近畿

飛鳥遊訪マガジン

飛鳥地域の歴史・文化・景観が好きな皆さん♪「両槻会」は、そんな皆さんと一緒により飛鳥を楽しもうと活動しています。飛鳥遊訪マガジンでは、歴史だけではない飛鳥の魅力もお届け出来ればと思います。皆さん!ご一緒に、もっと飛鳥を楽しみませんか♪

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飛鳥遊訪マガジン Vol.222

2015/08/21

 ┏○INDEX‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┓

   1.両槻会からのお知らせ
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   2.飛鳥・藤原の考古学          あい坊先生
   ────────────────────────────
   3.飛鳥咲読               風 人
   ────────────────────────────
   4.ひさかたの涼を求めて青の世界に入る  つばきさん
   ────────────────────────────
   5.飛鳥情報
   ────────────────────────────
   6.編集後記
   ────────────────────────────
 ┗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。o○┛
   暑い!暑いと言っていた8月も、もう少しになりましたね。しか
  し、近年はこれからの残暑が長く、夏バテもこれから襲ってきます
  ので、健康に気をつけて何とか乗り切りましょう! 
   第51回定例会が目前に迫ってきました。参加の皆さんにお渡し
  する資料もほぼ完成し、当日の準備に漏れがないか、事務局は日々
  慌ただしく過ごしています。ご参加の皆さん、当日お会い出来るの
  を楽しみにしています。 (風人)

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 ●1.両槻会からのお知らせ                  ○o。
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  ●第51回定例会予定
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   第51回定例会は、8月29日・30日の両日にわたる3部構成で参
  加者を募集します。

   第1部は、飛鳥資料館学芸室 研究員の西田紀子先生に「飛鳥の古民家
  ―飛鳥の甍に想いを馳せて―」と題してご講演頂きます。

  西田先生から頂いた特別寄稿(飛鳥遊訪マガジン220号掲載)
  http://asuka.huuryuu.com/bunko/s-kikou/nisida.html

   また新たに、第51回定例会第1部のプログラムに帝塚山大学教授 
  清水昭博先生による「江戸時代の瓦職人・常門新兵衛と飛鳥の古民家」
  と題したミニ講座が加わりました。

   建築史と考古学という専門分野の異なる講師お二人の講演を是非楽し
  みになさってください。

 ・・・・・・・・・・・・・・
  両槻会主催講演会
  「飛鳥の古民家―飛鳥の甍に想いを馳せて―」
    開催日 : 2015年 8月29日(土) 
    講 師 : 西田紀子先生(飛鳥資料館学芸室 研究員)
  「江戸時代の瓦職人・常門新兵衛と飛鳥の古民家」
    講 師 : 清水昭博先生(帝塚山大学教授)

    会 場 : 飛鳥資料館 講堂 
    集合時間: 13:10
    開演時間: 13:15 (予定)
    定 員 : 40名
    運営協力金:1,000円(入館料別)
    申 込: 受付中(定員になり次第締切)
 
   第2部・第3部は、恒例となりました「飛鳥 光の回廊」飛鳥資料館
  会場の点灯ボランティアスタッフとして、活躍をしてくださる方を募集
  いたします。今年は、光の回廊の開催が8月末となりました。お子さん
  やお孫さんと一緒に、夏休み最後の思い出作りはいかがですか。
   点灯ボランティアには、ご無理のない範囲で楽しくご参加くだされば
  結構ですので、皆さんからのお申込みお待ちしています。

  光の回廊 飛鳥資料館会場ボランティアスタッフ募集
    開催日 : 第2部・8月29日(土) 
          第3部・8月30日(日)
    集合時間: 15:10(29日)
          16:10(30日)
    集合場所: 飛鳥資料館 講堂
    定 員 : なし
    申込締切: 8月20日頃
    備 考 : 作業内容は、主にカップローソクの設置・点灯作業です。
          点灯作業までお手伝いをいただいた方には、夕食弁当を
          準備いたします。
          詳細は、決定次第発表します。

