エコ・リサイクル

月のリズムで暮らす ナチュラル生活初めの一歩“コマンタレブー”

旬を感じながら幸せになれるナチュラルでオーガニックな暮らし方を提案。美味しい・綺麗・気持ちいいが三原則。食の裏側の話や要注意の落とし穴も経験者が語ります。

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【月のリズム 20】味より見た目が大事?―海苔の現場へGO!

2007/12/24

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コ┃マ┃ン┃タ┃レ┃ブ┃ー┃
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*∴★ --- 月のリズムで暮らす ナチュラル生活初めの一歩☆*∴★

   2007/12/24(満月) 第20号(あたりまえの食卓 Vol.49)

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インデックス

1 暦の話 ・・・We wish you a Merry Christmas.

2 食材ノオト・・・「海苔養殖の現場へGO!」

3 みんなのイベント案内

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     暦・・・二十四節気:小寒(1月6日)

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★暦の話★
“We wish you a Merry Christmas.”

12月24日はクリスマス・イブ。そして、25日がクリスマスです。
街のいたるところでイルミネーションが輝き、クリスマスの気分を
盛り上げてくれています。

クリスマスはご存知のように、キリストの生誕を祝う記念日です。
欧米では、クリスマスの精神いわゆるクリスマススピリッツという言葉が
頻繁に使われるそうです。それは、「Loving, Sharing, Caring」という
3つの言葉で集約できると解釈しています。
これは、クリスマスには親しい人と友好を深め、貧しい人を助け、
私たちのいる平和な状況に感謝することこそがクリスマスの意味という、
理念が背景にあります。

日本のクリスマスは、キリスト教の記念日というより、サンタクロースが
主役の年中行事のひとつです。クリスマスはプレゼントがもらえる特別な
日であり、特別な料理を用意してお祝いをします。
最近は、日本でも、少しずつ、欧米のクリスマススピリッツが、浸透して
きたように思います。それは、やはり、地球環境やあらゆる生命のことに
目を向ける人が増えてきたことに他ならないと思います。
私の周りでも、森を守ろうと植林をしている人、アマゾンへの募金活動を
している人、原発に反対する署名運動をしている人など、いろんな人が
行動を起こしています。そこには「Loving, Sharing, Caring」の
スピリッツを感じます。

普段はいろんな問題を感じながらも、なかなか行動につながらないことが
多い私ですが、クリスマスが近づくと、せめて、この時期だけでも、
誰か(何か)のサンタクロースになりたいと考えます。
サンタクロースからのプレゼントに喜んでいたクリスマスから、自分自身が
誰か(何か)のサンタクロースになることを喜ぶクリスマスへと、どんどん
広がっていけば、もっともっと日本のクリスマスも変わっていくでしょう。

『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳・偕成社)という
本があります。
8歳の少女の「サンタクロースっているんでしょうか?」という質問に、
答えた新聞社「THE SUN」の社説をまとめたものです(1897年のニュー
ヨークでの実話)。
「サンタクロースを見た人はいないかもしれませんが、この世で一番確かな
ことは、信頼や思いやりであり目には見ないものなのです。」
「目には見えなくても、この世に愛や真心あるのと同じように
サンタクロースも確かにいるのですよ。」と答えています。

世界中にサンタクロースがどんどん増えていくことを願っています。

                          (河井晴菜美)

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          ★食材ノオト・・・ながたけいこ
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★食材ノオト★

「海苔養殖の現場へGO!…もっとおいしい海苔を食べるために」

あたりまえの食卓のイベントによく利用させてもらう「mame de cafe」の
元店主、蓬さんが、海苔養殖の産地レポートをくれました。
今回の食材ノオトは海苔養殖の現場へGO!です。

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ある事から佐賀県有明海の海苔生産者に会える機会をもらい
11月28、29日と九州に行ってきました。

海苔は結構よく食べる割にその実態をあまり知りません。
知っていることといえば、市場に出回っている海苔のほとんどが酸処理
されているということ。どうして酸処理しなければならないのか、全く
わかりませんし。海苔のおいしさって何だろうということも考えたことは
ありませんでした。

