近畿

飛鳥遊訪マガジン

飛鳥地域の歴史・文化・景観が好きな皆さん♪「両槻会」は、そんな皆さんと一緒により飛鳥を楽しもうと活動しています。飛鳥遊訪マガジンでは、歴史だけではない飛鳥の魅力もお届け出来ればと思います。皆さん!ご一緒に、もっと飛鳥を楽しみませんか♪

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飛鳥遊訪マガジン Vol.244

2016/06/10

 ┏○INDEX‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┓

   1.両槻会からのお知らせ
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   2.飛鳥・藤原の考古学         あい坊先生
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   3.飛鳥咲読              風 人
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   4.ももと飛鳥と三十一文字と      も も
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   5.飛鳥情報               
   ────────────────────────────
   6.編集後記
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   近畿も梅雨に入りましたね! いよいよ、私にとっては一番苦
  手なシーズンの到来です。雨降りが嫌いなのではないのですが、
  蒸し暑さが大嫌いです。身体が腐ってくるような不快感が、気分
  を憂鬱にします。一月ばかりの辛抱ですね! 
   飛鳥では、田植えの真っ最中になっています。来週末までには、
  ほとんどの田んぼに早苗が揺らいでいることでしょう。そんな風
  景はこの季節ならではですので、雨を厭わずに飛鳥に出かけてみ
  ましょう。燕の滑空に思わず首をすくめるのも、楽しいウォーク
  の一つではないでしょうか。   (風人)

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 ●1.両槻会からのお知らせ                  ○o。
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  ●第56回定例会のご報告
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   5月21日に第56回定例会を無事終了しました。ご参加くださった
  皆さん有難うございました。

   第56回定例会の関連資料ネット版及び当日レポートを両槻会サイト
  にUPしました。是非ご覧ください。

  第56回定例会 当日レポート
  http://asuka.huuryuu.com/kiroku/teireikai-56/teireikai56-1.html
  第56回定例会 関連資料ネット版
  http://asuka.huuryuu.com/kiroku/teireikai-56/teireikai56-2.html

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  ●第57回定例会予定 
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   第57回定例会は、橿原考古学研究所主任研究員 鈴木一議先生をお
  迎えし、「発掘調査から見えてきた飛鳥京跡苑池のすがた」と題する
  講演会を開催します。

  第57回定例会
  「発掘調査から見えてきた飛鳥京跡苑池のすがた」
    開催日 : 7月16日(土)
    講 師 : 鈴木一議先生(橿原考古学研究所主任研究員)
    会 場 : 飛鳥資料館 講堂
    時 間 : 12:10開始予定
          *講演は、3時間を予定しています。(休憩有り)
    定 員 : 40名
    運営協力金:1,000円(バス代・入館料別、傷害保険料含む)
           *学割有り
    受 付 : 受付中(定員になり次第締切)
    備 考 : 午前中に講演内容に即した自由参加の事前散策を行います。
          橿原神宮駅東口 9:20集合予定
          詳細は両槻会HPを参照ください。
          参加者には詳細案内を送ります。

  ::鈴木先生から頂いた講演概要::::
    飛鳥京跡苑池は、平成11年度(1999)におこなわれた発掘調査で、
   はじめてその存在が明らかとなった飛鳥時代の庭園遺跡で、国の史跡
   ・名勝に指定されています。 平成22年度(2010)から、史跡整備に
   むけて発掘調査が再開され、毎年継続的に調査がおこなわれています。
    今回の講演では、これまでの発掘調査成果を踏まえ、現在どの程度
   まで飛鳥京跡苑池の姿が明らかとなっているのかを確認した上で、今
   後の課題などにも触れたいと思います。
    今回の事前散策と講演で、飛鳥京跡苑池を体感していただければと
   思います。
  :::::::::::::::::::
        
   講師の鈴木先生は、最近の橿原考古学研究所が行った飛鳥地域の調査
  をほぼ全て担当されており、飛鳥京跡苑池遺構を始めとして小山田遺跡
  や飛鳥宮に関わる調査に携わっておられます。主題となる苑池の講演の
  他、最近の興味深い調査に関してもお話をいただけるものと思います。

  第57回定例会予定ページ
  http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-57/yotei-57.html

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  ●第58回定例会予定 
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   第58回定例会は、明日香村教育委員会の相原嘉之先生をお迎えし、 
 「飛鳥の王宮をめぐる諸問題」と題する講演会を開催します。