    第51回定例会予定ページ
    http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-51/yotei-51.html

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  ●第52回定例会予定
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   第52回定例会は、5月に行いました第50回定例会「蘇我の奥津城」
  にも関連する蘇我氏所縁の地を巡る「蘇我を歩く―発祥の地から終焉の
  地へ―」と題したウォーキングを開催します。

  第52回定例会
  「蘇我を歩く―発祥の地から終焉の地へ―」
    開催日 : 2015年 10月3日(土) 
    集合時間: 10:00(予定)
    集合場所: 近鉄大阪線 真菅駅南出口
    定 員 : 30名
    運営協力金:1,000円
    申 込 : 9月1日より開始(定員になり次第締切) 
    予定ルート: 真菅駅 → 宗我都比古神社 → 横大路 → 入鹿神社
           → 今井町 → 鷺栖神社 → 田中廃寺跡 → 法満寺
           → 和田廃寺塔基壇跡 → 古宮遺跡 → 豊浦寺跡 →
           甘樫丘 → 入鹿首塚 →(バス)→ 橿原神宮前駅
          (総距離:約9.5km)

  第52回定例会予定ページ
  http://asuka.huuryuu.com/yotei/teireikai-52/yotei-52.html
 

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 ●2.飛鳥・藤原の考古学             あい坊先生 ○o。
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「最大級の大壁建物?−森ヲチヲサ遺跡の調査から−」

  高取町教育委員会は「森ヲチヲサ遺跡」という新発見の遺跡で、5世紀
 後半の全国でも最大規模の大壁建物を確認したと発表しました。今回は、
 この遺構について紹介したいと思います。

  森ヲチヲサ遺跡は、高取町リベルテホールの南西に位置する遺跡です。
 これまで遺跡としては知られていませんでしたが、町立の給食センター建
 設に伴う試掘で確認されました。今回の調査地の北西には、飛鳥から紀伊
 国に向かう紀路(巨勢路)が北東から南西に向けて通過しています。つま
 り、この遺跡は古代の幹線道路の近くにあるといえます。では、今回確認
 された大壁建物とは、どのような建物だったのでしょう。

  建築的には、まず溝を掘って、地盤改良をしたところに柱掘形を掘削し
 て柱を建てます。柱の間隔は50cm間隔程度と狭く、柱を含めて土壁で
 塗り込めてしまいます。屋根は藁あるいは草葺きと考えられています。掘
 立柱建物と違い、壁立ちの建物になります。このような建物は、古代の日
 本にはなく、韓国にみられる建築工法であることから、渡来人の住居と考
 えられています。

  今回の調査では大壁建物3棟、これに伴う石敷やオンドル状遺構が確認
 されました。大壁建物のうち1棟は四辺すべてを確認、一辺13.5mの
 正方形の大型のものです。周囲には幅50cm、深さ30cm(現状)の、
 断面箱形の溝がめぐります。

 森ヲチヲサ遺跡(撮影:あい坊先生)
 http://asuka.huuryuu.com/bunko/s-kikou/aibou/wochiwosa1.jpg

  この中に40cm程度の掘形を50cm間隔で掘り、直径20cm程の
 柱を建てています。この建物の東辺中央に、3m分壁が途切れている部分
 があり、入口と考えられています。またその外側を中心にバラスが敷かれ
 ていました。

 入口か?(撮影:あい坊先生)
 http://asuka.huuryuu.com/bunko/s-kikou/aibou/wochiwosa2.jpg

  また、入口の外に1.1mの楕円形の土坑と、ここから施設内にのびる
 溝があります。溝内からは炭や焼土が混じった粘質土が堆積していること
 から、オンドルの可能性が指摘されているようです。また、建物内にも小
 石が列状にみられる箇所がいくつかあり、これらも地下に埋設されたオン
 ドルの一部の可能性も考えられているようです。

 オンドル遺構?(撮影:あい坊先生)
 http://asuka.huuryuu.com/bunko/s-kikou/aibou/wochiwosa3.jpg

  これらの時期は、出土土器から5世紀後半頃と考えられています。この
 他に大壁建物のすぐ南にもコ字形した溝があり、さらに西方にも溝がある
 ことから、これらも大壁建物の一部と推定されています。

