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新聞拡張員ゲンさんが、悪質な勧誘員から身を守る方法、営業理念や人生勉強に役立つ情報、新聞業界の裏話などを語りかけます。全編関西弁で語られているゲンさんの軽妙で面白く、含蓄の深い世界をお楽しみください。

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第457回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞販売店の苦悩……その4 末期的症状の販売店に希望はあるのか?

発行日:3/10

■新聞販売店の苦悩……その4 末期的症状の販売店に希望はあるのか?


ある新聞販売店に勤めておられる専業の方から、

……………………………………………………………………………………………

こんにちは。いつも楽しみに拝見致しております。

私、Y新聞販売店での専業を今年で8年やっておりますが、年を増すごとに販
売店の経営が厳しくなる現状を身に染みて感じます。

〇〇会の中で、本社のご機嫌取りでしょうが、年間増紙目標+1000部を2年連
続達成!などと喜んでいたのも、つかの間で、当然増えれば止めも出て来る訳
で、ここ数年はさすがに1000部増紙とは言いませんが、数字上で微増している
のが、不思議で仕方ありません。

私が勤めている販売店は、地元でもかなり専業の人数も多い方で、拡張員の案
内日程も月に12〜15日は入っていますが、せいぜい20枚揚がれば良い方で一人
あたりの揚がり枚数は年々下がって来ています。

さらに、本社担当からの拡張団の受入要請などがあるのですが、全く使い物に
なりません。

お客さま気分で入店するものですから、はじめから揚がるところへ連れて行け! 
という具合です。

それでも、まだ私共の販売店は何とかやって行けているので、マシな方かもし
れませんが、専業も雇えず、拡張員も入れられず、自ら配達も集金も拡張も止
め押しも全てをやっている代表もたくさんいます。

先日、特拡でお邪魔した所なんかは、家の家賃を払うのがもったいないので店
で寝泊まりしていました。もう、ここまで来たら、なんらホームレスと変わり
ない生活です。

なんの為に、販売店店主を志したのか? 

本人もまさか、こんな事になるとは夢にも思わなかったでしょうが、そこまで
して経営者にこだわる理由が見つかりません。

私は、経営者ではありませんが、販売会議での代表達を見ているとこの現状に
おける当事者意識が感じられません。

それよりも、嘘報告でさらに自ら首をしめて、一体何を守りたいのかさっぱり
わかりません。

肝心な、配達員や集金スタッフも万年人手不足です。いくら募集をかけでも集
まりません。

私も、毎日抜けた穴を塞ぐ仕事ばかりで、やらなきゃいけない仕事は後回しで、
なんとか日々やり過ごしているという感じです。

私、文句や不平不満を口にして、それで問題が解決するならいくらでも言えば
良いですが、見ざる聞かざる言わざるでは、やがて販売店は崩壊します。

もう少し、何か打開策が無いものか?

将来を見据えた視点でアドバイスを頂ければ、幸いです。

よろしくお願い致します。

……………………………………………………………………………………………

というメールが寄せられた。

『数字上で微増しているのが、不思議で仕方ありません』と言われているが、
本当のところは、この方には分かっておられるものと思う。

『嘘報告でさらに自ら首をしめて』と言われているのがそれで、『嘘報告』と
は、俗に『積み紙』と呼ばれているものや。

実際には契約していないにも関わらず、契約したと新聞本社に『嘘報告』をし、
余分な新聞を購入した結果が『数字上で微増している』と。

その代金を支払っているために『さらに自ら首をしめて』いるのやと。

ちなみに新聞社では、これを「虚偽報告」と呼んでいる。「押し紙」裁判の時
に新聞社が好んで使う言葉や。

『本社担当からの拡張団の受入要請などがあるのですが、全く使い物になりま
せん』と、この方が言われているとおり、昨今の拡張員の力量は、昔と比べか
なり低くなっているのは間違いない。

その原因は何か?

