近畿

飛鳥遊訪マガジン

飛鳥地域の歴史・文化・景観が好きな皆さん♪「両槻会」は、そんな皆さんと一緒により飛鳥を楽しもうと活動しています。飛鳥遊訪マガジンでは、歴史だけではない飛鳥の魅力もお届け出来ればと思います。皆さん!ご一緒に、もっと飛鳥を楽しみませんか♪

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飛鳥遊訪マガジン Vol.325

2019/07/19

┏○INDEX‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┓

   1.両槻会からのお知らせ
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   2.寄稿               あい坊先生
   ―――――――――――――――――――――――――――
   3.第69回定例会資料        瀬口泰弘くん
   ―――――――――――――――――――――――――――
   4.第69回定例会資料        長渕好太郎くん
   ―――――――――――――――――――――――――――
   5.飛鳥情報
   ―――――――――――――――――――――――――――
   6.編集後記
   ―――――――――――――――――――――――――――
┗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥o○┛
 梅雨に入って、気温が低い日が続きますね。日差しの中では暑さも感じま
すが、こんなに涼しい7月も珍しいですね。北の方では、日照時間の少なさ
から、作物の生育を心配する声も聞こえてきます。こんな梅雨の後は、長く
暑い残暑が来るとも言います。皆さん、健康管理にくれぐれもご注意くださ
いね。 
 第70回定例会の準備を進めているのですが、70回は説明ポイントがた
くさん有りますので、帝塚山大学の考古学ゼミの学部生・院生君たちに手伝
ってもらうことになりました。5月の共催イベントで活躍してくれた学生ス
タッフの内、数名が来てくれます。ご期待ください!   (風人)

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●1.お知らせ                        ○o。
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第70回定例会 
ウォーキング『菅笠日記』を歩く 

開 催 日: 10月19日(土) 
集合場所: 飛鳥駅前広場 
集合時間: 飛鳥駅9時34分到着電車に合わせます。 

ウォーキング予定コース 
  飛鳥駅前 →(バス)→ 岡寺前バス停 →(徒歩)→ 岡寺 → 
  酒船石 → 飛鳥寺 → 入鹿首塚 → 飛鳥坐神社 → 大原神社 
  → 明日香奥山・飛鳥資料館西バス停 →(バス)→ 生田バス停 
  →(徒歩)→ 安倍寺跡 → 七つ井戸 → 安倍文殊院 → 
  艸墓古墳 → 横大路・上ツ道交差点 → 蓮台寺 → 膳夫寺跡 
  → 天香山神社 → 香久山中腹万葉歌碑 → 香久山山頂 → 
  日向寺跡 → 湯笹明神 → 小山バス停 →(バス)→
  橿原神宮前駅中央口解散  
ウォーキング総距離 12〜3km(机上計測) 

コースマップ 
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1e0ceybxhIifGT4ANvUOr-PoSaccSp0bp&ll=34.487425648413286%2C135.8200501&z=13
(当初予定を若干変更しています)

解散予定: 橿原神宮前駅中央口 16:50予定 
定  員: 30名 
参 加 費: 1000円 
詳細案内: 参加申込をされた方には、詳細な案内を送信します。 
雨天決行(大雨を除く) 
主なポイントでは、両槻会スタッフ、帝塚山大学考古学ゼミの学部生・院生
による説明を行います。 

今回は、『菅笠日記』を辿るウォーキングになります。本居宣長が旅の第7
日目に歩いた距離は20kmを超えますので、バス乗車を交えて実施するこ
とにしました。これにより、本居宣長の『菅笠日記』の旅の6日目の終盤と
7日目の全コースを辿れることになりました。宣長が健脚なために、同テー
マのウォーキングでは実現できなかった全コースをほぼ忠実に辿ります。是
非、ご参加ください。 

8月1日(木)より申込受付を開始します。

::::::::::::::::: 

第71回定例会予定 

講演会「(仮題)『菅笠日記』と飛鳥」 

帝塚山大学非常勤講師・元大阪歴史博物館学芸員 伊藤純先生 予定 
実施日 12月7日(土)予定

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●2.飛鳥・藤原の考古学           あい坊先生   ○o。
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天 智 朝 の 王 宮 と 国 際 情 勢  その3
− 戦 後 処 理 と 古 代 山 城 − 

 白村江での敗戦は、唐・新羅軍の侵攻という国際的な軍事緊張関係をもた
らしました。このような国際関係になったのは、鎌倉時代の元寇と、第二次
世界大戦しかありません。古代においては唯一の出来事であったのです。こ
の白村江の敗戦後、戦後処理をどう行うかが、天智政権の命題でもあったの
です。
 
敗戦後の国際関係 
 天智3年(664)5月、唐の百済鎮将劉仁願が郭務ソウ(編集部注:ソ
ウはりっしんべんに宗)ら130人を倭国に派遣し、表函(外交文書を収め
た函)と献物を進上してきました。倭国側が派遣目的を尋ねると、唐側の将
軍牒という文書を持ってきたといいます。これに対して倭国は、唐本国から
の使者ではなく、旧百済領駐留軍からの使者であって、「牒」も私的なもの
であるという理由で、入京を許さなかったと『日本書紀』に記します。しか
し、当時の情勢を考えると、唐使を入京させると、倭国の混乱ぶりが唐に伝
わることから、筑紫で対応したものと考えられ、その内容は敗戦国に対する
要求や今後のスケジュールが記されていたと考えられます。翌年9月、今度
は唐本国からの使者が来ました。前年から準備を整え、正式な使者として派
遣され、倭国の扱いについて様々な要求をしたものと考えられます。 
 天智5年(666)10月、唐は高句麗征討を再開します。翌年の天智6
年(667)11月には劉仁願が使者を派遣してきましたが、わずか4日間
しか筑紫に滞在していないことから、唐が高句麗征討を行うことにあたり、
倭国に牽制をかけてきたものと思われます。唐の主力を高句麗に向けている
時に、南から攻撃されると不利になるからです。さらに、この頃には新羅と
唐の関係も、あやしい雲行きになっていました。 
 天智7年(668)、新羅は倭国に使者を派遣してきます。この頃から、
新羅との交流が活発になっていくことになります。唐が高句麗征討に力を注
ぐ間に、新羅は半島の統一を目論み、倭国を味方にしようと動き出したので
す。 
 そして10月、ついに高句麗は唐によって滅ぼされました。その後も、唐
は倭国に使者を派遣するものの、新羅が半島を統一したことにより、唐は倭
国への足場を失うことになりました。そして天智10年(671)、ついに
唐と新羅も対峙することになり、倭国にとっては、唐からの侵略という災厄
のシナリオだけは避けることができたのです。