  さて、今回の説明会は、まだ調査途中の中間報告で、今後断割調査など
 で遺構を確認していくとのことです。しかし、今回の遺構については、ま
 だいくつかの課題や検討をしないといけない点があります。

  まず、大壁建物ですが、一辺が13.5mもあり、これまで確認されてい
 る大壁建物の中では最大クラスのものとなります。報告者は、ムラの集会
 所などの公共施設、あるいはムラの長の住居の可能性を考えているようで
 す。ここの小字が「ヲチヲサ」というのも関係するのかもしれません。し
 かし、壁面は柱を埋め込んだ壁で、それだけでも安定したものですが、屋
 根構造はどうなっていたのでしょうか?13.5mとなると、一度に梁を
 架けることができません。建物内には、今のところ屋根を支える柱穴は確
 認されていません。遺構が削平されていることから、浅い柱穴で、すでに
 削られてしまった可能性もありますが、これだけの屋根を支えるためには、
 しっかりとした柱穴が必要となります。とすれば、この遺構は建物ではな
 く、囲いのような大壁の区画施設の可能性もあります。ただし、このよう
 に考えると、屋根のない囲い状施設にオンドルを設置していたことになり、
 新たな課題が生じます。しかし、このオンドル遺構にも、課題が残されて
 います。焚き口が建物の外にあり、石を詰めた煙道が建物内に延びていま
 す。焚き口が建物外にあるというのは、どうでしょうか?炉などの熱を煙
 道を通して床暖房することは考えられますが、焚き口が屋外であることも、
 今後検討が必要です。

  大壁建物は、これまでに全国で120棟ほど確認されていますが、その
 うちの半分は滋賀県大津市で確認されており、約40棟が高取町で確認さ
 れています。高取町内では、今回の森ヲチヲサ遺跡の他に、清水谷遺跡・
 羽内遺跡・森カシ谷遺跡・観覚寺遺跡・薩摩田井庄遺跡・市尾遺跡があり、
 明日香村内ではホラント遺跡と檜前大田遺跡にあります。飛鳥周辺では、
 高取町内に集中する理由は、ここが東漢氏を中心とした渡来人が多く住む
 古代檜隈の地であったことに由来すると考えますが、考古学の世界では、
 ひとつ事例が確認されると次々に見つかることがよくあります。つまり、
 ひとつ見つけると、それまで考えもしなかったことを、現地で意識するよ
 うになり、新たな発見や、過去の調査成果の再検討によって、類例が増加
 するのです。その意味では高取町に大壁建物が集中する理由のひとつかも
 しれません。しかし、より積極的に評価するならば、古代檜隈の中心部に
 あたる檜隈寺周辺では、中央政権との接触・影響が多く、日本化された生
 活様式への変化が早かったとも考えられます。そもそも大壁建物は、日本
 の風土・気候には合わず、おそらく在日2世程度までしか居住しなかった
 のではないでしょうか。その後、日本風の生活様式へと順応していったと
 考えられます。このことは檜前大田遺跡で、大壁建物から掘立柱建物への
 変遷にも読み取ることができます。

  いずれにしても、これから断割調査などが継続される中で検証をする必
 要があるでしょう。そして、過去の調査事例についても、たえず再検討し
 続けることによって、古代檜隈の渡来人の実態に近づくことができます。


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 ●3.飛鳥咲読                    風 人 ○o。
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  第51回定例会に向けての咲読も、今号で最終回となりました。定例会
 の準備も佳境を迎え、事務局は慌ただしい日々を送っています。

  さて、今回は、江戸時代の飛鳥は、どの様であったかを考えてみたいと
 思います。飛鳥地域の大部分は、高取藩に属していました。藩主は前城主
 本多政武に世継ぎが無かったため徳川家譜代の臣であり幕府の大番頭であ
 った植村家政が藩主となりました。植村家は、明治の廃藩置県を迎えるま
 で藩主を務めています。石高は、2万5千石です。

