国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】断交連鎖の「中華民国」は偽中国!台湾国の独立建国が必要だ

2018/06/23

断交連鎖の「中華民国」は偽中国!台湾国の独立建国が必要だ

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3305.html

2018/05/26/Sat

■ブルキナファソの台湾との断交を称賛する中国

台湾と国交を持つ数少ない国の一つ、ブルキナファソが五月二十四日、台湾に断交を通告。もちろん中国の謀略である。TBSは次のように伝える。

「中国は、台湾と中国が一つの国に属する『一つの中国』の原則を掲げていて、これを認めない蔡政権に対して圧力を強めています。今月1日にはカリブ海のドミニカ共和国が台湾と関係を断っていて、蔡政権の発足以降、台湾と断交した国はこれで4か国目になります」

このように、中国からの巨額の経済援助の申し出に幻惑された小国による台湾裏切りドミノは今後も歯止めがかかりそうにない。

中国外交部報道官は定例会見で、「国際社会が普遍的に堅持する『一つの中国』原則を体現したもの。時代の潮流、国際的大勢に順応した正確な決定だ」とし、ブルキナファソの措置を「称賛している」と述べた。

ところでこの「一つの中国」原則。台湾を中国領土の一部と強調するものだが、実はこれは完全なフィクションなのである。

■「一つの中国」の虚構が生まれた経緯

そもそもなぜこのような虚構の宣伝が生まれたかと言えば、まずは台湾が、一九五二年発効の日本と連合国との間のサンフランシスコ講和条約に基づき、日本によって放棄されるまでは日本領土であったという事実を知る必要がある。そしてそのうえで中国が、この日本領土に対する侵略的野心に基づき、次のような経緯をたどった事実を理解すればいいと思う。

一九四五年の日本の降伏で、中国(当時は中華民国)はGHQの命令に従い台湾を占領した際、一方的にその領有を宣言。その後の一九四九年、中国内戦の結果、中華人民共和国が成立し、中華民国政府は台湾へ亡命。そこで中華人民共和国は、中華民国はすでに滅亡していり、そこから台湾の主権も継承したと主張し、台湾上陸作戦の構えを見せた。

日本が台湾を放棄するのはその後である。放棄はしたが、それを中華民国にも中華人民共和国にも割譲はしなかった。つまり帰属先未定のまま放置したのだが、中華人民共和国は台湾併呑の野心を合法化するため「台湾は中国領土の一部」と強調し、一方の中華民国も、台湾支配を正当化するため、同じ宣伝を行ったのである。

台湾の帰属先が未定であるなら、元来なら国際法上の住民自決の原則に基づき、台湾住民が新国家を樹立(台湾独立建国)するのが自然だったのだが、国民党独裁下では「独立」など口にすることすら許されなかった。やがて国民党独裁が終焉し民主化時代が到来。九〇年代に台湾人の政治勢力が台頭し、「一つの中国」を否定する李登輝政権の「二国論」や民進党・陳水扁政権の「一辺一国」といった現実に即した主張が打ち出され、中華人民共和国を狼狽、激怒させた。

その後二〇〇八年、国民党・馬英九政権が「一つの中国」を掲げて中共と関係改善を行った。国民党のいう「中国」とは「中華民国」を指すが、これが全中国を代表するとする同党の妄言など世界の誰も信じないし、同党自身もそれは百も承知だが、とにかく「一つの中国」を口にすれば、中華人民共和国と対立せずに済むし、台湾独立より中国統一の方がましだとのとの判断が働いた。

しかし二〇一六年、再び「一つの中国」を容認しない民進党・蔡英文政権が発足。かくして、上記のように、中国が「圧力を強め」ているわけである。

■偽チャイナ政府として切り捨てられる台湾政府

台湾の中華民国と中華人民共和国はともに「一つの中国」を強調し、自らこそ中国を代表する政党・合法政府だと主張しながら国交を巡る争奪戦を展開してきた。その一方がある国と国交を結べば、もう一方はその国と断交するとの熾烈さである。民主化後の台湾は「一つの中国」の建前を捨て、中国と国交を持つ国との国交樹立も歓迎するとの姿勢を見せた。だがあくまで「一つの中国」に固執する中華人民共和国は、ゼロサムゲームを放棄することはない。

そしてその結果、今日の台湾側の劣勢があるわけである。台湾と外交関係を持つ国は余すところ過去最少の十八カ国。中国としては、このまますべての国を奪取し、台湾を完全に孤立させ、最後は併呑してしたいところである。

