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大石英司の避難空港

発行日:7/30

**
▲▽男の涙▽▲

 これから書く件は、ことがあまりに重大なので、メルマガだけの掲載にします。
 『月1千万円稼げるネットショップ「売れる」秘訣は文章力だ!』
 という本があります。出版社はナツメ出版で、出たのは2005年の秋です。
この本の、恐らく自炊されたPDFファイルが、日垣隆氏のサイトで公開されて
いるという情報が最近ありまして、私は、本当かなぁ……という程度に受け止め
ていたのですが、昨日、著者と直接連絡を取ったという方から、メールを頂戴し
まして、お昼前に、ナツメ社に電話してみました。
 名乗っても良かったのですが、どうせ向こうは私のことなんか知らないだろう
から、一読者という形で、極力、礼節を持って、斯く斯く然々な状況なのですが、
御社として、版権を日垣氏に譲渡したということでしょうか? とお尋ねしまし
た。
 電話口にお出になった編集の方は、Iさんと仰る方で、まず、初めて聞いたと。
担当者は今日は休んでいる。状況を調べてみたい、というご返事でした。
 すでに何人かメールなり電話なりで照会しているはずなので、知らないという
のはどうかな、とは思ったけれど、たまたまご存じ無い方が電話口にお出になっ
ただけかも知れません。

 それで、このファイルですが、確かに日垣先生のサイトの下にぶら下がってい
ます。6月頃にはもう存在したようです。URLは書きませんが、日垣氏のサイ
トからそこまでリンクが貼ってあるのか、それともメルマガの読者等に対して、
直リンが紹介されたのか、その辺りの事情は知りません。

 極めて、異例な状況であることは間違いありません。編集部は知らないと言う。
著者はどういう反応かと言うと、私が貰ったメールに拠ると、「全く聞いていな
かった。編集部に照会する」ということだったらしいです。

 それで何が起こっているのか? 何のためにその自炊ファイルはそこにアップ
ロードされているのか?
 特定の読者に読んで貰うために置かれている可能性、単に自分が外からアクセ
スして自著執筆用の参考に読むために置いてある可能性、あるいは、スタッフが
自分のためにそこに置いた可能性もあります。以前、日垣氏が、ナツメ社と何か
の喧嘩でもして、意趣返しのために置いた可能性もあるし、著者も会社も知らな
いと言っているけれど、実は許諾した可能性もゼロではない。普通はやらないで
すが。宣伝と割切って無料公開するにしても自社サイトでやれば済む話ですから。

 これは公開ディレクトリで、適当にファイル名を打ち込めば出て来るのだそう
ですが、実は他にも自炊本が出て来ます。一応日垣氏も対談相手として関与して
いるけれど、それは相手や出版社の許諾を得たのだろうか? という本のファイ
ルが公開されていたりします。過去には、明らかに彼が著作権を有しないテレビ
局が著作権を持つだろう番組のファイルが公開されて引っ込められたこともあり
ました。
 自炊自体は業者に丸投げすれば済む話ですが、日垣氏に、FTPのツールやフ
ォルダ設定するような知識があるとは思えないので、恐らくはスタッフがやった
ことでしょう。
 これが万人に公開予定でそこに置かれたのかどうかの判断は私はしません。い
くらあの人でもそこまでするかなという疑問もあるし、あまりにもことは重大だ
から。

