国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】新華社が習近平に反抗?―「最後の指導者」報道事件

2016/03/18

新華社が習近平に反抗?―「最後の指導者」報道事件

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2795.html

2016/03/16/Wed

■新華社の重大誤報はわざと?

中国の国営新華社通信が三月十三日、習近平国家主席について「最高指導者」とすべきを、「高」を「後」と誤植し、「最後の指導者」としてしまうミスを犯した。

ちょうどその日は日本でも、日本テレビが安倍晋三首相の発言に間違った字幕を付けて謝罪したが、中国では謝罪だけで済むはずがなく、記者や編集者は停職処分になったとか。

しかし実際には、もっと大事になっているかも知れない。今回については「単なるミス」との報道も見られるが、そもそも新華社の記事とは厳重な事前チェックを経るものだ。何か裏があると疑いたくなるのも人情だ。

そして実際に疑われている。日本でもFNNが「(香港メディアは)中国で習主席への権力集中と報道機関への言論統制が強まる中、さらには全人代の期間中に、このようなミスが起きたことで、さまざまな臆測を呼ぶことは避けられないとしている」と報じている。

■メディアに忠誠求めた習近平

それではどんな「憶測」を呼んでいるかだが、たとえば共同通信はこう伝える。

「今回のミスをめぐっては、習氏が全人代直前の2月に新華社などを視察し、共産党への絶対的な忠誠を求めたことに対する『反発の表れ』との見方も広がっている」

習近平が新華社の他、中共機関紙人民日報、国営CCTV(中国中央テレビ)を視察したのは二月十九日のことだ。

視察後はこれらメディアの幹部を集めて「重要講話」を発し、「中共党や政府が司るメディアは党や政府の宣伝陣地。必ず党を姓とすべきだ」と強調している。

つまりメディアは「党という家の一員であること忘れるな」「習近平指導部に服従せよ」というわけだ。

ちなみにこの日CCTVは「央視(CCTV)は党を姓とす。絶対に忠誠を尽くす。どうぞ検閲をお願いします」と書かれた看板を掲げて習近平を奉迎している。

■メディア統制の責任者の前で

習近平の視察に同行したのが中共序列五位の劉雲山政治局常務委員だ。

実はこの人物こそ、メディア、宣伝部門を掌握する中共中央精神文明建設指導委員会主任であるが、習近平と対立する江沢民派の実力者でもある。

ちなみに劉雲山は中共中央党校の校長も務めるが、習近平は昨年十二月に「党校は党を姓とする」との「重要講話」も見せている。要するに江派からの実権奪取を加速させているのだろう。

革命とその後の政権維持を支えるのは鉄砲(軍)とペン(宣伝)だ、とするのが毛沢東以来の中共の信条だが、目下習近平は軍改革で江派の弱体化を図りつつ軍の全面的掌握を推し進める一方、宣伝部門に対しても「江ではなく劉でもなく、習を姓とすべきだ」との統制を強化したわけだ。

■習近平の狙いは軍と世論の掌握

毛沢東は「鉄砲とペンの内、ペンがなければ世論も操作できず悲惨だ」と言っていたが、今や習近平は「軍権の次に世論権を狙っている」との見方が広く持たれている。

習近平と劉雲山がメディアを視察した際の写真が複数、メディアによって公開されているが、たとえばCCTVのニューススタジオでキャスター席に腰掛ける習近平の一枚を見てみよう。彼の斜め後ろに恭しく立っているのが劉雲山である。

劉雲山に握られてきたメディアが、そうした写真を配信したということは、「劉の力の弱体化を意味する」(ジャーナリスト、周暁輝)ということなのだろう。

そうしたなか、習近平による統制強化に新華社が反撥し、「最高指導者」を「最後指導者」のに書き換えた、との憶測が広がっているわけだ。

■日本のメディアも気を付けて

その真偽はともかく、今回のように「中共がメディア統制を厳格にする時は、歴史的に見ても何か大きな動きに出る前兆のようだ」(歴史学者、章立凡)とのことである。

一体いかなる「前兆」かは気になるが、それはともかく日本のメディアは、好い加減に中国の報道記事の論評抜きの引用報道(垂れ流し)するという有害行為を停止すべきだ。

習近平に忠誠を尽くすが如く、「党」の宣伝を手伝って自国民を惑わしてどうするか。

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創刊日:2008-04-07  
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  • 名無しさん2016/03/19

    いい錯誤、誤謬ですね。

    「最後の指導者」



    あたらずとも遠からず でしょうか。