国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】親台湾派は尖閣問題に関心ないか

2018/03/18

親台湾派は尖閣問題に関心ないか

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3281.html

2018/02/28/Wed

■尖閣領有を主張する台湾への応援が許せない日本人たち

日台共闘で2020東京五輪台湾正名運動を展開中だが、こうした台湾応援の運動をやっていると、たまにネット上で非難を浴びることがある。つまり台湾もまた中国と同様に尖閣諸島の領有権を主張しているのだから、そんな国は応援するなというのだ。

たいていは苛立ち気に書いてくるので、よほど我々親台派が憎いらしい。きっと日台友好を強調したいがため、台湾政府が時折見せて来た反日の動きを許容していると思い込んでいるのだろう、

実際にそうした想像、思い込みは、相当広く持たれているようだ。私もそのように、昔から何度も誤解されてきた経験がある。もっとも、そのような想像は必ずしも誤解とは言いきれない。実際にそうした親台派は少なくないからだ。

たとえば二〇〇八年、台湾が尖閣問題で日本に挑発的行為を見せた時、私があの国の駐日大使館(代表処)前で抗議デモを行ったときのことだ。当時私が所属していたある日台友好団体では、多くの日本人役員が私を非難した。そこで私は「あなた達はどこの国の人間か」と反論した。親台派は保守派、愛国者が多いものだから、この一言で彼らは沈黙するかと思いきや、そうはならなかった。

これが彼らには通じなかったのだ。なぜならその人々は、台湾との付き合いで何かしら利益を得たいと考えていたからだ。日本の国益とか、そういった問題には関心のない、そしてプライドもあまり高くない一種のノンポリ庶民に過ぎなかった訳だ(台湾の偉い人と記念撮影するのを至上の喜びとする程度の人々である)。

いたずらに中国に迎合したがるノンポリ親中派は多いが、それと同じような心理の持ち主はこのように、親台派の中にもたくさんいるのである。私はこうした人々を一括して蔑んでいる。

■個人的利益を求めるノンポリだけではない

だがもちろん日本の親台派は、みながみなそんなレベルというわけではない。

逆に日本国民としての誇りを胸に、日本の国益の観点から、あるいはアジア全体の平和を守るとの志から、台湾との関係強化を図ろうと考える者も少なくない。何しろ中国の脅威の前においては、台湾と日本は生命共同体だからである。さらに台湾人は概して日本人とは、容易に心が通じ、親しみやすい間柄だ。

そこで、とくに保守派層では「この国と提携しなくてどうするのか」との思いが当然のように抱かれるわけである。そうした人たちは、近年急増しているように感じる。そしてそうした戦略的な思考を持つ辺りが、親中派とは大きく違うところだろう。そして現在、そういった人々が結集して進めているのが、東京五輪台湾正名運動なのである。

だから、こうした志高く気宇壮大な良識派は、もし台湾側が尖閣問題で誤った言動を見せれば、それは日台の相互信頼を阻害するものとして、間違いなく懸念を抱くのである。ある意味では一般人より強い危機感を持っているはずだ。

上述の大使館前でのデモもまた、そうした思いに基づいたものに他ならなかったのである。

当時台湾は、国民党の在台中国人、馬英九総統の政権が発足し、尖閣問題で反日姿勢を強め、国内での中華民族主義の高揚を図るとともに、中国との反日連携の兆しも見え隠れさせていた時期だった。

そこで私はデモを計画したのである。今だから公に話すが、あの時は二つの狙いがあった。

■我々のデモに怒ったのは台湾人ではなく中国人

狙いの一つは、「馬英九政権の反日政策は日本の親台勢力に嫌われ、いかに日台関係に不利であるか」を台湾の有権者に知らせることである。そのためデモは複数の台湾メディアの記者やカメラを呼んだ上で実施した。

もう一つは、馬英九政権の挑発行為により、実際に元来親台派である保守派層の間ですら反台感情が高まりを見せていたので、デモを通じて「日本の敵は『台湾』ではなく『馬英九』である」との事実を明確にし、日本国民にそれを理解させ、日台分断の局面を回避させることにあった。これはとても重要なことだった。なぜなら実際に中国は、馬英九との反日連携で、日台分断を狙っていたからだ。

もっともデモ参加者の中にも、何が何でも「台湾」批判を強行しようとする者がおり、興奮したナショナリズムの御し難さを、私は思い知らされた。

強国中国の反日より、小国台湾の反日にカッカする事大主義的で歪んだナショナリズムは日本しばしば見られるが、あれもそういった類だったのだろう。もしかしたら中国か何かの日台分断の意を戴してもぐり込んできた連中か、とも疑ったが。