古代山城の配置と構造 
 唐使の来航は、倭国の緊張感を高め、『日本書紀』によると、対馬・壱岐
から筑紫にかけて、防人と烽を設置し、水城・大野城・基肄城・長門城を築
くと、記しています。それまで本土への他国からの侵攻はあまり想定されて
いなかったのでしょう。
 北部九州から瀬戸内沿岸、そして、河内・大和の境には、古代山城がみら
れます。これらは、『日本書紀』にその名前が残されているものもあります
が、記録に一切現れない「神籠石系山城」と呼ばれるものもあります。これ
らは山間部あるいは丘陵の頂部を囲むように列石と土塁で囲み、内部に倉庫
が多く造られるのが特徴です。これまでに20箇所以上の山城が確認・推定
されています。その分布を見てみると、北部九州では、大野城・基肄城など
のように、大宰府地域を守るために造られたと推定されるもののほか、南方
からの防御や幹線道路(駅路)の近くに配置されたものもあります。また、
瀬戸内沿岸では、瀬戸内海を監視すると共に、近くを通る幹線道路沿いにみ
られます。そして、高安城は河内と大和の境にある信貴山に築城されていま
した。 
 このような古代山城は、倭国防衛の拠点として、点在していたのです。し
かし、近年の発掘調査によると、いくつかの点がわかってきました。城壁の
構造や立地を分類してみると、変遷があることがわかってきています。研究
者によって、いくつかの編年案が提示されています。また、出土土器に、白
村江の戦いより新しい7世紀後半のものが多く出土していることから、山城
の築造時期をやや新しくみる説もあります。 
 しかし、現状ではまだ、各山城跡の築城年代を考古学的に特定することは
できておらず、大野城でさえ、『日本書紀』天智4年(665)に築城記事
があるものの、これを築城開始とみるか、完成とみるかで意見が分かれてい
ます。少なくとも、古代山城と共通の築城技術を採用する遺跡に酒船石遺跡
があり、白村江以前の斉明朝と考えられており、大野城・基肄城・水城も斉
明朝に造営が開始されたと私は考えています。つまり、白村江敗戦以前に、
いくつかの山城は築造が開始されていたと考えられます。また、山城につい
ては、幹線道路から見える所のみに城壁を造り、見えないところには造って
いない事例が確認されてきました。これらは未完成であったと考えられてき
ましたが、近年では意図的に見えない部分は城壁を造らなかったと考えられ
ています。つまり、実用性よりも、「見せる城」だったのです。また、大野
城の調査では創建当初の城門の他に、改築や新築の城門もあり、白村江時代
の山城と、それ以降の山城では、性格に変化が現れていたことが推定されて
います。 
 このように、古代山城は、百済役前後に、国土防衛を目的として築城され
ましたが、それ以降にも国内整備に伴って、改築や新築の城が造られたと考
えられます。

戦後処理と東アジア 
 百済の役、そして白村江での大敗により、倭国は、これまでにない国際情
勢の中に置かれました。天智天皇の時代は、まさにこの東アジアの動乱の中
で、存亡をかけての国土防衛と、東アジアで生き抜く方策を模索していた時
代だったのです。それを天智天皇は、近江大津宮で思考していたのでしょう。

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●3.第69回定例会資料           瀬口泰弘くん  ○o。
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「坂田寺跡」
        帝塚山大学人文科学研究科博士前期課程1年 瀬口 泰弘 

1.遺跡概要
 坂田寺は、金剛寺や南淵坂田尼寺との別名を持つ。その創建について、
『日本書紀』には用明2年(587)の鞍作多須奈の進言により仏像と仏堂が
つくられたとの記録のほか、推古14年(606)に飛鳥寺の金銅丈六仏を造
像し、近江・坂田の水田20町を与えられた仏師鞍作鳥がその財源をもって
造営したとの記録を載せる。一方、『扶桑略記』ではそれより古く継体16
年(522)に渡来した鳥の祖父、司馬達等が作った草堂が由来するとも伝え
る。いずれにしても日本最古級の寺院であると言える。
 『日本書紀』では朱鳥元年(686)に没した天武天皇の為に無遮大会が開
かれた五大寺の一つに数えられている。奈良時代に坂田寺の尼信勝が東大寺
大仏殿東脇侍の観音菩薩像を寄進した事が『東大寺要録』に伝えられており、
奈良時代の坂田寺の隆盛を伺わせる記録といえる。その後は多武峰寺や興福
寺の末寺となった。 
 坂田寺跡ではこれまでに数次の発掘調査が行われており、出土瓦などから
は寺の創建が飛鳥初期に遡ることは確実視されているが、現時点では飛鳥時
代の建物跡は確認されていない。奈良時代の遺構では、基壇建物や回廊が確
認されている。坂田寺跡では現在も伽藍の形が農道等に変えて残されている
(図1)。 