海苔は11月から3月までが収穫期ということで、1年分の生活費をここで
稼ぐわけです。年中市場に出回っている海苔ですが、実はこの時期に
取れた在庫を回しているだけです。
なかでも最初に収穫される一番海苔は柔らかく、高級海苔として競りに
かけられ、東京等の高級料亭に高値で卸されます。

九州についてすぐにご紹介いただいた西村さんの工場を訪ねました。
工場の外には海苔を収穫してきた車と海に立てるポール、酸処理のための
ボートなどがあり、それらの説明を聞いてから中に入りました。
工場の機械はもう止まっていて、ご家族全員で海苔の選別をしている
ところです。
海苔の収穫は早朝2時3時の真っ暗な中で行われるということで、毎日が
寝る間もないほどの忙しさです。特に行ったときは一番海苔の収穫で、
12月10日には競りがあり来年1年分の生活がここにかかっているわけです
からまさに真剣勝負の時です。作業をするご家族皆さんの真剣な表情は、
とても質問などできる雰囲気ではありません。
それでもとりあえず挨拶だけはして、翌日機械が動いている早朝の時間に
あらためて来ることを許可してもらいました。

翌朝5時頃に再び訪ねましたが、工場の機械はほとんど終了間際でした。
数枚写真を撮らせてもらい、話を聞いた後に有明湾全体の海苔養殖の風景
を撮影に車を走らせました。どこも養殖の網が張られていて海苔の本場だ
ということを改めて実感しました。

酸処理*の方法は、海苔収穫の船に有機酸を入れたボートを繋いで、
ボートの中に海苔の網をくぐらすということです。深夜、海苔を収穫して
昼間酸処理をするというのは、海苔生産者にとってかなりきつい作業です。
酸処理をしない方が香りも味もいいことを誰もが認識しながら酸処理する
理由は、見栄えをよくすることがその大きな目的です。

消費する側が望まず**、生産する側もやりたくないことを、どうして
アタリマエのようにしなくてはならないのか。

生産者はそうしないと売れないと思い込んでいます。
確かに現状で一般市場に色の悪い海苔といい海苔が並んでいた場合に
色のいい方が売れるのは事実でしょう。しかし、それでは酸処理の海苔は
なくならないばかりでなく、海が汚染され、魚も住めなくなってしまいます。

今回、西村さんにお願いして酸処理しない海苔を分けてもらうことができ
ました。更に通常水道水で洗浄するところを還元水を使って甘くて
柔らかい海苔を作ってもらいました。
この海苔が指示されれば、今後も酸処理しないで出してくれるということ
です。また、他の海苔生産者もやりたくない酸処理をしない海苔が売れる
という実績を認めてくれれば、より多くの無酸処理の海苔が市場に出る
ことになるでしょう。
いつか有明湾に酸が流されない日が来ることを期待しています。(蓬)

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◆補足(ながたけいこ)

*なぜ酸処理をするのか
海苔の価格を決めるのは「見た目」が大きく影響します。
「味よりも見た目の方が大事」だというわけです。消費者には海苔の味を
判断するのは難しく、色やつやがいいものを求めるとされてきました。
収入を確保するには黒くてつやがある海苔を安定生産する必要があり、
それには海苔養殖の「酸処理」が欠かせない技術だとされています。

酸処理とは:
処理剤を100倍〜300倍に薄めた液に海苔網を浸し、酸に対する抵抗力の
差を利用して青海苔などの海藻類の付着を防ぎます。
海水に常時つかって紫外線による消毒が期待できない浮き流し漁場では、
「あかぐされ病」予防にも使われます。

水産庁は昭和59年、(1)食品などに使われる有機酸を成分にした処理剤
を適正に使い、(2)中和して下水に流す という条件で酸処理を許可。
全国漁業組合連合会が認定する酸処理剤はクエン酸やリンゴ酸などの
有機酸が主成分であり、水産庁も、有機酸は「水や炭酸ガスに分解され、
環境や人体への影響は極めて少ない」としている。
年間に有明海に投入される酸処理剤の量は、平成11年度販売量で
2901トンでした(農林水産省内委員会調べ)。

