絵画

うっさんうさじしんぶん

夜更けに庭に星がこぼれた。
ウサギが屋根で口笛を吹く。
古布で描く空想世界
少年は旅をする。
少女は花に住む。
作品展のご案内と旅の日々を綴ります。

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[ 柳と、旅 ]梅原龍 布絵旅行記 第五號 於赤穂

2009/05/24


みなさんお元気ですか?

ずっと旅をしています。
沖縄、埼玉、ベトナム、京都、神戸、赤穂

赤穂市の坂越(さこし)という町で作品展をしていました。
昨日で終わったんだけど、沖縄からも友人が遊びに来てくれました。
手拭いを染めてくれている紅型作家の縄友子さん、八重山民謡の唄者である稲服剛治君は三線を抱えて
旅をして、19日には夕暮れの会場で沖縄の風を吹かせてくれました。

これからしばしのんびりして、大阪へ旅立ちます。



もくじ
1、大阪個展『 いつか、月に住む 』
2、本の日々
3、ベトナムの旅
4、集めもの
5、次の世界(あたらしいこと、もの)
6、お知らせ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


■ 五 月 大 阪 ・ 『  い つ か 、 月 に 住 む  』 ■

関西の旅も四つめの会場がはじまります。
京都伏見が4月最初からで、次に神戸北野坂、
赤穂市坂越の町には11日から半月ほどの滞在でいろんな出会いがありました。
昨日は四国にうどんを食べに行って、金比羅さんに参拝して来ました。

大阪は初めての会場です。
カフェも併設されていますので、お茶を飲みがてら遊びに来て下さい。

ギャラリー&ティールーム The 14th MOON
大阪市中央区大手通1-1-1
tel 06-6943-5892
2009年5月27日(水)〜6月5日(金) 12:00am〜7:00pm
土曜日と最終日は17:00まで
5/31は休廊です。


■ 本の日々  ■

「墨東綺譚 - 永井荷風」
僕の読書は驚くほど時間がかかります。これもまだ31頁のあたりですがもうかれこれ一箇月。
わずか105頁の短編なんだけど、気に入れば入るほど時間をかけます。
まだ全容を知らないから語るところもあまりないのだけれど、東京の昭和初期の風情がなんとも
優しげな感じに描かれていて、赤穂の窓辺の読書にはピッタリとくる。
東京の暮らしと、自分の旅先の長閑な暮らしが重なるようで少しずれたみたいなところも気持ちが良い。
このカバー絵は今も同じなのか、木村荘八の味のある筆絵もいい。


「暮しの手帖 39号」
母が昔購読していた事もあり、なんとなく愛着のあるこの雑誌を時々買ってみたりします。
思えば若い頃から渋い雑誌を買っていました。高校時代はクロワッサンを。
大学時代は太陽と芸術新潮を。骨董屋に通い名曲喫茶に通い、京都ひとり旅なんて鈍行列車で嬉々として
旅に出た事を思い出しました。
現在COW BOOKSの松浦弥太郎氏が編集長になっていて少しずつ変化していますが、この手帖の気質は
充分に受け継がれている気がしてとてもうれしいです。
二度ほど松浦氏と面識がありますが、誠実で本好きなそれで独創的と本屋さんには打ってつけの人物でしょう。

この号はやきそばが最初の特集がやきそばっていう面白い話題からはじまります。
表紙が菜の花畑と桜の中を単線列車が行くという春らしい絵なので、軽やかさが良いなぁと思いました。
それと自然療法というふたつめの特集もなかなか解り易く参考になります。
人間と自然、社会と時代を健康を通して考えさせられます。

どうです?
お昼の本屋で暮しの手帖を買い込んで、喫茶で春を楽しみませんか。



■ ベトナムの旅 ■

関西の旅が始まる前に、ベトナムに行ってきました。
ちいさなウエストバッグひとつでホーチミン市へ。
1年で最も寒い時が20度という、さすが熱帯と思うほど暑い!
空港からバスに乗って知らない町の真ん中に降りました。
町はバイク、バイク、バイクで埋め尽くされひしめいています。
見つけた宿は下町の小さなホテルで、英語も少ししか通じないけれど、
僕もぺらぺら喋れる訳ではないので好都合。
いつもゆっくりと日本語で喋る!が、基本なのです。
だってモンゴルだって韓国だってタイだって英語が使えない人ばっかりだし・・