新聞拡張団での新規の雇い入れの際、経験者を除外する傾向が強いということ
が理由の一つに挙げられる。

それには新聞社の意向が強く働いているという。拡張経験者は、「喝勧」、
「てんぷら(架空契約)」、「爆行為」をして、トラブルを引き起こすものと
決めつけているわけや。

経験者ほど不正に手を染める人間が多いのは確かや。それは否定せん。しかし、
不正など一切しない真っ当な拡張員がいるのもまた事実や。

悪い面ばかりに目を向けるのやなく、良い面にも光を当てて経験者を活かして
いく必要がある。

どんな業界でも、そうやが経験者を除外して、初心者だけを集めて教育しても
大した成果は期待できんしな。

初心者は、仕事のできる経験者の背中を見て育つ。その手本となる経験者がお
らんのでは話にならんと考えるがな。

初心者が育つ土壌のない業界に未来はない。残念ながら、新聞業界はそうなり
つつあるように思う。

その他で拡張員が減少している理由に「稼げない」からだというのもある。

果たして本当に、そうなのか?

このメルマガやサイトには「稼げない」ことを理由に、辞めたいと言われる方
からの相談が多い。

ただ、それに反する意見、情報を送って来られる人もおられる。実は拡張員は
儲かる仕事で稼ぐことのできる仕事なのだと。

その詳細については、『第408回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞復活へ
の試み……その7 勧誘員の減少阻止が最大の新聞復活策になる』(注1.巻
末参考ページ参照)で話しているので見て頂ければ分かるが、年収1千万円か
ら2千万円の人も珍しくないとのことや。

しかし、それは全体のごく一部に限定されている。大半の拡張員は、やはり
「稼げない」、「雇って貰えない」ため、多くの拡張員が他業者に流出してい
るのが実情やと思う。

それにより、拡張員の減少と質の低下が、より鮮明になっていると。

『本社担当からの拡張団の受入要請などがあるのですが、全く使い物になりま
せん』、『お客さま気分で入店するものですから、はじめから揚がるところへ
連れて行け! という具合です』というのは昔では考えられんかったことや。

基本的に拡張員というのは、専業があげられないような顧客から契約を取って
くるのが仕事なわけや。

それを『はじめから揚がるところへ連れて行け!』というのは、ふざけすぎと
るわな。

以前は、こんなことを言うのは拡張員の名折れやと考え、口が裂けても言わん
かったもんやがな。

幸か不幸か、今までにその手の拡張員がワシが勤務している店に来ることはな
かったが、万が一、そんな素振りを僅かでも見せるような輩がいれば、即刻退
店させ入店禁止にしているやろうな。そんな拡張員なら、おらん方がマシや。

新聞販売店の経営者で『家の家賃を払うのがもったいないので店で寝泊まりし
ていました』というのは、ワシも知っている。

『もう、ここまで来たら、なんらホームレスと変わりない生活です』と言うの
は少し言いすぎな面もあるとは思うが、そう考えられる気持ちは理解できる。

ただ、『それよりも、嘘報告でさらに自ら首をしめて、一体何を守りたいのか
さっぱりわかりません』というのは、その昔、小さな会社を経営していたワシ
には分かるような気がする。

何の商売でも、そうやと思うが、やっている人間にとっては、店を持続させる
ことが一番になる。

この方は、商売は自身の生活を向上させ潤わせるためにあるはずやと考えてお
られるのやと思うが、経営者というのは、少々厳しい状況になったとしても何
とか会社や店を続けようと努力するもんなんや。

例え、それが傍目には、無駄な足掻(あが)きに見えようともな。その時には、
1日でも長く商売を続けることしか考えられんわけや。

もちろん、そんな商売に未来はない。結局は倒産の憂き目を見ることになる。
ワシの場合は家族と信用を失い、残ったのは借金だけという悲惨な末路が待っ
ていた。

後になって、ワシのように、あの時はアホなことをしたと後悔することになる
んやけどな。後悔先に立たず、というやつや。

『肝心な、配達員や集金スタッフも万年人手不足です。いくら募集をかけでも
集まりません』と言われておられるが、この方は、以前、『第405回 ゲン
さんの新聞業界裏話  ■新聞販売店の苦悩……その1 労働不足の打開策に
ついて』(注2.巻末参考ページ参照)でも同じような質問をされている。