  飛鳥の川原村は高取藩には属さず、旗本 神保氏領となっていたそうです。
 また、越村も、変遷はあるものの高取藩には属していなかったようです。

  領主である植村家は、石高の合計で4〜5000石を基準にして大庄屋
 を設け、その下に庄屋が村ごとに置かれる体制をつくり、農村を支配して
 いました。江戸時代の前半の飛鳥では、岡組と言われる岡村の庄屋を大庄
 屋としていましたが、後半は八釣組がその役を担っていたようです。また、
 飛鳥の南部(阿部山・大根田付近から橘・野口辺りまで)は土佐(現高取
 町)組に組み込まれていました。

 文久3年(1863)の八釣組は、24ケ村であったそうです。この大庄
 屋さんのお屋敷が、前号で紹介しました八釣の古民家なのです。

 八釣の古民家
 http://asuka.huuryuu.com/bunko/sakiyomi/51/yasturi2.jpg

  江戸時代が後半になると、世の中が落ち着きを持つようになります。人
 々は、寺社への参詣や霊場巡りのために大和を訪れる人が増加してきます。
 また『大和名所記』『和州巡覧記』『和州名所図会』などの刊行が、それ
 に拍車をかけることになりました。

  飛鳥でその中心となったのが岡寺です。「西国巡礼第七番霊場」として、
 第六番霊場の壺坂寺から、第八番霊場の長谷寺へと向かうルート上にあり
 ました。また、吉野から芋峠、竜在峠を越え多武峰を経て飛鳥へ向かう人
 も増加していきました。

  史料に見る江戸時代の岡村の様子です。
  天明3年(1785)、2軒の造酒屋がありました。
  文政13年(1830)、「米屋」(4軒)・「薬屋」(3軒)、「葛
 屋」・「中屋」・「車屋」(各2軒)、「樽屋」・「横屋」・「傘屋」・
 「面堂屋」・「醤油屋」・「きぬや」・「まんじゅうや」・「はりまや」
 ・「蕎麦屋」・「色屋」(各1軒)の屋号を冠する家が存在していました。
 面堂屋さんは、今、食堂をしている「めんどや」に繋がるかも知れません。

  江戸時代後半には、7・8軒の旅籠屋が存在していました。
  天保13年(1842)には、「薬屋源太郎・かせや平兵衛・玉木屋清
 五郎・花屋平四郎・京屋幸助・車屋嘉兵衛・玉家清右衛門がこれを営んで
 いたが、旅客の獲得をめぐる争論が起こった」との史料が残っています。

  嘉永4年(1851)には、「質屋・古手古鉄古道具渡世」を営む家が
 9軒、同じく「古手古鉄古道具渡世」が8軒、「荷次渡世」が1軒在った
 そうです。質屋さんが多いですね。豊かでなかったことを示しているので
 しょうか。

  また、『西国三十三所名所図会』には、以下のような文章が掲載されて
 います。

 「南ハ多武峰・よしの、西は橘寺へ四丁、壺坂道、北ハはせ・伊勢かいど
 う、かくのごとく四方ともに名所なれば、此所に宿りて便宜ゆへ旅人多く
 はここに帯留す。旅舎端麗にして至って賑はし」

  顕著な特産物もなく、飛鳥の各村は決して豊かではなかったようですが、
 岡村の一角だけは賑わいを見せていたようです。

  岡村に次ぐ戸数が在った飛鳥村にも、1軒の宿屋が在りました。今に残
 る文章によると、飛鳥坐神社のすぐ近くであったそうです。

  また、他にも嘉永5年(1852)、呉服屋・紺屋が各2軒、宿屋兼鍛
 冶屋・呉服屋兼醤油屋・質屋・荒物屋・機織屋・多葉粉屋・豆腐屋が各1
 軒、「御職人」が1軒存在しました。(御職人=おしょくにん・藩に召し
 抱えられた職人)