ところでなぜ各国まで、中国のゼロサムゲームに付き合うのかだ。

それはもちろん中国からの金銭援助が欲しいからだが、もう一つは台湾が「中華民国」(チャイナ共和国)を名乗っているからだろう。いかに蔡政権が「一つのチャイナ」を否定しても、「チャイナ共和国」として「チャイナ」と自称し続ける以上、各国は「一国一政府」の原則に基づき、二つのチャイナ政府のいずれか一方を承認すれば、他の一方を捨てるしかなくなるわけである。

日本が一九七二年、中華人民共和国と国交を結ぶ際、「中国の唯一の合法政府であることを承認する」と表明したのもそのためだ。日本が台湾と中国のいずれの政府と国交を持つかというのは、どちらが本物のチャイナ政府として認めるかという問題だったのだ。そして最終的には台湾を、いわば偽チャイナとして切り捨てたのである。

そして一九七二年以降の日本でもそうだったが、このようにして台湾はチャイナ=中華人民共和国の領土の一部だとの誤った認識が国際社会で広がることになるのだ。そしてさらには、中国には台湾を併呑する権利があるのだとの誤解もだ。

■「中華民国」の名が断交ドミノを引き起こす

ブルキナファソから断交の通告を受けた翌日、台湾独立建国聯盟の陳南天主席は、台北でのシンポジウムで以下のように発言した。

―――蔡英文総統は九二年合意(※台中間の「一つの中国」での合意とされる)というウソを拒絶するため、中国の軍用機、軍艦による台湾周回、武力恫喝が常態化し、また中国による台湾内部の分断工作や外交包囲にも直面し、サントメプリンシペ、パナマ、ドミニカに続き、ブルキナファソまでが中華民国との断交を宣伝した。これは中華民国と名乗るが故に、他国との間で必然的に生じる状況である。

―――台湾の断交問題は中華民国という名が引き起こすものだ。それがあるから中国は「世界にはただ一つの中国しかない」との外交攻撃をおこなうのだ。もし台湾国へと正名すれば中国はどう出るかはわからないが、少なくとも外国には、台湾は中華民国ではないとはっきり説明できる。中華人民共和国と一緒にされずに済むことになる。

陳主席はこのように、中華民国体制の改変をと、蔡英文政権に訴えた。

ちなみに、国民党が台湾へ持ち込んだ中華民国憲法とは化石の如きもの代物である。たとえばそれが規定する中華民国の「固有の疆域(領域)」とは、今日の中華人民共和国とモンゴル国の領土を合わせた領域である。

国旗も国歌も、かつての中国で制定された国民党章入りの旗であり、国民党の賛歌である。国父と崇められる孫文など、国民党の創設者で台湾とは無関係の中国人だ。

■台湾独立建国運動を妨害してはいけない

ではなぜ台湾人はいつまでも、台湾を中国の一部と位置付ける中華民国体制を維持するのか。

それには多くの国民が国民党教育で洗脳されてしまっているという理由以外には、やはり何といっても「中華=チャイナ」体制放棄によって「中国統一」の口実を喪失するのを恐れる中華人民共和国が武力行使に出ることへの懸念、そしてそうした中国を刺激し、緊張を高めることを嫌う米国その他、国際社会への配慮も大きく作用しているのである。

だが台湾は、いつまでもこのような台湾の現実に符合しない偽チャイナ憲法体制を維持して国際社会で孤立し、そして中国に「統一」の口実を与え続けるのか。

そうした現状を打破し、新たな台湾国憲法を制定し、台湾国の樹立を目指すのが台湾独立建国運動というものであり、国家正常化運動なのだ。こうした動きを中国は蛇蝎の如く嫌うわけだが、国際社会までがあの侵略主義国家と歩調を合わせ、「一つの中国」支持こそ「時代の潮流、国際的大勢」だなどと豪語させてはならないはずである。

台湾最大手紙、自由時報は五月二日の社説で、「たとえ北京が『国交ゼロ』を目指しても、それは中華民国の終着点となるが、『台湾』にとっての終着点とするか、それとも新起点とするかの問題は、台湾人民と国際社会に対し、共通の試練を与えるものだ」と書いている。

まさにそのとおりだろう。

できるかぎり「一つの中国」原則に沿おうと、「台湾独立は支持しない」といった政府見解まで打ち出している日本も含め、その他中国の顔色ばかり見ている各国、そして国連など国際機関も含め、国際社会は認識を改めるべきなのだ。住民自決という国際法上の大原則に従い、台湾の前途は中国ではなく台湾人民が決めるべきなのだと。

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創刊日:2008-04-07  
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