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最終発行日:
2017-01-17
発行部数:
1048
総発行部数:
722424
創刊日:
2000-09-17
発行周期:
不定期
Score!:
81点

□■□ MM小学校教師用ニュースマガジン□2160□鎌田和宏

発行日: 01/17

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□■□ MM小学校教師用ニュースマガジン□2160□鎌田和宏
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「楽しく使おう!学校図書館ーかませんのつぶやきー」

 第4回 読書の再定義〜新聞読んでますか?〜

                    帝京大学教育学部 鎌田和宏

◆◆新年明けまして、新聞読んでますか?◆◆

新年明けましておめでとうございます。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

 妙な見出しで始まりましたが、皆さん新聞読んでますか?私は元旦には7紙
ほどの新聞を買い求め、比べて読むようにしているのです。なんでそんなこと
をしている化って?元旦の新聞はその新聞社がどんなスタンスで記事を選び論
評していくのかが読み取れるからです。年明けの一回目の授業ー今年は4日で
した!ーでは元旦社説の比較読みをしています。
 さて新聞購読者が5割を既に割り、新聞行為者=1日に15分以上新聞を読ん
でいる人がどんどん減っている昨今です。習字の授業の時に新聞紙持ってきて
と行っても持ってこられる子がどんどん減ってきていて、そんなことはとっく
に知っているよとおっしゃる方も多いことだと思います。「テレビもあるし、
ネットが発達した今、新聞なんてオワコンなんじゃないの?」と大学生には言
われそうですが、いえいえ新聞には現代社会だからこその役割があるのです。
 テレビの朝のワイドショーでは系列新聞社の新聞記事から今日のニュースを
解説していますし(テレビを視聴するのは若者ではなくて年配の人の方が多い
のです)ネット時代になっても,ネットで配信されるニュースも新聞社系のも
のが幅をきかせています。何より新聞は「もの」として、極めてうまくできて
いるのです。私たちが日々のニュースを直感的にとらえられるようになってい
るのです。

◆◆新聞の仕組みが分かれば読み方も分かる(1)紙面の構成◆◆
 例えば新聞の表紙(一面と言いますね)を考えてみましょうか。右の上の方
に、新聞の○○新聞などの題字がありますね。その付近にある右上の記事がそ
の日の新聞の「トップ記事」といってその新聞社が選んだ一番知らせたい記事
になります。記事は重要度でランク付けされ右上から順に配列されていきます。
ですから新聞をひろげてその面の何処にあるかで重要度が分かるわけです。
 また、記事は「見出し」(記事の題)がついています。この見出しが大切で、
記事内容を端的に表している、いわば記事の要約といってもよい情報が示され
ています。この見出しは記事を書いている記者が付けるのではなく、記事の最
初の読者である整理記者(現場で取材をしてきたベテラン記者がなります)が
読者がその記事に惹きつけられるように、また内容が一目で分かるようにつけ
ています。
 この2つのことが分かると、新聞は紙面をひろげて、右上から順に左下に向
かって見出しを拾い読みをしていけば、重要な情報が受け取れることが分かり
ます。最近の新聞では一面に目次の欄を設けているところもありますから、一
面を見るだけでその日の重要なニュースはざっと分かってしまうかもしれませ
ん。但し、その重要度のランキングは新聞社が決めたランキングであることは
忘れてはいけません。

◆◆新聞の仕組みが分かれば読み方も分かる(2)記事の構成◆◆
 新聞記事は事柄を端的に伝える6つの要素、5W1Hを備えて書かれていま
す。何時(When)何処で(Where)誰が(Who)何を(What)なぜ(Why)どの
ように(How)したのかが含まれているのです。そして、新聞記事は逆三角形
の構造で書かれています。重要度の高い情報を最初に、その事柄の詳細情報を
あとにとなっているのです。ですから、記事の最初の一段落を読んでしまえば
大体のことが分かり、もっと知りたければ最後まで読んでいけばよいのです。
 また記事には事実を伝える記事(報道記事・解説記事など)と、事実に関す
る意見や論評を書いた記事(意見記事)があります。この2つは融合している
場合もあり、事実と意見を区別して読むことが必要な場合もあります。意見記
事には社説やコラムなどがあり、その時々に話題になっていることについて、
その新聞社の意見が示されています。

◆◆新聞の仕組みが分かれば読み方も分かる(3)新聞攻略法!?◆◆
 紙面の構成や記事の構造・種類が分かれば新聞の読み方も分かってきます。
 新聞をひろげ、見出しを読み、5W1Hを押さえ、事柄の概略をつかみます。
そして自分が必要な記事を選び、最初の部分だけ読めばよいのか、最後まで詳
しく読むのか決めながら読んでいけばよいのです。記事に書かれているのが事
実なのか、意見なのかを区別し、気をつけながらですね。