  第58回定例会
  「飛鳥の王宮をめぐる諸問題」
    開催日 : 9月10日(土)
    講 師 : 相原嘉之先生(明日香村教育委員会)
    会 場 : 飛鳥資料館 講堂
    時 間 : 12:30頃(予定)
    定 員 : 40名
    運営協力金:1,000円(バス代・入館料別、傷害保険料含む)
           *学割有り
    受 付 : 7月末頃より受付開始
    備 考 : 詳細は、決定次第当メルマガや両槻会HPでお知らせします。
          なお、参加者には詳細案内を送ります。

  第58回定例会予定ページ
  http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-58/yotei-58.html


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 ●2.飛鳥・藤原の考古学             あい坊先生 ○o。
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「孝徳朝の王宮と改革(4)−前期難波宮の京−」 

  難波宮の四周については、南と西を除いて、まだ明確ではありません。
 しかし、これまでの調査により、宮域は掘立柱塀で東西約650m、南北
 750mの範囲を囲っていたと推定できるようになっています。この南面
 正門である「朱雀門」からは南北大路、後の「朱雀大路」が真南に延びて
 います。この道路はさらに南にのびて、磯歯津道・丹比道と交差し、竹ノ
 内峠を越えて、飛鳥へと繋がっていました。この南北道路を一般には「難
 波大道」と呼んでいます。今回は、この前期難波宮に伴う「京」の様子に
 ついて見ていくことにしましょう。 

 孝徳朝の難波京 
  孝徳天皇が造営した難波長柄豊碕宮にともなう「京」はどのようなもの
 だったのでしょうか。これまでの発掘成果から見てみましょう。宮の正門
 「朱雀門」からは、南北大路が伸びていました。しかし、この時期にはま
 だ、明瞭な条坊の区画などは確認されていません。上町台地の上部の平坦
 地に王宮が設けられ、その西側と南側の小規模な谷を埋めて、平坦地に建
 物が建てられています。王宮西の谷からは工房からでたと推定される鉄の
 剥片や不純物の塊(鉄滓)、炉への送風管(フイゴ羽口)が大量に見つか
 っています。このことから、官営の金属器生産工房があったと推定できま
 す。この周辺の建物は工房を統括していた施設だったのかもしれません。
 一方、宮の北方には大きな谷があり、花崗岩がまとまって出土しているこ
 とから、庭園に使われていた石材とも考えられています。もともと、北方
 に鎮座していた生国塊神社の敷地を取り込んでいたのでしょうか。宮の南
 方では、「朱雀大路」の西に方格の地割が推定されています。ここで見つ
 かっている南北塀は、難波宮の西面大垣の南延長上にあり、この南北塀に
 接続する東西塀などがあります。ただし、この規格は後の藤原京や平城京
 のような900尺や1800尺ではありません。おそらく宮の南方の平坦
 地に、「朱雀大路」と直交・平行する区画があった程度でしょうか。ここ
 にある建物は官人や有力氏族の居宅かもしれません。 

 初期難波宮 参考マップ
 http://asuka.huuryuu.com/bunko/kikou/aibou/naniwamiyaiki.png

 天武朝の難波京 
  天武12年12月「凡そ都城、宮室は一処にあらず、必ず両参つくらん。
 故にまず難波に都つくらんと欲す。是を以て百寮の者、各往りて家地を請
 え」という複都制の詔がだされます。つまり孝徳朝の難波長柄豊碕宮を複
 都としたのです。この都は、一部で藤原京と同じ条坊が造られます。これ
 までから古い地図を見ると、四天王寺周辺で方格の痕跡が見られ、これが
 条坊の区画と一致することが指摘されていました。その後の調査でも、条
 坊道路と考えられる溝が、いくつか確認されています。しかし、都市化さ
 れた大阪市内のど真ん中では、断片的な調査しかできず、まだまだ情報が
 足りません。これまでの成果から朱雀大路の西側に、藤原京と同規模の区
 画(約266m)4区画、東に2区画想定されています。南北には、四天
 王寺の南方まで11区画が推定されます。ただし上町台地は南西から北東
 へ延びる台地であることと、その傾斜部を中心に、小規模な谷が多く見ら
 れることから、条坊が全域に施工されていたわけではありません。しかし、
 天武朝には藤原京のような条坊の都が、未完ながら施工されていたことが
 わかります。これは、天武5年に藤原地域で「新城」の条坊が造られるこ
 とから、同じ企画の道路が難波に施工されたと考えられます。この難波京
 内には四天王寺をはじめ、百済尼寺・百済寺(堂ケ芝廃寺)などの寺院や
 市があり、官人の宅地も配置されたのでしょう。 

