ジャーナリズム

ゲンさんの新聞業界裏話

新聞拡張員ゲンさんが、悪質な勧誘員から身を守る方法、営業理念や人生勉強に役立つ情報、新聞業界の裏話などを語りかけます。全編関西弁で語られているゲンさんの軽妙で面白く、含蓄の深い世界をお楽しみください。


全て表示する >

第144回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■悪徳業者の甘い罠 その5 情報商材詐欺にご用心

2011/03/11


■悪徳業者の甘い罠 その5 情報商材詐欺にご用心


読者から、こんなメールが送られてきた。

……………………………………………………………………………………………

ゲンさん、ハカセさん、はじめまして。

毎週金曜日発行のメルマガを毎回とてもおもしろく読ませてもらっています。
主婦のHと申します。

お聞きしたいことがありましたのでメールしました。

今日(3月6日)のヤフーニュースに、

『急増する「詐欺師アフィリエイター」にご用心!不況心理につけ込む“稼げ
る情報商材”の正体』

という見出しがありました。

以前、私自身、高額な情報商材を買って失敗した苦い経験がありますので、そ
のニュースにとても興味を惹きました。

それを読んでいるとき、何ヶ月か前のメルマガ『第131回』(注1.巻末参
考ページ参照)で紹介されていた本のことを思い出しました。

その作者のブログとメルマガを見ましたが、アフィリエイトに関する情報商材
の紹介がたくさんありました。

私は、ゲンさんのすてきな語り口に惹かれ、メルマガで紹介されていた本や映
画のビデオ、DVD(注2.巻末参考ページ参照)などを買って、大変おもし
ろく読んだり観たりしました。

そのすべては期待を裏切らないものでした。

しかし、『第131回』で紹介されていた本だけは、アフィリエイトの情報商
材を買って失敗した苦い経験がありますので、どうしても読む気になれません
でした。

ゲンさんとハカセさんは、その本を絶賛されていましたが、そのヤフーニュー
スによると、『情報商材の95%以上は利益の上がらない「詐欺まがい」なもの』
という記述がありました。

その本の作者がどうかというのは調べたわけでもありませんから、私にはわか
りませんが、メルマガで絶賛されていると、その本を買って作者のブログやメ
ルマガも信用し、結果的に私のようにだまされる人が現れるのではないでしょ
うか?

ゲンさんとハカセさんの人柄がいいだけに、利用されているように思えてなら
なかったので、失礼とは思いながらメールさせてもらいました。

このことについて、どう思われますか?

勝手なことばかり言いましたが、これからも楽しいメルマガを期待しています
ので、お二人ともお身体に気をつけてがんばってください。

……………………………………………………………………………………………

というものや。

実は、これに先立ち、メルマガの発行当初から懇意にして頂いている、ある読
者の方から、

……………………………………………………………………………………………

メルマガで「これがいいですよ」とハカセさんやゲンさんが言えば、それが実
際に売れる現象に発展するほどに、世間ではなっているような気がするのです。

・・・いや、「気がする」のではなくて、きっとそうに違いありません。

それほどに、サイトやメルマガの信用力や影響力が増しているような気がする
んです。

しかも、現時点の読者だけに限らず、未来において、アーカイブを読みにきた
訪問者にまで影響を与えるはずです。

たとえば、先日の「第131回 ■ハカセの決断……書籍『インターネットに
就職しよう!』に触発されて」の巻では、読者に対して、「もし購入する場合
は、くれぐれも自己責任で」とおっしゃってみえたことで防御策を採られたこ
とは存じております。

しかし、いったん買ってしまったものは、まず返品はできません。

「じゃあ、いい本があると思っても、いっこうに紹介できないじゃないか?」
と、おっしゃられるかもしれません。

しかし、もし私がその立場だったら、読んだ後に、まずは自分でそれを実践し
てみて、その結果が判明してから、その体験記を交えて紹介するんじゃないか
と思うんです。

それならば、ハカセさんご自身の体験が綴られた物語として楽しめますが、あ
のメルマガの内容では、第三者の本の読後の感想文(レビュー)にしかならな
いような気がしたんです。