2.調査概要 
 奈良文化財研究所や明日香村教育委員会によって1972年から度々の発
掘調査が行われており、これまでの調査では主に奈良時代の伽藍の様相が判
明している。1991年及び1992年の調査では奈良時代の(南面)回廊
建築部材が倒壊した状態で出土しており、回廊が檜皮葺であった事が確認さ
れている。それ以外に確認されている建物としては、西面する金堂とそれに
接続する回廊があり、回廊内にも少なくとも2棟の基壇建物がある。回廊の
規模は東西63m、南北56mであったようで、形状はほぼ正方形に近いが、
南北の方がわずかに短く、金堂を中心線として折り返した場合に対称にはな
らず、北側の方が僅かに二間分短い事も1998年の調査で判明している。
このような伽藍配置は他に類を見ない特殊な配置である。最新の2004年
の調査でも回廊内南部の基壇建物と回廊の延長部分が確認されている(図2)。
出土遺物には瓦や木簡、土製品などがあり、金堂の東方に位置する土坑から
は開元通宝・和同開珎・万年通宝・神功開宝を含む鎮壇具も見つかっている。
2002年の調査では墨書土器が5点報告されており、それぞれ「知識饗」
「知識」「金」「知」「金」と記されている(図3)。「金」は坂田金剛寺
を指し、「知識」も寺院と密接な用語であり、寺域北辺地域における文字の
使用とこの地域の関係が指摘されている。
 軒丸瓦には飛鳥寺「花組」の素弁蓮華紋軒丸瓦(図4)や飛鳥寺7型式
(編集部注:7はローマ数字・文字化けのため修正)と同笵品(図5)、間
弁を持ち弁端が反転する坂田寺特有の素弁蓮華紋軒丸瓦(図6)、坂田寺式
重弁蓮華紋軒丸瓦(図7)、山田寺式単弁蓮華紋軒丸瓦(図8)などがある。
また、軒平瓦には重弧紋軒平瓦、偏行忍冬唐草紋軒平瓦、偏行唐草紋軒平瓦
があり、坂田寺特有の素弁蓮華紋軒丸瓦(図5)と組み合う手彫り偏行忍冬
唐草紋軒平瓦(図9)も確認されている。
 上記のうち、飛鳥寺「花組」の素弁蓮華紋軒丸瓦や飛鳥寺と同笵の瓦など
飛鳥時代初期の瓦の存在から、坂田寺の創建は飛鳥時代初期に遡るものと考
えられている。
 なお、先にも述べたが、1990・1991年の調査では奈良時代の回廊
や金堂と共に檜皮が大量に出土し、瓦の出土が少なかったことから、奈良時
代の建物は檜皮葺屋根であったと見られている。 

3.まとめ 
 これまで述べてきたように、坂田寺は渡来系氏族である司馬達等を祖とす
る鞍作氏に所以がある尼寺である。先述のように、出土瓦や文献史料の記述
から飛鳥時代初期の創建と考えられるが、現段階での発掘調査では、奈良時
代よりも古い伽藍は確認されていない。また、発掘調査で発見された遺構や
『東大寺要録』等の記録から奈良時代における坂田寺の隆盛をうかがうこと
ができる。奈良時代に大規模な改修工事が行われた事によって、飛鳥時代の
伽藍が破壊されたと考えられるのではないだろうか。

参考文献
1991「3 坂田寺第6次調査」『飛鳥・藤原宮発掘調査慨報21』
奈良国立文化財研究所
1992「2 坂田寺第7次調査」『飛鳥・藤原宮発掘調査慨報22』
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
花谷浩 2000「京内廿四寺について」『研究論集11(編集部注:11はローマ数字・文字化けのため修正)』 奈良国立文化財研究所
相原嘉之 2004「(14)2002-13次 坂田寺跡の調査」『明日香村遺跡調査慨報-平成14年度-』
  明日香村教育委員会文化財課
西光慎治 2006「(16)2004-10次 坂田寺跡の調査」『明日香村遺跡調査慨報-平成16年度-』
  明日香村教育委員会文化財課

関連資料
https://www.facebook.com/asukakaze210/

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●4.第69回定例会資料           長渕好太郎くん ○o。
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「飛鳥寺」 
       帝塚山大学人文科学研究科博士前期課程1年 長渕 好太郎 

1.概要 
 飛鳥寺は、奈良県高市郡明日香村飛鳥に所在する我が国における最初の本
格的な寺院である。現在、安居院という寺院が飛鳥寺の中金堂があった部分
にあり、本尊である銅造釈迦如来坐像(飛鳥大仏)や十二神将(平安時代)
や不動明王(室町時代)などが安置されている。また、本堂と庫裏の間に
「飛鳥寺」の刻銘がある六角石灯籠(室町時代)がある。 

2.歴史 
 飛鳥寺は、法興寺・元興寺・本元興寺とも号し、『日本書紀』用明2年
(587)4月条及び崇峻元年(588)是歳条によれば、蘇我馬子が発願
し、飛鳥衣縫造の祖樹葉の家を取り壊し造営したといわれる。また、その造
営に際しては、百済から知識人や工人達(瓦博士・寺工・露盤博士・画工)
が渡来し、崇峻3年(590)10月、寺の材をとり、崇峻5年(592)
10月に仏堂(金堂・中金堂か)と回廊を起工し、その翌年に塔が造られた。
 平城遷都とともに養老2年(718)、新京に元興寺が建立されるが、飛
鳥の地にあって本元興寺と呼ばれ栄えた。建久7年(1196)に、雷火の
ため堂塔が焼失し、本尊も仏頭と手の一部をとどめるだけとなった。寛永9
年(1632)に、仏堂が寄進され、現在の安居院につながる。現本堂は、
文政年間(1818〜1830)の建立とされる。 

3.伽藍配置 
 伽藍配置については、昭和31〜32年(1956〜1957)に行われ
た発掘調査の結果、伽藍中枢部の構造が明らかになっている。塔を中心に中
金堂・東金堂・西金堂があり、その周囲を回廊で囲み、回廊北側外に講堂を
配置した一塔三金堂式(飛鳥寺式伽藍配置)である。(図1)これら伽藍中
心部は、寺域のやや南西部に偏っており、伽藍の中軸線も寺域西寄りとなっ
ている。寺域については、東西約200メートル、南北約300メートルの
規模を有していたと推定されている。飛鳥寺と同じような伽藍配置を持つ寺
院は日本にはなく、高句麗の清岩里廃寺や百済の王興寺などと似ていること
から、これら寺院の影響があると考えられている。 