 前期難波京 参考マップ
 http://asuka.huuryuu.com/bunko/kikou/aibou/naniwa-jb.png

  しかし、この難波宮も朱鳥元年(686年)正月14日に焼失します。
 「難波大蔵省に失火し、宮室悉く焚けぬ」と記されています。大蔵と考え
 られるのは、西方官衙の倉庫群で、ここでは一部の建物を除いて焼けてい
 ました。そして宮殿中心部もすべて火災痕跡がみられ、難波宮はほぼ全焼
 したと考えられます。さらに天武天皇も崩御し、難波京の造営は未完成で
 中断したと考えられ、その完成は奈良時代の聖武天皇の後期難波宮まで待
 たなければなりません。 


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 ●3.飛鳥咲読                    風 人 ○o。
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  第57回定例会に向けての咲読、2回目をお届けします。

  今回は、苑池遺構の池そのものからは離れた話を紹介したいと思います。
 苑池遺構からは、とても興味を引く木簡や遺物が発見されています。まず
 は、木簡の話から始めましょう。

  苑池遺構からは、多量ではありませんが63点の木簡が発見されていま
 す。荷札木簡も有るのですが、薬草の類や処方箋と思われる木簡も有りま
 した。まずは、その中から以下の1点を見てみましょう。

 「・西州続命湯方/麻黄□〔六ヵ〕/石膏二両‖(他に石・命・方の刻書
 あり)・当帰 二両○杏人◆枚\乾薑三両○「其○□水九□〔升ヵ〕□」
 と判読されています。(◆=縦線4本に横線一本。40を表す)

  「西州続命湯」は、漢代の医学書にも名が見える生薬で、高血圧や脳卒
 中に効用が有るとされています。また、麻黄、石膏。木簡の裏面には、當
 帰、杏人、乾薑(カンキョウ)などという文字が見えることから、薬を調
 合する際の指示書として書かれた木簡だと考えられています。つまり処方
 箋木簡と言えるでしょう。この木簡は、現存する我が国最古の処方箋であ
 るとされました。

  この木簡から、飛鳥時代の後半には組織的な医学への取り組みが行われ
 ていたことが確認されたとも言えます。大宝律令の医薬令には、医薬全般
 にわたる諸規定が定められていたようです。具体的には、医師・女医など
 の育成(医生・針生・按摩生・呪禁生・薬園生など)や任用などの規定、
 薬園の運営や典薬寮および諸国の医師の職掌について定められていました。
 (Wikipedia参考)

  大宝律令以前にも、この医薬令に近い規定が存在したのかも知れません
 ね。苑池に関して考えると、「薬園の運営」などが考えられますが、処方
 箋木簡は典薬寮の機能を担った施設が、苑池の近くに配置されていた可能
 性も示唆しているように思えます。

  また、苑池からは、桃、柿、梨、栴檀、梅などの種子が発見されている
 のですが、ひょっとすると、これらも薬用に用いられたのかも知れません。
 例えば桃の種ですが、桃仁と呼ばれ、今日でも漢方薬として知られていま
 す。この桃仁には、消炎・鎮痛や血のめぐりを良くする作用があって、便
 秘、肩こり、頭痛、そして高血圧や脳梗塞の予防にも効果的だそうです。

 「西州続命湯」について、もう少し詳しく見てみましょう。
 この薬りに調合されている薬剤は、5つが判読されています。

 「麻黄(マオウ マオウ科マオウ(エフェドラ属)」
  茎を刈り取り、日陰で乾燥させたものです。漢方では、鎮咳、解熱、発
 汗作用を持つとされます。現在、危険ドラッグや脱法ハーブの名で、また
 ドーピング剤など負の面が表に出ています。

 「石膏(セッコウ)」
  天然産含水硫酸カルシウムのことで、止瀉作用、利尿作用、血糖降下に
 薬効があるとされています。

 「當帰(当帰=トウキ、セリ科シシウド属」
  根は血液循環を高める作用があり、充血によって生じる痛みの緩和に有
 効であるとされます。また、膿を出し肉芽形成作用があるとされています。

