経営

"成果給”・・・新戦略の核心か?ガン細胞か?

 日本の給与制度を席巻しつつある“成果給"!
 グローバリズムの下、導入不可避とされるこの制度の功罪を、報道される各社の人事問題等を題材に徹底検証してみたい。

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蒙御免 政党閻魔帳***ウーマン・リブが仕切る政局の混迷***

2012/12/15

 NO.82           蒙御免 政党閻魔帳       (2012/12/14)
        ***ウーマン・リブが仕切る政局の混迷***
 
 中国の古典・書経に「牝鶏之晨」(ひんけいのしん)という言葉がある。
「めんどり」がコケコッコーと朝の刻を告げるのは、一家が衰退する前兆と
説く。家庭も国家も同様だ。この伝でいくとオリンピックで男子柔道が全敗
し、女子の金メタル1個で国技の面目を辛うじて保ったり、サッカーでも山
の神達が世界制覇を遂げる国家などは、とっくに「病膏肓に入る」状態なの
だ。ノーベル賞までお株を奪われる羽目になるのも時間の問題だろう。
 
 政界もすでに例外では無さそうだ。県議時代に駅頭の演説で鍛えた程度の
弁舌で、国民を再三平然と欺き愚弄する男が天下を取ったり、テレビの三百
代言業で鳴らした余勢で政界の寵児になったものの、ほら吹きで恥知らずの
エレキ屋風情(関電)の脅し一発で腰砕けになる程度の手合いが跋扈する御
時勢だ。言動が“ほぼ”一貫する琵琶湖畔の真っ当な根性の女親分に、腑抜
けの多いオトコ共から期待や打算が集まるのも無理は無い。
 だが只でさえ慌ただしい師走に『夢も希望も持てぬ』輩がフクシマ救済を
ヨソに、選挙費用総額4百億円超の国民負担で悲喜劇を演ずる阿呆らしさ!
 世界第三位の経済に必死にしがみつく1億3千万人の国家で、今年は年末
恒例の“第九”を放擲して奏でる“国民狂想曲”だ。
 例の合唱『悩みを通じて歓びへ』には全く無縁の選挙戦、歌声が聞えぬ分
余計に皮肉な感じだが、泉下のシラーもべートーベンも『被災者そっちのけ』
の薄情な極東のファンに呆れていることだろう。
 
 本来、良識ある選挙民なら『馬鹿らしくて付き合えぬ』と言いたい処だが、
最近近隣諸国の精神・経済状態も“情調不安定“な症状を示す折柄、アジア
に対する世界の期待に応えるためにも、わが国民は少なくとも「政局の安定
化」実現に努める義理があろう。だがそれすらも実現不可能の気配だ。失望
しきりの選挙民の一人として、些か八つ当たり的批判を敢てする所以である。

  1.政党選別のチェック・ポイントは何か?

 今回の選挙の最大の争点は『原発』の筈だ。何故なら此処で判断を誤ると、
早晩次の大地震で『国家としての存続』さえ危ぶまれる事態を招くのは必定
だ。さらにこの問題に対するスタンス如何で、今や必死で『原発温存』を図
る電力業界と各政党の『癒着度』が鮮明となるリトマス試験紙に他ならぬか
らだ。これ以外の諸問題ー社会保障や外交問題は、各党五十歩百歩。どの道
「生命の安全」が確保されて後の話だ。同列に扱う方が可笑しい。
 ヤレ夏場の電力が不足するだの、コスト・アップで産業界が麻痺するだの
はすべて虚言にすぎぬことは、過去1年半のドタバタ劇のデタラメさで十分
実証済みだろう。この業界、既に賠償金の支払不能で実質国有化されている
東電を除き、未だに上場企業の平均を30%以上上回る給与水準を堅持して、
平然と電気料金の大幅アップを軒並み申請する厚顔ぶりだ。既に業界全体が
正常な判断力や反省能力を喪失した状態だ。こんな所業以前に、少しは原発
なしで健全経営する沖縄電力を見習うがよかろうに・・・。
 