4.発掘調査 
 中心伽藍の調査は、昭和31〜32年(1956〜1957)に奈良国立
文化財研究所が行い、中金堂及び東西金堂・塔・講堂・中門・南門・西門・
南門・石敷広場などが検出されている。中金堂は、安居院本堂の位置にあり、
基壇をもつものである。中金堂の前面には、塔へ連なる石敷の参道と灯籠台
石が確認されている。東西の金堂は、基壇上に小礎石を伴う二重基壇である。
塔では、心礎から琥珀玉の欠片やガラス玉などの玉類や金・銀製品などが出
土している。これらは、王興寺の塔心礎周辺から出土した遺物と類似してい
る。講堂(図2)では、西端及び東半を調査、また、平成5年(1993)
に東北部の調査で8間×4間と確認された。中門では、基壇と礎石が良好な
状態で検出されており、3間×3間、中央の柱間が4.2メートル、脇間は、
約3メートルである。南門でも礎石を残している状態で、2間×3間となっ
ている。また、西門については、平成8年(1996)の公園整備に伴う調
査で、西門が2間×3間であることが確認された。その桁行は約9メートル
以上であるのに対して南門は7.2メートルと、南門よりも西門の規模が大
きい。西門は中ッ道の延長上の道路に面し、主要な機能を有していたものと
考えられている。南門の南には、石敷参道と石敷広場が検出されている。石
敷広場については、飛鳥寺の伽藍の軸線が真北にのっているのと異なり、方
位がやや東南に振れることが確認され、飛鳥寺造営時期と異なって整備され
たとされる。また、中門から続く南回廊と東回廊の一部が平成12年(20
00)の明日香村教育委員会の調査で検出されている。
 伽藍周辺では、昭和52年(1977)の調査で、寺域北限の構造物と思
われる堀立柱塀と、その外側を巡る幅2.4メートルの溝が検出された。こ
れにより、従来飛鳥寺の寺域の南北が、2町分と推定されていたのが、北に
1町分広がり、南北3町分と確認された。また、昭和54年(1979)の
発掘調査では、寺域東南部で行われ、北東に斜行する石組の溝・築地・堀立
柱建物・木樋などが検出された。この堀立柱建物は、その位置から、天智元
年(662)に、道昭が建立した禅院寺と考えられ、遺構の年代もほぼ合致
することが判明した。その後、平成4年(1992)に、中心伽藍の東方で
7世紀後半の礎石を伴う二重基壇建物が検出された。建物の方位は中心伽藍
ではなく、寺域東限の塀に揃う形となっている。西側にも築地塀があること
がわかり、一院を区画していることが確認された。 
  
5.創建期の瓦 
 創建期の軒丸瓦は、大きく花組と星組の2グループに分類でき、その形態
と文様・製作技法などに違いがみられ、瓦工の違いを反映している。 
 花組の代表は、素弁十弁蓮華文1型式(編集部注:1はローマ数字・文字
化けのため修正)(図3)である。中金堂・塔などに使用されていた。また、
素弁八弁蓮華文2型式(編集部注:2はローマ数字)(図4)は、河内の衣
縫廃寺から製品供給された。素弁十一弁蓮華文4型式(編集部注:4はロー
マ数字)(図5)は、文様は星組に似るが、製作技法から花組と考えられ、
弁数が同じ定林寺の創建瓦とは、文様・製作技法が類似している。 
 星組には、3型式(編集部注:3はローマ数字)(図6)などの素弁蓮華
文各型式がある。蓮弁の先端部が角張り、小さな珠を接合していることや瓦
面裏面をふくらませて作っていることなどが大きな特徴である。これらは、
回廊や中門で主体を占めていた。これらの他、姫寺廃寺・奥山廃寺などと同
笵の軒丸瓦が出土している。 
 平瓦には、須恵器の製作技法である同心円文叩き板圧痕が見られ、土器生
産に携わる人々が、瓦博士の指導のもとで、瓦を生産していたことを覗わせ
る。また、創建期の軒先には平瓦を二重にして葺かれていたとされ、軒平瓦
はない。こうした葺き方が後の重弧文軒平瓦につながると考えられる。7世
紀後半期の重弧文軒平瓦は、中心伽藍からの出土は限られているが、寺域東
南部では、三重弧文軒平瓦1型式(編集部注:1はローマ数字)(図7)が
まとまって出土している。この他、四重弧文(軒平瓦2型式)(編集部注:
2はローマ数字)・五重弧文(軒平瓦3型式)(編集部注:3はローマ数字)
などが見られ、1〜3型式(編集部注:1と3はローマ数字)は、すべて桶
巻作りとなっている。 

6.銅造釈迦如来坐像(飛鳥大仏) 
 飛鳥大仏として親しまれている銅造釈迦如来坐像は、仏師である鞍作鳥が
推古13年(605)に制作した仏像として知られるが、『日本書紀』では
翌年、『元興寺伽藍縁起并流記資財帳』では、推古17年(609)となっ
ており、制作年は一定しない。像高は2.75メートルの北魏様式の仏像で
ある。本来、釈迦三尊像として制作されたものであるが、度重なる火災によ
って、脇侍は焼失し、銅造釈迦如来坐像も制作当時の姿が残存している箇所
については、頭部と右手の指3本とされている。
 平成24年(2012)に、早稲田大学がX線調査を行った。その結果、
制作当初の部分と鎌倉時代以降に補修された部分の銅などの金属組成に大き
な差異が認められず、飛鳥大仏が制作当初のままである可能性が高いことが
わかった。また、平成28年(2016)には、大阪大学が蛍光X線を用い
て飛鳥大仏の150ヶ所に含まれる金属の割合を調査した。この調査によっ
て、顔の大半で金属成分に差異がないことが判明し、右手の手のひら上半分
についても、制作当初のままである可能性が高まった。体部分についても、
顔の成分と類似する結果が出たが、完全な一致をみるものではなく、依然と
して議論が続いている。 

7.まとめ 
 飛鳥寺は、百済からの知識人や工人などが、その造営に深く関わりを持つ
ことが知られているが、伽藍配置や出土瓦、塔心礎からの出土品等々、発掘
調査からも、朝鮮半島との関わりが窺える成果が得られており、我が国最初
の本格的寺院の造営に関して、改めて渡来人の影響が及んでいることを確認
することができる。

