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台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】洪秀柱と習近平・国共トップ会談の実態(2)―台湾の中国化を目指す国民党「売国」の営み

2016/11/05

洪秀柱と習近平・国共トップ会談の実態(2)―台湾の中国化を目指す国民党「売国」の営み

ブログ「台湾は日本の生命線」で。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2999.html

2016/11/03/Thu

■国共トップ会談の目的は「台湾人勢力を制する」   

台湾の平和維持のためではない。十一月一日の北京における洪秀柱・国民党主席と習近平・中共総書記による国共トップ会談の目的を一言で言えば、「制台」(台湾人政治勢力を制する)の二字に尽きそうだ。

つまり「一つの中国」原則を受け入れない蔡英文総統の民進党政権などの抑制を狙ったものなのである。

NHKも「習主席には、『1つの中国』の原則で一致する国民党の党首との会談を通じて、この原則を受け入れない蔡総統に圧力をかける狙いがあります」と報じている。その通りだ。

もっとも前回書いたとおり、このNHK報道は、民進党政権を国共両党の平和への努力を妨害するトラブルメーカー視しているようにも見えてならない。もしそれであるなら、甚だ不適切だと言わざるを得ない。

国共両党と民進党政権との対立は、何が何でも台湾を中華民族の島に変えて支配したいと狙う中国人と、それに抵抗して台湾人の民主主義国家を守りたい台湾人との対立と言えるだろう。

そうした観点から考えるなら、真の平和を希求しているのはどちらであるかは自ずとわかって来るはずだ。国共両党が目指す「制台」など、不当な侵略行為と呼んで過言ではない。

国民党の「聯共制台」のうごめきが本格化したのは二〇〇五年四月の、連戦主席と胡錦濤総書記による北京での国共トップ会談からである。

一九四九年に国共内戦で敗れた国民党=中華民国政権が台湾へ亡命してから初めて、両党首脳が握手を交わすということで、連戦氏の訪中は「平和の旅」などと銘打たれたものだが、それに対して台湾国内では、中共と連携した「制台」、つまり「聯共制台」だとする非難が巻き起こった。

■台湾人を悪玉にするための中華民族主義の演出

現地で連戦氏は胡錦濤氏との間で「九二年合意」(「一中」原則での合意)が台中交流の基礎であると確認し合い、そして敵対状態を終結させる平和協定の締結促進などでも合意した。そして連戦氏は北京大学での講演で、「私は聯共制台ではなく聯共制台独だ」と説明した。

要するに当時の陳水扁総統の民進党政権などを「台独」勢力と呼び、それを制圧して政権を奪還することこそが「聯共」の理由である、と公言したのである。

しかしいったいどこからの「台独」だというのだろう。台湾はもともと中国から独立した状態にあるはずだ。それでありながらも民進党を「台独」勢力と断罪するのは、「一つの中国」のフィクションが生んだもう一つのフィクションである。

「一つの中国」を認めず、「台湾と中国は別々の国」(陳水扁)との現実の状況を強調することを、中国を分離させる「台独」勢力だと宣伝し、それに対する抑止、あるいは中共による武力征伐をも正当化したがるのが国共両党の中華民族主義者達の「制台」の情念なのである。

国民党はこのような情念に基づいて中共と協調し、民進党に票を入れれば、「台独」を許さない中国と戦争になり、「台独」を許さない国民党に政権を委ねれば、中国との交流は拡大し、平和と繁栄に繋がることになるなどといった宣伝を繰り返し、今日に至っている。

そして今回のトップ会談における両党提携の演出も、まさにそうしたプロパガンダ工作の一環だった。

そして当日の模様を伝えた前掲のNHKの報道などは、まさにそのようなプロパガンダを日本のお茶の間に垂れ流してしまったわけだ。

■中国側が証言する驚きべき国民党の売国体質

以上の如く国民党の「聯共制台」は、中共の威を借りた卑屈な売国行為と言える。

そうしたことを指し示すエピソードが、自由時報(十月二十九日)に載っていた。

それによれば、「北京の台湾事務に関わる相当地位のある人物」が最近、次のように語ったそうだ。

「今まで民進党は愛すると聞かされても、何の話かよくわからなかった。しかし今はよくわかる。要するに国民党が台湾を愛していないのだ」

なぜそう感じたかと言うと、「国民党中央からやってくる人々」はしばしば彼らにこう聞いてくるからだそうだ。

「以前、基礎が牢固でなければ、地は動き山は揺れると言われたが、いまだそれがない。一体いつになればそうなるのか。当てにならないことは言わないでほしい」と。

要するに、習近平氏が二〇一五年三月、翌年に迫る台湾総統選挙で民進党政権が発足するのを見越し、「基礎が牢固でなければ地は動き山は揺れる」(同政権が台中交流の政治的基礎たる九二年合意=「一中」原則を否定するなら軍事的緊張が高まることになる)などと恫喝、牽制したに関わらず、「いまだそれをやってくれないのはどうしたことか」と、訪中する国民党員達は盛んに中共に泣きついてきているということなのだ。

これについて自由時報は、「台湾国内には何と台湾に対する中国の地動山搖の行動に期待する者がいるとは」とし、その「北京における売国行為」を批判するが、そうしたことこそが国民党の「聯共制台」というものの実相でもあろう。

今回の洪秀柱氏の北京訪問にしてもまた、外患誘致の営みの一つとしか見えないのである。少なくとも台湾国内では、多くの人々がそう受け止め、懸念を強めているところである。

(つづく)

洪秀柱と習近平・国共トップ会談の実態(1)―誤解生むだけのNHK報道16/11/02 
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【過去の関連記事】
時事が配信したのは国民党主席の宣伝文書―国共トップ会談を正当化する怪しげな内容 16/11/01
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2997.html

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