ちなみに、その時、『新聞販売店の労働力不足解消への打開策について』と題
して、いくつかの提言をさせて頂いた。

……………………………………………………………………………………………

新聞販売店の労働力不足解消への打開策について


1.経営者の意識を変える。

この業界は、はっきり言って販売店のトップ次第という側面が強い。

良い従業員が集まらないと販売店は儲からない、伸びないと考えるトップであ
れば望みはあるが、従業員は使い捨てという感覚のトップやと先はない。

どの業種でもそうやが、特に新聞販売店は人が基本や。良い人材を集めるには、
それなりの処遇とやりがいを従業員に与える必要がある。

そして、経営者自ら率先して頑張っている姿を従業員に見せることや。必死に
働く経営者の姿を見れば、従業員もそれなりに頑張るはずや。その気にもなる
者もいると思う。

まずは、そのことを経営者に知って貰うことが必要になる。


2.求人広告媒体の見直し。

『募集をず?っとかけてはいますが、6ヶ月経った今も、応募にさえ全く来な
い日が続いています』というのは、あまりにも異常やと思う。

 普通、広告を打っても面接に来ない場合、広告媒体を増やすか、変更するも
んや。

当たり前やが、そのままの状態では、いつまで経っても同じことが続くだけや
さかいな。


3.勤務条件を考える。

この業界は、すべてとは言わんが、経験者が新聞販売店を転々とする場合が多
い。

それから言えるのは、労働条件や給料が他と比べて、ええか悪いかが面接して
みようという気になるか、ならないかの判断基準になるということや。

それを考えた募集要項に変更せなあかん。

具体的には同地域、同類の募集広告を調べて、他店より魅力のある募集条件を
提示することや。

他より劣っていれば必然的に、そっちに人は流れるさかいな。


4.現在の従業員を大事にする。

当たり前やが、人材が不足しているからという理由で従業員に負担をかければ
「やってられん」となって辞めていく者が増える。

店も経済的に苦しいかも知れんが、報酬のアップ、もしくは代配、臨配などを
使って、せめて最低でも一週間に1日くらいの休日を与えることや。

労働基準法に違反している販売店はブラックやさかいな。それを説いてトップ
に分かって貰うことや。新聞販売店を経営するというのは、そういうことやと。


5.経営者、および従業員同士で工夫する。

人材が増えない状況で休日を取ろうとするなら、経営者を含めた従業員全体で
知恵を出し合って考えるしかない。

例えば、7人で配達している区間を6人で配達するよう各自の部数を増やせば、
毎週1日空いてくる。それを休日に充てるという考え方や。

その際、負担増の配達分に対する報酬をどうするかという問題が生じるが、一
般的には、部数増に見合った加給ということになる。

1週間に1日の休日を与えるというのは法律で決まっていることやから経営者
は、それを絶対守る必要がある。

そのことを理解している経営者ならええが、理解していない、理解しようとし
ない経営者ではどうしようもないがな。


6.稼げる従業員を養成する。

これは一般的な企業ではよくやっている手法やが、その店で実際に稼げる従業
員を養成することも必要や。

一人でも稼げる人間がいると、少々きつくても頑張れば、ああいう風になれる
と思えるし、募集広告に多額の報酬額を記載していたとしても過大広告にはな
りにくいさかい人も集めやすい。