つまり、ちょっと紹介するには早すぎたと。

世の著名人が、あらゆる問題を想定して、世間の一般人に対して、配慮ある振
る舞いをしているのと同じような慎重さを、ハカセさんやゲンさんにも持って
頂きたいと切に願っています。

……………………………………………………………………………………………

と苦言を呈されたことがあった。

これに対してハカセは、「少々迂闊(うかつ)でした」と素直に反省しとった。

確かにこの方が『まずは自分でそれを実践してみて、その結果が判明してから、
その体験記を交えて紹介する』と言われておられることが筋で正論やと思う。

そうすべきやったと。

ただ言い訳になるかも知れんが、その本は清月社という出版社から、「ぜひメ
ルマガ誌上で紹介してほしい」という依頼があり、以前からの付き合いもあっ
て読むことにしたものやという。

「読んで良ければ紹介させて頂く」と断った上で。

読んでいるうちに、ハカセにはその当時から、電子書籍を出版するという計画
があり、それに役に立つと考えた。

ハカセも、その本がブログやツイッター、メルマガといった媒体を使いアフィ
リエイトを利用して利益を得るための情報本やということは、すぐに分かった
という。

しかし、ハカセには、もともとアフィリエイトをして稼ぐという考えには懐疑
的な人間やった。

そんな気持ちがあれば、とっくの昔にサイトでそうしていたはずやしな。

まあ、それには、今はさほどでもないのかも知れんが、その当時のアフィリエ
イトにはアダルト関連の怪しげなものばかりが多かったということもあるがな。

いくら売る側に利益があっても、人に薦められるほど有意義なものがなかった
と。

そんなハカセが、その本に惹かれたのは、そのアフィリエイトに向かう情熱と
手法が、電子書籍の発行と販売に応用できるのやないかという点やった。

さらに、ハカセは『インターネットに就職しよう!』というタイトルそのもの
に、そんな考え方もあるのかというカルチャーショックを覚えたというのも大
きかったと話す。

これこそ、今の自分に最も適した考え方やないのかと。

また、「簡単には稼げない」というマイナス面に言及していることに少なから
ず好感を持ったと言う。

普通、こういった情報本は、いかにして成功したかという点ばかりを強調する
ものが多いが、この本の作者、守屋信一郎氏は、まずそのマイナス面をさらけ
出すことから始めていた。

自身の体験に伴う、ふがいなさも赤裸々に語りながら。

結局、氏は試行錯誤の末に、アフィリエイトによる情報商材の存在を知り、そ
れで利益を得る方法を知ったという。

氏は同時に「中には、詐欺的な情報を売って稼いでいる人たちもたくさんいま
したし、現在でもその種の人たちは存在します」と迂闊に信じ込む危険につい
ても警告していた。

「情報が溢れかえっている中で、みなさんも何を信じれば良いのか分からなく
なっているはずです」と。

こういう記述があると説得力を増す。

ハカセも、その内容自体は信じられると判断したという。少なくとも、その作
者に嘘はないやろうと。

加えて、日頃から懇意にしている清月社が、いかがわしい本を出版するはずが
ないという信頼感もあったと。

そして何より、その本の記述には学ぶべき点が多いと。

ただ、どんなに良さそうな内容のものであっても、すべての人に受け入れられ
ることはないというのは承知していたから、興味のある人、自己責任の負える
人だけが読まれればええと。

どんな本でも、その読み手により、その値打ちが違うのやと。

それらの思いが重なって、あのメルマガで、その書籍を紹介することにしたわ
けや。

今も、その紹介した本自体には何の問題もないと、ハカセ同様、ワシも信じと
る。

ただ、今回の読者からのメールで、その読み方を誤れば危険を生じる可能性が
あると知ったのも確かや。

『主婦のH』さんから教えて貰ったヤフー・ニュースにあるような危険がある
と。

ここで、そのヤフー・ニュースを見ておられない方のために、その内容を知ら
せておく。

……………………………………………………………………………………………

急増する「詐欺師アフィリエイター」にご用心!不況心理につけ込む“稼げる
情報商材”の正体
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110306-00000000-diamond-bus
_all  より引用。