  飛鳥坐神社に向かう東西の道路や岡の道路沿いには、昔を偲ぶ古民家が
 軒を連ね上記の面影を訪ねることが出来ます。飛鳥時代ばかりではなく、
 近世も面白いかもしれませんよ!是非、飛鳥を歩いてみてください。

  次号より、第52回定例会の咲読が始まります。またまた風人が担当し
 ますが、よろしくお願いします。


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 ●4.ひさかたの涼を求めて青の世界に入る     つばきさん ○o。
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  猛暑の8月初旬、仕事終わりの午後に飛鳥好きの知人と合流。みたらい
 渓谷が無理なら、せめて、近場の水辺に涼を求めようと奥飛鳥の滝を見に
 出かけました。

  明日香村は、水の季節から、夏の季語さながらの青い世界に様変わりで
 す。ことに、午後の斜光線に照らされた稲渕の棚田は、鮮明な青い色彩が
 立体的かつ広角的な構図と共に、圧倒的な映像美となって迫ってきます。

 これぞ日本の夏。原色の飛鳥の夏。

  この季節、大半の観光客の北限は石舞台。この稲渕周辺ではおじさん写
 真家も居ません。テントで農作物を販売するおばちゃん達でさえ店じまい
 です。黄金色の稲渕もいいですが、8月の棚田は生命力に満ち溢れ、一年
 で一番輝く季節かもしれません。けれどこの風景も無常です。

  そう思う出来事に女綱で遭遇、滝を見ずして凍りつきました。

  ユンボと作業員と何か違う違和感で思わず車を止めて見たのは、岸辺の
 藪木や草が刈取られ、青い芝生の公園を造成中のまさかの光景でした。

  最大の違和感は、風景に溶け込めず、肩身が狭そうに浮く、単なるオブ
 ジェ化された様に見える女綱の姿。確かここは重要文化的景観のはず。女
 綱本来の存在意義を無視した景観破壊ではないのか。

  また一つ飛鳥らしい景観が消えたと嘆くのは、私達だけでしょうか。

  苦い思いと共に栢森に到着、女淵に下る場所で降車すると、ヒグラシの
 鳴き声が。アブラゼミやミンミンゼミもそれぞれの場所で鳴き、外界との
 温度差を実感する高所の佇まいに、先程の気分は一新されました。

  日照り続きの影響か、石も白く乾ききる水量の少なさに、古代の雨乞い
 を思い、マムシに合わない事を祈り、2011年、両槻会滝巡りの頃から、
 滝壺に長年刺さっていた流木が取り払われた位の変化しか無い女淵を喜び、
 十分に涼を満喫した沢歩きでした。

 女淵
 http://asuka.huuryuu.com/bunko/toukou/mebuchi.jpg

  この後、人の気配ゼロ、auもdocomoさえも圏外となった山間の青い林道
 を抜けると、ようやく、農作業をされる方に出会いました。そこは、7軒
 の人家しか無い限界集落の上畑。
  そこで可愛い青の栗畑に出会いました。

  猛暑にあえぐ事なく、元気で生き生き育つ若いクリ坊たちです。昔なが
 らの気候が残る山間で、飛鳥の本当の原風景に、やっと出会えた気がした
 のでした。
   
 若いクリ坊
  http://asuka.huuryuu.com/bunko/toukou/kuri.jpg

  ここで仰ぎみた光景が、私のひさかたの天なのかもしれません。

  この世は無常です。飛鳥好きに出来る事は、その時々の情景を何かの形
 で残す事。今回応募された「ひさかたの天」は入選にかかわらず、全てが
 貴重な生き証人になる事でしょう。
 
  皆さん、いいと思った光景は迷わず撮影しておきましょう。
 
     いつまでも あると思うな 飛鳥の風景   つばき


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 ●5.飛鳥情報                        ○o。
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  ●中西遺跡第26次調査 現地説明会
  ────────────────────────────────
   実施日: 8月23日(日)
   時 間: 10:00〜15:00
   場 所: 御所市條・室地区 (秋津小学校の南東200m付近)
         JR 玉手駅より南西に徒歩約40分。
         ※駐車場なし。公共交通機関を利用のこと。
   詳 細: http://www.kashikoken.jp/from-site/2015/nakanishi26annai.pdf

