国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】台湾新政権は反日か(上)―波紋呼ぶ「尖閣は台湾領」発言 

2016/02/02

台湾新政権は反日か(上)―波紋呼ぶ「尖閣は台湾領」発言 

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2750.html

2016/01/31/Sun

■日本で広がる「反日」の印象

台湾では先頃の総統選挙で蔡英文候補が当選。その結果、中華民族主義の国民党から台湾人意識に支えられる台湾本土派、民進党へと政権は変わることになる。

台湾本土派政権となれば親中ではなく親日米路線だ。台湾人持ち前の日本に対する親近感も、より前面に押し出されそうだ。

そうしたことが期待される中、日本ではネットなどを中心に、蔡英文の「反日疑惑」が持ち上がっていると聞く。私自身も何人もの人から、「彼女は反日ではないのか」と聞かれている。

主な原因は、彼女が「尖閣は台湾のものだ」と発言したことらしい。

■対日関係の重視は強調するが

その発言は一月十六日、総統選で当選した直後の海外メディアとの会見で見られたものだ。

東支那海問題や対日協力について聞かれた彼女はこう答えている。

「東海(東支那海)問題については、私達は何度も言ってきたように、釣魚台(尖閣諸島)の主権は台湾に帰属している。ただし私達もまた台日関係をとても重視しており、主権争いが関係発展に影響することを望んでいない。これまで争いはあったが、私達は経済、安保、文化などの各領域における協力など、日本との関係強化を継続して行きたい」

対日関係を重視するとは強調している。しかし「尖閣は台湾のものだ」との一言が日本に与えた負の影響は、決して小さくはなかったということか。

■一部で広がった台湾への「失望」感

いったい蔡英文は、どのような理由でこのような発言をしたのだろう。ここではそれを考える前に、日本での反応について論じたい。

私は蔡英文が会見会場で質問を受け、従来通りのあの国の見解を繰り返しただけだと受け取ったが、少なからざる人々は台湾に「期待を裏切られた」「失望した」といった思いを抱いたのだろう。

これまでも台湾で、こうした尖閣問題がらみの「反日」言動が見られるたび、日本ではネット上、そうした言論が飛び交うのが常だった。

そして「反日台湾を許すな!」との声も必ず巻き上がる。しかもそうした声は、よく日台親善を唱える人々にも向けられるのだ。

どうもそうした人々には、「悪い奴」(反日国)の糾弾では張り切るが、「好い奴」(親日国)との交流を見ると面白くない(腹立たしい?妬ましい?)という屈折した心理もあるようだが、いずれにせよ、いつもこの手の声が一番大きい。

■親中派も「反日台湾」の宣伝に熱心

このように、こうした「反日台湾」批判には、個人的感情が強く反映されたものが多いのだ。

もちろん「反日台湾」に過敏に反応するのは、多くは憂国の士なのだろう。左翼なら「反日台湾」を歓迎するのだろうから。

ただ台湾の対日姿勢に一喜一憂するというのには、少し危うさを感じないでもない。

たとえば、そのようにして「反日台湾」の印象が広がって行けば、中国(日台分断の国家戦略を遂行中!)や、その日本国内のシンパ勢力に好いように利用されはしないか。

それから、そういった日台分断を願う勢力こそ、そもそも「反日台湾」の宣伝に熱心であるということも忘れてはならない。

■台湾に対して「戦略的思考」を

私が「一喜一憂するな」というのは、憂国の士ならばもっと戦略的な思考を持つべきだ、という意味だ。

憂国の戦いを展開して行くなら、感情に左右されるような次元を超えた「戦略」を持つことが必要だ。

簡単なことだ。台湾が「反日」なって喜ぶのは、アジアの覇権確立を目指す中国の国家戦略だから、日本側には、台湾に「反日」を止めさせるという戦略が求められることになる。

■中国が憎悪するほど台湾は「親日」

そしてそのためは先ず、実際に台湾は「反日」なのかどうかを客観的に分析しなければならない。

台湾では、国民は一般的に「親日」だとの印象を受ける(少なくとも「反日」ではない)。それはあちらへ観光に行けば分かることだ。

では、民進党、及びその支持者層はどうか。中国人はこの勢力をしばしば「皇民」と罵る。要するに中華民族史観に拒絶し、日本統治時代も中立的に評価する傾向が見られるため、中華民族主義者は最大の憎悪を込め、そう呼ぶのである。

中国が「媚日」と批判するのだ。それを考えても、やはり「反日台湾」なる表現はあまり現実に符合しないようだ。

■歴史問題―台湾が中韓と異なるもの

中国や韓国では、国民の「反日」感情を煽ることが国内をまとめる方法になっているが、台湾はその点で大きく異なる。

もっとも中国出身の馬英九の国民党政権は近年それを試みてはいる。その大きな事例が高校用の歴史教科書の親中反日化だったが、高校生を含む反対運動が巻き起こり、中途半端に終わったばかりか、そうした洗脳教育の試みも、今回の国民党の敗因の一部になったはずだ。

尖閣諸島問題における日本への挑発も同様だ。これも対日関係の悪化を嫌う有権者の感情に配慮し、そこそこ騒いだだけで沙汰止みとなった。

抗日勝利七十周年キャンペーンというのもあったが、これに対する国民のあまりもの冷淡さは、ニュースにもなったほどである。

■先ずは台湾の「民族性」を理解しよう

要するに台湾においては、「反日」宣伝で民族意識を高揚させるとの政策はあまり通用しないのである。これは民族性の違いの問題である。

そしてこの中韓との異なりを把握した上で、日本は「戦略」を練らなくてはならない。つまり、いかに尖閣問題をめぐる「反日」を止めさせるかを考えなくてはいけないのだ。

そこで、まず以下に、蔡英文、民進党の考え方を検証しよう。

(つづく)

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