・参考文献
奈良国立文化財研究所1978『飛鳥・藤原宮発掘調査報告8』
奈良国立文化財研究所1979『飛鳥・藤原宮発掘調査報告9』
平凡社1981『日本歴史地名大系第30 奈良県の地名』
奈良国立文化財研究所1986『飛鳥・藤原宮発掘調査報告16』
奈良国立文化財研究所1993『飛鳥・藤原宮発掘調査報告23』
奈良国立文化財研究所1994『飛鳥・藤原宮発掘調査報告24』
奈良国立文化財研究所2000『研究論集11(編集部注:11はローマ数字・文字化けのため修正)』
明日香村教育委員会2002『明日香村遺跡調査概報 平成12年度』
明日香村教育委員会2004『明日香村遺跡調査概報 平成14年度』
奈良文化財研究所飛鳥資料館2013『飛鳥寺2013』

・参考web
早稲田大学ホームページ「飛鳥大仏 ほぼ造立当初のままの可能性 文学学術院・大橋教授らがX線分析、従来の見解覆す研究成果」https://www.waseda.jp/top/news/6373 (2019年5月10日閲覧)
産経新聞「日本最古級の仏像「飛鳥大仏」、国宝に返り咲くか 最新研究で顔の成分が7世紀と判明」https://www.sankei.com/life/news/181027/lif1810270007-n2.html (2019年5月10日閲覧)

関連資料
https://www.facebook.com/asukakaze210/ 

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●5.飛鳥情報                        ○o。
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 ●歴史に憩う橿原市博物館 夏季企画展
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 「木のある暮らし〜遺跡から出土した木製品〜」
   会 期: 7月20日(土)〜9月1日(日)
   時 間: 9:00〜17:00(入館受付は16:30まで)
   場 所: 2階特別展示室
   料 金: 大人300円 高・大200円 小・中100円

  <関連講演会>
   開催日: 8月31日(土)
   内 容: 「木のある暮らしの気になる話」
          露口 真広氏(橿原市教育委員会文化財課課長補佐)
   時 間: 10:30〜12:00(開場9:30)
   場 所: シルクの杜教室3(博物館東隣)
   参加料: 無料(入館料は必要)

   詳 細: https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=5d1dba2d65909e028158dcd7

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 ●天理参考館 トーク・サンコーカン
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   開催日: 7月20日(土)
   内 容: 「祈りの考古学―古代の玉作りと滑石製模造品のまつりー」
          日野 宏氏(天理参考館学芸員)

   開催日: 9月28日(土)
   内 容: 「貝貨と石貨―アジア・オセアニア地域の物品貨幣―」
          早坂 文吉氏(天理参考館学芸員)

   時 間: 13:30〜15:00
   場 所: 天理参考館 研修室
   定 員: 100名(当日先着順)
   詳 細: https://www.sankokan.jp/event/talk_sankokan

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 ●橿原考古学研究所付属博物館 出張企画展
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 「発掘 古代の宮滝遺跡」
   会 期: 7月20日(土)〜9月16日(月・祝)
   時 間: 9:00〜17:00
   場 所: 吉野歴史資料館
   料 金: 200円 高校生以下100円

 ≪研究講座≫
   開催日: 7月21日(日)
   内 容: 「天皇と吉野宮」
          西本 昌弘氏(関西大学文学部教授)
        「吉野宮のありかを求めてー宮滝の研究史をひも解くー」
          中東 洋行氏(吉野町文化観光交流課)
   時 間: 13:00〜16:15(開場は12:00)
   場 所: 橿原考古学研究所講堂

 ≪調査報告会と展示・遺跡解説≫
   開催日: 8月31日(土)
   内 容: 10:00〜10:45 調査報告会(宮滝河川交流センター)
        11:00〜11:50 現地説明会
        12:30〜13:30 展示解説(吉野歴史資料館)
   講 師: 中東 洋行氏(吉野町文化観光交流課)
        廣岡 孝信氏(橿原考古学研究所)

   詳 細: http://www.kashikoken.jp/museum/top-koushin/news/PDF/2019.7%20miyataki-2.pdf

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 ●市民大学講座「帝塚山の考古学」
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   開催日: 7月20日(土)
   内 容: 「称徳天皇と河内の大僧・道鏡」
          甲斐 弓子氏(帝塚山大学考古学研究所・特別研究員)
   時 間: 14:00〜15:30
   場 所: 帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパス2号館2101教室
   詳 細: http://www.tezukayama-u.ac.jp/museum/lecture/index.html
 
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 ●帝塚山大学 歴史考古学研究会
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   開催日: 7月21日(日)
   内 容: 「城陽の古代寺院と特別展示『自瓦自賛―瓦を解き明かす』展の見学」
          寺農 織苑氏(城陽市歴史民俗資料館学芸員)
   時 間: 13:00〜16:30 
   場 所: JR城陽駅集合 正道廃寺→久世廃寺→平川廃寺→城陽市歴史民俗資料館
   参加費: 無料(交通費及び入館料200円は各自負担)
   詳 細: http://www.tezukayama-u.ac.jp/social/institute/arch/studygroup/

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 ●王寺町 歴史リレー講座
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   開催日: 7月21日(日)
   内 容: 「古墳・寺・宮からみた斑鳩文化」
          前園 実知雄氏(奈良芸術短期大学教授)

   開催日: 8月18日(日)
   内 容: 「万葉人の朝」
          上野 誠氏(奈良大学教授)

   開催日: 9月15日(日)
   内 容: 「王権誕生―この国のかたちはいつ生まれたかー」
          寺澤 薫氏(桜井市纒向学研究センター所長)

   時 間: 13:30〜15:00(12:15〜入場券配布)
   場 所: 王寺町地域交流センター リーベルホール
   受講料: 500円
   詳 細: http://home.oji-kanko.kokosil.net/ja/rekisikouza

 ≪歴史ミニ講座≫
   開催日: 7月21日(日)
   内 容: 「信貴山への鉄の道」
          岡島 永昌氏(王寺町教育委員会学芸員)

   開催日: 8月18日(日)
   内 容: 「神社に残された雨乞いの祈り」
          岡島 永昌氏(王寺町教育委員会学芸員)

   開催日: 9月15日(日)
   内 容: 「明神山の送迎太神宮」
          岡島 永昌氏(王寺町教育委員会学芸員)