 だが、この業界や「原発に展望力皆無」の財界の言動を支持する政治家の
センスは、さらに一層問題だ。朝日のトップ記事で電力からの献金をスッパ
抜かれた民主党首脳(道理で大飯原発再稼働をノー・コメントで容認)はじ
め未だに原発停止に旗幟不鮮明な政党やセンセイ達は、まずこの業界からの
媚薬との腐れ縁を疑われても止むなかろう。
 フクシマのショックは世界的で、わが国が使用済み核燃料の再処理を依頼
していた英・仏がいずれも今後の同業務引き受けを拒絶した。残るは独・仏
が秘かに原発の高レベル放射性廃棄物の地中投棄を依頼・実行中のロシアだ
が、応諾は北方四島交渉以上に至難だろう。
 国内の地中廃棄候補先は何処もゼロ回答。一時的保管先も程なく満杯だ。
核燃料リサイクルを目指す「もんじゅ」や青森・六ヶ所村のプロジェクトが
「展望皆無」である事実は、既に27年前ドイツ勢が技術的に断念した際、現
地を訪れた三菱重工技術陣に通告されていた(広瀬隆「恐怖の放射性廃棄物」
1999集英社文庫 P.248,302-3)。だが業界はひたすら頬被りを押し通した信
じ難い事実がある。通告通り「もんじゅ」は1995年12月事故発生。爾来停止
中だ。青森でも2兆円超の税金を費消して未だ模索中である。
 原爆を持たぬ日本勢の原子力に関する技術水準が『世界のトップ・クラス』
というのは、業界や良心に欠ける学者が流布した『迷信』だ。『安全神話』
同様インチキにすぎぬのはフクシマの事故処理にも手を焼く現状から明白だ。
 
 良識ある政治家や政党なら、本ブログ(No.76)で指摘の通り『トイレなき
マンション』で次の大地震まで待ち続ける不気味さと無意味さは自明の筈だ。
 現状維持派や歯切れの悪い輩は、不勉強でなければ欲呆けだ。地震に弱い
断層帯上の懸念が強い浜岡(静岡)や大飯(福井)の原発が、既に予告され
ている大地震の際に稼働中ならば、中部地方や近畿の大部分がフクシマ以上
の大惨事に見舞われる事実を、何故悠然と黙過出来るのか不可解至極だ。
 
 原発対策で現状維持派が飛びつきそうな一見理性的な見解は学界に健在だ。
「今の段階で処置方法を(最終的に)決めていいのか。各原発ごとに使用済
燃料は容器に入れて40〜50年間保管し、後の世代が扱いやすいように地上に
置いておく。その間に廃棄物を扱いやすくする技術革新を目指すのが現実的
ではないでしょうか。」(橘川武郎一橋大教授・朝日朝刊Dec.8 P.15「改め
て、原発」)
 教授は経営史が専門だが『現実的』ではない。40〜50年間に技術革新が先
行するか?大地震が先か?『神のみぞ知る』だ。教授にも判るまい。 

   1) リトマス紙が変色せぬ自民党
 
 ヒロシマ・ナガサキでの非戦闘員大量虐殺の贖罪意識も多少あってか、戦
後米国が掲げた「原子力平和利用の音頭」に乗って『安全神話』のアドリブ
まで振り撒き、地域独占に胡座をかく電力業界と相乗りして原発PRに努め
たのは、他ならぬ自民党だ。処が奇妙にも過去の原発推進については反省す
るが、再稼働は3年以内に結論。電源構成=原発対処方針は今後10年の間に
お決めだそうだ(Nov.30 テレビ朝日「朝まで生テレビ」での自民発言)。
 つまり現時点ではリトマス紙テスト自体をを拒否する姿勢だ。多分民意に
反する政策公表は避け、政権奪取後は「原発温存」の腹だ。肝腎の政策を選
挙民に韜晦するこの姿勢、反省する能力も判断力も、実のところないと見る。
 