「情報商材」をアフィリエイトするというインターネット上のビジネスが存在
する。

 情報商材をご存じない方のために簡単に説明すると――、情報商材とは、ネ
ットを介して販売されている、その多くは何のことはない「情報(ノウハウ)」
のことである。

 日本人には「情報などおカネを出して購入するものではない」という考えが
根強いが、それが価値のある、あるいは稼げるノウハウとなれば話は変わって
くる。

 昨年だけでも、実に100種類以上の“稼ぎ系”情報商材が販売されていること
に筆者は驚きを隠せない。

 そればかりか、情報商材は電子書籍と違って1点の価格が5万円前後と高額な
ものが多く、なかには月々の費用が必要なものもある。

 その上、業界通に言わせると、“稼ぎ系”情報商材の95%以上は利益の上が
らない「詐欺まがい」なものだという。

 全国の消費生活センターに寄せられた情報商材に関する相談件数は、2006年
度は37件、07年度は157件、08年度は389件と急増し、さらに09年度は718件と、
歯止めがかからない状況だという。

これでもまだ氷山の一角にすぎないだろう。

 企業が副業を認めてしまうほど経済状況が悪化したなかで、「1日15分程度
の誰にでもできる作業で」「たったこれだけで月収100万円!」「月収 100万
円とは言いませんが、50万円くらいなら簡単に稼げます」といったセールス
ページのうたい文句を目にすれば、情報商材に免疫のない読み手なら興味が
湧いてくるのは当然だ。

 情報商材は、「情報(ノウハウ)」という性質上、セールスページに内容の
全てを書いてしまうわけにはいかない。詐欺師たちはそこに付け込むのである。

 人間、「世の中そんなに甘くない」と思っていても、自分に利益をもたらす
かもしれない話となると、どこかで信じたくなるもの。

 しかも、「こんなにも高額の情報なのだから、ホンモノなのではないだろう
か」と考えてしまう。

 経済的に辛いときであれば、なおさら見る目が鈍り、「詐欺かもしれない」
とは思いつつも「もしかしたら……」と、期待して購入したくなるのが人情と
いうものではないだろうか。

 そんな読み手の背中を押す役割を担っているのが、「詐欺師アフィリエイタ
ー」と呼ばれているブログやメルマガ運営者だ。

 彼らは、アフィリエイト収入を得たいがために、取り上げる情報商材が詐欺
情報であろうとなかろうと、書かれている通りに実践すれば成果を得られるが
ごとく商材を褒め称える。

 さらに、詐欺師アフィリエイターのブログやメルマガのリンクを経由して購
入すれば、「その成果をより確実なもの(大きいもの)にできる方法を書いた
レポートを特典として付ける」とうたっていることも多い。

 そして、詐欺師アフィリエイターは、その情報商材が売れる度に販売価格の
30〜50%を手にしている。

 こうしたアフィリエイターの存在が、情報商材の販売実績を高めている大き
な要因になっている。

 情報を読み、騙されたと気付くと、なかには販売会社や販売者に対して返金
要求を申し出る購入者もいる。

 当然、それほど簡単に返金要求に応じてもらえることはないが、購入者本人
はもちろん、国民生活センターや後述するようなブロガーたちの努力で返金さ
れたという例はある。

 一方で、詐欺師アフィリエイター(そのほとんどはハンドルネームや偽名で
身元不明)へクレームが向かうことは少ない。たとえメールを送ったとしても、
無視されるだけだ。

 そんなこんなで、情報商材の販売窓口会社(ASP)や販売者が責任を取ら
されたことはあっても、購入者をその気にさせた詐欺師アフィリエイターには
販売者責任を問えないため、裁かれたり勧告を受けたりしたことは全くない。

 しかし、いくら販売者責任がないからといって、実際には稼げないと知りな
がら(あるいは中身を知らずして)詐欺同然の情報商材を絶賛して売り逃げる
詐欺師アフィリエイターが、このまま許され続けていいのだろうか?