 「杏人(キョウニン、薬剤としてはアンニンとは読まないそうです。)
  漢方では、麻黄と合わせて用いられ、鎮咳剤、去痰剤として多く用いら
 れるそうです。

 「乾薑(干姜=カンキョウ)、生姜」
  ショウガの根茎を乾燥させたもの。漢方で健胃、鎮嘔(ちんおう)、鎮咳
 (ちんがい)薬などに用いられます

  現代人から見ると、中には、これが薬剤なのかと思われるものもありま
 すが、当時は薬効があると考えられていたのでしょうね。

  こうして処方された「西州続命湯」を飲んだのは、誰だったのでしょう
 か。極めて位の高い皇族や貴族なのでしょう。もしかすると、斉明天皇は
 高血圧に悩まされていたのかも知れませんね。

  もう1点、ご紹介しましょう。
 「・○□病斉下甚寒・薬師等薬酒食教▲酒」と書かれたものです。
  簡単に書くと、〇□病、臍下(下腹)が冷えたとて書いてあるわけです。
 で、その木簡の裏側には、「薬師等薬酒食教豆▲酒」豆▲(トウチ)酒を
 薬酒として飲めと書いてあります。これも、処方箋ですね。
 (▲=豆偏に支・異体字あり)

  トウチは、黒大豆を水で戻してから、蒸し、塩、麹と酵母の混ざったも
 のを加え、発酵させた後、日陰で水分を減らして仕上げる現代の日本の浜
 納豆や大徳寺納豆などの寺納豆と言われる物によく似ており、これらは中
 国のトウチが奈良時代に日本に伝わったものとされているようです。(Wikipedia参考)

  苑池から出土した木簡に書かれていたのですから、トウチが奈良時代以
 前に入ってきたいたことになりますね。豆▲酒は、トウチを酒にしたもの
 なのでしょうか? 私は若干気持ち悪いのですが、皆さんは如何です? 

  こうして、簡単に2点の木簡を見てきたのですが、典薬寮的な施設の存
 在が見えてきませんでしたか? 飛鳥京跡苑池遺構は池だけではなくて、
 その周辺にも興味が惹かれてきませんか?


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 ●4.ももと飛鳥と三十一文字と            も も ○o。
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  早いもので、もう6月になりました。
  今年は、4月頃から夏日もあったりして、肌で感じていた季節の流れが
 グチャグチャになってしまったようにも思います。でも、夏本番はこれか
 ら。

  飛鳥では、そろそろ田んぼには水が張られ、早いところでは田植えも既
 に完了して早苗が風に戦いでいるところもあるかもしれません。

  この「早苗」という言葉ですけど、ほぼ稲の苗だけに使われるようです
 ね。「苗」が全ての植物のまだ小さな状態を差すのに対して、「早い苗」
 となった途端、稲だけを差すようになるというのが面白いですよね。昔は、
 女の子の名前としても使われることも多かった「さなえ」。キラキラネー
 ム全盛の今の時代には、滅多にお眼に掛かれないんでしょうね。

  さて、せっかく季節柄で「早苗」という言葉を思い付いて、「ネタ見っ
 け♪」と喜んだんですが、残念ながら万葉集には早苗という言い回しは出
 て来ないようです。早苗の「さ」は、語調を整えるための接頭語で、ある
 種の美称として使われたのなら面白いなぁ〜と思ったんですが、当てが外
 れてしまいました。^^; 勿論、万葉時代にも稲作は行われていました
 ので、小さな苗がなかったというわけではないんでしょうけどね。

  万葉集で「苗」の詠み込まれた歌は、5首ほどあります。早苗の代わり
 というわけではないですが、「苗代」の出てくる歌が2首あります。苗代
 は、稲の苗床の事ですから、言ってみれば早苗のベッドのようなものです。
 ・・・どうしても、話を早苗に戻したい人(笑)。

  言出しは誰が言にあるか小山田の苗代水の中淀にして(4−776)
   言い出しっぺは誰だったかしら?
   小山田の苗代の水のように途中で滞ってしまって・・
  苗代の小水葱が花を衣に摺りなるるまにまにあぜか愛しけ(14−3576)
   苗代に咲く小水葱の花を衣に擦り染めして着慣れ親しんでいくように、
   どうしてこんなに愛しくなるのか

  一首目は相聞、二首目は比喩歌に分類されていますので、大雑把に言え
 ばどちらも恋歌になります。苗代は心情を歌う例えに用いられているだけ
 で、苗代や稲そのものを歌ったものではありません。