   時 間: 11:30〜12:00
   場 所: 王寺町地域交流センター リーベルルーム
   詳 細: http://home.oji-kanko.kokosil.net/ja/rekisikouza

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 ●天理市 令和元年度文化財展 
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 「和爾地域の考古学」 
   会 期: 7月21日(日)まで開催中 
   時 間: 9:00〜17:00 
   場 所: 天理市文化センター1階展示ホール 
   料 金: 無料 
   詳 細:http://www.city.tenri.nara.jp/kakuka/kyouikuiinkai/bunkazaika/1397462992789.html

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 ●ヤマト弥生時代研究講座
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   開催日: 7月21日(日)
   内 容: 「弥生時代における青銅器の原料金属の流通と交易」
          難波 洋三氏(奈良文化財研究所客員研究員)

   開催日: 9月15日(日)
   内 容: 「土器文様をやめた弥生人たち」
          深澤 芳樹氏(奈良文化財研究所客員研究員)

   時 間: 14:00〜15:30
   参加費: 資料代100円
   場 所: 青垣生涯学習センター2階研修室
   定 員: 120名(当日先着順)
   詳 細: https://www.town.tawaramoto.nara.jp/karako_kagi/museum/event/9533.html

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 ●日本書紀をよむ
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   開催日: 7月24日(水)
   内 容: 「雄略紀2−雄略天皇と大悪天皇」

   開催日: 9月4日(水)
   内 容: 「清寧紀〜継体紀ー暴虐伝承と王系交替」

   講 師: 松尾 光氏(早稲田大学エクステンションセンター講師・奈良県万葉文化館研究顧問)
   時 間: 14:00〜15:30(開場13:30)
   場 所: 奈良県立万葉文化館
   定 員: 150名(当日先着順)
   料 金: 300円
   詳 細: https://asukamura.com/?p=13207

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 ●近つ飛鳥博物館 土曜講座
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   開催日: 7月27日(土)
   内 容: 「花粉分析からみる古墳時代の環境」
          東藤 隆浩氏(近つ飛鳥博物館学芸員)

   開催日: 8月24日(土)
   内 容: 「奈良北部の土師氏伝承と考古学」
          市村 慎太郎氏(近つ飛鳥博物館学芸員)

   開催日: 9月28日(土)
   内 容: 「古墳時代の職能集団と土師氏」
          廣瀬 時習氏(近つ飛鳥博物館学芸員)

   時 間: 14:00〜15:00
   場 所: 近つ飛鳥博物館地階ホール
   参加料: 200円(当日展示室に入館の場合は無料)
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=event/ichiran

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 ●三輪山セミナー
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   開催日: 7月27日(土)
   内 容: 「折口信夫の大嘗祭研究」
          斎藤 英喜氏(仏教大学歴史学部教授)

   開催日: 8月17日(土)
   内 容: 「新元号『令和』と梅花宴序」
          上野 誠氏(奈良大学教授)
 
   開催日: 9月21日(土)
   内 容: 「古墳とカミまつりー被葬者はカミか、祭祀主宰者かー」
          今尾 文昭氏(関西大学文学部非常勤講師)

   時 間: 14:00〜15:30(受付12:30〜)
   場 所: 大神神社 大礼記念館
   受講料: 200円
   詳 細: http://oomiwa.or.jp/topics/topics_seminar/

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 ●帝塚山大学附属博物館 特別展示
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 「瓦のある風景 〜歴史のなかの瓦たち〜」
   会 期: 7月27日(土)まで開催中
   時 間: 9:30〜16:30
   場 所: 帝塚山大学附属博物館
   休館日: 日曜・祝日
   料 金: 無料
   詳 細: http://www.tezukayama-u.ac.jp/museum/special/2019/05/10/32.html

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 ●奈良県図書情報館「図書館劇場 第2幕」(要申込)
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   開催日: 7月28日(日)
   内 容: 映像詩 保山 耕一氏(映像作家)
        講 演 「三種の神器の日本史」
              千田 稔氏(奈良県立図書情報館館長)
        朗 読 「『大鏡』巻二より 左大臣藤原時平」
              都築 由美氏(フリーアナウンサー)
        講 演 「平城京と大宰府」
              狭川 真一氏(元興寺文化財研究所)
   時 間: 13:00〜16:00(開場12:00)
   場 所: 奈良県立図書情報館1階交流ホール
   参加費: 500円
   詳 細: http://www.library.pref.nara.jp/event/3020

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 ●近つ飛鳥博物館 夏季特別展
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 「百舌鳥・古市古墳群と土師氏」
   会 期: 8月3日(土)〜9月29日(日)
   時 間: 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
   場 所: 特別展示室
   料 金: 一般650円、65歳以上・高校・大学生450円
        中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方(介助者1名含む)無料
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=exhibition

 <関連講演会>
   開催日: 8月25日(日)
   内 容: 「古代の土師氏とその後」
          舘野 和己氏(近つ飛鳥博物館館長)

   開催日: 9月8日(日) 
   内 容: 「埴輪伝承と土師氏」
          辰巳 和弘氏(元同志社大学教授)

   開催日: 9月22日(日)
   内 容: 「土師氏の埴輪生産と王権、そして地域豪族」
          高橋 克壽氏(花園大学文学部教授)
  
   時 間: 13:30〜15:00
        (10:00より1階受付にて入場整理券配布)
   場 所: 近つ飛鳥博物館地階ホール
   参加料: 無料(入館料は必要)
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=exhibition/special2/kanren02

 <ミニシンポジウム>
   開催日: 9月16日(月・祝)
   内 容: 「古市古墳群の土師氏」
          上田 睦氏(藤井寺市政策企画部世界遺産登録推進室参事)
        「奈良市菅原・秋篠地域における土師氏の動向」
          鐘方 正樹氏(奈良市埋蔵文化財調査センター所長補佐)
        「文学資料からみた土師氏の動態」
          溝口 優樹氏(大阪大学大学院文学研究科助教)
   時 間: 13:00〜16:20
        (10:00より1階受付にて入場整理券配布)
   場 所: 近つ飛鳥博物館地階ホール
   参加料: 無料(入館料は必要)
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=exhibition/special2/kanren03