   
  ────────────────────────────────
  ●報道発表資料
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    国宝薬師寺東塔保存修理事業にともなう発掘調査 報道発表資料
    http://hdl.handle.net/11177/3683
    
    南あわじ市松帆3・4号銅鐸の調査成果 記者発表資料
    http://hdl.handle.net/11177/3682

    *リンク先の奈文研学術情報リポジトリの該当ページ下部にある
     PDFファイル名、もしくは「見る・開く」をクリックすることで
     ご覧いただけます。

  ────────────────────────────────
  ●「飛鳥光の回廊」に伴う一方通行及び通行止めのお知らせ
  ────────────────────────────────
    期 間: 8月29日(土)・30日(日)
    時 間: 18:00〜21:00
    規制区間:
    【一方通行】岡戎神社前〜消防防災施設(岡地区)
    【通行止め】岡駐在所前交差点〜岡戎神社前
    詳 細: http://www.asukamura.jp/topics/hikarino_kairo/index.html

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  ●「大和を掘る33 2014年度発掘調査速報展」
  ────────────────────────────────
    会 期: 9月6日(日)まで開催中
    場 所: 橿原考古学研究所附属博物館 特別展示室
    時 間: 9:00〜17:00
    入場料: 大人400円、高校生・大学生300円、小中学生200円
    詳 細: http://www.kashikoken.jp/museum/top-koushin/tenrankai/pdf/yamato33.pdf

   ≪土曜講座≫ 
    会 場: 奈良県立橿原考古学研究所1階講堂
    時 間: 各回とも13:00〜15:30
         (12:00開場)
    日 程: 8月22日(土) 
          「明日香村 小山田遺跡」
            宇野隆志氏(橿原考古学研究所)
          「王寺町 西安寺跡」
            岡島永昌氏(王寺町教育委員会)
          「橿原市 藤原京右京十一条二坊」
            杉山拓己氏(橿原考古学研究所)
         9月5日(土)
          「奈良市 史跡薬師寺旧境内」 
            佐々木芽衣氏(橿原考古学研究所)
          「奈良市 史跡大安寺旧境内」
            森下惠介氏(奈良市教育委員会)
          「奈良市 史跡唐招提寺旧境内」
            岡田雅彦氏(橿原考古学研究所)

  ────────────────────────────────
  ●第6回写真コンテスト作品展「ひさかたの天―いにしえの飛鳥を想ふ」
  ────────────────────────────────
    会 期: 9月13日(日)まで開催中
    場 所: 飛鳥資料館 特別展示室
    時 間: 9:00〜16:30
    入館料: 大人270円、大学生130円
    来館者投票期間:7月28日(火)〜8月30日(日)

    第6回写真コンテスト入賞作品
    http://www.nabunken.go.jp/asuka/contest/contest06.html

  ────────────────────────────────
  ●開館120年記念特別展 白鳳−花ひらく仏教美術−
  ────────────────────────────────
    会 期 : 9月23日(水・祝)まで開催中
    会 場 : 奈良国立博物館 東新館・西新館 
    休館日 : 毎週月曜日
          ※ただし8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開館 
    開館時間: 9:30〜18:00
          ※入館は閉館の30分前まで
          ※毎週金曜日と8月5日(水)〜15日(土)は19:00まで開館 
    観覧料金: 一般(当日)1500円
    詳 細 : http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2015toku/hakuhou/hakuhou_index.html
 
  ≪公開講座≫
     8月22日(土)
      「東アジアのなかの白鳳仏」 
          藤岡穣氏(大阪大学大学院教授)
     9月5日(土)
      「白鳳寺院を飾った工芸」 
           内藤栄氏(奈良国立博物館学芸部長)
     9月19日(土)
      「白鳳の童形仏とその周辺」 
           岩田茂樹氏(奈良国立博物館上席研究員)