具体的に、どの程度の額がそれに該当するのかという点については、その地域
毎のレベルがあるやろうから、それぞれで判断して貰うしかないがな。

募集広告を見て「そんなに稼げるのか」と思わせることができれば、それでえ
え。


7.やりがいのある販売店を目指す。

人は労働条件や報酬だけで集まってくるとは限らない。

「やりがい」を求める人間も多い。

具体的には、「高齢者見守りサービス」などの社会貢献をしているというアピ
ールなどが、それになる。

実際、他者を大事に扱う販売店は従業員も大事にするのが普通やから人も集ま
りやすい。


8.販売店の評判を上げる。

販売店の評判が悪いと、当たり前やが人も集まりにくい。特に「あの店は危な
い」という噂が立ったら致命的や。そんな店で誰も働きたいとは思わんさかい
な。

ただ、逆も真なりで、評判の良い、経営者の人柄の良い販売店には不思議と人
が集まってくるもんや。

そういう店作りを経営者を含めた従業員全体でやらなあかんやろうと思う。

……………………………………………………………………………………………

といった具合に。

それにも関わらず、『私も、毎日抜けた穴を塞ぐ仕事ばかりで、やらなきゃい
けない仕事は後回しで、なんとか日々やり過ごしているという感じです』と言
われておられるところからすると、ワシのアドバイスは、あまり役に立ってい
なかったということかも知れんな。

もっとも、この方のように雇われの身という立場では、少々責任ある立場に就
いていたとしても経営の根幹に関わるような提言を経営者に対してするのは、
し辛いとは思うがな。

それでも、現状を打破したいのなら、思い切って苦言を呈するしかない。

ただ、論語に「忠告してこれを善道し、不可なれば即(すなわ)ち止む」とい
う教えがあるように、苦言を聞き入れて貰えないようやったら、しつこく言わ
ん方が、ええやろうけどな。

論語は、この後、「自ら辱められるなかれ」と続く。つまり、しつこい苦言は
自身の立場を危うくするという戒めが、そこに込められているわけや。

苦言は聞き入れて貰える度量のある人にしか言うても効果はないと。

特に『文句や不平不満を口にして』というのは止めといた方がええ。『それで
問題が解決する』ことなど殆どない。

そういうのは必ず経営者の耳にも届くさかい、却って悪くなるだけや。

そうかと言って『見ざる聞かざる言わざるでは、やがて販売店は崩壊します』
と危惧される気持ちも、よく分かる。

そこで、『もう少し、何か打開策が無いものか?』と考えて、『将来を見据え
た視点でアドバイスを頂ければ、幸いです』と希望されておられるのやろうと
思う。

この方の要望を抜本的に解決するためには、大幅な部数増に持っていって販売
店の経営基盤をしっかりさせ、安定的な労働力を確保するしかない。

このメルマガでは、そのための提言を数多くしてきたつもりや。

例えば、大幅な部数増に持っていく方法としては、

『第360回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞復活への試み……その3 お
すすめ記事作戦の効果とは?』(注3.巻末参考ページ参照)で、

……………………………………………………………………………………………

1.イメージ戦略を考える。

これの最も効果的なのが、テレビCMやと思う。それに力を入れる。というて
も、これは販売店レベルでできるものやないさかい、新聞社が中心になってせ
なあかんことやがな。

もともと、『新聞の良さ』をアピールするのは新聞社の仕事、責務やと考える。

それを販売店の仕事として押しつけることからして間違うとるとしか言えん。

人は良くも悪くもイメージで左右されるようなところがあるさかい、『新聞を
読むことは素晴らしい』というインパクトを与えられるようなテレビCMを考
えて放映すれば、かなり違うてくるはずや。

今までにも新聞社によるテレビCMは、いろいろとあったが、残念ながら、こ
れといって視聴者の心に響くようなインパクトの強いものはなかったように思
う。

新聞社自身の自己満足に浸れるものは多かったかも知れんがな。

まあ、これについては、それを担当する人たちのセンスの問題ということもあ
るから、簡単なことやないというのは分かるが、チャレンジする価値はある。

2.新聞を購読することで得られるメリットを考える。

「ネットで新聞記事を読めばタダやが、新聞を購読すると金がかかるから損や」
という人には、いくら新聞の良さをアピールしても、あまり効果がないやろう
と考える。

それよりも、もっと直接的に新聞を購読することで得られるメリットをアピー
ルする方がええと思う。

例えば、新聞紙面に新聞社それぞれの「宝くじ番号」なるものを印刷して、そ
れに当選すれば法律の許す限りの賞金か、遊園地やコンサート、映画の無料チ
ケットなどを渡すといった類のものやな。