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 ●奈良まほろば館講座(要申込)
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   開催日: 8月3日(土)
   内 容: 「ふたつの亀形石 〜飛鳥 酒船石遺跡と四天王寺 亀井堂〜」
          相原 嘉之氏(明日香村教育委員会文化財課課長)
   時 間: 第1部 11:00〜12:30
        第2部 13:30〜15:00
       (第1部と第2部は同じ内容)
   料 金: 無料
   場 所: 奈良まほろば館(東京・日本橋)2階
   詳 細: https://www.mahoroba-kan.jp/course.html?id=1398

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 ●飛鳥学講演会「大化の改新」(要申込)
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   開催日: 8月4日(日)
   内 容:発掘報告
       「近年の飛鳥における発掘調査成果」
         長谷川 透氏(明日香村教育委員会文化財課主任技師)
       講 演
       「蘇我氏からみた大化の改新」
         鶴見 泰寿氏(橿原考古学研究所付属博物館指導学芸員)
       「大化の改新とは何か」
         吉村 武彦氏(明治大学名誉教授)
       パネル討論
        パネリスト
         吉村 武彦氏
         鶴見 泰寿氏
         相原 嘉之氏(明日香村教育委員会文化財課課長)
        コーディネーター
         関口 和哉氏(読売新聞大阪本社地方部次長)         
   時 間: 13:00〜16:10(開場12:00)
   場 所: よみうりホール(東京都千代田区有楽町)
   詳 細: http://www.asukabito.or.jp/infoDetail404.html

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 ●奈良まほろば館講座(要申込)
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   開催日: 8月4日(日)
   内 容: 「平城宮大極殿院の復原から学ぶ」
          松本 浩氏(国営明日香歴史公園事務所長)
          上田 忠司氏(竹中工務店設計本部伝統建築グループ副部長)
         コーディネーター
          津村 泰範氏(長岡造形大学教授)
   時 間: 13:30〜16:00
   参加料: 1000円(資料代・事前振込)
   場 所: 奈良まほろば館(東京・日本橋)2階
   詳 細: https://www.mahoroba-kan.jp/course.html?id=1389

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 ●奈良大学文化講座 「正倉院と天平文化」(要申込)
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   開催日: 8月6日(火)
   内 容: 「星とスッポン 〜謎の正倉院宝物〜」
          三宅 久雄氏(元奈良大学教授)

   開催日: 8月7日(水)
   内 容: 「献物帳に記された正倉院宝物の来歴」
          吉川 敏子氏(奈良大学教授)

   開催日: 8月8日(木)
   内 容: 「正倉院展の歴史 〜宝物が彩る華麗な世界〜」
          関根 俊一氏(奈良大学副学長)

   時 間: 10:00〜11:30(開場9:30)
   場 所: 奈良市西部会館3階 学園前ホール
   定 員: 300名
   料 金: 無料 (申込受付は7月23日必着)
   詳 細: http://www.nara-u.ac.jp/research/area/lec_public/#01

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 ●近つ飛鳥博物館 入門講座
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   開催日: 8月10日(土)
   内 容: 「銀印と倭国王」
          森本 徹氏(近つ飛鳥博物館学芸員)

   開催日: 9月7日(土)
   内 容: 「器財はにわの種類と役割」
          平井 洸史氏(近つ飛鳥博物館学芸員)

   時 間: 14:00〜15:00
   場 所: 近つ飛鳥博物館地階ホール
   参加料: 200円(当日展示室に入館の場合は無料)
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=event/ichiran

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 ●二上山博物館 公開講演会
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   開催日: 8月17日(土)
   内 容: 「二上山が噴火していたころ〜二上山の岩石と植物化石〜」
          岩田 修一氏((有)旭地研代表・同志社大学非常勤講師)
   時 間: 14:00〜15:30(開場13:00)
   場 所: ふたかみ文化センター 第1〜3会議室
   定 員: 80名(先着順)

   開催日: 9月22日(日)
   内 容: 「地震考古学からみた南海トラフ地震」
          寒川 旭氏(産業技術総合研究所名誉リサーチャー)
   時 間: 14:00〜15:30(開場13:00)
   場 所: ふたかみ文化センター 市民ホール
   定 員: 300名(先着順)

   参加料: 200円
   詳 細:http://www.city.kashiba.lg.jp/kanko/0000000812.html

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 ●大安寺歴史講座 (要申込)
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   開催日: 8月17日(土)
   内 容: 「大安寺僧行教と八幡大菩薩」

   開催日: 10月19日(土)
   内 容: 「石清水八幡宮創建と大安寺」

   講 師: 生井 真理子先生(同志社大学・大阪樟蔭女子大学非常勤講師)
   時 間: 13:00〜15:00
   参加費: 資料代1000円
   場 所: 奈良県立図書情報館 1階交流ホール
   詳 細: http://www.library.pref.nara.jp/event/2985

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 ●万葉集をよむ
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   開催日: 8月21日(水)
   内 容: 「佐用姫の歌に和へたる歌(883〜885番歌)」
          吉原 啓氏(奈良県立万葉文化館研究員)

   開催日: 9月18日(水)
   内 容: 「大伴熊凝の死(886〜891番歌)」
          大谷 歩氏(奈良県立万葉文化館研究員)

   時 間: 14:00〜15:30(開場13:30)
   場 所: 奈良県立万葉文化館
   定 員: 150名(当日先着順)
   詳 細: http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=243

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 ●三輪山セミナーイン東京(要申込)
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   開催日: 8月24日(土)
   内 容: 「三輪山・ヤマト王権と東国」
          吉村 武彦氏(明治大学名誉教授)
        「『日本書紀』における大物主神と三輪」
          神野志 隆光氏(東京大学名誉教授)
   時 間: 13:00〜16:10(12:00開場)
   場 所: よみうりホール(千代田区有楽町 読売会館7階)
   定 員: 1100名
   参加費: 前売り券1000円 当日券1500円(定員に達した場合は当日券なし)
   詳 細: http://bunp.47news.jp/event/2019/06/002632.html

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 ●葛城学へのいざない(要申込)
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   開催日: 8月24日(土)
   内 容: 「東大寺塔跡の調査」
          廣岡 孝信氏(橿原考古学研究所)

