自転車

疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」

環境、ダイエットに効果抜群。どなたにもオススメの「自転車通勤」ですが、そのノウハウやポリシーを色々な人にお伝えするメルマガです。
と、思ってたのですが、ただ単に私ヒキタからのバカメールが届きます。ご容赦。

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イベントの性格差の(週刊 自転車ツーキニスト804)

2018/11/13



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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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           イベントの性格差の804号

■「サイクルモード」と「Vビジネス!スーパーセミナー」で

 どもどもどもどもヒキタです。金と日の2日間、サイクルモードのメインステージに来ていただいた方、ありがとうございました。さらに月曜日の「Vビジネス! 自転車・まちづくりビジネスを活性化させるスーパーセミナー」に来ていただいた方も、ありがとうございました<(_ _)>。
 双方ともに、「津波からの避難方法として、自転車は極めて有効である」という、例の話をしたんですが、いやー、なるほど、今回は(私ヒキタとして)かなり勉強になった。

■「自転車ショー」という性格

 何かと言いますとね、やはりこういう防災観点の話というのは、どうしてもシカツメらしくなりがちで(内容は面白いと思うんですけどね)、前者サイクルモードのような「ショー」、要するに「お祭り」の場合、そぐわない。観客の気分として「今はその気分じゃないよ」ということだったと思うのです。
 いつもと違って、明らかに反応が鈍い、というか、薄いんですよね。
 おまけに学術論文ベースゆえ、ちょっとカタかったか、の憾みあり。
 あの震災からもう7年ということもあるし、こんなフェスティバル会場にきて、そんな話、聴きたくないよ、というのは、たしかにあると思う。ふむ、たしかに逆の立場だったら、私だってそう思うね。ちょっと反省しますた*:.。.:*゜(@∀@;)゜*:.。.:*。
 来年はもっと楽しく笑える話(?)をいたします<(_ _)>。

■一方「ビジネスセミナー」は

 これに反して、翌日月曜日の「Vビジネス!スーパーセミナー」は、電アシ自転車・e-bike関係者のみ100人程度を集めたセミナーで、もう反応が真逆だったわけだ。
 考えてみれば、これも当然で、会場に集まった方々は、ほぼすべて売る側にいて「電アシ自転車を今後どうアピールするか? どう販路を開拓していくか?」の手がかり知識を得にきてる。必然的に最初から前に身を乗り出さんばかりの姿勢だった。
 電アシ自転車は都市交通にどう生きるのか? 街乗りとスポーツは? 今以上に普及させる方法は? と、まあ、最初から問題意識が高い。

 防災という観点からも、これはもう「電アシは避難に使える?」「そうか、なるほど“極めて有効”か」「ならば行政はどうでる?」「そうか、昨年施行の自転車活用推進法か!」「では、自転車活用推進法に基づく国の方針は?」「地方自治体は?」「電アシ普及率は?」「補助金などは?」……とまあ話の展開にそのまま食いついてきてくれる。
 これはもう私としては、講師冥利に尽きるというもので、いやはや「サイクルモード」で、いささか凹んでいたんで、「こちらの方からありがとうございます」でありました。
「電アシ(に限らず)自転車を津波避難に!」今後も(機会を選んで)アピールしていきます。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『米韓同盟消滅』 鈴置高史著 新潮選書

 正直申し上げて、朝鮮半島情勢を考える際の必読書であります。
 鈴置氏は元日本経済新聞社編集委員、ボーン・上田記念国際記者賞の受賞記者で、ずいぶん前から『日経ビジネスオンライン』に、『早読み 深読み 朝鮮半島』を連載していて、私ヒキタも、毎度毎度、パソコン前で正座して御説拝読しているわけだが、なるほど単行本でも迫力がある。
 前々から本気で「この人の分析通りに、朝鮮半島情勢は(悪い方に)進んでいるなぁ」と、若干恐ろしくも思っていたんだけど、まあ、今の状況がまさにそうだ。
 米国と中国の間をいったりきたりの朴槿恵政権が、いつかは両大国から見放される、国民からも(別の理由で)弾劾される、その次に、もっとタマラン政権になる、そのタマラン政権は、あろうことか北朝鮮につく。日米韓の同盟はないがしろにされ、北の核は「民族の核」の意味を持ち始め、北がささやく「北の核と南の経済力が結びつけば、日本を凌駕する大国になれる」との甘言にたぶらかされる……。
 前半はみんなその通りになったし、後半はこれからそうなっていく可能性大だ。

 本書は「米韓同盟」がタイトルになっているけれど、主に描かれるのは『現状の韓国の身勝手ぶりと、それに困惑する米国』である。
 主役はあくまで韓国。
 だから、米国を日本に置き換えてもけっこう話は通じたりする。韓国はなぜコウモリ外交を続け、告げ口を繰り返し、約束を反故にし、恩を仇にして返すのか…。
 これ、我々はともすれば「日本だけにそういう反応をするからなぁ、あんなに謝ってもカネ払っても足りない、これこそ“恨”なのかなぁ(;_;)」なんて思いがちだが(戦後教育ってのはそういうものだったから)、じつはかなり違う。この国は、他国(中国以外)に対しての態度もそうなのだ。本書の中でも、対米で「恩に仇」を繰り返してきたことが、じっくりと述べられていく。
 普通に言えば、韓国にとってのアメリカは(日本と違って)恨みなんてないはずなのに、と思う。まずは太平洋戦争で「日本から解放」してくれたし、朝鮮戦争では北の侵略から助けてくれたし(しかも米兵合計4万人以上(米国防総省による)を犠牲にして)、血盟の米韓関係だったはずなのに、それなのになぜ?
 鈴置氏が韓国のとある保守系新聞の編集幹部に、その「なぜ」を問う。
 その返事はこうだ。

「世話になったからこそ、韓国人は反米になるのだ。全力で戦った日本に対し、米国人は敬意を払う。少なくとも下に見はしない。だから日本と米国は対等の関係にある。だが米国人は『いつも助けてやっている韓国』をまともな国として扱わない。この悔しさは日本人には分かるまい」(同書Kindle版376)

 同書は、韓国は今「国家としての思春期」にあると断じる。
 かつてはチャイナ、途中で日本、ちょっと前まで米国と、国の歴史ほぼすべての期間を他国に統治されてきた、あるいは半人前扱いされてきた、という思い。それが今、豊かになり、国力が上がり、おれはもう一人前だ、こんなにスゴいんだ、こんなにスゴいおれをなぜ分かってくれないんだ、と、アピールしたい、そこにとらわれているのが今だというのである。
 いわば、国として「中二病」を患っている。
 ものすごく納得である。
 その病が治るか否か。治って普通の先進国になれるかどうか。
 私は世界のためにも、東アジアのためにも、日本のためにも、もちろん韓国のためにも、なるべく早くの完治を願っている。
 ただ「なるべく早く」つっても、一方で、10世紀、20世紀のスパンであるような気もするんだが(;_;)。
 ……いや、冗談ですよ。前大統領が「1000年経っても…」とか言うから、こう書くだけで。ほんとは1世紀、2世紀のスパン。いや、もしもそれ以下であったら大歓迎。

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【ヒキタ最新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
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「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
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【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
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創刊日:2000-09-15  
最終発行日:  
発行周期:週に1回以上刊  
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