このデモは、私の思惑通り台湾メディアによって報道された。そして興味深かったのは報道への反響だ。我々はネット上で激越な罵詈雑言を浴びた訳だが、そうした批判の多くは台湾ではなく中国からのものだったのだ(在台中国人も含まれていたか)。「中国が日本を占領したら、先ずはこいつから始末する」と私を指して書く者もいた。

簡単に言えば、尖閣問題でカッカしているは中国人であり、台湾人ではないということだろう。

■なぜ日本人は台湾人に尖閣の真実を教えないのか

たしかに、尖閣諸島は中国領土だなどと領土横取りの主張を最初に行ったのは中国政府ではなく台湾政府だったが、当時の台湾政府は蒋介石政権。つまり中国人の政府だったのである。そしてその政府の宣伝に台湾人一般は騙されてきたわけだが、しかし今では台湾人の尖閣問題への関心は低い。領土欲に満ちた中華民族主義などすっかり廃れ、あるいは否定されているのが現状なのだ。

そこで私は、尖閣問題を巡る台湾政府の反日を見てカッカするよりは、まずはこうした台湾の状況に目を向け、そしてその上で尖閣は日本領土であるとの真実を伝える努力を、日本の政府と国民は行うべきだと訴えたいのである。

中国人に話しても無駄だとしても、台湾人が相手なら別だろう。国民党政権の主張よりも日本政府の話を信用す人々がどれほど多いことか。そうした日本に対する信頼感の高さに日本の政府、国民は着目するべきである。

「日本が一八九五年に実効支配を開始する以前、明朝も清朝も尖閣諸島を台湾の付属島嶼として支配したことは一度もない」との史実を根気よく、そして誠心誠意伝えてみればいい。間違いなく大勢の人が理解を示すはずである。

■やむにやまれぬ気持ちで敬愛する学者に反論

私自身も、微力ながらもそうした努力を積み重ねてきた。

何年か前、ある台湾人学者がちょっとした誤解に基づき、尖閣は台湾に帰属すると書いた論文を台湾紙に寄せた。とても影響力のある学者なので、危機感を抱いた私は反論の投稿を行った。

実はこの学者は私がとても尊敬する人で、親しくもしてもらっているため、甚だ心苦しかったのだが、「これも日台の正しい相互理解のためだ」との、やむにやまれる思いで敢えて書いた。

そして台湾紙はそれを掲載した。載るまで数日間かかったが、それは尖閣を日本領と主張する内容の文章を掲げるのに躊躇いがあったからではなかったか。それでも最後は載ったのである。これもまた台湾の中国とは異なるところだ。

その後の二〇一二年、私は「頑張れ日本!全国行動委員会」の活動に参加し、漁船で尖閣周辺海域まで出掛けた際、島影を背景に「尖閣は日本の領土だ」と台湾国民に訴えようとビデオ撮影したところ、予想外にもこの映像が国民党寄りテレビ局のニュース番組で批判的に取り上げられた。

それにしても、何事もやってみるものだ。私のささやかな行動は、当時の野田首相の尖閣国有化政策と並列で紹介され、その分、大きな脚光を浴びることになった。

これを受け中華民族主義団体は私を名指しで罵倒したが、しかし批判はその程度にとどまり。逆に共感の声が結構寄せられたものだった。

■日台「生命共同体」のためにやるべきことは

ビデオ撮影当初は「これで台湾側から誤解を受け、友人を何人か失うかな」とも心配したが、そういったことは全くなかった。

そもそもネットが発達している今日、国民党や中共の主張が嘘であることは、多くの若い世代の間で明らかになっているのだから、当たり前といえば当たり前かもしれない。

尖閣に関する嘘からの解放は、かつての国民党による中国人化教育(中華民族主義教育)の影響の払拭を意味するものでもある。そうした認識も、すでにあの国では広がっているように感じる。だから、そうした台湾の目覚めた人々を応援するためにも、日本人は堂々と真実の歴史を語らなければならないと思うのである。

我々が展開中の「台湾は台湾人の台湾であり中国の一部ではない」とする「台湾正名」の言論活動も、それとまったく同じなのである。こうした台湾応援の活動は、生命共同体内部の結束強化のためには不可欠なのだ。

そして、この「結束強化」とは何とも楽しいものだ。何しろこれは一種の友情確認の作業でもあるのだから。

そうした次第につき、アジアの平和を願う日本人は奮って東京五輪台湾正名運動に参加してほしい。反台湾ナショナリズムも結構だが、そういった偏狭、陰湿な感情を乗り越え、さらに一歩外へ足を踏み出してみてはどうだろうか。

何事にも戦略的な思考は重要なのである。

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創刊日:2008-04-07  
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  • 名無しさん2018/03/18

    永山さんの主張だから、一層重みがあると思います。