  ────────────────────────────────
  ●平成27年度 記紀・万葉歴史講座
  ──────────────────────────────── 
  「鏡作神社と伊勢神宮」― 古代の鏡をめぐって ―
    開催日: 9月12日(土) 
    講 師: 菅谷 文則氏(奈良県立橿原考古学研究所所長)
    時 間: 14:00〜15:30
    会 場: 田原本町 町民ホール(役場西隣)
         近鉄田原本駅または西田原本駅下車 東へ約700m
    参加費: 300円
    詳 細: http://www.yamataikoku.jp/manyorekishikoza.html

  ────────────────────────────────
  ●公開講座&ウォーク『川原寺』〜歴史編・考古編・美術編〜(申込要)
  ────────────────────────────────
    開催日: 9月26日(土)    
    講 師: 鷺森浩幸氏(帝塚山大学教授)
         清水昭博氏(帝塚山大学教授)
         杉崎貴英氏(帝塚山大学准教授)
    集 合: 近鉄橿原神宮前駅 中央出口 9:30集合
    解 散: 川原寺 15:20頃(予定)
    コース: 飛鳥の宿祝戸荘〜飛鳥宮跡(伝飛鳥板蓋宮跡)〜川原寺裏山遺跡〜
         川原寺跡(解散)
    定 員: 50名
    会 場: 飛鳥の宿 祝戸荘
    参加費: 1200円
    申 込: 往復ハガキ・メールに必要事項(住所、氏名、年齢、電話
         番号)を明記のうえ、
          〒634−0138 奈良県高市郡明日香村越13−1 
          (公財)古都飛鳥保存財団 
              公開講座&ウォーク係
               event@asukabito.or.jp 
               0744−54−3338
    詳 細: http://www.asukabito.or.jp/information/2015/08/926.html

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  ●第12回万葉古代学公開シンポジウム (要申込)
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  「音と映像で体感する超越性の古層」
    開催日: 9月27日(日)
    時 間: 第1回公演 12:00〜14:30
         第2回公演 14:50〜17:20
           *入れ替え制
    出演者: 福岡ユタカ氏(作編曲家、フリーボーカリゼーションアーティスト、プロデューサー)
         横川理彦氏(音楽家)
         春日聡氏(美術家、映像・音響作家、映像人類学研究者)
    会 場: 万葉文化館地下一階 万葉劇場
    定 員: 各回80名
    参加費: 500円(資料代含む)
         ※当日受付にて徴収
    申 込: ハガキまたはHPから
          参加希望公演回・郵便番号・住所・氏名・電話番号を明記のうえ
         万葉文化館公開シンポジウム係(〒634−01013奈良県高市郡明日香村飛鳥10)
    詳 細: http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=125
         http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=126

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  ●平成27年度秋期特別展「キトラ古墳と天の科学」
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    会 期: 10月9日(金)〜11月29日(日) 
         *会期中無休
    時 間: 9:00〜16:30
    会 場: 飛鳥資料館
    主な展示品(予定):
         キトラ古墳壁画複製陶板(天井)・淳祐天文図拓本
         天象列次分野之図拓本・具注暦木簡(複製・期間限定で実物を展示)
    入館料: 大人270円
    詳 細: http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2015071501.html