 ブロガーのなかには、詐欺師アフィリエイターを敢然と糾弾している人たち
がいる。

 その1人である鷹司氏は、「暮らしとお財布にやさしい、心とおカネの余裕
を生む情報活用」というブログを通じて、詐欺師販売者や詐欺師アフィリエイ
ターに騙された購入者をサポートすべく、「返金訴訟(少額訴訟)支援」の窓
口を務めている。

 また、返金を受けるまでの過程をつぶさに綴った「詐欺商材に負けるな☆」
や、詐欺レビューサイトは許さん…詐欺レビューサイト一覧」といったブログ
も存在する。

「詐欺情報商材は買わない買わせない、買ってしまったら代金を取り戻す」が、
詐欺師アフィリエイター撲滅と、第二、第三の被害者を出さないための近道で
あり、今はまだその道しかないことも確かなのである。

……………………………………………………………………………………………

というものや。

ワシらのメルマガで紹介した書籍、『インターネットに就職しよう!』を、読
者の誰かが買ったとする。

その人は当然のように作者のブログやメルマガを見るものと思われる。そこで
紹介されている情報商材を買われる可能性が考えられる。

ワシらも、その本の作者、守屋信一郎氏までは信用できそうやとは言えても、
そこから先は正直、分からん。

また、そういった情報商材に嵌ると、氏が『中には、詐欺的な情報を売って稼
いでいる人たちもたくさんいましたし、現在でもその種の人たちは存在します』
と言っておられるものに触れることになるかも知れん。

あるいは、ヤフー・ニュースにある『“稼ぎ系”情報商材の95%以上は利益の
上がらない「詐欺まがい」なもの』に騙されるおそれも考えられる。

それで大損をする人が現れることも。

良品と目される情報商材に行き着く可能性が5%程度しかないというのでは、
その道に詳しい者以外には、その危険を見分けるのは至難のワザやと思う。

それは、ワシらが一冊の本を紹介したということから始まるドミノ現象という
ことになるわけや。

そこまで考えなあかんのかと言われたら、こういった不特定多数の方々が見る
メルマガで紹介する限りは、そこまで配慮せなあかんと答えるしかない。

しかも、今回の『第131回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ハカセの決断……
書籍『インターネットに就職しよう!』に触発されて』で紹介したものが、今
年の1月13日、清月社のレビューコンテストで大賞を受賞(注3.巻末参考
ページ参照)するという予期せんことが起こったさかい、よけいや。

ワシらは、単にメルマガの題材としてそれを紹介したにすぎず、清月社さんに
は「紹介しましたよ」と指定の報告様式で知らせただけやったんやがな。

それが結果としてレビューコンテストに応募した形になった。

その選者である青月社審査員の方からのコメントに『ここまでレビューらしく
ないレビューはそうそうお目にかかれません』とあるように、そんな大賞に選
出されるとは露ほども考えてなかった。

ハカセも物書きやから、本のレビューがどんなものかくらいは知り尽くしとる
しな。

もちろん、その大賞を受賞したことが迷惑というわけやない。

……………………………………………………………………………………………

度肝を抜かれました。

ここまでレビューらしくないレビューはそうそうお目にかかれません。

本のレビューとは言いがたい、あくまで自分中心のよもやま話……と思いきや、
本書の要点を実に巧みに文脈に組み入れています。

少々冗長な部分もありますが、とにかく読み手を惹きつける文体のインパクト
と内容の面白さ、そして本書の読み込み度は、群を抜くものがありました。 
 
とにかくまず「本書をよく読んで理解してくれている」という一言につきます。

長く書評してくれているから良い、ということではなく、本書が作者の人生に、
どんな形で役に立ったのかが、詳しく書かれており、もはやレビューをエッセ
イの粋までに昇華させているなあ、と感心いたしました。 

……………………………………………………………………………………………

『審査員一同全会一致で大賞とさせていただきました』と、文章の善し悪しを
判断することにかけては、プロ中のプロである編集者の方々に評価して頂いた
ことには素直に喜びたいとハカセも言うてた。

その反面、これにより、メルマガの読者以外でも、多くの人たちがそれを読ま
れたはずで、その方々も、ワシらの危惧する危険に遭うかも知れんと考えると、
どうにもやり切れん気持ちにはなるがな。