新聞販売店が独自でするのなら、販売店がよく入れている求人募集の折り込み
チラシの片隅に、それ用の「宝くじ番号」を入れるというのも手や。

ちなみに、その「宝くじ番号」の入ったチラシなら、購読者の人たちの間で広
まっていれば、今回の『おすすめ記事作戦』にも使える可能性がある。

人は得をするかも知れんと考えるだけで、無下にチラシを捨てたりはせんやろ
うしな。

ただし、購読者別に調査したり、記事を選別したりするのは手間がかかるから、
目を惹きそうないくつかの記事をダイジェスト版としてコピーし、「○月○日
の記事には、こんな記事が載っていますよ」と載せておくくらいしかできんや
ろうが、それだけでもいくらかはマシやと思う。

3.地域の販売店の良い部分をアピールする。

新聞販売店にできることは新聞のアピールよりも、販売店自身のアピールやろ
うと思う。

具体的には、このメルマガでも再三取り上げている『高齢者見守りサービス』
(注4.巻末参考ページ参照)のようなことやな。

そうした取り組みをすることで、多くの購読者に分かって貰え、部数を確保で
きている新聞販売店も実際にかなりあるさかいな。

他にも町内会などの催しに積極的に参加することで、その地域に根差した活動
をして喜ばれている販売店もある。

……………………………………………………………………………………………

と言うた。

ちなみに、『高齢者見守りサービス』については、

……………………………………………………………………………………………

新聞販売店による独居老人の見守り対策サービスの心得


1.独居老人、独身者専用の名簿を作る。

まずは、その独身者の購読者本人から聞き取り調査をする。

万が一の場合の連絡先、携帯の電話番号、勤め先、病気の有無、趣味などをそ
の集金時、もしくは止め押し(継続契約依頼)時に雑談がてらといった気楽な
感じで聞き出すようにするという。

特に、過去に心筋梗塞や脳溢血などの急性の疾病に罹って発作などを起こした
経験、糖尿病などの慢性疾患で気を失って倒れたことなどがあれば洩らさず書
き留める。

それを尋ねると「なぜ、そんなことを聞くのか」と訝(いぶか)る人もいるか
ら、その場合はその説明をする。

具体例として、『第189回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞販売店員奮
闘記 その1 集金秘話』(注5.巻末参考ページ参照)の話を引用するので
もええのやないかと思う。

そして、「そういう病歴のある方で、新聞の配達時に前日の新聞が取り込んで
なく、連絡が取れなければ異変があったと考え、救急(119番)に通報する
こともありますので」と伝える。


2.新規勧誘時にも、情報の収集を義務付ける。

出入りの拡張員、従業員の勧誘時にも、その趣旨を説明して、例え、契約が取
れなくても、「当店では、こういった試みをしています」とアピールし、1.
の情報を多く集めさせる。

これをさせるのは、サボリ防止にもなる。

勧誘に廻らず、どこかの喫茶店やパチンコ店で日長(ひなが)サボッていて、
「今日は1日中、頑張って廻りましたけどダメでした」と、いけしゃあしゃあ
と言う勧誘員も中にはおるさかいな。

それが、この情報を取らせることで、サボリにくくなる。

また、勧誘員の方も、例え、その日、坊主(契約ゼロ)でも、それをすること
で仕事をしていたとの言い訳に使えるからメリットもあるということで、結構、
真面目に廻るのやという。

