国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】洪秀柱と習近平・国共トップ会談の実態(1)―誤解生むだけのNHK報道

2016/11/04

洪秀柱と習近平・国共トップ会談の実態(1)―誤解生むだけのNHK報道

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2998.html

2016/11/02/Wed

■悪いのは中国ではなく民進党政権か 

十一月一日に北京の人民大会堂で行われ洪秀柱・国民党主席と習近平・中共総書記による会談は、今年五月に民進党政権が発足し、国民党が野党に転落してから初の国共トップ会談として注目されたが、これについて取り上げたNHKの報道は、実に誤解を与えやすい。

次のような伝え方なのだ。

―――中国の習近平国家主席は、北京を訪問した台湾の野党国民党の党首との会談で、「『1つの中国』の原則を堅持し、国家を分裂させないことがすべての中国人の意志だ」と述べ、独立志向が強いと見なす民進党の蔡英文総統をけん制しました。

―――この中で、習主席は「台湾海峡の両岸は切っても切れない運命共同体であり、『1つの中国』の原則を堅持することが両岸の民意の主流だ」と述べました。

―――洪主席は中国大陸との敵対状態を正式に終結させる平和協定の締結を積極的に検討したいという方針を示したうえで、「『1つの中国』の共通認識を深化させることで、台湾独立主義が引き起こした危険な動揺を取り除き、ようやく得られた両岸の調和と繁栄を守りたい」と述べました。

―――会談後に記者会見した洪主席は「国共両党はともに、台湾独立や台湾海峡の安全を脅かすことに反対する」と述べました。

―――習主席には、「1つの中国」の原則で一致する国民党の党首との会談を通じて、この原則を受け入れない蔡総統に圧力をかける狙いがあります。

台湾問題には必ずしも詳しくない一般の日本人がこのような報道に接すれば、どんな印象を抱くだろう。

おそらく多くの人が受けるのは、洪秀柱氏と習近平氏が国共内戦の「敵対状態」を集結させようとしているにかかわらず、蔡英文総統の「台湾独立主義」が「危険な動揺」を惹き起して「両岸の調和と繁栄」を脅かし、せっかくの平和への努力を無駄にさせかねないといった誤った印象ではないだろうか。

■習近平の欺瞞―台湾国民は統一望まず

ここで言う「両岸」とは台中という台湾海峡両岸を指すが、習近平氏の「『1つの中国』の原則を堅持することが両岸の民意の主流だ」というセリフは誤りにつき、NHKは次のような注釈を加えるべきだった。

「実際には台湾の民意の過半数は台湾を中国領土の一部とする『一つの中国』原則には反対しており、習主席の指摘はご都合主義に基づく作り話である」と。

また「国家を分裂させないことがすべての中国人の意志だ」と断じる習近平氏の所謂「すべての中国人」には台湾国民も含まれるが、台湾では中国統一を望む者などほとんどいないとの現実にも触れた方がよかった。

そして洪秀柱氏の「中国大陸との敵対状態を正式に終結させる平和協定の締結」云々についても、「台湾側は一九九一年、すでに内戦状態の終結を宣言している。中国は中国統一の前提としての内戦終結を求めるが、すでに国民党独裁支配から脱却し、民主化された台湾の人々にとり、中国内戦など台湾とは無関係であると考えている」との説明は必要だった。

要するに台湾併呑を目論む中共が、自らの野心を正当化するため、併呑を拒む民進党政権をトラブルメーカーの悪玉に仕立て上げ、それに中華民族主義で中共と結ぶ国民党が歩調を合わせ、事実に反する反台湾の宣伝を大々的に展開したのが今回のトップ会談なのであるが、そうした現実をNHKは最初から隠蔽したかったのだろう。

中国にとり不都合な現実よりも、中国の自己正当化のための欺瞞に満ちた政治宣伝を優先させるのが、この放送局のかねてよりの悪名高き中国報道の姿勢である。

(つづく)


【過去の関連記事】

時事が配信したのは国民党主席の宣伝文書―国共トップ会談を正当化する怪しげな内容 16/11/01
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2997.html

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