ホーチミンからハノイまで、寝台列車で29時間の長旅もしました。
深夜のサイゴン駅は不思議な旅の始まりを感じさせるような静かな場所です。
町を抜け出す夜。
富山に住んでいた子どもの頃、東京へ行くとなれば寝台列車でした。
あちこちで寝る支度をする人たち、寝静まった通路から外の景色を眺めていると
車両のあちらから車掌さんが揺れながら歩いてくる様、いろんな事が思い出されます。

朝になると一面水田が広がるベトナム。
牛が田を耕し、人が集まって手で田植えする懐かしい景色。
富山のおじいちゃんの生家の村はこんな景色だったなぁと懐かしみました。

しかし、永遠と続くような汽車の旅。
時々海が見えたり、山裾を縫うように走ったりしてゆっくりと進みます。
そのあいだ、初めて旅先に持って来た布を使って布絵を作っていました。
揺れて揺れてぐらぐらしていましたが、それもなんか楽しい。
たまに外を眺める、また絵を描く。

真っ暗な早朝のハノイ駅。
こんな時間からバイクタクシーのおじさんたちで駅はいっぱいでした。
その勧誘の隙間を抜けて旧市街へと歩きます。
だんだんと白みはじめた町の公園に腰を下ろし、体操する人たちに混ざって
ヨガをします。あー長旅で固まったぁ〜

フランス領時代の雰囲気が色濃く残るハノイはホーチミンのアメリカぽさとはまるで違って
静かでちいさな町といった感じでした。
カフェも沢山あって、気に入った店に毎日通いました。
パスタもプリンもミネストローネスープも美味しい!
キリスト教の強いハノイでは、大聖堂の隣のホテルに宿を取り毎日鐘の音で暮らしました。
こっちも矢張り日中は暑いから、ホテルで長風呂、カフェでごはん、絵を描く、
そして夕方になって外を迂路つく。
それはそれでとても楽しい日々でした。

さてさて、けっこう端折って書きましたが、きっと来年のカレンダーのうっさんうさじ新聞には
写真とともに登場するでしょう。
お楽しみに。



■ 集めもの ■

マッチを集めたりしています。
マッチ集めが懐かしいなんて方きっといらっしゃるでしょう?
もう最近はマッチを作っているお店も少なくなってきているから
それはほとんどが昭和の時代から在庫してあるものとかが多かったりします。
だから電話番号が一桁足りなかったり、住所も旧町名だったりでそれが楽しい。

集めるだけでなく使っています。
浦和にいる時はアラジンストーブに重宝し、キャンプにも持って行きます。
沖縄ではもちろん焚き火!
近所から来る子どもたちもマッチを擦る経験も少ないのでわいわいとやっています。

絵を眺めているのも懐かしいし、お店を出る時に「マッチちょうだい」と言って、
あとからポキッと折って爪楊枝代わりにして、これまた昭和の風情なのです。


また次、違うのを書いてみます。


■ 次の世界 ■

7月16日から6日間、さいたま市・楽風で個展があります。
またまた新作をたくさん発表しますので是非遊びに来て下さい。
夏の楽風は大好きです。
辿り着いたそこは、大木の木陰が綺麗な中山道脇の庭。
この季節、冷抹茶や冷煎茶、それとアイス珈琲がお薦めです。
辿り着いたらまずお茶で休憩して、ゆっくり見て行ってください。


■ お知らせ ■

6月の中頃から7月は沖縄で製作です。
また8月は前半に軽井沢で、後半は沖縄なのでみなさんも旅の計画してみてくださいね。


ブログ「柳と、旅」、「青い弧」も更新中。
ぜひホームページやブログも見て下さい。
http://www.sachibarumaya.com

それではまた!


◆うっさんうさじしんぶん◆
ウチナーぐち(琉球語)で、うっさんは「うれしい」うさじは「うさぎ」。
だから、嬉しいウサギ新聞と言うことです。

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創刊日:2008-12-01  
最終発行日:  
発行周期:一箇月に一、二號  
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