国際情勢

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢て語らぬ生命線防衛の重要性を訴える。


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【メルマガ台湾は日本の生命線!】李登輝氏は日台の恩人―国民党「尖閣領有の主張」の裏に「台湾人への憎悪」あり

2011/02/01

李登輝氏は日台の恩人―国民党「尖閣領有の主張」の裏に「台湾人への憎悪」あり


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■李登輝氏「尖閣は日本領」発言に噛み付く国民党機関紙

李登輝氏が「文芸春秋」二月号に寄せた「美人を見たら自分の妻だと主張する国」で、尖閣諸島は日本領だと発言したことで、最初に同諸島を「中国領だ」と主張した台湾の国民党の中国人たちは黙っていられない。

同党機関紙中央日報(電子版)は一月十五日、「釣魚台を売り飛ばしても台独とは交換できない」なる批判の論評を掲載しているが、いかにも中国人らしく厚顔無恥。事実捏造に満ち溢れている。

たとえばこんなことが書かれている。

―――李登輝は(総統)在任中、自分は二十四歳まで日本人だったと言っていた。しかし最近日本誌「文芸春秋」で釣魚台は日本領だと書いたことに、彼が現在に至ってもなお日本人であり、完全に台湾の利益に損害を与えていることを知ることができる。

―――彼は日本の利益を擁護したがっている。「美人を見れば俺の妻だと考える」などと大陸(中国)を批判したばかりか、現在の台湾の行政体制にも背いている。釣魚台は宜蘭県頭城鎮大渓里に属しているのである。

―――総統府スポークスマンは、「李登輝は釣魚台の主権問題で萎縮発言を行い、国家利益に損害を齎し、政府はこれを受け入れることができない」と述べた。このように立場をはっきりと示すことはとても必要だ。馬英九総統がこれまで李登輝を悪く言っていないからといって、行うべき主張を放棄したのではない。

得意げにスポークスマン発言に触れているが、その内容はあまりにお粗末な作り話だった。たとえば「釣魚台列島は古来台湾の付属島嶼で、明、清と数百年にわたって使用されており、もともと無人島などではなかった」と言ったり、「日本は第二次大戦の失敗で中華民国に投降し、台湾を返還したが、釣魚台列島もそれとともに返還されるべきものだった」と強調したり。

■馬英九―真実より政治優先の中国人は信用できず

それにしても「馬英九は主張を放棄したのではない」とわざわざ強調するのは、彼が昨年の尖閣沖での中国漁船問題でも、あまり日本の尖閣領有を批判しなかったためだろう。そこで次のようにも馬英九弁護をしている。

―――馬英九がハーバード大学で書いた博士論文は釣魚台関連のものだった。かつてシンポジウムでも「四五年に台湾が中華民国に回帰したとき、釣魚台も一緒に返還されるべきだった。法理上では遅くとも五二年の中日講和条約(日華平和条約)で返還されるべきだった」と指摘している。現在の総統が李登輝ではなく馬英九で本当に良かった。

実際に在台中国人である馬英九氏は七〇年代の保釣運動を契機に政治への道を歩みだした人物だ。それにしても法学博士でありながら、よくも「台湾の中華民国への回帰」などと出鱈目を言えるものだ。学問でも「政治優先」とする中国人は本当に信用できない。

日華平和条約にも言及しているが、実はこの条約は「中華民国への回帰」を否定するものなのである。なぜなら第二条で日本が台湾を放棄し、中華民国にもどこにも割譲していない事実を追認している。

だがこれほどの反日愛国の政治家が、中央日報が気にするほど(多分苛立っている)、この問題で大人しくなっているのはなぜなのか。

■李登輝氏の親日は中華愛国主義のストレス発散ターゲット

ところで今日、保釣運動を推進しているのは馬英九の昔の同志たちと言うべきか、今や六十歳を越えたかつての愛国青年の中国人たちが中心だが、運動発祥の地である米国で、そうした連中が一月十七日、全米保釣大連盟の結成大会が開かれた。この運動が始まってから、今年で四十年となるらしい。

ここでも李登輝発言は問題視されたようだ。中華愛国主義にとって李登輝氏の如き親日家は民族の裏切り者であり、格好の攻撃対象(ストレス発散の材料)なのである。

さてこの日、四十年前のデモでロスアンゼルスの日本領事館に抗議書を手渡したという劉安国氏はこう述べた。「今や運動には老弱残兵しか残っていないが、台湾と大陸で若い人々が参加するようになったことは慰めだ。(尖閣を日本に返還した)米国は釣魚台問題を起こした首魁だ。中国人は誰が敵であるかをはっきりさせなければ」と。

