政治・経済

治統(ちとう)メールマガジン

日本初の総合的ロビーファーム・LSJ ロビーコーポレーション、チーフロビイスト岸田治子によるコラムです。日本では希少な国家間の折衝、紛争解決に携わる「国際ロビイスト」(政策活動の専門家)の観点から、最新の国際情勢と養成予報を誰にでもわかる易しい言葉で解説します。

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【LSJメールマガジン】ロビイストの国際情勢予報第54号

2011/02/18


   ◇◆◇◆ 「眠れる獅子」と「自信ないで症候群」 ◆◇◆◇


日本は、戦争で燃え尽きる手前まで力を使い、打ち砕かれたプライドと疲労
から立ち直るまでに何十年もの時間を要している。今の日本は、自信を喪失
しつつある、迷える存在だ。


先日、下田へ行った際、青く綺麗な海と白い砂浜を気持ちよく散歩していた
ところ、轟音と共に中型軍用機が太平洋よりこちらへ向かって突進して来た。
ありえないとは思いつつも、「撃たれる」のでは、という緊張感が一瞬背筋
を走った。そして、もう一機の軍用機も横から合流し、なんとも性質の悪い
飛行を続けつつ、どこかへ飛び去って行った。

米軍機である。

沖縄普天間基地問題がずっと物議を醸し出しているが、冷静に考えれば、外
国の軍事基地が自国に多数存在するこの異様さに、いい加減日本人は気づか
ないのだろうか。戦争が終わって、今年で66年の月日が経つ。外国基地が
日本に存在し続ける限り、日本は戦後の敗戦体制の延長線上にいるというこ
とは、紛れもない事実だ。

昨日の2月15日、ロシア外相は北方領土問題に関し、「日本は第二次世界大
戦の結果を認めるべきだ」との趣旨の発言を行っている。ロシアの趣旨はと
もあれ、色々な意味を込めて、日本にとってなんとも皮肉な発言だ。

「敗戦国」日本。第二次世界大戦は、終わっていないようだ。

日本は、未だに外国に支配される戦後体制下にある。この事実に、我々は心
底怒るべきだ。疑問を抱くべきだ。しかし、「自国が実質他国の支配下にあ
り、それでも表面的には自由が認められた独立国家に住まい、自分の日々の
生活さえ保障されているのであれば問題はない。怒りも感じない。」もし、
そのような人民が多数を占めるのであれば、そのような国家には更に惨めな
現状がふさわしいだろう。

日本や世界が置かれる真の現状や社会の奥深いカラクリを知らない、井の中
の蛙である自称専門家らが狭偏なコメントをテレビにて述べ(きちんとした
見解をお持ちの方も少数おられるが)、それらの意見をまともに受けている
人民に明るい未来はない。

本メルマガでも予見し続けていたように、日本の国力は著しく落ちた。中東
情勢の不安定さはまだ序章であり、イラン危機(戦争)はこれから訪れる。

何年も言い続けているが、イラン危機が訪れれば、日本そして世界の経済は
大打撃、または崩壊に近い状況に陥る。

日本がおかれている状況、世界の瀕している危機に気づいている日本人は、
一体、日本列島を探しても何名存在するのだろうか。

日々のテレビニュース、政界、財界人のコメントを耳にしても、幕末の徳川
幕府でさえ、今の日本と来ればもっと自治能力を有し、まともであったであ
ろう、とあまりの我が国のリーダーらのレベルの低さに溜息が出る。

仮に今、イラン戦争が勃発勃発すれが斜陽の国路線を辿っている日本は対処
出来ないだろう。イラン戦争勃発が、日本が少しは目覚め始める可能性のあ
る来年以降であることを個人的には祈っている。

昨年ヨーロッパや中東を訪れた際に再確認したが、自分が日本人である贔屓
はなしに、日本人は本当に優れた民族であると確信する。小国がひしめく、
ドングリの背比べのヨーロッパと比べ、日本はなんと恵まれ、また秀でた国、
才気あふれ謙虚な民であろうかとしみじみと思う。

いいかげんに日本は西洋の猿真似を止め、卑下を止め、深い眠りから覚めな
ければ、この日本という国に明るい未来はやって来ない。ずっと言い続けて
いるように、このままでは中国に侵略されるのが関の山だ。中国に日本を開
放し、中国人が例え5兆円を日本経済に落としても、このままでは500兆
円の対価を日本は中国へ支払うこととなる。

政治も経済も、数千年続いた日本体制の末期にさしかかっている。実につま
らない、一喜一憂に値しない出来事が日々国内にて起こっているが、末期症
状だと思えば、ニュースの見方も変わってくる。北方領土問題も、頭を抱え
る必要はない。「その時」が来れば、実に簡単に瞬時に解決される。

眠れる龍である日本が何千年もの深い眠りから覚醒するのか、それともただ
の豚で終わるのか。その答えは、来年中には出るであろう。

世間一般的に言われる「2012年問題」を一笑する人に、2013年や2014年は訪
れない可能性が高いだろう。現代の稚拙な「非科学的」科学に縛られ、その
狭い了見と器量をもって真の科学や医学の発展を妨げている輩は、人間社会
の発展を妨げる存在でしかない。

私達は、有史以来、実に重要な時代に生を受けた。くだらないプライドによ
って戦争を繰り返し、未熟かつ曲がった経済システムを生み出し、今まで人
間は同じ事を繰り返している。同じ過ちを犯し続けた人間に、もう次のチャ
ンスは訪れない。

地球も人間社会も悲鳴を上げている。「観測史上初」という異常気象が今や
世界では当たり前と化しつつある。各主要宗教や様々な文化圏にて、「ハル
マゲドン」や人類滅亡(危機)説などが存在する。それが2012年であるのか
は分からないが、冷静に考えても、世界は「何か」へ向かって一直線だ。

しかし、私は、人類滅亡という結果には至らないと思う。崖っぷちまで追い
詰められた時こそが、「チャンス」だ。チャンスを活かし、目を覚ませば、
明るい道は開ける。そうでなければ、崖から落ち、「終わり」だ。

新世界誕生へ向けて「我こそは」と自負する方々は、まず自己へ厳しくある
べきだ。自己の内面的問題を抱えたまま、自信の問題解決逃れの為に国の改
革に乗り出されても、迷惑至極だ。自己との戦いに勝利を収めた真の勇者の
みが、眠れる龍を目覚めさせられる。

私はこれまで、首相や大統領経験者を含め、実の多くの可能性ある人々が自
己との戦いに惨めに負ける姿を直に見てきた。失望の連続だ。安全圏に居な
がらであるのなら、誰でも何でも無責任に発言は可能だ。だが、自己との戦
いは最高レベルに困難だ。不可能とも思しき、この自己との戦いに打ち勝っ
た勇者のみが、新しい世界を導く一員となろう。

実に小さな思考回路に遮られ、重要事項を一笑する愚者が日本にも多いよう
であるが、彼らも数年以内に世から消えるであろう。

まずは、大掃除だ。時代の大きなうねりが、人、会社、国、環境の大浄化を
開始した。


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創刊日:2008-06-18  
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