もっとも、その責任をワシらに問う、あるいは押しつけるような人はおられん
やろうが、もし、そういう人が現れたらと考えるだけで、たまらん気持ちにな
るのは確かや。

その罪滅ぼしというわけでもないが、ここで情報商材による詐欺を少しでも回
避できる方法について話したいと思う。

……………………………………………………………………………………………

初心者のための情報商材詐欺回避への心得


1.高額な情報商材は買わない。

当たり前と言えば当たり前かも知れんが、「危険な目に遭わないためには危険
に近づかない」という危険回避の考え方と同じで、情報商材で騙されたくなけ
ればそんなものは買わんことや。

特に高額な情報商材を買うのは、騙されたと知ったときの落胆と怒りが大きい
さかい、自分がそうなる可能性が高いと考えるのやったら止めといた方がええ。

そういうのは実質的な損もやが、それ以上に精神的ダメージが大きい。精神的
ダメージは身体にも良うない。病気のもとや。

どうしても、それが気になって一度は買ってみたいというのなら、例え騙され
たとしても笑って許せるくらいの額のものにしとくことや。


2.買う前にネットで調べる。

その情報商材が詐欺的なものでないか、評判はどうなのかについては、ネット
で比較的簡単に分かる。

「情報商材名+詐欺」のキーワードでヤフーやグーグルなどの大手ポータルサ
イトで検索すれば、それとしてヒットする確率が高い。

高額な情報商材に騙された人間は当然のことながら頭にきとるから、その思い
の丈を自身のブログや掲示板で曝露することが多い。

それらを参考にする。

もっとも、それらの多くは私怨が絡んでのことやから、そんな恨み辛みや泣き
言にまで付き合う必要はないがな。

そのヒット件数で大体のことは分かるはずや。それで判断したらええ。


3.上手い話、甘い話はまず疑ってかかる。

世の中、上手い話や甘い話はない。ましてや情報商材の勧誘ページにありがち
な「誰でも奇跡のように稼げるノウハウ」など存在するわけがない。

それはある意味、絶対の真理やと思う。

美味しそうな話ならある。それにたいていは騙されるわけや。そういった大袈
裟な形容が踊るようなものはNGの可能性が高いと考えて、ほぼ間違いない。

良う考えたら分かるが、美味しそうな話や甘い言葉を並べてまで、その高額な
商材を買わせる目的は一つしかない。

それは、売る側の人間に利益を得られるからや。それで儲けられると思うから
そうする。

しかし、そういうのに限って「あなたのために」というフレーズを多用して、
あたかもそれがボランティア精神でやっているかのように吹聴する。

本当にボランティア精神があるなら、高く売りさばく必要などないと思う。

高額な商材という時点で、まずは疑ってみることや。高額であればあるほど詐
欺の可能性が高いと。

ところが、こういったことに免疫のない人は、「それだけ高額なのだから、さ
ぞかし特別なノウハウが詰まっている得難い情報」と錯覚してしまうわけや。

詐欺師はその心理を狙う。

人は信用しすぎる、欲しくなりすぎると何も見えなくなるが、疑いの目で見れ
ば、そのアラも結構見えてくるもんなんやけどな。

金を出して買うのなら、まず「疑いの目で見る」のが基本やというくらいの考
えを持つことやと。


4.情報商材にはパターン化された文章が多い。

情報商材での勧誘文章には類似のパターン化されたものが多い。

それもそのはずで、たいていは自分で考えることなく、そういった文章の書き
方、「セールス・レター作法」と呼ばれとるものが情報商材として売られてい
て、それをそのまま応用しとるだけというのが多いという。

