・・
 
 
一生懸命だけじゃダメだ・・
 
 
やり方が大事なんだ・・
 
 
 
 
そう思い今があるのだが、
 
まさか今になっても働く姿勢を学ばされるとは・・
 
 
 
 
 
その後も中学生の頃と同様に、
 
父にこの話を言う事も無かったし、僕も話しに出していない。
 
昔ながらの親父である父は、多くを語ることはしない。
 
中学生の頃の父と違い、すっかり老いてしまっている。
 
 
 
 
 
しかし、僕の心には25年前と変らぬ父が写っている。
 
 
 
 
 
そして、また今から25年以上経過した頃、
 
僕は今日の父の姿を思い出すに違いない。
 
 
 
 
 
 
 
 

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  • 名無しさん2015/07/17

    凄く心が温まるお話ですね。



    私はくそが付くくらい真面目な父親が凄く嫌だった時期がありました。

    一概にそんなに一生懸命しても何か得な事があるのかと思うくらい手を抜かない父親。

    子供の頃からそんな姿を見て私は育ってきました。

    そんな父が今年地区の老人会長になって、いろんな行事に参加するようになりました。

    会社に向う車の中から、ふと地区の公民館の方を見ると、

    花壇に水をやる姿を毎日のように見て、

    そんな真面目な父の姿が尊敬・自慢できる気持ちになった自分を感じました。

    私も言葉でなく、後姿で子供に何か伝えられるような親になりたいなって思いました。

  • 名無しさん2015/07/17

    報酬が変わるわけでなくても一生懸命に仕事に取り組む姿勢のお父様、素晴ら

    しいですね!挨拶とかも相手から何も返ってこないと途中で諦めてやめてしま

    うことが多いと思います。そこを継続する力を持っていて感銘を受けました。

    自分にいかに厳しくできるか、報酬をもらうために仕事をしているのか、何の

    ためなのかによって仕事への取り組み方は変わってくると思います。私自身仕

    事への働き方について見直した方がいいと思いました。

  • 名無しさん2015/05/26

    父の仕事を見ることは機会が余りないし、

    両親の仕事に対する姿勢などをどれだけ受け継いでいるのか…

    そう考えると想像できません。

    自営なので、信頼や腕がなければ声が掛からない世界なので、その中でずっと生き残ってきたということは私が想像する以上に今まで積み重ねてきたものがあるのだろうと思います。

    父のように、日々の積み重ねで信頼を得て、責任を果たしていけるような社会人になりたいです

  • 名無しさん2014/09/25

    自分は父の仕事しているところはたまに見ていました。

    感じることが多かったのは、仕事をしているときよりも、父の仕事仲間の、父への態度です。一目置いている、信頼されている、「あの人が言うなら」という人になっている。そしてその子供である自分も、いろいろな人から声をかけてもらう。

    小さな村でしたから、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、子供心にすごく誇らしい気持ちになり、「お父さんはいつも誠実にがんばっていて、他の人への思いやりを持っているから、人に好かれるんだ。」と思っていました。

    考えてみればそれが、今でもずっと残って、自分の軸になっています。

  • 名無しさん2014/05/08

    私の父親は真面目で口数少ないけど優しい父です。

    私が小さいころは、朝早く出て、夜寝るころに帰ってくるので平日はほとんど会話なかったような気がします。

    海外にも行っていました。

    大人になってから聞きましたが、若いころは夜中まで働いて朝また早く出てを繰り返していたと言っていました。

    私は今はパートですが、正社員で働いていた時は父親と同じように、遅くまで働いていたし朝も早く出ていました。

    特に考えたこともなかったし気にもしてなかったと思っていたけど、親の影響はすごくあるんだと思いました。

  • 名無しさん2010/09/23

    父親の影響はすごく大きいものがあると思います。

    自分のそんな父親になりたいと思いました。

  • 名無しさん2010/09/11

    自分がいくら歳をとってもやはり父親から学ぶ事は多いですね。

    高橋さんのお父さんは素晴らしい仕事感をお持ちの立派な方だと思います。

    父を尊敬する気持ちを忘れず、今後も仕事に励まないといけないと改めて気付きました。

  • 名無しさん2010/07/13

    話題になるほど毎日毎日、挨拶し続けるなんてとてもじゃないけど真似できないことです。また、それが、自分の父親だと知ると余計にびっくりです。子供は身近な両親を見て育ちます。いろんな思い出も小さいころから作ってきたと思いますが、仕事観については同じ職場で仕事をしないと見せれるものではないし、教えるのは難しいと思います。その煙突そうじの仕事を父親と三日間しただけで強烈に記憶に残っているのはすごいことだと思います。あまり口数の少ない父親が、言い聞かせるのではなく行動として示すことで、子供にも伝わるものは大きいのだと思います。やはりどういった状況でも父親は尊敬される存在であり、尊敬したい存在でありたいですね。損、得ではない働く大切さを感じることができました。

  • 名無しさん2009/07/28

    すごいですね。

    やはり、意識はしていなくても、父親の背中を見て育っているものです。

    高橋さんのメルマガを見て、子供の頃の自分の父親の姿が目に浮かんできました。

    どんなに遠い、辺鄙なところでも家族のために単身赴任に行った父。

    仕事の話は一切家庭では出さない父でしたが、会話には出なくてもやはり仕事に対する姿勢は子供に自然と伝わるものですね。

  • 名無しさん2009/07/18

    しかし、僕の心には25年前と変らぬ父が写っている。

    そして、また今から25年以上経過した頃、

    僕は今日の父の姿を思い出すに違いない。

    ・・・・・

    私も、今は亡き明治生まれの父のことを思い出しました。私が小学生の頃、早くに父親を亡くし母親一人で育てられた父は一年の中で、元旦だけしか仕事を休みませんでした。自分ひとりで頑張りました。が、晩年に東証一部上場の企業と組んで後一歩のところまで行きましたが、不良材料を掴まされて失敗してしまいました。その頃家業を継いだ私は全ての手形を払いきりました。それ以降は現金仕入・販売にき切り替えました。今は全く違ったサービス業に携わっていますが、スキマ産業で当初は良かったのですが、大手が参入し非常に苦戦しております!

  • 名無しさん2009/07/18

    感動的な話ですね。

    まだ押さえ気味の文章でそれがまた想いが伝わってきていいですね。

    小さいころに体感することがその後の人生に大きく影響するということは

    父親、母親は多くを学ばなければいけないですね。

  • 名無しさん2009/07/18

    まさかこんな身近にいたなんてビックリですね。

    読んでいて本当にジーンとしました。

    なかなかできることではないし、ずっと続けてなんてすごいことです。

  • 名無しさん2009/07/18

    いいお父さんですね。

    身内でこのような話があがると自分自身も嬉しく思いますし、

    また励みにもなります。

  • H2009/07/17

    現地へ行くまで父親だと知らなかったというのも不思議な話です。

    挨拶は基本的な事ですが、なかなか出来なかったりします。ましてや相手にされてないのにずっと続けるなんて本当にマネの出来ない事です。

    立派なお父さんですね。そしてこんな風に親の事を誇りに思える高橋さんも素直でいいと思います。

  • 名無しさん2009/07/17

    すごく立派なお父さんですね。

    私も父をあまり尊敬していませんでしたが、ちょっとした所が父と似ているなって時々思う事があります。

    とても興味深く読ませて頂きました。