 この党、相手の揚げ足取りは得意だが、下野中の3年間の生産性、例えば
災害対策への寄与とか政権復帰後の経済再生策の検討等は呆れる程お粗末だ
った。衆院議席数の激減で政党交付金が減少し「貧して鈍した」のか、余り
に不勉強で冴えない印象だ。このままでは「昔取った杵柄」で再び景気政策
とは名ばかりの公共投資ーコンクリートへのバラ撒きーと赤字財政の復活だ。
 ライバルの不人気と党首の過激な右旋回発言が受けて、目下支持率トップ
だが、そもそも出足の総裁選から、世論や民意を計る温度計が狂っている。
 第一党になった後が思い遣られるのは、政権安定化より先行しそうな、ト
ップの感度不良が原因の『失言の問題化』だ。今から目に見えるようだ。
 だが『問題児』を敢て選ぶ党や選挙民のほうが、本当はもっと問題なのだ。
多分この選挙を契機にトップ交代まで、TPP以上に国論を二分する「不要・
不毛の改憲闘争」に、国民のエネルギーが費消されることになるだろう。
   
   2) 自民より『自民的』な民主党

 筆者はこの国のメディアや女性が總スカン扱いする、元・民主党党首小沢
一郎氏に対し、彼らほど冷淡ではないが、彼の蓄財・政治資金捻出の手法に
あまり感心はしない。だが彼の水際立った選挙戦術と政治センスは抜群だ。
民主党の犯した最大のポカ、つまり「動機の錯誤」は、霞ヶ関の官僚の小沢
アレルギーに乗せられ、『政治主導の実現』のために不可欠な主砲をデッチ
上げの『国策捜査』の犠牲に供したことだ。
 今にして思えば、司法当局の小沢氏秘書の逮捕・同氏起訴の一連の動きは、
タイミング的に「小沢政権誕生」の封殺を意図し、企業(水谷建設)の献金
偽装まで演出したあくどい政治資金規正法の濫用、否、悪用の疑いが濃厚だ。
 半世紀にわたる保守党政権の神髄(官僚操縦術)を知り尽くしたMr. 小沢
無くして、民主党員よりIQ(知能指数)も業務経験も遙かに勝る中央官僚
群相手の勝負など、出来る筈も無かったのだ。党内に『劇薬の善用』に考え
が及ぶ策士を欠いた。まさに『政治主導の逸機』である。
 起訴された時点で全党あげて彼を擁護し(要すれば指揮権発動)、せめて
1カ年首相の座にあらしめれば、官僚達に、発想の転換と精神革命(国民の
利益を体現する公僕意識の回復)の受容を期待出来たかも知れぬ。
 三代にわたる凡庸でエゴ優先の首相や、素人同然で実力の伴わぬスタッフ
では、官僚達に手玉にとられた挙句3年程度で民意の失望を買い、解党寸前
の窮状に直面するのも理の当然だ。
 第二のポカは『没理念』。初代首相の度し難い不勉強と稚拙さが災いして
沖縄対策で自爆、外交は米国の不信を招いて立往生。だが問題はその後だ。
 自民政権は流石に老練で、民意に沿わぬ米国との合意などは徹底して先送
りし、相手の断念を待つ狡猾さがあった。普天間問題はその適例だが、武器
輸出三原則の墨守も同様だ。鳩山氏の軽挙が誘発した対米トラウマに動転す
る民主党は、菅政権以降米側の意向忖度に汲々とし「武器に関する高度技術
の情報交流」を口実に、武器輸出(ノウハウを含む)禁止を『解禁』した。
 戦争放棄と紛争不介入(集団的自衛権棚上げ)は、平和憲法下で70年、今
やわが国が世界に誇る資産なのだ。諸々の問題に素人過ぎた上、理念を欠い
た民主党政権が、格別の自覚もなく犯した過ちはとてつもなく大きい。
 第三は『原発処理』だ。選挙直前になって漸く民意(反原発75%)に迎合、
「2030年代までに脱原発」を掲げたが、この時間的表現自体が曖昧だ。
上述の党幹部の体質から再稼働を容認した上、『もんじゅ』や青森・六ヶ所
村の核燃料リサイクル・プロジェクトにはゴー・サインだ。まさに精神分裂
的。票欲しさの政策ダッチ・ロールだ。
 この選挙で党勢が三年前の1/3以下 への激減がほぼ確実なこの党は、再三
の民意への反逆で人気が払底した党首の“遅すぎた”交代を前提に、若手の
思い切った登用で再起を図る他あるまい。