ホンマに、そこまでなっとるかと、開いた口が塞がらんほどや。

ちなみに、その情報商材の元になった英語版の本が日本で5万円もの高値で売
られていたとのことや。

それを参考に誰かが書いたセールス・レターが世に出回り、伝言ゲームのよう
にその勧誘ページで使われ続けとるということや。

ただ、その元になるものは、アメリカで評判になったある有名な広告文の書き
手による手法ということやから、初心者がそれを見て引き込まれるのも無理は
ないがな。

言葉巧みに書くというレベルをはるかに超えとるさかいな。

つまり、言葉巧みに書いていれば、いるほどその手のものやという可能性があ
るということや。

まあ、それが通用するのは初心者かそれに近い者だけで、ちょっと文章に精通
しとる者が読めば、自分の言葉で書かれたものやないというくらいは分かるさ
かい、すぐにお里が知れることになるだけやけどな。


5.返金保障がある。

情報商材販売では返金保障のないケースが多い。

「セールスページだけでは情報の中身が分かり辛い」、「高額すぎる」といっ
たものでありながら、買ってしまってから「クソ情報」と判明しても、返金な
し、それまでというのでは救いがない。

一般の商品販売の現場で、消費者にとってこれほど圧倒的に不利益な状況とい
うのはあり得んと思う。

「だったらそんなもの買うな」の一言で終いやが、それやと身も蓋もないから、
ここではせめて、同じ買うのなら、返金保障がついた情報商材を買うようにし
た方がええと言うとく。 

返金保障がついている情報商材ほどマトモな商品である確率が高いと言われて
いる。 

当たり前やけど返金保障をつけた、しょうもないクソ情報を売ったら、それこ
そ返金請求の山で、にっちもさっちもいかず、どこやらの「おせち料理販売」
みたいなことになりかねんさかいな。

必然的に自信のある情報商材販売者ほど、返金保障をつけるケースが多いわけ
や。

裏を返せば、返金保障のない商材ほど購入者を満足させる自信がないことの証
しになると思う。 

ただ、その返金保障にも問題のある場合があるから気をつける必要はあるがな。

返金保障を謳っている情報商材でも、いろいろと難癖つけてなかなか返金に応
じようとせん販売者もおるという。

返金保障を謳っている場合は、たいていセールス・レターに返金条件とやらが
記載してあるから、それを注意して読むことや。

それに納得できんことがあったら、迷わずそれにあるはずの連絡メールにその
旨を問い合わせてみる。 

その対応次第である程度の判断はできると思う。

ただ、それでも完璧に詐欺を排除できるとは限らんがな。

『返金保障! あなたがこの情報商材を3ヶ月試して利益が出なかったら返金
します!』

一見、これはマトモな文章に見える。

しかし、これが大きなトラブルを生むキッカケになった。

「この情報商材を買って3ヶ月試したが利益が出なかったら返金してほしい」
と、セールス・レターにあったとおり、その販売者に請求した人間がいた。

「ぜんぜん稼げなかったのですか」と、その販売者。

「ええ、その商材どおりのことを3ヶ月実践し、毎日1時間、合計100時間
頑張っても100円にしかなりませんでした」と、購買者。

「利益が100円出ているじゃないですか。それでは返金保障は適応されませ
ん」と、耳を疑う返事が返ってきたという。

これは嘘のような本当の話で、実際に国民生活センターに持ち込まれた苦情に
それがあるという。

これは、ちょとした騙しのテクニック、言葉のロジックで、『利益が出なかっ
たら』という部分に具体的な金額がなかったために、そう言い逃れたわけや。

確かに、100円と言えど儲けが出れば「利益が出た」と言える。

あまりに人を食った、舐めた話やが、この手の人間が、こういった情報商材の
販売に手を染めとるのは確かや。

これは最初からその気はまったくなく、「返金保障と書いておきさえすれば売
れるから、そうしとるだけ」という魂胆なのは、ミエミエや。

せやから、こんな言葉のロジックに騙されるのやなく、「3ヶ月試して○○円
以上稼げなかったら返金する」というくらいのことを書ている、あるいはメー
ルでそう返信する相手以外は信用せんことやな。

「そこまで疑ってかからなあかんのか」と問われれば、「そうや」と答えるし
かない。

要するに、見知らぬ人間から、見も知らぬ物を買うからには、それくらいの用
心が必要やということや。

しかも、こういった商材というのは、ほとんどが個人販売で、大手企業が販売
しとるわけやないから、騙されたと知ってもその損害を取り戻すことは限りな
く難しいさかい、尚更やと思う。