◆◆読書を再定義する〜新聞の読み方から見えてくる必要な読書の技法と読書
の考え方〜◆◆
 新聞を読むときはじっくりと時間がとれることは少ないかもしれません。ど
ちらかというと、短時間で必要な情報を得たいときが多いのではないでしょう
か。その様な必要性があるときは、ここまで述べたような新聞の特性が理解で
きていれば、素早く必要な情報を得ることができます。新聞の朝刊は新書本一
冊分くらいの文字量があるそうですから、このような特性の理解がなければ、
新聞をうまく利用することは難しいことでしょう。もっと新聞をうまく利用し
たいのであれば、新聞を複数紙比べ読みすることができるとよいのです。あの
池上彰さんは毎日10紙以上の新聞に「目を通し」ているそうです。トップ記事
の選び方や意見記事の意見の違いなどは比較して読まないと分かりません。
 このように新聞の読み方を見てくると次のような読み方が必要な事が分かっ
てきます。

  (1)ななめよみ(スキミング)
 (2)拾い読み(スキャニング)
 (3)速読
 (4)多読

 (1)のななめよみはざっと読むというものです。しっかり理解するように
読むという寄りも、概略が分かるように読む読み方です。(2)は自分の必要
な情報のキーワードを意識して、そのキーワードの有無を探しながら読む読み
方です。(1)や(2)のような読み方をして行くには(3)(4)が必要に
なってきます。情報化の時代ですから、極めて多くの情報が氾濫しています。
速く・たくさん読むことができるようになってくると、より多くの情報のなか
から必要な情報を選び出すことができます。

 「読書を再定義する」と言うと大げさかもしれませんが、私たちは「読書」
に対する考え方を変えていく必要があるのではないでしょうか。「読書」とい
うとまず物語を読むことを思い浮かべるのではありませんか。国語教育もそれ
を重点に展開してきました。しかし、私たちが文を読む機会は年々増えていま
す。それも物語ではなく、仕事や成果としていく上で必要な情報を得るために
文を読む機会です。私たちは知識を得るための読書の重要性をもっと意識しな
くてはならないと思います。その「読書」を身につけるための格好の素材が新
聞だと考えます。新聞を教材に、新たな「読書」の指導に取り組んでみません
か。

◆◆追伸◆◆

・2月4日(土)午後は日本学校図書館学会のフォーラムで、昨年文部科学省
から示された「学校図書館の整備充実に関する会議」の報告書をめぐって、文
部科学省の担当者、座長の堀川照代氏もお招きし、学校現場の司書教諭、学校
司書、管理職、行政担当者がどう報告書を読んだのかディスカッションする企
画があります。どうぞご参加ください。
・2月5日(日)宮崎県立図書館で「シンポジウム『知の共有と地域創生』イ
ノベーションを起こす図書館へ」に登壇します。
・2月15日(水)練馬区小学校教育研究会の情報教育部会で小学校でのプロ
グラミング学習について講演します。

◆◆ごあいさつ◆◆

 はじめまして。鎌田 和宏(かまた・かずひろ)と申します。現在大学教師
をしています。専門は教育方法(学校図書館の活用やICTの活用をめぐる情報
リテラシー教育、授業研究)・教科教育(社会科)です。その前は小学校・養
護学校の教師を19年していました。

 現在、郡山から会津若松に向かう磐越西線の中でこの原稿を書いています
(これから双葉郡大熊町の先生方にお目にかかるのですが、その事はまた別の
機会に!)。先ほど、沖縄にいらっしゃる(であろう)藏満さんからFacebook
のメッセンジャーでメルマガに図書館活用について連載しませんか?とお誘い
をいただきました。「よろしくお願いします」と反射的に返信してしまいまし
た。こんなふうに原稿依頼が来る時代になったのですね!

