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台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】日台「民進党」交流で「親中」レッテルを貼られた訪台議員

2016/05/03

日台「民進党」交流で「親中」レッテルを貼られた訪台議員


ブログ「台湾は日本の生命線」で。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2837.html

2016/04/28/Thu

■蔡英文・次期総統と日本の民進党議員が会見

台湾では五月、国民党から民進党に政権が交代するが、日本でも先頃、最大野党の民主党が民進党と改称した。そして最近、この日台二つの民進党の交流が話題となった。

日本側の党幹部(衆議院議員)二人が訪台し、四月二十五日に台湾側の党主席で次期総統の蔡英文氏と会見したのだ。

日本経済新聞によると、日本の民進党の「古川元久元国家戦略担当相と長島昭久元防衛副大臣は(四月)25日に台湾を訪問し、5月に台湾総統に就任する民進党(民主進歩党)の蔡英文主席と会談した。政党間交流の促進や日台関係、地震など自然災害での協力について意見を交換した」とのこと。

その際、「日本の民進党への助言を求められた蔡氏は、自らの過去の落選経験も振り返りながら、失敗を恐れない人材を育てる重要性を強調。古川、長島両氏は台湾の民進党が熊本地震で寄付などの支援を表明したことに対し謝意を伝えた」という。

■「本家」訪問と茶化された日本の民進党

英BBC(中国語)も台湾特派員が詳報した。

「今回は日本の民進党による事前祝いの訪問。五月二十日の総統就任式に出席できないからだ(※参院選が控えているためらしい)。長島氏はメディアの取材に対し、「党名が同じで、交流方法も様々だ」と述べた。古川氏は「今回は純粋に台湾の民進党の八年ぶりに政権復帰を祝いに来た」と話した。

「メディアから『共に民進党という名だが、今後は兄弟のような関係を構築するのか』と聞かれた古川氏は、『旧民主党時代から台湾の民進党との交流は密接。今後もきっとさらに協力して行くだろう』と答えた」

産経新聞は「民進党の2議員が台湾の“本家”蔡主席に『政権奪還の秘訣』聞く」との見出しで報じた。台湾の方を「本家」と呼んで日本の方を茶化してはちょっと失礼な感じだが、しかし台湾側にも「一緒にしないで」との思いがあるらしい。

■親中と反中―全く異なる双方の姿勢

なぜなら双方は中国に対する姿勢が違う。台湾の民進党は中国の侵略・併呑攻勢に抗う「反中」政党。少なくとも中国はそう受け止め、武力行使でこれを叩き潰したいくらいに思っている。「一つの中国」を受け入れない同党に対して習近平主席が、「地は動き、山は揺れることになる」と脅すのも、そんな敵意からのものだった。

だが、日本の民進党はどうか。BBCは「親中路線が鮮明」だと強調し、次のように紹介する。

「民主党代表だった岡田克也氏が民進党の初代代表となったが、岡田氏はこれまで親中的と言われてきた人物。中国の李克強首相と会談した際、台湾独立には不支持と表明したことがある」

「さらにはチベットや新疆の問題についても、『中国内部の問題であり過度に干渉すべきではない』との考え。靖国神社参拝問題についても『もし周辺と紛糾するなら、首相は参拝すべきではない』と発言し、波紋を呼んだ」

そしてその上で、「伝統的に親中のイメージがある日本の民進党が台湾総統の就任の前にお祝いに駆け付けたのは、他党に先駆け一番乗りを果たしたかったからだと指摘されている」と伝えるのだ。

■「名前が同じだけ」と台湾の党内部で批判の声

BBCは触れないが、旧民主党の親中反台の極め付けは、やはり同党政権が二〇一一年に開催した東日本大震災一周年追悼式での振る舞いだろう。

誰もが知る如く台湾官民の被災地への支援は手厚いものだったにもかかわらず、同政権は台湾の国扱いを嫌う中国に気兼ねし、台湾代表を各国代表から切り離し、一般席に座らせるという非礼を行ったのだ。もちろんこれは非難を浴び、野田佳彦首相は翌日「反省する」と謝罪するも、その翌日には藤村修官房長官が「問題はなかった」と開き直った。

このような日本の民進党だから、台湾の民進党内部にも冷ややかな声が聞かれる。台湾の今日新聞によると、黄偉哲立法委員(国会議員)はこう述べた。

「(今回の日本からの訪問は)好意的に見ている。しかし今後両党が協力し合えるかは、お互いの政策を一つひとつ見なくてはわからない」

「日本の民進党は衆参合わせて百五議席だが、支持率はわずか四%。厳しい言い方をすれば、たまたま同名であるというだけ」

■「日本の民進党とは協力できる段階ではない」

そして王定宇立法委員も。

「日本の政界を熟知する人なら、日本の民進党が有名な親中派であるのを知っている。党名は同じでも、実際には日本の代表的な赤軍応援団だ」

「台湾の民進党は世界のいかなる政党に対してもオープンであるべきだが、日本の民進党の立場を見る限り、まだ協力する段階には至っていない」

ところがこの王宇定氏の論評を聞き、「親中派だと?完全な親台派だ」と反論したのが、親民党所属の李鴻鈞立法委員だ。長島氏と親交があるという。

「長島氏にしても古川氏にしても、副大臣を務めたほどの人物。特に長島氏は台湾に大変好意的だ」と強調したそうだ。

■中国の台湾圧迫で日本の民進党はどうするか

たしかに長島氏は「親中」には見えないし、「親台」的な姿勢も有名だ。だから今回せっかく台湾への友情を抱いて訪問したにもかかわらず、「親中」一派の一人と誤解されては甚だ不本意だろう。

そして私自身も国民の一人として残念に思うことがある。

それは日本で民主党が民進党と改名して台湾で脚光を浴びる一方、日本にもこんな「親中」政党が存在することが知られたことである。

日本の政治状況はあまり知られていないためでもあろう、台湾での日本の信頼感は比較的に高く、今回「まさかそんな政党があるとは」と驚いている人も少なくないようだ。

日本が醜態をさらした格好だ。やはり「親中」は日本人として恥である。

台湾での民進党政権の発足後、中国のこの国に対する不条理な圧迫が一層強化されると予測される中、どうする日本の民進党。

BBCは「今回の会見で台日中関係問題がどう取り上げられたのか。双方とも多くを語らないが、メディアは興味津津だ」と伝えている。

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創刊日:2008-04-07  
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