 この問題が非常に重大なのは、デジタル・データというのは、一度外に出たら
お終いなんです。それは永遠にコピーされて誰かが何処かでダウンロードし、検
索という行為で永遠にヒットし続け、われわれの利益を奪ってしまう。出版業界
が電子書籍を警戒する最大の理由もそこです。
 この問題が提起したことは、仮に、そこに何の悪意も無く、もちろん著作権を
侵害する意図も無く、単に自分が外からアクセスして読むつもりで自分のサー
バーなりディレクトリに置いていただけの著作物が、知識不足が原因なのか、パ
スワード入力が面倒だったのか、とにかく、外部に公開状態で、ダダ漏れしてい
ると。
 そこにあるのは単なる知識不足認識不足であって、悪意は無かった。でもその
悪意の無い行為でも、著者に対して大打撃を与えてしまう。
 仮にこれを素人さんがやったとして110番したら、警察は処理に困ると思い
ます。逮捕は出来るかも知れないけれど、いざ裁判になったら、「公開する意図
も悪意もなかった」ということで無罪になる可能性が高い。プロがやったらどう
なるか? たぶん警察は取り合わないでしょう。業界内のトラブルとして、「民
事でやってくれ」ということになります。
 これは著者も出版社も泣き寝入りです。というのは、それが流失したことによ
る逸失利益を法廷で証明しなければならない。そんなの証明しようがありません。
なぜなら、法律が改正されて、そのデータをネット上から消去させる強制力を持
った法律とその技術が開発でもされない限り、その被害は未来永劫に続くから。
訴訟が起こっている間にも、何処かのP2Pサイトからダウンロードされるかも
知れない。
 でもやっちゃったご本人は、「不注意でした。すみません」で済ませることが
出来るんです。

 恐らく、P2Pで入って来る暴露ウイルスの仕業によって、そういう、本来は
本人が所蔵する目的で自分のパソコンなりに保管していた著作物がネット上に流
失するという事態はすでに起こっているでしょう。
 それを法律で規制できるのか? すべきなのか? 難しい問題です。

※ 新潟・福島で豪雨 高気圧弱まり前線形成 積乱雲発生、切れ目なく
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110730/dst11073007070003-n1.htm

 被災地の皆様にお見舞い申し上げます。一般的に、関東地方の天気予報は、
「関東甲信越地方」というくくりでテレビでは扱われるのですが、実際には、関
東も、東京以北と東京以南で全く違うし、信越地方に至っては、東京と新潟って、
さらに離れていて、新潟に対する南関東地方の天気は、ひょっとしたら新潟と中
国地方くらい離れているんですよね。
 で、北関東と新潟はこういう状況なのですが、川崎は全然降っていません。昨
日の夜、久しぶりに降ったけれど、その程度でして、天気予報では毎日夕方に雨
が降ることになっているけれど、当たったのは昨夜だけでした。
 ただ湿度が高いので、気温は30度前後なのですが、異様に蒸し暑い毎日です。

※ 海江田経産相 “号泣”進退答弁
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110729/t10014555431000.html
http://www.asahi.com/politics/update/0729/TKY201107290696.html

 民主党政権が誕生する以前、一番嫌いな民主党の政治家を一人上げろと言われ
たら、私は迷わず海江田さんの名前を挙げました。二番手は原口さんでしょうか。
 ただ、大臣就任後の海江田氏は、そう悪くは無いんですよね。古賀さんの処遇
問題とか、ハンドリングが下手くそな部分はあるけれど。役人の人事は大臣が処
理すべきことではないし。
 で、彼は何でもお父上が金峰町のご出身で、薩摩隼人を名乗ってらっしゃるそ
うですが、だったらとっとと辞表を叩きつけてお辞めなさい。本来なら、同じ選
挙区でずっと戦って来た相手の与謝野さんをイラ菅が連れて来た時点で、彼は抗
議の辞任をすべきだったんです。あの行為は、暗に「君は要らない、辞めて貰っ
て構わない」というイラ菅の意思表示でもあったのだから。
 それを唯々諾々と、地位に連綿として閣内に留まって、総理の発言をいくら事
実とは言えw「鴻毛より軽い」なんて言っちゃ拙いでしょう。
 なぜ彼がその地位に執着しているのかさっぱり解らないけれど、そんなことし
て国民の同情を誘えるんだろうか? という疑問を抱くだけです。

※ 金言:「機能する国家」へ課題=西川恵
http://mainichi.jp/select/opinion/nishikawa/news/20110729ddm003070125000c.html