 実は、この夏に『入門 情報リテラシーを育てる授業づくり』(少年写真新
聞社、2016.8)という本を出したのですが、そこに書きたかったけれど,書き
きれなかったエピソードが色々とあるのです。また、ほぼ毎週学校現場に伺っ
て先生方と授業研究をしていますので、日々語りたいことは募っていきます。
よい機会を与えてくださったと思います。このメルマガを読まれている方は忙
しい日常を送られている小学校の先生が多いのではないかと思います。そんな
現場の先生方(含、司書教諭)や、近年増えてきた学校図書館で頑張っておら
れる学校司書の方々に、実践を見直し、変えていくきっかけとなるエッセイを
お届けできればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

拙著『入門 情報リテラシーを育てる授業づくり』をよろしくお願いします。
http://www.schoolpress.co.jp/s-5743/

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編集者の心に残った言葉

私は元旦には7紙ほどの新聞を買い求め、比べて読むようにしているのです。


やっぱりと思って読ませていただきました。
私も高校時代から今に至るまで毎年の恒例行事になっているのが,正月の新聞
続け読み,比べ読みです。
値段の割に分厚くてお得感もあります。
今回は新聞を使った教育のすすめにもなっていますね。新聞に毎日クイズを書
いている私には,とても嬉しい話でした。
確かに,テレビで新聞を使ってニュースを紹介する番組がありますね。よく考
えると面白いですね。

・2月15日(水)練馬区小学校教育研究会の情報教育部会で小学校でのプロ
グラミング学習について講演します。

聞けたらいいのになあ。とても興味があります。

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編集者ニュース

〇次のような内容で連載または単発原稿の寄稿をしていただける方を募集しま
す。ご連絡下さい。
・創作童話の連載
・独創的な授業の紹介
・俳句・短歌・詩の指導,または児童生徒作品の紹介
(作者と保護者の許可が必要になります)
※ESDまたは開発教育についての連載が決まりました。お楽しみに。
〇2016年 1月末 宮古島出張(2日間)2月 宮古島出張
 2017年 7月末 石垣島出張(2日間)  
〇南日本新聞 ミナミさんちのクイズ 6年目 
・新聞社HPに直近の20問掲載中。
・MBCラジオ『たんぽぽ倶楽部』で、月〜金は問題のみ放送中。
・2冊のリーフレットが南日本新聞から発行されました。
○『教師のためのiPhone & iPad超かんたん活用術』(黎明書房)2016増刷

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発行基準日一覧 ※掲載は数日前後することがあります。ご了承下さい。

01日 先生も子どもフォローし合う学級づくり       
千葉県小学校教諭 城ヶ崎滋雄 
03日 図書館と子ども
鹿児島県 指宿市立指宿図書館館長 下吹越かおる
05日  想いはきっと伝わる 〜伝え続けることの大切さ   
大阪府元中学校教諭(沖縄県寺子屋主催)  泉本理惠子
06日 今月使える学習クイズ 16日掲載
琉球大学 准教授 蔵満逸司
07日 心を育てる銅像教育実践記
丸岡慎弥
08日 子どもの自立を支える・・・
”いのちの授業”から”アニマシオン”へ
鹿児島国際大学教授 種村エイ子
09日「今こそ本気で取り組もう!」共に学び高め合う学級づくり
学級づくり研究会「ちから」 代表 川端成實
10日 子どもが大喜びで先生もうれしい!中村のネタ大放出!!・ 
山口県小学校教諭 中村健一 
12日 判決書事例で学ぶ安全教育
石巻専修大学 特任准教授 新福悦郎
14日                  
旭川市内小学校教諭 宇野弘恵
15日 楽しく使おう!学校図書館ーかませんのつぶやきー     
元筑波大附属小教諭 帝京大学教授 鎌田和宏              
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17日 沖縄のチャンプルーばなし
琉球大学 教職大学院准教授 比嘉俊
18日 世界のどこかで発見 こんなところに教材
熊本県小学校教諭 笹原信二  
20日 正義と勇気を育てる学級&学年集団づくり 
鹿児島県小学校教諭 内山義朗 
22日 実務家教員トボトボ日記                 
上越教育大学教職大学院准教授 阿部隆幸

子どもの自立を支える・・・
”いのちの授業”から”アニマシオン”へ
鹿児島国際大学教授 種村エイ子

27日 性(sexuality)を学ぶとは何をすることか? 
三重大学教授 佐藤年明 
25日 学級通信『きらきらひかる』が紡ぐ物語
札幌市立小学校教諭 大野睦仁
26 若手教員の役立ち 学級経営のアイディア 
静岡県小学校教諭 森竹高裕 
28日
教材開発の極意 旅する教師 熊本県小学校教諭 村上浩一
30日 不定期連載
子どもの「事実」から始める教育実践  〜養護教諭の視点で〜 
熊本県養護教諭  澤栄美

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3月と8月はお休みです。

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2017/1/17 蔵満逸司(琉球大学)編集発行 
  tabibito99+@yahoo.+co.jp (+は抜いてください)
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