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  ●日本の国のはじまり・源流シンポジウム  (申込要)
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    開催日: 10月11日(日)
    時 間: 12:30〜17:00
    会 場: 桜井市民会館 (奈良県桜井市粟殿202番地) 
    参加費: 無料
    内 容: 
      源流トーク:「国のはじまりの地から」 
        桜井市長 天理市長 川西町長 三宅町長 田原本町長 
       (進行:柳林修氏・ 読売新聞橿原支局記者・前編集委員) 
      基調講演:「唐古・鍵〜纒向と大王墓が語るヤマト王権のはじまり」 
            石野博信氏 (兵庫県立考古博物館名誉館長) 
      パネルディスカッション:「”ヤマト”からの発信」 
            石野博信氏 (兵庫県立考古博物館名誉館長) 
            坂井秀弥氏 (奈良大学文学部教授) 
            赤塚次郎氏 (NPO法人ニワ里ネット理事長) 
            苅谷俊介氏 (日本考古学協会会員・俳優) 
           (コーディネーター:寺澤薫氏・桜井市纒向学研究センター所長)
    申 込: 往復ハガキに郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号を明記 
         往復ハガキ1枚につき1名
          〒633-8585 奈良県桜井市大字粟殿432番地の1  
          桜井市観光まちづくり課「日本の国のはじまり・源流シンポジウム」受付係 
            申込受付後、送付の参加券(返信ハガキ)当日、会場受付まで持参 
    詳 細: http://www.makimukugaku.jp/info/event.html#genryu

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  ●日本の国のはじまり・源流フィールドワーク  (申込要)
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    開催日: 10月12日(月)
    時 間: 8:30(受付開始)〜16:30
         *雨天決行
    会 場: 桜井駅北口
    参加費: 無料
    行 程: 桜井駅(集合)→唐古・鍵遺跡→黒塚古墳→箸墓古墳→桜井駅(解散) 
          ※バスで移動し各遺跡で現地講座
          ※黒塚古墳〜箸墓古墳(約6km徒歩移動)
    定 員: 70名 
    申 込: 往復ハガキに郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号を明記 
         往復ハガキ1枚につき1名
          〒633-8585 奈良県桜井市大字粟殿432番地の1  
          桜井市観光まちづくり課「日本の国のはじまり・源流フィールドワーク」受付係 
           申込受付後、返送の参加券(返信ハガキ)を当日、受付まで持参
    詳 細: http://www.makimukugaku.jp/info/event.html#genryu1

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  ●飛鳥学冠位叙任試験〜入門編〜 (申込要)
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   開催日: 10月12日(月・祝)
   時 間: 9:00〜 
   受検料: 1000円(当日徴収)
   締 切: 10月5日(月)必着
   申 込: ハガキ、Eメール又はFAXに住所、氏名(フリガナ)、
        年齢、性別、電話番号を明記
        折り返し、受検票を返送
        〒634-0138
          奈良県高市郡明日香村大字越13-1
          (公財)古都飛鳥保存財団 科挙係
             FAX   0744−54−3638
             Eメール  event@asukabito.or.jp
   詳 細: http://www.asukabito.or.jp/information/2015/07/post-54.html

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  ●公開講座&ウォーク『天武朝の飛鳥』(申込要)
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    開催日: 10月17日(土)    
    講 師: 宇野隆夫氏(帝塚山大学教授)
    集 合: 国営飛鳥歴史公園館 10:00集合
    解 散: 近鉄岡寺駅 15:30頃(予定)
    コース: 飛鳥歴史公園館〜天武・持統天皇陵〜菖蒲池古墳〜植山古墳〜
         丸山古墳〜岡寺駅(解散)
    定 員: 30名
    会 場: 国営飛鳥歴史公園館 視聴覚室
    参加費: 500円
    申 込: 往復ハガキ・メールに必要事項(住所、氏名、年齢、電話
         番号)を明記のうえ、
          〒634−0138 奈良県高市郡明日香村越13−1 
          (公財)古都飛鳥保存財団 
              公開講座&ウォーク係
               event@asukabito.or.jp 
               0744−54−3338
    詳 細: http://www.asukabito.or.jp/information/2015/08/1017.html


 o〇━━━
 ●6.編集後記                     もも ○o。
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  二日後の23日は、処暑だそうです。立秋を過ぎた頃から、朝に窓を開
 けた時の風の温度が違ってきました。空気感って言うんでしょうかね。ひ
 んやりと清々しい感じがします。厳しい夏もそろそろ終わりを告げる頃な
 のかもしれません。暑さが遠のいていくこの時期、ホッとして夏の疲れが
 一番出やすいんだそうです。皆さん、まだまだ体調にはお気を付け下さい。

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創刊日:2007-11-11  
最終発行日:  
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