国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】中華民国体制を解消すべき理由―日本人も知っておこう

2016/07/04

中華民国体制を解消すべき理由―日本人も知っておこう

ブログ「台湾は日本の生命線」で。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2886.html

2016/06/30/Thu

台湾は国家か否か。日本を含む多くの国は国家と認めていないが、しかし中国の一部と認めている訳でもない。また台湾は領土、人民、政府という国家の三要件を満たしてもいるとされる。

しかしそれには異論もある。実際に「領土」は確定されているだろうか。

そこで問題になるのが戦後の中華民国(チャイナ共和国)体制だ。その中華民国憲法を見てみよう。

これが制定されたのは、まだ中国を支配していたころの一九四六年。その第四条には「中華民国の領土はその固有の疆域による」とあり、その「固有の疆域」とは一九三六年の憲法草案第四条に規定された「江蘇、浙江、安徽、江西、湖北、湖南、四川、西康、河北、山東、山西、河南、●西、甘肅、青海、福建、広東、広西、雲南、貴州、遼寧、吉林、黒龍江、熱河、察哈爾、綏遠、新疆、蒙古、西藏」だ。

●=夾におおざと

何とこれは今日の中華人民共和国の領土ではないか。

それから「蒙古」とあるが、それには同じくモンゴル国も含まれている。同国は言うまでもなく国連加盟国。いまだ加盟できないでいる台湾がその国を自国領土と主張するのは噴飯ものだ。

そしてさらに噴飯したくなるのは、そこに台湾が含まれていないこと。一九四六年(あるいは一九三六年)の段階で台湾はまだ日本領土だったからだ。

これが中華民国体制というものなのだ。完全にフィクションの上に成り立っている。

「『一つの中国』とは中華民国だと解釈する」と強調していた国民党の馬英九政権は、全国の小中学校に「我が国の首都は南京とすべきだ」との通達を出している(二〇一三年十二月二日)。これが二十一世紀の民主主義国家のやることだろうか。台湾の子供達のために憤らざるにいられない。

このようなフィクション体制を守ろうとすればするほど、こうした悲喜劇が繰り返されるのである。

そうしたなか、台湾の最大手紙である自由時報が六月二十九日、以上のような哀れむべき現状を指摘する寄稿を掲載した。

標題は「国家正常化の第一歩は領土画定」。筆者は彭明敏氏。台湾の国際法の権威で台湾独立運動の長老でもある。陳水扁政権時代には総統府資政(顧問)も務めた人物だ。

台湾が実際に抱える深刻な問題を理解することができるので、その内容を以下に翻訳しよう。

―――報道によれば台湾人民の圧倒的多数は国連加盟を望んでおり、米国が賛成するか否かに関わらず、現在の台湾の国際社会における境遇には不満である。ではなぜ台湾がこのようになってしまったかだが、主因はもちろん中国が絶えず妨害の圧力を掛けていることだが、台湾自身の「不正常さ」もまた要因なのだ。

―――もし台湾自身が「不正常」なら、中国の妨害がなくても国際的な地位は改善されない。やはり国際的には不正常で、自ら主権独立を強調しても自己満足で終わってしまう。後述のとおり、領土すら確定できないのだから、主権などは言うに及ばないのだ。

―――台湾の不正常さの極みは、国民党が中国から駆逐されて台湾へ移り、ここを統治して七十年近くなるが、それが言う所の領土には中華人民共和国及び他の国連加盟国の領土を包含していることだ。台湾人民のアイデンティティや領土感は中共の宣伝や国民党の洗脳によって破壊され、健全な常識は麻痺し、国民党の虚幻の領土の主張に違和感すら覚えなくなっている。

―――台湾の正常回の第一歩は、超現実的な虚妄の領土の主張を行えば、自ら領土は未確定と認めるに等しいと、はっきり認識することだ。天下を家と為すと言う者が家を持っていないのと同じようにだ。確定した領土がないなら国家と言えず、国際社会の承認を得ることはできない。

―――台湾人民は騙されて虚偽の中を漂い続けて久しい。そこでただちに虚空から地上の現実世界へと降下して誇大妄想を捨て、実務的で謙虚に理性を持って、「台湾の領土は台湾と澎湖諸島に限られ(金門、馬祖は別論とする)、その面積はオランダに近く、人口は国連加盟国の四分の三より多く擁し、教育水準、社会発展度、産業の潜在力では世界の半数以上の国々を上回っている」と世界に宣言するべきだ。

―――中国の妨害によって国際社会の対等な一員として国連へ加盟できないが、この大きな悔しさ、不公平な待遇については世界に徹底的に知らしめるべきである。

―――中国は強いが、今後の存続において無数の難題に直面している。国際社会もすでに専制強国による民主自由の国への侵略を許さなくなっており、この点においては米、日、EUの間でコンセンサスができ上がっている

―――台湾人民が努力して民主主義を強固にし、産業を発展させ、情勢を大きく変えるのは時間の問題だ。その時は土石流のような台湾承認の風潮が必ず起きよう。
―――新政権は現実を基礎とし、全国民のコンセンサスを凝集して新憲法を制定し、あるいは現行憲法を改正するべきだが、その前において、もし上述の第一歩を踏み出せないのであれば、国家の正常化など止めた方が好い。

内容は以上だ。

台湾は中華民国体制のフィクションを放棄し、そこからの独立、建国を行うべきだろう。

「中華民国」の国名を掲げること自体、「台湾は中国の一部」と世界に宣伝するに等しい。

日本など各国が台湾を国家承認できないのも、中華民国政府が「中国」を自称しているからだ。「台湾」という国はまだ建国されていないのである。

実際に多くの国民が台湾建国を望んでいる。民進党も目下棚上げ中とはいえ、台湾共和国の樹立という目標を掲げて来た。今日の民主化時代に育った世代などは「天然独」(生まれながらの台湾独立支持者)と呼ばれるほどだ。

しかしそれを実行に移すことは現実的に無理だとの見方も強い。なぜなら、もし「中華=チャイナ」の名を捨てれば、それだけは中国が許さず、武力行使に出る可能性があるからだ。

そこで求められるのが国際社会による台湾擁護なのだ。そのために台湾人全体が覚醒し、「台湾は中国の一部ではない」と世界に訴えなければならない。彭明敏氏はそれを訴えた訳だ。

ただ世界の中で比較的に台湾を理解するが日本人である。台湾独立支持者も普遍的に存在する。

したがって台湾人の訴えが世界に届くのを待つ必要はない。それよりもむしろ台湾人と共に、「台湾は台湾人の国。中国の一部ではない」と訴えて行くべきではないだろうか。

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創刊日:2008-04-07  
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