また台湾で大学教授だった李雅民氏は「中国と国民政府は琉球群島が日本に帰属すると承認したことがない。目下保釣運動は民間で進めるのが相応しい。両岸(台湾と中国)は南沙諸島、釣魚台の問題で協力するべきだ」と訴えた。

南カルフォルニア中国平和統一促進会連盟執行委員会主席の!)澍宏氏は「釣魚台は中国のグローバルな安全戦略と両岸統一の面でただならない意義がある」と強調した。

■中共への忠誠―保釣運動の最大の敵は日米同盟

以上を見てもわかるだろう。台湾、香港、米国などで展開される中国人保釣運動が、今や台湾と中国を中華愛国主義で結ぶためのものであることが。もともとこの運動は、米国で中華民国パスポートを持つ留学生たちが、国際社会で中共が有力になりつつあるのを見て、それへの忠誠心を示すために開始されたようなものだった。

そして統一を阻害する日台の絆を断ち切るためのものであることもわかるはずだ。

さらには統一の最大の障害である米国(あるいは日米同盟)を敵視していることも。

たしかに運動は「老弱残兵」たちのものであるとは言え、それでも彼らが繰り返すパフォーマンスは反日宣伝や日台の感情面での分断などで大きな効果を発揮しており、中共にとっても、何かと利用しやすい戦略的なコマとなっているのだろう。

だから今や台湾の総統となった馬英九氏は、中共のペースに乗せられることを恐れ、尖閣問題で日本批判を控えざるを得ないのである。

それならば中央日報は、中共のペースに乗っているのだろうか。少なくとも論評を書いた勢力は、明らかに乗っている。

■台湾人を憎んで尖閣領有権を主張する国民党

だから次のようにも書いている。

―――民進党は釣魚台は「中華民国のものではない」「台湾のものではない」とは敢えて言わないが、大声で「日本のものではない」とはなかなか言わない。旗幟鮮明である台湾独立運動団体に至ってはさらに言うまでもないだろう。彼らは「釣魚台は台湾のものだ」と言わないか、李登輝のように「釣魚台は日本のものだ」と考えているかのどちらかだ。

―――李登輝ら独立派は主権放棄と国家汚辱の行為との交換で、日本の台湾独立支持を獲得しようとしているが、それは不可能なことだ。

―――台湾独立が不可能であることは国際社会の現実で、台湾の主流民意も台湾海峡の平和が台独によって破壊されることを望んでいない。釣魚台を売り飛ばそうと考える者には台湾を愛していると言う資格はない。

「中国は一つ。中国とは中華人民共和国」と言うのが中共の主張だが、「中国は一つ。中国とは中華民国」と訴えるのが国民党だ。そして今やこの国民党は、強大化した中共に尻尾を振るため、さらには台湾人の台湾の建設(中華民国体制からの台湾独立)を目指す李登輝氏ら台湾人勢力を牽制するため、「中国は一つ」を前面に打ち出しているところだ。

だからこうした台湾人非難の論説は、そうした在台中国人勢力の卑劣で身勝手な感情に基くものなのである。

■なぜ李登輝氏は「尖閣は日本領」と繰り返すのか

そしてこうのような国民党勢力の存在は、日本にとっても看過できないものなのだ。

なぜなら「釣魚台は中国台湾省の一部」との宣伝を強化し、中国の脅威の前で生命共同体である日本と台湾を、その中国のために分断させようと試みているからである。また中国軍の尖閣諸島への侵略を何らかの形でサポートすることで、中共への忠誠心を示したいと考えている可能性もある。

そこへ「主権放棄、国家汚辱」との罵声を浴びることも恐れず、この危険な虚構宣伝を敢然と否定するのが李登輝氏だ。

これまでも「尖閣は日本領だ」と繰り返してきたが、すべては中国が攻略を目指す第一列島線(日台生命共同体)を守るためなのである。

今回の寄稿では「中華帝国の覇権主義的領土観」を非難し、「日本が平和と秩序の礎であり続けることを願ってやみません」と結んでいるが、これは中国人から見れば憎むべき媚日内容でも、日本人としては心して読まなければならない訴えなのである。

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創刊日:2008-04-07  
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