   3) 漂流する第三極の明暗・拙劣極まる民意収攬

 既存政党の不甲斐なさに失望した反動もあり、政界への賦活効果を大いに
期待した第三勢力だが、先発の“浪速旋風”は『全国版化』した途端、舞台
に上がる前にヨロメいて虚弱体質と経験不足を露呈した。だらしない限りだ。
 ブレ始めた直接の原因は、予期しなかった早期解散ー民主党内の「野田下
ろし」の合唱の高まりに慌てた首相の破れかぶれ解散ーだが、元々中心人物
の橋下氏の、リアリストというよりオポチュニスト的体質に問題があった。
 既に「夏期の電力不足で生ずるパニック」を喧伝する関電の脅しに橋下氏
が屈服し、関西広域連合の知事達の「反原発」結束が瓦解した頃から懸念さ
れたが、弁護士出身の癖に『信義則』が守れない。大飯原発稼働容認は当初
「夏期のみの例外」との弁解だったが、秋風が吹いても頬被りのままだ。
 珍しくリスクを避けた安全運転的態度が裏目に出て、独得の勘が狂い始め
たようだ。“挑戦姿勢”に拍手していた市民の熱気も、急速に冷めて来た。
 そのうち彼の手腕と主張を信じて参集していた維新の表看板『政策顧問団』
の逸材メンバーが、『原発問題』での彼の背信でソッポを向き始め、石原氏
との提携に愛想が尽きて縁を切る人物も出て、党の推進力が俄かに衰えた。
 適時に大阪市民に頭を下げ「国政への転向」への了解を得て「維新の党首」
として機能しておれば、今回の総選挙で確実に「大旋風の眼」になったろう。
 地方分権の実現を狙い「自己の分身」と頼ったパートナーの選択も誤算だ。
既に民意では過去の人。党の清新なイメージに逆行し完全に勝機を逸した。
 流石に世論の逆風に気付いたのか、最近は「実行力」を声高に喧伝中だが、
府政や市政と国政はレベルが異なる。残る半端な「烏合の衆」では霞ヶ関の
制圧など所詮夢物語だ。旬を逸した「維新」は『地方版』でオシマイだ。
 反原発の方針は30年代までに既設原発の解消を唱え、維新八策以来、安
全対策や使用済み核燃料の規制には厳しい姿勢だが、選挙結果如何では国政
への影響力が期待し難い。また「たちあがれ」との併合以降、党内の原発を
めぐる見解不一致が屡々生じ、スタート時ほど明確でない。その上、顧問団
の原発問題への意識や水準も次第に低下しそうで、今後の対応は不透明だ。

 だが自民党にウンザリし、民主党に失望した民意の期待は、本来政界再編
を軸とする新たな『安定政権』の誕生であった筈。残る第三極の「未来」は
各党中、最も明確に「反原発」の方針を標榜、10年以内の全原発の廃炉と核
燃料リサイクル政策への訣別(「もんじゅ」・六ヶ所村再処理工場の廃止)
を鮮明に掲げる。流石に維新と別れて参加した原発問題の権威・飯田哲也氏
の存在もあって筋金入りだ。
 選挙直前の結党で実力は未知数だが、早晩わが国の原発政策はこの方向で
決定の他ない筈だ。剛腕の小沢氏が「牝鶏」の鳴き声を何処まで拡大出来る
か、そのためにもこの党が婦人票や理性的有権者を何処まで吸引出来るかが、
この選挙の大きな課題でもある。
 筆者は自民中心の右バネ政権発足後、この党が護憲勢力糾合の中心的存在
となると予想する。女性党員の質も他党比優れ志操も堅実、旧小沢派中心の
男性議員の結束力も固く、『影武者』の政策展開力如何で文字通り第三極と
しての十分な機能発揮が期待されるからだ。