  でも、これらの歌に詠み込まれている情景、例えば「苗代水の中淀にし
 て」は今でも目にすることの出来る苗代の情景ですし、「苗代の小水葱が
 花」は今ではあまり見掛けなくなった小水葱(ミズアオイ)が苗代で花を
 咲かせていた様子が窺えます。

  歌を調べているうちに、頭の中に飛鳥の風景が浮かんでくることがよく
 あります。今回は、川原寺の北に広がる田んぼの一画で、以前に見た苗代
 の様子や、稲渕の棚田の片隅でひっそり咲いていたミズアオイの姿などが
 蘇ってきました。飛鳥が原風景と言われる由縁を改めて感じたりしてます。
 でも、貴方のお住まいの地域にも、何か飛鳥や万葉を感じさせてくれるも
 のがきっとあると思うんです。史跡や遺跡以外での古代の面影探しも案外
 面白いんじゃないかと思います。

  水の張られた田んぼでは、水面に映る青空や白い雲に夕陽、そして風に
 戦ぐ早苗が見られます。この時期まさに今だけの楽しみかもしれません。
 関西は、先週梅雨入りしてしまいましたけど、探せば、田植えの始まって
 いない田んぼの傍らで、まだ苗代も見られるかもしれません。

  そうそう、苗代を見掛けたら隅っこの方に小さな花や木の枝が差されて
 いないか探してみてください。水口祭りと言って、豊作を祈願する神祭り
 の一種だそうです。

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 ●5.飛鳥情報                        ○o。
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  ●平城京二条大路・朱雀大路跡の発掘調査(平城第566次調査)の現地見学会
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    開催日: 6月11日(土)
    時 間: 11:00〜15:00(説明は随時)
          *小雨決行
    場 所: 発掘調査現場
         https://www.nabunken.go.jp/info/2016/20160611.jpg
    交 通: 奈良交通バス(※本数が少ないのでご注意ください。)
         ・160系統『学園前駅』行きで『二条大路南四丁目』下車北へ徒歩5分
          近鉄奈良駅 11番のりば/JR奈良駅 西口13番のりば
         ・48系統『近鉄奈良駅』行きで『二条大路南四丁目』下車北へ徒歩5分
          近鉄学園前駅 南口2番のりば
         ぐるっとバス 平城宮跡ルート『朱雀門 (B7)』下車南へ徒歩5分
          ・近鉄奈良駅 ぐるっとバスのりば(8番のりば)
          ・JR奈良駅 ぐるっとバスのりば(16番のりば)
       
    報告者: 番光氏(奈良文化財研究所 都城発掘調査部 遺構研究室 研究員)
    詳 細: https://www.nabunken.go.jp/fukyu/event2016.html#account02

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  ●帝塚山大学考古学研究所 市民大学講座
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   第368回
    開催日: 6月11日(土)
    演 題: 色瓦のはなしIII ― 平安時代・緑釉瓦の世界 ―
    講 師: 鈴木久史氏(京都市文化財保護課・文化財保護技師)
   第369回
    開催日: 6月25日(土)
    演 題: 色瓦のはなしIV ― 安土桃山時代・金箔瓦の世界 ―
    講 師: 清水昭博氏(帝塚山大学) 

   ・・・・・
    会 場: 帝塚山大学 奈良・東生駒キャンパス5号館5104教室
    時 間: 14:00〜15:30
    詳 細: http://www.tezukayama-u.ac.jp/social/institute/arch/lecture/

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  ●平成28年度飛鳥史学文学講座
  ────────────────────────────────
  「日本国創成と槻の木広場―発掘された蘇我氏と大王家の実像―」
    講 師: 西光慎治氏(明日香村教育委員会文化財課)
    開催日: 6月12日(日)
    時 間: 13:15〜(約2時間)
    会 場: 明日香村中央公民館
    受講料: 1,000円
    詳 細: http://www.kansai-u.ac.jp/pa/event/asuka.html

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  ●万葉集をよむ
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    開催日: 6月15日(水)
    演 題: 大伴家の女性たちの歌(579〜586番歌)
    講 師: 大谷歩氏(万葉文化館主任技師)
    時 間: 14:00〜15:30
    定 員: 150名(当日先着順・開場は13:30)
    会 場: 奈良県立万葉文化館 企画展示室
    参加費: 無料
    詳 細: http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=154