疑って、疑って、それでも信用できる、あるいは騙されても悔いのない商材だ
けを買うことやと、さらに念を押して言うとく。

ちなみに、間違いのない情報商材が5%しかないと言われているその数少ない
優良販売者のすべてで、具体的な返金条件を明記しているということや。 


6.特定商取引法に関する記述があるか。 

情報商材の販売勧誘ページには必ず「特定商取引法に関する法律」についての
記述、または、そのリンク先を明記して、販売者の氏名や住所、電話番号の記
載が法律で義務付けられている。

この記載がない販売勧誘ページは違法で、詐欺の可能性が大やから注意せなあ
かん。

中でも、電話番号が固定電話ではなく、携帯電話の場合はさらに要注意や。確
率的に売り逃げされる可能性が高いとのことや。

加えて、携帯電話の番号を平気で記載する人間は、信用重視などあまり考えて
ないと判断しといた方がええ。

もちろん、固定電話であっても電話代行業者を使うてる場合もあるから安心は
できんがな。

そこまで心配するのなら、NTTの電話番号案内で確かめるか、ハローページ
でその人物の記載とその電話蛮行確かめることや。その上で、その電話番号に
電話する。

完璧やないにしても、それにより、かなりの確率で優良販売者か詐欺販売者か
が分かると思う。


7.危機感をひたすら煽る。

「販売停止まであと○日」、「残りあと○で終わり」といって、カウントダウ
ン形式で買わせようとしている情報商材も危険な場合が多い。

これも、ちょっと考えれば、すぐに分かることや。

一般的に情報商材ていうのはPDFファイルで売られているものが多いから、
品切れになることなどまずない。

また、期間を決めて販売すること自体がおかしな話や。もし、そうなら、そ
れは期間限定の情報商材ということになる。

そんなものを高額で購入する値打ちがあるのかということや。

ただ、人の心理を衝いたやり方なのは間違いないがな。

スーパーマーケットのタイムセールと同じで、そのときに買うと、人は何と
なく得した気分になる。

しかも、そのカウントダウン・タイマー期間を激安にすると、買う側が焦っ
た気持ちになりやすい。

「普段は5万円もする商材が、この期間だけ半額の2万5千円です」てなこ
とが書かれていると思わず飛びつく。

その心理を利用した販売方法なわけや。こういうのに騙される人が多い。

……………………………………………………………………………………………

まだ、他にもあるとは思うが、この程度のことが分かっていれば、騙される確
率は極端に低くなるはずや。

こういった情報商材にありがちなのが、それをアフィリエイトで二次的に売る
といったケースや。

先のヤフーニュースにあった『急増する「詐欺師アフィリエイター」にご用
心!不況心理につけ込む“稼げる情報商材”の正体』中で、

……………………………………………………………………………………………

そんな読み手の背中を押す役割を担っているのが、「詐欺師アフィリエイター」
と呼ばれているブログやメルマガ運営者だ。

 彼らは、アフィリエイト収入を得たいがために、取り上げる情報商材が詐欺
情報であろうとなかろうと、書かれている通りに実践すれば成果を得られるが
ごとく商材を褒め称える。

 さらに、詐欺師アフィリエイターのブログやメルマガのリンクを経由して購
入すれば、「その成果をより確実なもの(大きいもの)にできる方法を書いた
レポートを特典として付ける」とうたっていることも多い。

 そして、詐欺師アフィリエイターは、その情報商材が売れる度に販売価格の
30〜50%を手にしている。

 こうしたアフィリエイターの存在が、情報商材の販売実績を高めている大き
な要因になっている。

……………………………………………………………………………………………

と、アフィリエイターたちを糾弾しとるが、実はその彼らも情報商材販売者か
ら見れば単なるお客にしかすぎんわけなんやけどな。

当のアフィリエイターたちは、「情報商材を売る手伝いをしている」という意
識やろうが、情報商材販売者は、そうは考えん。

「情報商材を買ってくれて、ついでに売ってくれる奇特な人たち」という認識
でしかないという。

事実、アフィリエイターの中には「商材コレクター」と呼ばれる人たちが相当
数いとるということや。

分かりやすく言えば「ミイラ取りがミイラになった」というところかな。

アフィリエイトで稼ぐことが当初の目的やったのが、いつの間にか、その情報
商材のセールス・レターに触れていくうちに共感するようになり、嵌り込んだ
挙げ句、ついにはその商材を集めることが目的のすべてになり、「商材コレク
ター」となっていく。