**蓬さんのレポート中に「(酸処理は)消費者が望まず」とありますが、
海苔の見た目をよくするために酸処理がされている事、それが海の環境に
害を与えている事等、知らない(知らされない)消費者がほとんどだと
思います。もし、実態を知ったら今までとは違う視点で海苔選びをする
のではないでしょうか?
生産者が必要だと思い込んでいるものが実は消費者には必要なくて、
「生産現場と消費現場を繋ぐ事」でそういう無用の長物がなくなるのでは
ないかとわたしは思っています。
この、生産現場と消費現場のギャップを埋めることが、
自分達の使命なんだと思いつつ、「食材ノオト」をお届けしています。

西村さんの無酸処理の海苔「佐賀の新海苔・とれたまま」は
「mame de cafe」のサイトで販売しています。

◆mame de cafe:
http://www.mamedecafe.com/saganori/


  ■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■□ ながた けいこ □■
  ■オーガニック&ナチュラルフードプランナー。食材研究家。
  ■有機野菜とオーガニック食品の会社で商品企画と営業で全国
  ■約100店舗を担当。その後、自然食品店のアドバイザー、
  ■自然素材のお菓子工房の通販に携わり、現在はフリーで
  ■ワインセミナーやスーパーのコンサルティングをしている。
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◇♪♪♪みんなのイベント案内♪♪♪◇

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     ○奈良裕之コンサート○
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◆日 時/2008年 1/26(土)  開場 6:30PM  開演 7:00PM
◆会 場/あたりまえの贅沢「Mame de Cafe」東京都世田谷区経堂3-3-19
(http://www.mamedecafe.com/) 
◆料 金/大人 3,000円 小中学生 1,500円 ワンドリンク付
★★★ ★★★ ★★★
◆日 時/2008年 1/27(日)
1部 開場 2:00PM  開演 2:30PM 
2部 開場 6:30PM  開演 7:00PM
◆会 場/沙羅舎B1F 「舞遊空間」東京都三鷹市下連雀3-1-24
http://www.mall.mitaka.ne.jp/webmall/img0093sarasya/top.htm
◆料 金/大人 3,000円 小中学生 1,500円 幼児 500円
*1部のみ ファミリー価格 5,000円

★奏者★ 奈良 裕之(なら ゆうじ)
94年より世界の民族楽器による即興演奏を始める。ライフワークとして、
多くの福祉施設・教育施設・病院などで演奏し、人々と深く交流している。
2007年の春公開の龍村仁監督の「地球交響曲〜ガイアシンフォニー第六番」
の中の虚空の音の章に出演。地元釧路湿原での演奏が収録された。
http://www.narayuji.com/

★参加予約は以下の予約フォームからどうぞ
http://www.mamedecafe.com/order20071006-07.html

★問い合わせ★ 河井 晴菜美 hanami@calendrier.jp



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□■編集後記■□
1年無事に配信できたことを読者の皆さんと晴菜美さん、まやさんに感謝。
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー♪(な)
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今年もあとわずかです。苦手で嫌いな大掃除のことを考えると頭が痛い…。
年内最後のメルマガ、読んでくださって、どうもありがとうございます。
又、来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。(晴)
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今年もおいしいご飯、お酒をいただけました。メルマガ原稿もなんとか書
けました。喜。読んでいただいてありがとうございます。感謝。来年もよ
ろしくお願いします。ご意見もいろいろお待ちしています!(絵)
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次回配信予定日:2008年 1月 8日(新月)

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発行:あたりまえの食卓 コマンタレブー編集部 http://www.atarimae.com/
代表:ながたけいこ
日々是ナチュラル:河井晴菜美
美しさはこころよさ:絵本まや
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創刊日:2007-03-25  
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