エコ・リサイクル

月のリズムで暮らす ナチュラル生活初めの一歩“コマンタレブー”

旬を感じながら幸せになれるナチュラルでオーガニックな暮らし方を提案。美味しい・綺麗・気持ちいいが三原則。食の裏側の話や要注意の落とし穴も経験者が語ります。

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【月のリズム209】チリワイン=国産ワイン? 2016/02/08

2016/02/08

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コ┃マ┃ン┃タ┃レ┃ブ┃ー┃
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∴★---月のリズムで暮らす ☆∴★
2016年2月8日 新月 第209号(あたりまえの食卓 Vol.238)

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●○暦○●
二十四節気
  立春(りっしゅん) 〔 2月 4日〕
  雨水(うすい)   〔 2月19日〕

七十二侯
  東風解凍(はるかぜこおりをとく) 〔2月 4日〜2月 8日〕
  黄鴬見睨(うぐいすなく)     〔2月9日〜2月13日〕
  魚上氷 (うおこおりをのぼる)  〔2月14日〜2月18日〕

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「チリワインについて調べてみたら」

最近のニュースで、平成27年のチリ産ワインの輸入量がフランス産を抜いて
1位になったとありました(1)。
チリ産ワインは安価で、味も飲みやすく、日常的に楽しめるワインとして
初心者からヘビーユーザーまで支持を集めたそうです。
貿易額でいうと、高価格なワインが多いフランスにはかなわないだろうと
思いますが、「量」ではチリなんだ〜。広く人気があるということなんですね。
そうか、私も積極的に試してみようかな〜と、チリワイン探しを始めました。

そうすると、おもしろいこと(?)が分かってきました。
ワイン輸入量1位というとボトルに入ったワインの姿が浮かびますが、
そうではなく、「バルク」と呼ばれる150リットル以上の大きなタンク入り
のものを含めての話のようです。

「バルクワイン」について調べてみますと、つぎのような解説がありました(2)。
主な原産国はチリ、アメリカ合衆国で、2007年以降、チリ産が急増しています。
チリ産の増加の背景としては、次のようなことがあるようです。

・日本との経済連携協定(2007年9月発効)により、関税が無税であること
・ぶどう栽培に適した気候で、近年その品質を向上させており、日本での
認知度も高くなってきていること

バルクワインの主な用途は、国内で瓶詰めして出荷するものや、国産ワイン
とのブレンド用です。
ワイン全体の輸入数量からみると、容器入りワインが輸入の大部分であり、
バルクワインの輸入数量は全体の1〜2割程度です。

さて、現在、日本に150リットル以上の大きなバルクで輸入されているものは、
ボトル換算で300万本以上にのぼります。
このワインは、主に「国産ブランド」のブレンド用原料として使われています。
これらが使用されたワインには、国内ワインメーカーの取り決めによって、
「輸入ワイン使用」という表示をすることになっています。
バルクワインの供給元は、ブルガリアやアルゼンチン、チリなどで、
世界的に最も安いワインを供給できる国々です。

日本以外では、バルクで輸入されたワインは通常、輸出した国名を原産国と
して表示しますが、日本のワイン生産者団体はそういう考え方ではないようです。

さらに、国産ワインのブランドに使用される原料に「濃縮マスト」と呼ばれる、
ジャム状の濃縮果汁があるというのです。
あるレストランオーナーのブログでは、これは通常、3〜4倍に希釈してから
醸造されており、「国産ブランド」ワインのおよそ1/3がこれを原料として
造ったワインのようです(3)。
そして、この濃縮マストを輸入して国内で希釈・発酵を行ったものは、
「国内産ワイン」とラベルに表示されます。

輸入バルクワインを国産ブランドにブレンドすることは、国産のワインの味
と価格を一定に保つためには必要なことだと思いますが、マスト=濃縮果汁
からワインを造る国は、世界的にもないとのこと。

なぜ、日本のメーカーはこんなことをするのでしょうか?
それは関税が安いからです。

輸入ワインには750mlボトル1本あたり、約70円の関税がかかります。
これがバルクワインの輸入では1本あたり48円。
濃縮マストになると、希釈されるために14円程度にしかなりません。

知っている方も多いと思いますが「甲州」というブドウ品種が、ワインの
品種として認められたり、国内外の公の晩さん会で日本の国産ワインが、
サーブされるようになってきたのは「世界に通用するワインを造りたい」
という情熱を持った人々によって、真面目にワインが造られてきたからです。

しかしながら、一部の生産者は輸入原料から造ったものを「国内産ワイン」
と表記し、消費者はそれを「国産ブドウを原料としたワイン」と誤認しています。

実は私も、ちゃんとした味の物を飲みたいと思うと国産ワインは高いな〜と
感じていましたが、「マスト」と呼ばれる原材料の事は知りませんでした。
そして、1000円以下の安いけれど、不味い国産ワインがたくさん出ている
からくりはこういうことだったのか〜と理解しました。

この話で、良質の国産ワインを造っている生産者が、自分たちのワインを
「日本ワイン」と呼ぶ訳もわかりました。
「日本ワイン」の表示はこれから厳格化されるそうです(4)。

ところで、キッコーマンのブランドワイン「マンズワイン」では、
「マスト原料の使用を止め デイリーワインの高品質化を進める」
という方針を既に何年も前に打ち出していました(5)。
(おぬし、やるではないか!笑)


さて、話をチリワインに戻しますが、チリでワイン醸造が始まったのは、
スペインの支配下の時代16世紀に、キリスト教の布教とともに広まったと
いわれています。
東にアンデス山脈、西に太平洋、北にアタカマ砂漠、南は南極大陸に囲まれ、
この自然環境がブドウ栽培の大敵フィロキセラ(害虫)の侵入を防いできました。

ニューワールドのワインは一般に軽いのが特徴といわれるのですが、
樹齢を重ねたブドウが多いことが、タンニンを充分に含むどっしりした
味わいのワインができる理由の一つでしょう。
また、欧州産に比べて酸味が少ないという特徴も私好みです。

大好きなカリフォルニアワインが、このところの円安で、テーブルから
遠のいています(泣)。
毎日仲良くしたいチリ産のワインを見つけるのが、今年の楽しみのひとつです。

                          (ながたけいこ)

(1)産経ニュース
http://www.sankei.com/economy/news/160128/ecn1601280030-n1.html
(2)東京税関 ワインの輸入(PDF)
http://www.customs.go.jp/tokyo/content/toku2709.pdf
(3)ビストロひこや
http://bistro-hikoya.jp/info/177365
(4)日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21H0K_R21C15A2000000/
(5)WANDS online
http://www.wine.or.jp/wands/2010/3/manns.html


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・編集後記・
猫が登場するミステリーにハマっています。読んでいると本物の猫が欲しく
なってしまうので困ります(笑)。旅行できなくなっちゃうんだもの。(な)
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クリスマスローズがそろそろ咲きそう。ミニ水仙の葉もだいぶ伸びてきまし
た。メダカも元気だし。春を感じ、ウキウキした気持ちです!(晴)
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東京の静かな住宅街にできたワイナリーに行ってきました。店内は賑わって
いて、おいしいイタリアンと生樽ワインを堪能。日本ワイン大好き!(絵)
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発 行:コマンタレブー編集部 http://www.atarimae.com/
代 表:ながたけいこ
河井晴菜美・絵本まや
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