   4) 二大政党化の波に喘ぐ既成小党
 
 二大政党化の影響で、既成政党の存在感は大幅に変貌した。中選挙区復活
まで、少数党は公明のように大政党の選挙区の弱点補強を武器に連携する以
外、格別手段が見あたらぬ。いずれ政策の共通性をテコに再編が進むだろう。
  原発政策から観る限り、本来最も敏感な筈の公明党は立ち遅れ気味だ。方
針表明も遅れたが、内容も中途半端だ。新設は認めず、可能な限り速やかに 
原発ゼロを目指すが、既存原発の再稼働は「住民の理解に依存」とする。
「住民」の範囲も不明なら「可能な限り」では目標としての具体性皆無だ。
この党最近は「牝鶏」が賑やかと聞くが、八百万票の壁を前に早くも衰運の
兆があるのか或いは自民との連携継続の負荷なのか、最近往年の冴えがない。
 
 共産党は流石に原発輸出まで禁ずる徹底した原発即時停止・撤廃論だ。国
会きっての理論派の面目躍如だが、漸次二大政党制の谷間に埋没のリスクも
十分だ。そろそろ孤高の痩せ我慢は卒業し、他党同様歳費は頂戴してもっと
党勢拡大に尽力する方が、国民の利益により貢献する途だろう。
 
 みんなの党は原発では「未来」と寸分違わぬ同質性が目だつようだ。小沢
アレルギーが邪魔なのかも知れぬが、政策的な相性は「維新」より良さそう
だ。大悟一番、得意の政策策定力を活かすためにも、決断が望まれる。
 
 社会党こそ「牝鶏之晨」の典型だ。名門も有力幹部の逃散が続くようでは
オシマイだ。失礼だが政策の是非を論ずるまでもない。政界の名跡消滅の前
にさっさと党首をすげ替え、若い世代に訴求力のあった往年の姿の再現を、
老ファンとして切望しておきたい。

  2. 選挙後の政局展望
  
 選挙を2日後に控えた新聞各紙の世論調査は、いずれも自民の単独過半数
達成の圧勝と、民主の解散時勢力の1/3への後退を報じる。一方第三極の
動きについては二党合計70−80と控え目の読みだ。だが小泉氏の郵政選
挙以来、直前まで有権者の4割に及ぶ無党派層の動向が読み切れぬ場合が多
いようだ。今回は第三極二党の初登場で、一層混迷度が加わった。目下予想
される政局の動向は、従来よりはるかに大きく選挙結果に依存する。
 (1)自民が大勝した場合も、公明と併せ参院との捻れを実質解消出来る
    衆院の2/3を制することは先ずあるまい。つまり捻れの悩みは健
    在だ。一方選挙中に自・民両党の政策面のギャップがTPP(自民
    では8割が反対。民主では9割が賛成)と景気対策での日銀の中立
    性を巡り完全に対立した結果、当面、保守再編等は先ず実現不能で
    あることが判明した。自民は2/3確保実現を目指し、公明のほか、
    みんな、維新などとの連繋強化に動くだろう。
 (2)問題は安倍政権の右傾化のテンポだ。公明では改憲や集団的自衛権
    などで、早晩連立維持が困難な事態に陥るだろう。維新の動きにも
    よるが、改憲問題が尖鋭化すれば、民主と未来・社・共などの護憲
    グループと自民の大半・民主の一部・維新の改憲グループ誕生へと、
    政界再編が進むとみられる。公明の望む中選挙区の復活はあるまい。
 (3)自民は過去2回の選挙を、地方区での公明の支援で切りぬけてきた
    経緯があり。一時的勝利で俄かに自・公連立の解消に踏み切るのは
    躊躇せざるを得まい。当面は自民内部の右ばね抑制機能の発揮で、
    改憲問題などは棚上げし、景気対策中心の政策展開になるだろう。
 (4)中国の尖閣に対する空・海での領域侵犯頻発で、外交問題が大きく
    政権運営に投影する公算がある。中国は格差問題に悩み、当面対外
    問題の拡大・緊張で国民の関心を国外に向ける必要が続くからだ。
 
 何れにせよ新政権は戦後最大級の内・外からの圧力に直面する。特に外圧
対策上、米国の支援確保のためにも国内に反対の多いTPPを容認せざるを
得まい。原発問題処理も絡み、前門の虎・後門の狼に悩むことになりそうだ。

         海鳴りの  遠く去りゆく  初時雨      汨羅

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