国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


全て表示する >

【メルマガ台湾は日本の生命線!】国防を強化する安倍政権と空洞化させる馬英九政権/懸念される第一列島線の一角陥落

2013/12/31

国防を強化する安倍政権と空洞化させる馬英九政権/懸念される第一列島線の一角陥落

ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2279.html

2013/12/30/Mon

中国の軍事的脅威に対処するため、「国防の強化」に乗り出した安倍政権とは異なり、その脅威の前では生命共同体である台湾の馬英九政権が進めているのは「国防の空洞化」に見える。

十二月十三日、台湾が米国から購入した攻撃ヘリAH64E(アパッチガーディアン)の納入式が台南市の陸軍航空基地で行われた。この日納入されたのは米議会が二〇〇八年に承認した三十機のうちの六機。AH64Eは「自衛隊が導入したAH64D(アパッチロングボウ)の後継機で米国以外では初の導入で、中国の保有する攻撃ヘリに対し優位に立つ」(産経)という。

これを受け、当日視察を行った馬英九総統は「中華民国は主権独立国家。適切、有効な武力を維持しなければならない。両岸(台湾と中国)関係はこの六十年の中で最も安定し平和な状況にあるが、しかし軍備で戦争に備える姿勢は緩めることができない」と述べたのだが…。

この総統は言うことは立派だが、しかし在台中国人として台湾を中国の一部と主張するこの人物が、本気で国防を考えているかが疑問なのだ。

たとえばAH64Dは購入したが、それを操縦する者が近い将来、不足する可能性がある。それは馬英九氏が選挙公約として推進する現行の徴兵制から完全志願兵制への移行が順調でないためだ。

「小にして精、小にして強、小にして巧」な国防力に変えるとし、二十七万五千人の現行兵力を、防衛力維持の最低ラインとされた二十一万五千人まで削減する方針だったが、今年度の志願兵募集目標も二万八千五百三十一人だったが、応募者はわずかその三割に過ぎなかった。千七十七人募集した陸軍戦車兵に至ってはわずか四%だった。

そのため二〇一四年末に設定されていた移行完了の目標期間は九月になり、二〇一六年末へと延期された。兵力も十七万五千人へと下方修正される見込み。

こうした状況に対し、自由時報が十二月十四日の社説で批判を行っている。

それによれば、志願者が少ない理由としては社会経済条件の変化には、「死者も出すほどの兵士の不条理な待遇が明るみになり、青年も父兄も応募したくなくなっている」ことも挙げられるが、実際にはそれだけではないようだ。

次のように馬英九氏の国防における姿勢が大きく影を落としているという。

―――馬英九は三軍の統帥でありながら、中国が再三にわたって「台湾に対する武力行使を絶対に放棄しない」と強調し、しかも台湾海峡の軍事バランスが中国有利に傾いているに関わらず、それでもつねに「台湾海峡の緊張は大きく緩和された」と宣伝しつづけている。

―――口では「適切、有効な武力を維持しなければならない」というが、しかし心はまったく国防にない。彼の「不武」(武力行使せず)との政策は中国と軍拡競争はしないというものだが、実際には戦備を緩めることの代名詞だ。そのため将校から徴集兵、そして一般庶民に至るまで、中国の軍事脅威の増大が常態化する中、何のために、誰のために戦うのかがわからなくなってしまっている。

―――馬英九の「両岸関係は六十年間の中で最も安定し平和な時期」という幻想がもたらす誤解が如何に危険なことか。しかもこの三軍の総帥は「両岸は一国二地区」「両岸関係は国と国の関係ではなく、国際関係ではない」「両岸航空路線は国内路線」などと繰り返し述べている。このような状況下では志願兵募集どころではない。

―――このような状況だから、退役将官から「国軍も共産軍もみな中国軍」との発言も出るし、現役将校も中国に軍事情報を漏らしてしまうのだ。

このように、台湾で今進んでいるのは国防の空洞化なのである。そして社説が疑うのは、台湾が中国に「統一」されざるを得ないような状況を作り出すため、馬英九氏は敢えて空洞化を進めているのではないかということだ。

―――馬英九は野党当時の国民党主席時代、数十回にわたって同党の議員を指揮し、(米国からの)兵器購入予算の成立を妨害し、台湾海峡で中国軍優勢の情勢を作り出した。

―――総統就任後の五年来、口では兵器購入を行うと言いながら、それ相応の予算を編成していない。

―――最も恐るべきは米政府が、台湾に先進的兵器を売却すれば、それが将来米国攻撃に使用されるとの懸念を深め、かつてのように積極的に高性能の兵器を売却しなくなっていることだ。訓練のために米国へ派遣した航空要員が重要な課程から排除されたとも伝えられる。

これまで中国封じ込めラインであり続けて来たのが日本と台湾が形成する第一列島線だが、今やそこを自国の勢力下に組み込もうと中国が攻勢を掛ける中、死活的に重要となるのが日米同盟と台湾との連携強化なのだ。

それだけに馬英九政権の今後の動向が懸念されてならない。

なお、付言すれば十二月十七日、馬英九氏は国民党内部の会議で兵力を十七万五千人まで削減されることに関し、次のようにうそぶいている。

「各国でも志願兵制度の困難が伴うのは正常なこと。十七万人という設定自体が高すぎる。両岸が戦争になれば、人数は重要ではない」

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2008-04-07  
最終発行日:  
発行周期:毎日  
Score!: 98 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2014/01/02

    「馬英九氏は国民党」

    に対抗する、『台湾独立党』の台湾国内での養成と、勢力拡大策を粛々と行っていく。