そうなる裏には、人間の果てしない欲望も関係しとると思う。

何かを行って、その結果として利益を得るのやなく、利益を得る、金を得るこ
とだけが目的のすべてになる。

それが嵩じて、被害者でありながら、加害者としての側面を持つようになった。

それのどこが悪いと言われれば、アフィリエイターになること自体が現在の法
律に違反しとるわけやないから、「何も悪くない」、「好きにすればええ」と
しか答えようはないがな。

ワシらにできることは、その危険があると、何も知らない人たちに知らせるこ
とくらいや。

すでに嵌り込んでいる人たちは気の毒やが、ワシらではどうしようもない。

何を言うても聞く耳など持たんやろうからな。

しかし、ワシらが、いくらそうしても人の欲望がなくならん限り、安易に儲け
られそうなと思えるだけのいかがわしい情報商材が廃れることはないやろうと
は思う。

いや、情報商材に限らず、詐欺のネタになるものは、すべからくそうやと言え
る。

人の欲を掻き立てる詐欺がなくなることは絶対にないさかいな。

目先の欲や利益に走れば詐欺に遭う確率は高くなるが、僅かの確率であっても
実際に利益を得られる場合があるのも確かなようや。

詰まるところ、それを是とするか、否とするかは、それぞれが判断するしかな
いと思う。



参考ページ

注1.第131回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ハカセの決断……書籍『イン
ターネットに就職しよう!』に触発されて
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-131.html

注2.第116回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■殺人をしない、ひとごろし
の話
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage13-116.html

第31回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■映画「クライマーズ・ハイ」に見る新
聞報道の現場 前編
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-31.html

第32回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■映画「クライマーズ・ハイ」に見る新
聞報道の現場 後編
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-32.html

第47回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■映画『社葬』による新聞への負のイメ
ージについて 前編
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-47.html

第48回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■映画『社葬』による新聞への負のイメ
ージについて 後編
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-48.html

第57回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■『ヤンキー、弁護士になる』から学ぶ、
真の強さとは
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-57.html

第96回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ボクは新聞配達員になるのが夢なんだ
……ヘンリーくんの挑戦
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-96.html

注3.清月社のレビューコンテストで大賞を受賞
http://www.seigetsusha.co.jp/blp/mo/riya/



■HP『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』新着情報

この新着情報は、HP『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』で前回のメルマガ発行日
の3月4日から本日3月11日までに追加更新したものの紹介です。

新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A 
NO.988 この新聞購読の契約はおかしくありませんか?
NO.989 『NO.983 引っ越しの解約は可能でしょうか?』での解釈について
NO.990 これから新聞販売店の成り行きはどうなるのでしょうか


『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』
URL  http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/
Mail  hakase@siren.ocn.ne.jp 管理人 ハカセ

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

書籍販売のお知らせ 

作品題名『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集』
著者 白塚 博士
出版社 みずほ出版
販売価格 1,470円(税込み)

販売方法 インターネット
Amazon(アマゾン)……宅急便代金引換、コンビニ払い、ATM、ネット
バイキング、Edy払い可。
代金引換郵便……2010年9月1日より日本全国送料、代金引換手数料無料。

『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』書籍販売コーナー
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage17.html

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 
メールマガジン:ゲンさんの新聞業界裏話
発行日:毎週金曜日

発行責任者:ハカセ
公式サイト:『新聞拡張員ゲンさんの嘆き』
URL   : http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/
Mail : hakase@siren.ocn.ne.jp
 
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
記事を読んだら、あなたの評価をつけてください。
評価は3段階で簡単にできますので、本メールの一番下からご参加ください!
___________________________________
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2008-05-25  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
Score!: 91 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。