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  ●橿原考古学研究所 春季特別展 研究講座
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  「オオツタノハから車輪石へ〜島の山古墳の不思議〜」
    講 師: 木下尚子氏(熊本大学教授)         
    開催日: 6月18日(土)
    時 間: 13:00〜14:30(12:00開場)
    会 場: 奈良県立橿原考古学研究所 講堂
    詳 細: http://www.kashikoken.jp/museum/top.html

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  ●奈良文化財研究所 第118回公開講演会 (申込要)
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    開催日: 6月18日(土)
    時 間: 13:00〜16:00(開場12:00)
    場 所: 奈良市佐紀町 平城宮跡資料館 講堂
         (近鉄西大寺駅下車 東へ徒歩10分)
           *専用駐車場なし。公共交通機関で来場のこと
    定 員: 先着 250名(事前申込み順)
    参加費: 無料(資料代別途500円)
    内 容: 平城宮佐伯門前のいま、むかし−奈文研本庁舎の発掘調査成果から−
            神野恵氏(都城発掘調査部主任研究員)
         復元を学問する−「復元学」の誕生と未来−
            海野聡氏(都城発掘調査部遺構研究室研究員)
         なんと美しき平城京−都づくりの日々の一コマ−
            山本祥隆氏(都城発掘調査部 史料研究室 研究員)
    申 込: 住所・氏名・年齢・電話番号 を明記の上、メールまたはFAXで
           Email : kouenkai@nabunken.go.jp 
           F A X : 0742 - 30 - 6750    
          *メール1送信につき1人・FAXはFAX番号を記入のこと
    詳 細: https://www.nabunken.go.jp/fukyu/event2016.html#lecture02

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  ●平成28年度 大和発掘!斑鳩考古学セミナー(申込要)
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   第1回
    開催日: 6月23日(木)
    演 題: 斑鳩町 竜田御坊山古墳群−7世紀の斑鳩地域の古墳の様相−
    講 師: 北井利幸氏(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 学芸員)

   第2回
    開催日: 8月25日(木)
    演 題: 平成27年度奈良県立橿原考古学研究所実施の発掘調査成果について
    講 師: 青柳泰介氏(奈良県立橿原考古学研究所 総括研究員)

   第3回
    開催日: 10月27日(木)
    演 題: 古墳の儀礼と藤ノ木古墳
    講 師: 和田晴吾氏(立命館大学 名誉教授)

   第4回
    開催日: 12月15日(木)
    演 題: 天理市 豊田古墳群−最近の発掘調査成果をふまえて−
    講 師: 石田大輔氏(天理市教育委員会 主査)

   第5回
    開催日: 平成29年2月23日(木)
    演 題: 斑鳩町 瓦塚古墳群と仏塚古墳−当時の調査をふりかえって−
    講 師: 関川尚功氏(上牧町教育委員会 社会教育課 文化財専門員)

   ・・・・・
    会 場: 斑鳩文化財センター内 映像ホール
         (斑鳩町法隆寺西1−11−14)
    定 員: 各回 60人(要申込・先着順)
    参加費: 1回1人300円(資料代)
    申 込: 各講座開催月の 1 日 午前8時30分から電話受付
          斑鳩町観光協会 TEL:0745−74−6800
           *先着順、定員になり次第受付を終了します。
    問 合: 一般社団法人斑鳩町観光協会
           電話:0745−74−6800
    詳 細: http://www4.kcn.ne.jp/~ikaru-i/cgi-bin/events/details.cgi?pid=1455759880

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  ●現地発!歴史フォーラム2016「大和の中のヤマト」(申込要)
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  「纒向遺跡の成立とその後−三輪山周辺の古墳時代−」
    開催日: 6月25日(土)
    時 間: 10:00〜16:30頃(受付9:30〜)
    場 所: 天理大学2号棟4階24A教室〔天理市杣之内町1050〕
          *最寄駅〔JR・近鉄天理駅から徒歩約30分〕
    内 容: 弥生時代はいかにして終わり、古墳時代はいかにして始まったのか−その因果を問う−
            森岡秀人氏(奈良県立橿原考古学研究所〈共同研究員〉)
         纒向遺跡とヤマト王権の成立
            橋本輝彦氏(桜井市纒向学研究センター)
         オオヤマトの古墳・都宮址と三輪山祭祀
            古谷毅氏(東京国立博物館)
    参加費: 500円
    定 員: 150名(定員になり次第締切)
    携行品: 弁当、飲物、筆記用具など
    申 込: 天理市観光協会事務局(天理市産業振興課内) 担当:上野
            TEL/0743−63−1001(内284)