加えて、無理な勧誘も減る。実際、ある販売店では、これを義務付けするよう
になって、客とのトラブルが極端に減少したというさかいな。

しかも、軒並み成績が向上したと。

その取り組みの目新しさと真摯な姿勢に共感を呼ぶというのもあるが、それ以
上に、各勧誘員が真面目に廻るということが大きいのやないかと思う。

昨今、契約の獲得をするのが厳しい状況になっとるのは確かやが、その反面、
どこまで真面目に仕事をしとるのかとなるとハテナマークがつくことも多いさ
かいな。

昔も今もそうやが、勧誘員たちの成績を上げるためには、いかに真面目に仕事
をさせることができるかという一点に尽きるのやないかと思う。


3.従業員、アルバイトを問わず、朝刊の配達時には前日の夕刊、朝刊が、夕
刊の配達時には朝刊が取り込まれていない場合、必ず責任者への通報を義務付
けさせる。

具体的には、その場で電話をかけさせる。尚、ポイント制などを導入して、そ
の通報に対して某かの報酬を与えるというのも効果があると思われる。


4.従業員にはエリアを決めて、その連絡のあった家に配達終了後、確認させ
る。その際、必ず契約者と連絡を取るということを徹底させる。

まずは電話で確認し、それでもだめな場合はその家に行って確かめさせる。


5.僅かでも異変を感じたら店長、所長などに連絡し、その指示を仰ぐ。

連絡を受けた店長、所長は、あらゆる手段を講じ、どうしても本人と連絡がつ
かない、緊急性を要すると判断した場合は、なるべく早く救急(119番)に
連絡する。

……………………………………………………………………………………………

と提言している。

安定的な労働力を確保する方法については、先に挙げた『新聞販売店の労働力
不足解消への打開策について』がある。

販売店としての『将来を見据えた視点』ということであれば、『第432回 
ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞の実情 その12 新聞業界の今後について』
(注6.巻末参考ページ参照)、

および『第442回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞販売店の副業 その1 
基本的な考え方と心得について』(注7.巻末参考ページ参照)なんかが、そ
の参考になるのやないかと思う。

ちなみに、『新聞販売店の副業』については、その後、シリーズ化している。

ワシらの提言を忠実に実行して、それなりに効果があったと言われる販売店関
係者もおられる。

もちろん、上手くいかなかった、手がつけられなかったというケースもあるや
ろうがな。

こういう問題について最も重要なのは、それに関わる人が、どれだけ真剣に取
り組むことができるか、どうかやと思う。

不平不満や愚痴を言うだけではあかんし、憂うだけでも脳がない。

とはいえ、何度も言うが、経営者という立場でない人にとっては独断でやるこ
とはできんやろうから難しいのは確かやがな。

それからすると、すべては経営者を如何に説得できるかにかかっているという
ことになる。

それには、まずワシらの提言を実行してみて欲しい。

その結果次第で、ワシらも新たな提言を考えたいと思うさかい。



参考ページ

注1.第408回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞復活への試み……その7
 勧誘員の減少阻止が最大の新聞復活策になる』
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage19-408.html

注2.第405回 ゲンさんの新聞業界裏話  ■新聞販売店の苦悩……そ
の1 労働不足の打開策について
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage19-405.html

注3.第360回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞復活への試み……その
3 おすすめ記事作戦の効果とは?』
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage19-360.html

注4.第117回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞販売店による高齢者見
守りサービスへの取り組みと、その問題点
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage19-117.html

注5.第189回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞販売店員奮闘記 そ
の1 集金秘話』
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage13-189.html

注6.第432回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞の実情 その12 新
聞業界の今後について
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage19-432.html

注7.第442回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞販売店の副業 その1 
基本的な考え方と心得について
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage19-442.html



■HP『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』新着情報

この新着情報は、HP『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』で前回のメルマガ発行日
の3月3日から本日3月10日までに追加更新したものの紹介です。

新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A 
NO.1402 このまま販売店が来るまで放置しても良いのか悩んでいます


『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』
URL http://siratuka.sakura.ne.jp/
Mail  hakase@siren.ocn.ne.jp 管理人 ハカセ

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作品紹介

新聞業界には様々な人たちが活動しています。その中で、特に面白いと思わ
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サスペンス小説ですが、謎解きだけではなく本当の正義とは何か、悪とは何
かといったことを面白おかしく描けたらと思っていますので、ご期待ください。

著者 白塚 博士

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発行日:毎週金曜日

発行責任者:ハカセ
公式サイト:『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』
URL  :http://siratuka.sakura.ne.jp/
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