   開催日: 9月14日(土)
   内 容: 「當麻寺西塔の保存修理事業」
          山下 秀樹氏(奈良県教育委員会)

   時 間: 14:00〜
   場 所: 葛城市歴史博物館2階 あかねホール
   詳 細: http://www.city.katsuragi.nara.jp/index.cfm/13,0,31,136,html

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 ●桜井市夏季大学(要申込)
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   開催日: 8月25日(日)
   内 容: 「『万葉集』における桜と梅 ―新元号によせてー」
          井上 さやか氏(奈良県立万葉文化館指導研究員)
        「必見! 正倉院宝物」
          松本 伸之氏(奈良国立博物館館長)
   時 間: 10:00〜15:00(受付は9:15より)
   場 所: 大神神社 大礼記念館
   参加費: 2000円(資料代含む)
   詳 細: https://sakurai-kankou.jimdo.com/イベント/

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 ●二上山博物館 市民の歴史講座 
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   開催日:  8月27日(火) 
   内 容: 「二上山麓の近世交通 ―大和川の船を中心にー」 
          岡島 永昌氏(王寺町地域交流課文化資源活用係係長) 

   開催日:  9月10日(火) 
   内 容: 「片岡の葛下道 ―古代国家と交通網―」 
          西垣 遼氏(香芝市教育部生涯学習課文化財係) 

   時 間: 14:00〜15:30 
   場 所:  ふたかみ文化センター1階市民ホール 
   参加費: 200円 
   詳 細: http://kashiba-mirai.com/class/市民の歴史講座-2019

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 ●飛鳥資料館 夏期企画展
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 「第10回写真コンテスト『飛鳥の古墳』」
   会 期: 9月1日(日)まで開催中
        来館者投票期間 7月19日(金)〜8月18日(日)
   時 間: 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
   場 所: 奈良文化財研究所 飛鳥資料館
   料 金: 一般270円、大学生130円
        高校生及び18歳未満、65歳以上は無料
   詳 細: https://www.nabunken.go.jp/asuka/contest/10.html

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 ●帝塚山大学付属博物館・城陽市歴史民俗資料館共催 夏季特別展
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 「自瓦自賛 ー瓦を解き明かす−」
   会 期: 9月8日(日)まで開催中
   時 間: 10:00〜17:00(入館は16:00まで)
   場 所: 城陽市歴史民俗資料館
   入館料: 一般200円、小・中学生100円

 <帝塚山大学生・大学院生によるギャラリートーク>
   日 時: 7月28日(日)8月11日(日)8月25日(日)9月8日(日)
   時 間: 14:00〜15:00
   場 所: 城陽市歴史民俗資料館 特別展示室

   詳 細: http://www.city.joyo.kyoto.jp/0000003976.html

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 ●天理参考館 企画展
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 「祈りの考古学 −土偶・銅鐸・古墳時代のまつりー」
   会 期: 9月9日(月)まで開催中
   時 間: 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
   場 所: 天理参考館3階企画展示室1・2
   料 金: 一般400円、小・中学生200円

 ≪記念講演会≫
   開催日: 9月7日(土)
   内 容: 「縄文社会の秩序と体系」
          松田 真一氏(天理参考館特別顧問)
   時 間: 13:30〜15:00
   場 所: 天理参考館研修室
   定 員: 100名(当日先着順)

 ≪ギャラリートーク≫
   開催日: 7月25日(木)8月26日(月)9月4日(水)
   時 間: 13:30〜
   場 所: 天理参考館3階企画展示室

   詳 細: https://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_sp/sp084.html

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 ●纒向学古楽講座 (要申込)
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 「纒向、万葉、ぶらり考古楽」
   開催日: 9月21日(土)
   内 容: 「ふれてみて考古学」
   時 間: 14:00〜16:00
   場 所: 纒向学研究センター 多目的室ほか
   定 員: 25名(申込先着順)
   参加費: 無料
   詳 細: http://www.makimukugaku.jp/info/event.html#kouzaR1

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 ●桜井市立埋蔵文化財センター 企画展
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 「50cm下の桜井」
   会 期: 9月29日(日)まで開催中
   時 間: 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
   場 所: 桜井市立埋蔵文化財センター展示収蔵室
   料 金: 一般300円、小・中学生150円
   詳 細: http://www.sakurai-maibun.nara.jp/tenji/Sokuhou.html

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 ●あすか塾 (要申込)
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   9月・10月は募集終了(定員到達)

   開催日: 11月9日(土)
   内 容: 「飛鳥寺の考古学 近年の調査成果から」
          石橋 茂登氏(奈良文化財研究所飛鳥資料館学芸室長)

   開催日: 12月14日(土)
   内 容: 「飛鳥京苑池 −発掘された宮殿付属の大規模庭園―」
          鈴木 一議氏(奈良県立橿原考古学研究所調査部調査課)

   時 間: 13:30〜15:00(13:00受付開始)
   場 所: 祝戸荘(奈良県高市郡明日香村祝戸303)
   会 費: 1000円
   詳 細: http://asuka-iwaidoso.com/event.html
     
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 ●田原本町観光協会 歴史講座
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   開催日: 11月30日(土)
   時 間: 14:00〜15:30
   内 容: 「文明開化と田原本」
          谷山 正道氏(元天理大学教授)
   参加費: 300円
   場 所: 田原本町町民ホール
   定 員: 150名(当日先着順)
   詳 細: http://www.yamataikoku.jp/H31rekishikoza.pdf

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●6.編集後記                 梅前     ○o。
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 私の住む東京は、ここのところずーっと雨です。じめじめベタベタ、洗濯
物がよく乾きません。野菜も高くなってきました。暑いのは苦手ですが、い
いかげん太陽が恋しいです。お日様に照らされないと、気持ちもちょっと後
ろ向き?になってくるから不思議なものです。
 天の岩戸に隠れてしまった天照大神を、さてどうしたら引き出せるでしょ
う。アメノウズメノミコトのように踊り狂いましょうか。いや、それはさす
がに周囲に迷惑ですね。(^▽^;)

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創刊日:2007-11-11  
最終発行日:  
発行周期:隔週金曜  
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