国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】中国がここまで我々の動きを警戒する理由―岩波『広辞苑』誤記訂正の要求運動を巡り

2018/01/06

中国がここまで我々の動きを警戒する理由―岩波『広辞苑』誤記訂正の要求運動を巡り

ブログ「台湾は日本の生命線」で。ブログでは関連写真も↓
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2017/12/22/Fri


台湾を中華人民共和国の領土と位置付ける『広辞苑』第六版。「日本の敗戦で中国に復帰」(「台湾」の項目)、「台湾省」(「中華人民共和国」の項目)、「日本は台湾が中国に帰属することを実質的に認めた」(「日中共同声明」の項目)などと、中国の「一つの中国」という虚構宣伝そのままの誤記(明らかに故意による誤記だ)を重ねていることが判明し、抗議、訂正要求の声が広がっているが、しかし版元の岩波書店は訂正拒否の構えである。抗議には黙殺、あるいは詭弁で時間を稼ぎ、無訂正のまま来年一月の第七版刊行に漕ぎ着けようとしているようだ。出版界の権威とされてきた岩波の、こうした不誠実、背信的な姿勢の背景に、もしや「訂正するな」との中国政府からの激励、または恫喝といった圧力はないのか―――――――


■日本の訂正要求運動に関心を寄せる中国

きっと中国は岩波に圧力をかけている。私がそう思うのは、中国のこの問題を巡る動きを見てのことだ。

十一月に開始された民間の『広辞苑』誤記訂正要求運動は当初、国内ではほとんど話題にもならなかったが、しかしあの国は早くから、過剰と言えるほどの反応を示している。

台湾の自由時報が十一月二十一日、在日台湾同郷会や我々台湾研究フォーラムの訂正要求の動きを伝えるや、中共機関紙人民日報系で、強硬的論調で知られる国際情報紙、環球時報は二十三日、次のように論評しているのだ。

―――台湾の蔡英文当局が台湾独立への道をどんどん進む中、海外の複数の独立派団体が機に乗じて挑発に出ている。台湾メディアの二十一日の報道によれば、日本の国民的辞典『広辞苑』の新版が十年ぶりに出るが、一部の台湾団体は「現行版には台湾に関する多くの誤記があり、特に地図の中で台湾が“中国の一省”になっていると指摘し、新版での誤記の訂正を要求している。

―――環球時報の記者は二十二日、ツイッター日本語版などのSNSで、一部の人々は岩波書店に圧力をかけ、台湾に関する記述を書き換えさせようと呼びかけているが、それに応じる者は何人もいないことを確認した。近年来、日本政府は陰に陽に台湾との関係を強化しているが、しかし「一つの中国」政策というレッドラインを敢えて超えることはしない。

中国は現在、「一つの中国」(台湾は中国領土の一部)を認めない台湾の民進党・蔡英文政権に苛立ちを募らせ、国際社会で孤立させようとの外交工作を強化しているところだが、環球時報は今回の訂正要求運動を、そうした同政権の中国への抵抗の動きの一環と見ているようである。

■中国は岩波に「訂正するな」と警告メッセージ

つまり我々運動の推進勢力を「独立派団体」「台湾団体」と呼びながら、その動きを蔡英文政権に連動する反中国行動と位置付け、そして「そのようなことをしても、日本では政府も民間も相手にしない」などとせせら笑っているのである。

こうした分析は、何かにつけ先ずは敵の陰謀と疑うあの国の民族性の表れとも言える。実際に米国の容共的中国語紙、多維新聞なども二十五日、環球時報に呼応する形で、次のごとくより明確に論じている。

―――日本は中国とのバランスをとる中で、台湾を引き寄せようと絶えず姑息な真似をしている。蔡英文当局は日本に寄り添って歩くことを大陸(※中国)への対抗での有効な手段だと思っている。

―――「一つの中国」原則がすでに国際社会で広く認められる中、なおも独立派団体が日本人に訂正を求める背景には、日本に対する幻想があるからだ。

このように、蔡英文政権や台湾独立派勢力の非力さをさんざん強調する中国側だが、しかし実際には多大な脅威を感じているようだ。たとえば環球時報は上記の記事で、「岩波書店がこれら台湾団体の雑音に応じることは、中国側から強烈な反発を招くことになるため、ほとんど不可能だとの指摘がある」とも書いているが、これなどは「断じて訂正要求に応じるな」との岩波への警告ではないだろうか。

■中国がここまで『広辞苑』の訂正を恐れる理由

つまり中国は『広辞苑』訂正要求運動を、実際には相当警戒しているのである。そもそも環球時報が、我々の動きを大きく報じること自体がその証だろう。

おそらく日本人が想像する以上に中国側は、「岩波書店が雑音(訂正要求の声)に応じる」のを恐れている。

なぜなら中国は長期間にわたり、日本のマスメディアを操縦し、「一つの中国」の印象を日本国民に植え付け、そうした宣伝工作は大きな成果を収めているが、もし岩波が『広辞苑』の誤記を誤記と認めて訂正すれば、それは「一つの中国」の否定に繋がり、宣伝工作には大きな打撃となるからだ。

