国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】結局は「侵略」目的の軍拡―中国軍の「八字戦略」とは何か(下)

2016/04/10

結局は「侵略」目的の軍拡―中国軍の「八字戦略」とは何か(下)

ブログ「台湾は日本の生命線」で。ブログでは関連写真も↓
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2016/04/05/Tue

中国の習近平国家主(中央軍事委主席)は三月一日、従来の「七軍区」を再編し、東部、西部、南部、北部、中部か)らなる「五戦区」を設置したと宣言したが、香港の戦略学会野梁國樑主席の論文によれば、それは「八字戦略」に基づくものだという。

「八字戦略」とは「北和、西聯、東拒、南拡」。すでに見たように「北和」とは「聯露、和日」(ロシアと連帯し日本と仲良くする)という「制米」(米国を牽制する)策で、「日本と仲良くする」とは言っても、日本人の反米感情に着目しながら、さらなる軍拡で日本を脅して日米分断を図るという軍事恫喝の謀略でもあるらしい。日本国内の反米左翼勢力の呼応に待つところも大のようだ。

■台湾・尖閣・西太平洋へと向かう「神聖なる使命」

それでは次に「西聯、東拒」だが、これは「東を打ちながら西を目指す」というものだそうだ。

論文に「西聯」についての説明はないが、それは中国が「シルクロード経済ベルト」の形成を構想する中央アジア諸国等との連帯強化の戦略ということか。

一方「東拒」についてだが、それについて論文は以下のように論じている。

―――東部戦区の戦略は台湾島、釣魚台列島、グアム及び西太平洋に向けたものだ。東海艦隊の作戦は北海艦隊の共同、支援を受けながら進められることとなり、これは将来の中国太平洋艦隊の雛型とも成る。

―――東部戦区の「東拒戦略」の「拒」には二つの意味がある。その一は台独(台湾独立活動)の動きや釣魚島への日本の占拠強行という中国の主権に関わる事態が発生し、中国が武力行使を余儀なくされ、米国の干渉を受けた際、中国に求められるのが抵抗する力だ。つまり米国がつねに指摘しつづける「領域拒否・接近阻止」の戦略のことだ。

―――その二は、国家領域の外で敵を拒むということだ。断じて米国のB-1、B-2爆撃機、F-22、F-35戦闘機や無人偵察機グローバルホーク等に中国の防衛線突破の機会を与えてはならない。

―――まさに東部戦区司令官が述べたように、「東部戦区は台湾海峡、東海、西太平洋に向かい、国家統一と領土主権、海洋権益と東部地域の経済社会の発展、安全、安定を守るという神聖な使命を負っている」ということだ。

■中国軍が目指すのは台湾と日本に対する侵略達成

ところで「台独の動き」が見られた場合、中国は「武力行使を余儀なくされる」ことがあるというが、それではその「台独の動き」とは何か。

中国が二〇〇五年に制定した反国家分裂法は、次のような「台独の動き」が見られた場合、台湾に「非平和的方法」(武力行使)を採用できると規定する。

「台独分裂勢力がいかなる名目、いかなる方式であれ台湾を中国から切り離す事実を作り、台湾の中国からの分離をもたらしかねない重大な事変が発生し、または平和統一の可能性が完全に失われたとき、国は非平和的方式その他必要な措置を講じて、国家の主権と領土保全を守ることができる」

つまり台湾が、自国が独立した主権国家であるとの現実を主張したり、「中華民国」(チャイナ共和国)との国号を「台湾国」に改めたり、「統一」交渉の拒否を宣言した場合などは、武力で台湾を「統一」するとしているわけだ。

しかし台湾が中国領土ではない以上、「統一」とは侵略、つまり不法な領土拡張以外の何物でもない。

日本のメディアは中国への配慮で「台湾は中国の一部ではない」の断言することを差し控えているが、そのため日本人には以上のことがわかりにくくなっている。

また、言うまでもなく「釣魚島への日本の占拠強行」に対して武力を発動するというのも然り。日本が尖閣諸島の実効支配を強化すれば攻撃を仕掛けるというのだから、あの国は実の好戦的な侵略主義国家だということになる。

■日本メディアは誤り―中国の軍事費は「国防費」などではない

従って、「東拒」とは、東に向けて勢力を伸長する上で、台湾や日本を侵略する際に、それを妨げるべく接近してくる米軍を阻止するということなのだ。

そこで東部戦区の戦略のターゲットは、「台湾島、釣魚台列島」に「グアム」「西太平洋」も加わるのだ。

第二列島線までの「西太平洋」を中国の内海とし、「中国太平洋艦隊」の支配下に組み込みこんでアジア新秩序を建設するという「中華民族の偉大なる復興」を達成するとの「神聖なる使命」を東部戦区は担っているというわけだろう。

論文は東部戦区の戦力に関し次のように書く。

―――他の四大戦区より航空戦力で勝っている。

―――「拒」字戦略の強固な後ろ盾となるロケット軍については、少なくとも七つのミサイル旅団があるが、それとは別に近年編成された「空母キラー」ことDf−21D旅団や、いまだ実態不明で「グアムエクスプレス」と呼ばれるDF−26旅団もある。

日本では中国の「国防費」の急増が盛んに報じられるが、あれは「国防」のためのものではないのである。「侵略準備費」といったところか。

日本のマスメディアがそれでもこの不適切な用語を使用し続けるのなら、よほど中国の怒りを恐れているのか(中国は軍拡政策を国防のためだと強調し、中国脅威論の火消しに必死な状況)、さもなければすでに書いたとおり、中国の反日反米戦略に呼応してしまっているかのどちらかだということになる。

平和安保法制に反対する報道キャンペーンに関しても同じことが言える。

(おわり)

中国軍の「八字戦略」とは何か(上)―対日恫喝で護憲・反安保を促す謀略
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