 昨夜の「減原発」だと軌道修正した総理会見の扱いは各社懲りたのか小さかっ
たですね。総理は総理で、新潟はそれどころじゃないのに、豪雨災害は無視する
という恐るべきスルー力を見せつけるしで。
 それで、もちろん機能する国家という意味では、一人の総理一つの内閣に長く
やらせることが大前提だけど、そうするためには、ある程度の独裁を容認するし
かない。
 所が、有権者の忍耐力が短くなっているのは日本だけでなく、アメリカもここ
しばらくねじれ現象が続いている。大統領制であっても、議会が捻れていては、
その強みは半減する。
 それでもなお、一人の総理にやらせよということになると、議会制民主主義を
無視するしかない。ただ一つ、小泉さんのように、世論の支持率が高ければ、党
内の批判も封じ込めることが出来る。じゃあ小泉純一郎に出来て、どうしてその
後の政治家には出来なかったのか? それは端的に言えば、資質が無かったから
です。
 不幸にして、資質の無い為政者が現れた時に、それでも時間を掛けて見守るべ
きだと言えるほどの恵まれた状況は、今この国には無い。

※ 子ども手当:所得制限は手取り860万円 民自公が合意
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110730k0000m010099000c.html

>所得制限を受ける世帯への月額9000円支給を見直す

 ま、ここは知らん間にコソーリと岡田執行部が飲んで、決着してみたら、財務
省的には完勝では無かったけれど、自民党的には完勝。ほとんどの家庭が実は増
税になります、てな所に落ちるんですよ。

※ 日本でまた災害が発生したら…韓国人5割「もう助けない」?
http://news.livedoor.com/article/detail/5745338/

 笑えない。Yahoo-JAPANでアンケートを採ったら、7割くらいが、「韓国だけ
は絶対助けない!」と書きそう。

※ 秩父ヘリ墜落:回転翼、樹木などに接触か 運輸安全委報告
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110729k0000e040051000c.html

 これはそうなると、これはそもそもそこでメディックを降ろす降ろさない、と
いう判断が正しかったのか否か? という反省をするしかないですね。欧米もの
のこういうレスキューを扱ったドキュメンタリーを見ていると、森の中で、降ろ
す降ろせないというクリティカルなシーンは必ず出て来るんですが、ただ欧米の
場合、日本ほど高い木が密集してる場所でレスキューを強いられるというケース
はそう無いんですよね。
 欧州は自然の森はほとんど無いし、しかも大木はなかなか生長しない地勢だし、
アメリカも実は、日本みたいなロケーションでレスキューを強いられることはそ
んなにない。もともと造山運動で出来た峻険な地形はロッキー等に偏っています
から。
 そういう部分で、日本は非常に険しい地形で、しかも背の高い木が生い茂る場
所でのレスキューを強いられる。日本なりの救難基準を設ける必要があるかも知
れません。

*所で、帯広での事故。訓練生はフードを付けて飛んでいたので当然視界は無い
という前提なのですが、これは言うまでもなく訓練生には責任はなくて、監視義
務は教官の側に生じる。アシアナ機の事故はどうなっているんだろうと思ったら、
向こうも大洪水被害で、報道では、まるで無かった事故のようになっているんで
すよね。

※ カメラが向いているのと違う方向のものを撮影する「Spy Lens(スパイレンズ)」
http://gigazine.net/news/20110729_spy_lens/

 この手のレンズは昔からありますよ。望遠レンズの中をくりぬいて鏡を入れて
というのは。私が一眼レフを扱い始めた頃から普通に市販されていたように記憶
していますが。

※ 肝属川九州ワースト2
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001107280001

 お、少しは皆さん、お行儀良くなったのかなw。

※ ついにディープキス写真が掲載された『BUBKA』発売!
http://rocketnews24.com/2011/07/30/117300/

 たいした関心は無いんですけれど、その不鮮明な、誰だか解らない写真を雑誌
が掲載するということは、編集部は、写真以外のブツで本人特定しているという
ことなんですよね。写真を持ち込んだ人間の素性とかを確認して。

※ 学生を土下座させ踏み付け 横浜市大医学部教授を停職 女子学生からス
トーカー悩み相談され…
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110729/crm11072912320013-n1.htm

 医者よ、まず自分を治せ、という奴ですな。

※ 前日の空虚重量71.5キロ

※ 有料版おまけ 第7艦隊が宇宙人と戦ったりしているわけだが。

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