中国にはそうした事態は何としても避けたいところだ。中共政権の支柱は「暴力」と暴力を正当化するための「宣伝」。「一つの中国」宣伝などは台湾侵略正当化のためのものであるが、もしそうしたものが弱体化すれば、あの国の覇権主義戦略は大きく狂わされることになる。

しかも、今回の中国の言うところの「雑音」だが、その背後には、蔡英文政権の「陰謀」だけでなく、同政権と結託して中国に対抗しようと躍起となる安倍政権の「差し金」もあるはずだと、あの国は疑っている様子である。したがって、何が何でも岩波が「雑音に応じる」るのを阻止しようとしていないはずがないのだ。

■日台接近の動きと看做し中国人は大騒ぎ

十二月十一日には人民日報海外版もこの問題で論評を出し、次のように論じている。

―――民進党当局は政権獲得後、大陸と張り合うために親日的挙動を繰り返している。日本の放射能汚染食品の解禁、対日窓口機関、亜東関係協会の台湾日本関係協会への改称、さらには日本の侵略戦争の美化をも惜しまないなど、その行為は人々から相手にされていない。

―――台湾当局の「移行期正義促進条例」は日本占領時代を無視して国民党時代の清算だけを目指すため島内(※台湾国内)世論に批判されている。媚日の挙動は抗議の声に曝されつつある。

記事は「日本の辞典が台湾を中国の一省に」との見出しだが、内容の重点はこのように、民進党政権への過剰なまでの批判におかれているのである。

広辞苑 人民日報1212
人民日報の記事。日台の接近への中国の苛立ちが伝わる内容だ

日本国内での台湾支持の言論の高まりを日台接近の表れと感じ取り、それに苛立ちを隠さないこの一文は、人民日報、環球時報、中国新聞も配信し、世界中の中国人の読むところになっている。要するに、大騒ぎになっている訳だ。

■台湾政府の抗議を中国が看過するはずなし

そして十三日、その台湾の民進党政権が、実際にこの問題で動いた。

在日台湾同郷会の通報を受けた台湾政府は駐日大使館に当たる駐日代表処を通じ、「台湾は主権国家だ」として岩波に訂正を要求したのである。

もちろんこれを中国が看過するはずがないのだ。外交部報道官は十八日の定例会見で、「まさか台湾が中国の一省ではないと言うのか?周知の通り、台湾は中国領土の不可分の一部だ」と反論したのだった。

一見して台湾政府の動きを一笑に付すかのような余裕綽々の態度といえる。しかし実際には、台湾の攻勢に心中穏やかであるはずはない。間違いなく駐日大使館に対し、台湾の駐日代表處に対抗するよう指示を下したはずだ。そもそも駐日大使館の重大使命の一つは日台分断工作。些細と思えることでも妨害に乗り出すのがあの機関である。

おそらく岩波はそのようにして、すでに「訂正するな」との中国の指導を受けているのではないだろうか。

■そもそも中国の指導を受けての誤記ではないか

中国から圧力を受ければ、岩波はそれに抗うことは難しいはずである。

そもそも、今問題になっている『広辞苑』の誤記自体、どれもが中国の「一つの中国」宣伝の定型表現の踏襲そのものであることから、中国の指導によるものだと疑わざるを得ない。

これら誤記は、第四版や第五版以前は見られなかったものだ。辞書の誤記は版を重ねるごとに改まるものかと思いきや、『広辞苑』の場合はまさにその逆なのである。こうした不自然な状況も、何らかの外力が加わった結果だと疑うのが普通だろう。

また第五版以降は中国でも教育部管轄下の上海外語教育出版社により再印刷、販売されている。そうしたことと誤記の発生は無関係なのか。仮に第七版で、それら「一つの中国」の誤記が直されたとしたら、それでも中国での再印刷はあるのだろうか。そう考えれば、中国側には岩波を揺さぶる材料はいろいろとありそうだ。

■中国の対日工作の弱点を見出した思いだ

もっとも誤記は中国の指導ではなく、岩波という媚中左翼出版社の自発的な所業だった可能性もある。しかしそれであるとしても、岩波がとうに中国の影響下におかれているという証左にしかなるまい。

明々白々な誤記の訂正を不自然なまでに拒み続けてきた岩波の姿を見て、もしや我々の訂正要求運動の本当の敵は、その後に存在する中国ではないかと思えてくるのだ。

もちろんこちらにとっても、最初から真の敵は中国。その「一つの中国」のフィクションを、この日本から一掃するのが我々の言論闘争の最大の目標である。今回の中国の嘘を暴く我々民間の動きにあの国が大きな反応を示したことに、改めてその弱点が那辺にあるのかを見出した思いだ。

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■『広辞苑』第6版の誤りを第7版(1月発行)で訂正するよう求めよう!

「台湾」の項目―「一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰」は誤り!
「日中共同声明」の項目―「日本は台湾が台湾が中華人民共和国に帰属することを実質的に認めた」は誤り!
「中華人民共和国」の項目―「中華人民共和国行政区分」図に「台湾省」を含めるのは誤り!

・岩波書店『広辞苑』編集部 

電話03−5210−4178
フェイスブックメッセージ https://www.facebook.com/iwanami.kojien/?fref=ts

・岩波書店問合せ 
https://www.iwanami.co.jp/contact/

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