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  ●万葉古代学講座 万葉文化館開館15周年記念 リレー講座
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   テーマ「大和の古代文化」  
    開催日: 6月25日(土)
    演 題: 孝謙女帝の帝権感覚
    講 師: 松尾光氏(奈良県立万葉文化館名誉研究員・早稲田大学非常勤講師)
    定 員: 150名(当日先着順) 
    時 間: 14:00〜15:30(開場13:30〜)
    申 込: 不要
    聴 講: 無料
    詳 細: http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=152

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  ●三輪山セミナー
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  「古代天皇の祭祀」
    講 師: 小倉慈司氏(国立歴史民俗博物館准教授)
    開催日: 6月25日(土)
    時 間: 14:00〜15:30
    会 場: 大神神社大礼記念館2階大広間
    受講料: 200円
    詳 細: http://oomiwa.or.jp/topics/topics_seminar/

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  ●平成28年度明日香村まるごと博物館フォーラム (申込要)
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  飛鳥学講演会
  『推古女帝の時代 〜飛鳥を翔た女性たち〜』
    開催日: 7月3日(日)
    時 間: 13:00〜16:00(開場12:00)
    場 所: 東京銀座ブロッサム中央会館(東京都中央区銀座2-15-6)
    定 員: 900名(申込先着順)
    参加費: 1,000円(当日徴収)
    内 容: 発掘報告
          「最近の発掘調査 −牽牛子塚古墳・飛鳥寺西方遺跡の調査−」
            長谷川透氏(明日香村教育委員会文化財課)
         講演
          「夜の政(まつりごと)」
            里中満智子氏(マンガ家)
          「女帝の誕生と推古朝」
             吉村武彦氏(明治大学名誉教授)
        パネル討論 (コーディネーター)関口和哉氏(読売新聞大阪本社編集委員)
              (パネリスト)里中満智子氏・吉村武彦氏
    申 込: 住所、氏名、年齢、電話番号を明記の上、往復ハガキ又はEメールで
          〒634-0138奈良県高市郡明日香村越13-1
           (公財)古都飛鳥保存財団 飛鳥学講演会係
                Eメール:event@asukabito.or.jp
    詳 細: http://www.asukamura.jp/pdf/asukagaku_2016.pdf

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  ●飛鳥資料館 第7回写真コンテスト 
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  テーマ「飛鳥の石」
    飛鳥地方で、人々の営みや歴史と関わる石・岩を撮影した写真

    応募詳細: https://www.nabunken.go.jp/asuka/-201540.html
    応募締切: 7月3日(日)必着
    展示期間: 7月26日(火)〜9月4日(日)
          *月曜休館 
    来館者投票期間:7月26日(火)〜8月21日(日)

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  ●第7回 纒向学セミナー (申込要)
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  「纒向以前―唐古・鍵遺跡と邪馬台国―」 
    開催日: 7月16日(土)
    時 間: 13:30〜16:00(開場13:00) 
    会 場: 桜井市立図書館・研修室1 (桜井市河西31番地) 
         桜井駅南口より桜井市コミュニティバス 談山神社行き「神之森町」下車すぐ 
    講 師: 藤田三郎氏(田原本町教育委員会文化財保存課課長) 
    対 談: 寺沢薫氏(桜井市纒向学研究センター所長) 
    定 員: 270名(定員になり次第締切) 
    参加料: 無 料 
    申 込: 往復ハガキに住所・氏名・連絡先を明記の上、1人1枚
          〒633-0085 奈良県桜井市東田339番地 
           桜井市纒向学研究センター 「纒向学セミナー係」 
           電話 0744−45−0590 
    詳 細: http://www.makimukugaku.jp/info/event.html#seminar-7


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 ●6.編集後記                     もも ○o。
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  赤紫蘇と青梅を買い込んでせっせとシロップ作りに精を出しているうち
 に、梅雨入りしちゃいました。ギリギリ間に合ったか?って感じです。今
 年はレモン汁やリンゴ酢を多めにして、ちょっと酸っぱめを目指してみま
 した。湿気の多いこれからの季節、体調には気を付けないとです。。。

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創刊日:2007-11-11  
最終発行日:  
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